JPS60280Y2 - タイプライタのプラテン被覆シ−ト付プラテン - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、タイプライタのプラテン被覆シート付プラテ
ンに関するものである。

従来技術 一般に、タイプライタのプラテンの保護と印字仕上がり
を良好にするのに用いるプラテン被覆シートは硬質合成
樹脂よりなり、その上部−辺に上部スケールのスケール
足を挿入するための切欠が複数設けられている。

そして、プラテンシートをプラテンに取付けるには、プ
ラテンに設けた上部スケールをプラテンより浮かし、こ
の上部スケールのスケール足にプラテンシートの切欠を
挿入した後、上部スケールをプラテンに押付けることに
よってこれを行っている。

しかし、従来のプラテンシートでは、この切欠が単に四
角形に形成されているだけであるので、プラテンに設け
た上部スケールのスケール足にプラテンシートの切欠を
挿入しただけではプラテンに対してプラテンシートが移
動腰プラテン表面との間に間隙ができ、プラテンに正し
くプラテンシートを取付けることができず、また、上部
スケールのスケール足にプラテンシートを確実に保持し
ておくことができないので、その取付けに当っては手で
しつかりと上部スケールのスケール足にプラテンシート
の切欠を挿入したまま押えておく必要があり作業が面倒
であった。

そして、表面にビニール樹脂薄膜その他の軟質熱可塑性
合成樹脂薄膜を一体に層着した薄紙を筒状主体に捲着し
てなるタイプライタ−用プラテンが実公昭３４−２９１
ｉ公報として知られているが、このものはプラテンであ
る筒状主体にプラテン被覆シートである軟質熱可塑性合
成樹脂薄膜が設けられているが、軟質熱可塑性合成樹脂
薄膜の表面が損傷した場合には薄紙を筒状主体から剥ぎ
取り、これを新しにものと交換するため、プラテンに対
する合成樹脂薄膜の位置決めが行いにくく、しかも取付
けが困難て手数を要した。

また、複写帳簿用紙と同形なる敷板の一縁に２個以上同
方向に６字形のつづり溝を設け、このつづり溝を帳簿表
皮に取り付け、あるつづり現金にあて、６字形につづり
込み溝の方向に押し滑らし挿入つづり込み、この逆作用
によって敷板はつづり理念より容易に離脱なし得る敷板
付ルーズリーフ式複写帳簿が昭和３年実用新案出願公告
第９３２７号公報として知られているが、このものは−
辺に取付は用切欠と、前記取付は用切欠の側部に挿入用
凹部を有する６字形のつづり込み溝を形成した薄板てあ
り、ルーズリーフの下敷として使用するために持ち運び
の際落下防止のためにつつり込み荷が設けられたものて
あってタイプライタのプラテンの被覆シートではない。

さらに、シートにむける紙抑え杆が圧接される部分に柱
部を突出形成した柱部付タイプ用プラテンシートが実公
昭４４−４４０７号公報として知られているが、このも
のはプラテンにプラテンシートを設けるものであるが、
前記プラテンシートの表面か損傷して交換する際に位置
決めが行いにくく、しかも取付けも困難であり、紙抑え
杆はプラテンシー１へを形成するものてなく紙を柱部と
によって挾持するために使用されるものである。

考案の目的 本考案は、前記の欠点をｆＪ［除し、プラテンへのプラ
テンシートの取付けを確実かつ正確に行うと共に、その
取付は操作か容易て、取付は後みだりに一ノラテンシー
トかプラテンから外れないようにした夕２ｆブライタの
ブラデン被覆ンート付プラテンを提１共することを目的
とするものである。

考案の構成 本考案のプラテン被覆シー１〜付プラテンは、複数スケ
ール足を有してプラテンにｔ”Ｊ自在なスケールを（蒲
えたプラテンにわいて、プラテン被覆シトの一辺に形成
した複数の取付は用切欠の終端側部に同方向のスケール
足挿入用凹部に前記スケル足を挿〕＼して前記プラテン
被覆シートを前記プラテンに建設置−たことを特徴とす
る構成を有するものである。

実施例 以下、本考案の実施例を、図面１照して詳細に説明する
。

第１図に↓５いて、１はプラテン被覆シー［−てあり、
その上方−辺に複数の四角形の取付は用切欠２か形成さ
れており、各前記取付は用切欠２の終端には同じ側部の
直角方向にスケール足挿入用凹部３にをぞれぞれ有して
いる。

第２図において、４はプラテン被覆シート１を巻設する
プラテンであり、前記プラテン被覆シー１−１の取付は
用切欠２に相当する間隔で複数のスケール足６を一体に
有する上部スケール５がプラテン４に対して接離自在に
設けられ、前記プラテン被覆シート１のスケール足挿入
用凹部３にスケール足６を挿入係止し、上部スケール５
をプラテン４側に押圧することにより、前記プラテン被
覆シート１が上部スケール５とプラテン４とにより挾持
される。

このプラテン被覆シート１をタイプライタのプラテン４
に取付けるには、ますプラテン４に設けた上部スケール
５をプラテン１より浮かし、この上部スケール５のスケ
ール足６をプラテン被覆シート１の上方−辺に形成した
複数の取付は用切欠２にそれぞれ挿入し、その底辺に衝
合させる。

次いて、プラテン被覆シート１をプラテン４に対してプ
ラテン４の軸方向に移動すると、上部スケール足６はプ
ラテン被覆シート１の切欠２の側部に設けたスケール足
挿入用凹部３に嵌合され、続いて前記プラテン４に上部
スケール５を押圧するとプラテン被覆シー１−１の上辺
部はプラテン４と上部スケール５との間に挾持固定され
、次いでプラテン被覆シート１をプラテン４に巻付けて
その自由端を接着剤や接着テープ等によってプラテン被
覆シート１の上辺部に接着する。

考案の効果 以上に述べたように、本考案のタイプライタのプラテン
被覆シー１〜付ブラデンは、−辺にスケール足に挿通す
る取付は用切欠と、前記取付は用切欠の終端側部の同方
向にスケ−ル足挿入用凹部を形成上たプラテン被覆シー
トをプラテンに巻設したことにより、プラテン被覆シー
トをプラテンに取付けるに際腰上部スケールのスケール
足を取付は用切欠からスケール足挿入用凹部に挿入する
ことにより、プラテン被覆シートをプラテンに対して正
しく位置決めてきると共に上部スケールのスケール足を
スケール足挿入用凹部に挿入した後は、手を放してもプ
ラテン被覆シートがプラテンに取付いた状態となってい
るのて、いつまてもプラテン被覆シートを手て押えてお
く必要がなく、取付は作業が容易になり、プラテン被覆
シートのプラテンへの取付は後も、上部スケールスケー
ル足が切欠側部のスケール足挿入用凹部に挿入している
ため、プラテン被覆シートが簡単にプラテンから外れて
しまうようなことがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案の実施例におけるプラテンの被覆シー
トの平面図、第２図は、同上の要部の断面図である。 １・・・プラテン被覆シート、２・・・取付は用切欠、
３・・・スケール足挿入用凹部、４・・・プラテン、５
・・・上部スケール、６・・・スケール足。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 複数のスケール足を有してプラテンに接離自在なスケー
   ルを備えたプラテンにおいて、プラテン被覆シートの一
   辺に形成した複数の取付は用切欠の終端側部の同方向の
   スケール足挿入用凹部に前記スケール足を挿入して、前
   記プラテン被覆シートを前記プラテンに巻設したことを
   特徴とするタイプライタのプラテン被覆シート付プラテ
   ン。