JPS6028128A - 真空ヒユ−ズ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は溶断検出部を備えた真空ヒユーズに関するも
のである。

従来技術 近年、電力需要の増加に伴い配電線路の大容量化が進め
られており、それらを保護する機器に対しても一層の高
度性能が要求されつつある。

現在、高圧回路及び機器を特に短絡電流から保護するた
めのヒユーズとしては限流ヒユーズが広く知られている
が大容量化に対する高信頼性を得るにはヒユーズ自体の
大型化が余義なくされている。

そこで、高絶縁回復特性の真空しゃ断を利用した真空ヒ
ユーズが提案されているが、真空ヒユーズの構造上その
ヒユーズしゃ断時の動作を機械的に検出する検出装置を
真空ヒユーズの碍管内に内装する場合には構造が大型化
し構造が複雑となるばかりか、組立作業も面倒となり又
容器内の真空度保持等の性能的な面も考慮する必要があ
った。

そのため従来は検出装置を真空ヒユーズと別体に配置し
ていた。

そのため真空ヒユーズがしゃ断された際にはその真空ヒ
ユーズと検出装置とを同時に取替えなければならず、検
出装置の取替え忘れといったことも起り易く取替え作業
が面倒になる問題があった。

発明の目的 この発明の目的は前記問題点を解消するためになされた
ものであって、既存のこの種の真空ヒユーズにｆいてそ
の形状を変えることなく真空容器内に挿入される導体棒
に対し光導通手段を設けるという簡単な構造により溶断
検出部を一体化した新規な真空ヒユーズを提供すること
にある。

発明の構成 この発明は真空容器内に対向配置した一対の電極間にヒ
ユーズエレメントを接続した真空ヒユーズにおいて、内
端に前記電極を支持し、かつ前記各器外部へ外端が突出
する導体棒には、前記ヒユーズエレメント溶断発弧時の
光を同導体棒の外端部にて受光し得るように光導通手段
を設けたものである。

実施例 以下、この発明の一実施例を第１図及び第２図に従って
説明すると、セラミンク等により円筒状に形成された真
空ヒユーズの碍管１の両端部には、コパー等の金属板か
らなる蓋板２がろう付は等によりそれぞれ取着されて容
器が形成され、同容器の内部空間３が真空状態に保持さ
れている。ＩｆＪ記両蓋板２の中央部には一対の導体棒
４，５がそれぞれ貫通支承され、両導体棒４，５の対向
する内端部には互いに対向する円板状の電極６Ａ、６Ｂ
が設けられている。両電極６Ａ、６．Ｂ間には筒状のヒ
ユーズエレメント７が張設され、両導体棒４゜５間に過
電流が流されたとき、このヒユーズエレメント７が溶断
するようになっている。

前記電極６Ａ、６Ｂ及びヒユーズエレメント７を包囲す
るように碍管１内にはその内周面から若干離間した状態
で円筒状の７−ルド筒８が配設さし、ヒユーズエレメン
ト７のしゃ断時に発生する金属蒸気がこのシールド筒８
の内周面に付着するようになっている。

心に沿って透設されており、その光路孔５ａの外端は導
体棒５の外端面中央に、内端はヒユーズエレメントγ内
に対応するように導体棒５の内端面中央にそれぞれ開口
されている。導体棒５の外端面には光路孔５ａの開口を
塞いで真空容器内の真空度を確保するように気密状にろ
う付された例えばガラス等よりなる透光部材９が固着さ
れている。

さてこの真空ヒユーズにおいて電気回路に事故が発生し
、ヒユーズエレメントに過電流が流れると、ヒユーズエ
レメント７が溶断して両％を極６Ａ。

６Ｂ間にアークを発生する。この発生したアーク１−１
電流零点寸で持続してしゃ断される。なお、電極６Ａ、
６Ｂ間に発生するアークによって生じる金属蒸気はシー
ルド筒８に吸着されて冷却される。

そして、電極６Ａ、６４３間に発生したアークの光は光
路孔５ａ及び透光部材９を介して導体棒５の外端に導出
され、既存の真空ヒユーズ形状を何等変更することなく
ヒユーズの溶断を検出でき、しかも、透光部ｔＪ　’９
に相対するように導体棒５の外端外方に感光フィルム等
の感光部材により直接検出するか、フォトトランジスタ
等の受光素子１０を離間配置して受光素子１０と透光部
材９を覆うように導体棒５の外端に外部の光を遮蔽する
カバー１１を取着すれば受光素子１０は光を検知すると
検知回路（図示しない）により検知信号を出力して溶断
表示機構を動作きせることができる。

次に第３図に従って別の実施例を説明すると、この実施
例では光導通手段として光ファイバー１２を光路孔５＋
１に挿通したところが前記実施例と異なっている。この
実施例の作用効果は前記実施例と同様である。

このようにこの真空ヒユーズは電路を確実にしゃ断する
ことができるとともに真空容器内において溶断発弧時に
発生する光を直接検出してヒユーズエレメント１の溶断
状態を正確に表示することができる。

発明の効果 以上詳述したようにこの発明は真空容器内に対向配置し
た一対の電極間にヒユーズニレメントラ接続した真空ヒ
ユーズにおいて、内端に前記電極を支持し、かつ前記容
器外部へ外端が突出する導体棒には、前記ヒユーズエレ
メント溶断発弧時の光を同導体棒の外端部にて受光し得
るように光導通手段を設けたことにより、既存の真空ヒ
ユーズの形状を変えることなく真空容器内において溶断
発弧時に発生ずる光を直接検出して溶断表示に利用する
ことができるため確実な表示を得ることができる優れた
効果を奏し産業利用上優れた発明である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す真空ヒユーズの縦断
面図、第２図は同じく電極を縦断した断面図、第３図は
他の実施例り縦断面図である。 １・・・碍管、２・・・蓋板、３・・・内部空間、４・
・・導体棒、５・・・導体棒、５ａ・・・光路孔、６Ａ
、６Ｂ・・・を極、７・・・ヒューズエレメ／１・、９
・・・透光部材、１０・・・受光素子、１１・・・カバ
ー。 特許出願人　株式会社高松電気製作所 代　理　人　弁理士　恩　１）博　宣

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ｌ　真空容器内に対向配置した一対の電極間にヒユーズ
   エレメントを接続した真空ヒユーズにおいて、内端に前
   記電極を支持し、かつ前記容器外部へ外端が突出する導
   体棒には、前記ヒユーズエレメント溶断発弧時の光を同
   導体棒の外端部にて受光し得るように光導通手段を設け
   たことを特徴とする真空ヒユーズ。 ２　光導通手段は導体棒の軸心方向に沿って設け、外端
   部を透光部材で気密状に閉塞した貫通孔である特許請求
   の範囲第１項記載の真空ヒユーズ。 ３　光導通手段は導体棒の軸心方向に沿って挿通した光
   ファイバーである特許請求の範囲第１項記載の真空ヒユ
   ーズ。