JPS6028105Y2 - ガス絶縁負荷時タツプ切換変圧器 - Google Patents
ガス絶縁負荷時タツプ切換変圧器Info
- Publication number
- JPS6028105Y2 JPS6028105Y2 JP438480U JP438480U JPS6028105Y2 JP S6028105 Y2 JPS6028105 Y2 JP S6028105Y2 JP 438480 U JP438480 U JP 438480U JP 438480 U JP438480 U JP 438480U JP S6028105 Y2 JPS6028105 Y2 JP S6028105Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- transformer
- ltc
- container
- insulating gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本案は絶縁冷却媒体としてＳＦ６等の絶縁ガス体を用い
たガス絶縁具荷時タップ切換変圧器（以下ＬＲＴと略称
する）に関するものである。
たガス絶縁具荷時タップ切換変圧器（以下ＬＲＴと略称
する）に関するものである。
ガス体により絶縁された電極間の耐電圧値は、電極表面
および電極間に介在する異物に敏感であり、油入変圧器
では問題にならないような異物の存在によって著しく耐
電圧値が低下することがある。
および電極間に介在する異物に敏感であり、油入変圧器
では問題にならないような異物の存在によって著しく耐
電圧値が低下することがある。
そのためガス絶縁機器の製作にあたっては防塵幻策を特
に入念におこなわなければならない。
に入念におこなわなければならない。
ガス絶縁ＬＲＴにおいては、負荷時タップ切換器（以下
ＬＴＣと略称する）の負荷電流を遮断する接点には真空
スイッチが使用されるのが一般的である。
ＬＴＣと略称する）の負荷電流を遮断する接点には真空
スイッチが使用されるのが一般的である。
真空スイッチの接点は密封された真空容器中に収納され
ているため、電流遮断時に発生するアークおよび溶融接
点材料が真空容器内に封入せられて、周囲の絶縁ガス体
および構造物に影響をおよぼすことがない。
ているため、電流遮断時に発生するアークおよび溶融接
点材料が真空容器内に封入せられて、周囲の絶縁ガス体
および構造物に影響をおよぼすことがない。
一方、ＬＴＣのタップ選択器部分にある切換接点は電流
をしゃ断しないためアークを発生せず、また接点材料が
溶融飛散することもないのでガス体中で切換えられる。
をしゃ断しないためアークを発生せず、また接点材料が
溶融飛散することもないのでガス体中で切換えられる。
しかしながら、この切換接点は、通常銅製のフィンガ形
のスライドコンタクトになっており、第１図ａおよびｂ
に示されるように、一方の接点１を他方の２個の接点２
が指先でつまんだような形で通電回路が形成され、タッ
プを切換えるときは第２図に示されるように接点２が接
点１と接触摺動しながら移動して次の接点１′と新たな
通電回路を形成する。
のスライドコンタクトになっており、第１図ａおよびｂ
に示されるように、一方の接点１を他方の２個の接点２
が指先でつまんだような形で通電回路が形成され、タッ
プを切換えるときは第２図に示されるように接点２が接
点１と接触摺動しながら移動して次の接点１′と新たな
通電回路を形成する。
このように接点が摺動するため、このとき接点が機械的
に摩耗され微細な金属粉が発生する。
に摩耗され微細な金属粉が発生する。
この金属粉が変圧器本体またはＬＴＣの構成要素表面に
付着されたまま放置されていると、やがては電極間耐電
圧値を低下せしめ絶縁を脅かすことになる。
付着されたまま放置されていると、やがては電極間耐電
圧値を低下せしめ絶縁を脅かすことになる。
本案は上述の欠点を除去するためになされたもので、接
点からの金属粉およびＬＴＣの軸受などにおいておこな
われる摺動作用によって生ずる他の異物をタンク外へ取
出し、極間の耐電圧値の低下を防止することのできるガ
ス絶縁具荷時タップ切換変圧器を提供することを目的と
する。
点からの金属粉およびＬＴＣの軸受などにおいておこな
われる摺動作用によって生ずる他の異物をタンク外へ取
出し、極間の耐電圧値の低下を防止することのできるガ
ス絶縁具荷時タップ切換変圧器を提供することを目的と
する。
以下本案によるガス絶縁ＬＲＴの一実施例を図面を参照
して説明する。
して説明する。
第３図において３はタンクであり、内部に変圧器本体４
、ＬＴＣ５及び常時正圧で封入されるＳＦ６ガスのよう
な絶縁ガス体などを収納する。
、ＬＴＣ５及び常時正圧で封入されるＳＦ６ガスのよう
な絶縁ガス体などを収納する。
変圧器本体４は鉄心、巻線などからなっており、巻線に
はＬＴＣ５に接続されるタップコイルが設けられている
。
はＬＴＣ５に接続されるタップコイルが設けられている
。
ＬＴＣ５は駆動歯車機構部分６、しゃ断部分７およびタ
ップ選択器部分８の３つの主要部分からなっており、し
ゃ断部分７には負荷電流しゃ断接点があり、タップ選択
器部分８にはタップ切換接点がある。
ップ選択器部分８の３つの主要部分からなっており、し
ゃ断部分７には負荷電流しゃ断接点があり、タップ選択
器部分８にはタップ切換接点がある。
巻線のタップコイルとＬＴＣ６のタップ選択器部分８と
の間は接続リード９により電気的に接続されている。
の間は接続リード９により電気的に接続されている。
そしてＬＴＣ３近傍の絶縁ガス体と他の部分（変圧器本
体）の絶縁ガス体とを区分する絶縁物製の仕切り板１０
を設ける。
体）の絶縁ガス体とを区分する絶縁物製の仕切り板１０
を設ける。
この仕切り板１０は本実施例では円筒状であり、上部は
タンクカバーに、下部は逆円錐形の底板１１によって密
閉され、内部に絶縁ガス体中にあるＬＴＣ５の摺動機構
部分を収納する容器を形成している。
タンクカバーに、下部は逆円錐形の底板１１によって密
閉され、内部に絶縁ガス体中にあるＬＴＣ５の摺動機構
部分を収納する容器を形成している。
この仕切り板１０内は逆円錐形底板１１の最下部でパイ
プを通しタンク３の外部に設けたバルブ１３を介してタ
ンク３外と連通している。
プを通しタンク３の外部に設けたバルブ１３を介してタ
ンク３外と連通している。
タップコイルとＬＴＣ５のタップ選択器部分８を接続す
るリード９は仕切り板１０に設けられた接続穴を通して
設けられている。
るリード９は仕切り板１０に設けられた接続穴を通して
設けられている。
第４図ａ及びｂはこの部分の構造の一例を示したもので
ある。
ある。
ＬＴＣのタップ選択器部分の固定接点１４は絶縁物製の
支柱１５に固定されている。
支柱１５に固定されている。
この固定接点１４の一端部分１４ａはフィンガ形スライ
ドコンタクトを形成する部分であり、他端部分１４ｂは
タップコイルからのり−ド９と接続用穴１０ａを通して
持続されている。
ドコンタクトを形成する部分であり、他端部分１４ｂは
タップコイルからのり−ド９と接続用穴１０ａを通して
持続されている。
この穴１０ａはリード貫通用の穴であると共に、第３図
に示したバルブ１３を開いてＬＴＣ収納容器内のガス体
を放気したときにＬＴＣ収納容器外部分にあった絶縁ガ
ス体がＬＴＣ収納容器内に流入する通路になっている。
に示したバルブ１３を開いてＬＴＣ収納容器内のガス体
を放気したときにＬＴＣ収納容器外部分にあった絶縁ガ
ス体がＬＴＣ収納容器内に流入する通路になっている。
従ってＬＴＣ５の動作時に各部の摺動により発生される
異物の分散は仕切り板１０により形成されたＬＴＣ収納
容器内に限定され、変圧器本体４への飛散がなくなり変
圧器本体４の絶縁性能が製作当初と同じ状態に保持され
る。
異物の分散は仕切り板１０により形成されたＬＴＣ収納
容器内に限定され、変圧器本体４への飛散がなくなり変
圧器本体４の絶縁性能が製作当初と同じ状態に保持され
る。
また、ＬＴＣ収納容器内の絶縁ガス体をバルブ１３を開
いて大気中へ放気すれば、ＬＴＣ収納容器内の圧力が減
少するためこの容器の外側にあるタンク３内の絶縁ガス
体がＬＴＣ収納容器内へ流入する。
いて大気中へ放気すれば、ＬＴＣ収納容器内の圧力が減
少するためこの容器の外側にあるタンク３内の絶縁ガス
体がＬＴＣ収納容器内へ流入する。
このとき、このガス流によりＬＴＣの電極表面あるいは
電極間絶縁物の表面についていた異物は吹き落とされ、
更に落下した異物はＬＴＣ収納容器の底部にある放気孔
からパイプを介し絶縁ガス体と共にタンク３外へ放出さ
れるので、極間の耐電圧値が異物により異常に低下する
のを防止することができる。
電極間絶縁物の表面についていた異物は吹き落とされ、
更に落下した異物はＬＴＣ収納容器の底部にある放気孔
からパイプを介し絶縁ガス体と共にタンク３外へ放出さ
れるので、極間の耐電圧値が異物により異常に低下する
のを防止することができる。
なお、ＬＴＣ収納容器は、例えばタンク内を平板状の仕
切り板で仕切るようなタンクの一部を利用した構成や、
変圧器タンクとは別個に設けてダクトを介して連結した
構成を採用することができる。
切り板で仕切るようなタンクの一部を利用した構成や、
変圧器タンクとは別個に設けてダクトを介して連結した
構成を採用することができる。
また、絶縁ガス体を変圧器タンクからＬＴＣ収納容器内
に流入させる穴は、リード接続用の穴を兼用せずに別個
設けてもよい。
に流入させる穴は、リード接続用の穴を兼用せずに別個
設けてもよい。
第１図ａ及びｂはタップ選択器のフィンガ一続スライド
コンタクトを示す側面図及び正面図、第２図はフィンガ
一続スライドコンタクトの動作状態を示す正面図、第３
図は本案によるガス絶縁負荷時タップ切換変圧器の一実
施例を示す断面図、第４図ａ及びｂは第３図の要部を拡
大して示した平面図及び正面図である。 ３・・・・・・タンク、４・・・・・・変圧器本体、５
・・・・・・負荷時タップ切換器、８・・・・・・タッ
プ選択器、９・・・・・・接続リード、１０・・・・・
・仕切り板、１０ａ・・・・・・穴。
コンタクトを示す側面図及び正面図、第２図はフィンガ
一続スライドコンタクトの動作状態を示す正面図、第３
図は本案によるガス絶縁負荷時タップ切換変圧器の一実
施例を示す断面図、第４図ａ及びｂは第３図の要部を拡
大して示した平面図及び正面図である。 ３・・・・・・タンク、４・・・・・・変圧器本体、５
・・・・・・負荷時タップ切換器、８・・・・・・タッ
プ選択器、９・・・・・・接続リード、１０・・・・・
・仕切り板、１０ａ・・・・・・穴。
Claims (1)
- タンク内に絶縁ガス体と共に収納された変圧器本体及び
この変圧器本体の巻線とリードを介して接続される負荷
時タップ切換器を有するものにおいて、前記負荷時タッ
プ切換器を絶縁ガス体と共に収納する容器を設け、この
容器に、前記リードを貫通すると共に内部の絶縁ガス体
を放出した際に容器外から容器内に絶縁ガス体が流入で
きるように上記リードの外径寸法より大なる径を有する
穴を設けたことを特徴とするガス絶縁具荷時タップ切換
変圧器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP438480U JPS6028105Y2 (ja) | 1980-01-18 | 1980-01-18 | ガス絶縁負荷時タツプ切換変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP438480U JPS6028105Y2 (ja) | 1980-01-18 | 1980-01-18 | ガス絶縁負荷時タツプ切換変圧器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56106432U JPS56106432U (ja) | 1981-08-19 |
| JPS6028105Y2 true JPS6028105Y2 (ja) | 1985-08-26 |
Family
ID=29601066
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP438480U Expired JPS6028105Y2 (ja) | 1980-01-18 | 1980-01-18 | ガス絶縁負荷時タツプ切換変圧器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6028105Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-01-18 JP JP438480U patent/JPS6028105Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56106432U (ja) | 1981-08-19 |
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