JPS6027892B2

JPS6027892B2 - 液体燃料噴霧バ−ナ−

Info

Publication number: JPS6027892B2
Application number: JP13192080A
Authority: JP
Inventors: 伸樹永井; 誠也堀野; 正秀西垣
Original assignee: Takuma Research and Development Co Ltd
Current assignee: Takuma Research and Development Co Ltd
Priority date: 1980-09-22
Filing date: 1980-09-22
Publication date: 1985-07-02
Also published as: JPS5755310A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、液体燃料を蒸気、空気等の噂霧気体により微
粒化して燃焼せしめる液体燃料噴霧バーナーに関するも
のである。

従来この種の液体燃料贋霧バーナーにおいては、第１図
および第２図に示す如く、液体燃料は燃料流路ＩＡから
燃料運通孔２Ａ，３Ａを経て混合室４Ａに入る。

一方、贋霧気体（一般に蒸気又は空気が使われるが、以
下説明の便宜上蒸気とする。）は、蒸気流路５Ａから蒸
気運通孔６Ａを経て混合室４Ａに入り、ここで前記液体
燃料を紐粒化し、燃料噴出孔８Ａで更に微粒化して贋出
す‐る。かかるバーナーにおいては、噴霧パターンが固
定しているので、燃料量等のの使用条件の変化に合わせ
て頃霧パターンを変えたい場合には、燃料噴出孔８Ａを
穿設したノズルキャップを取り替えねばならないという
不便があった。更に、燃料量の増減に合わせて蒸気量を
加減したい場合には、第５図に示す如く、コントロール
操作シリンダー３０Ａよりリンク機構３１Ａ、燃料油調
節用ローラおよびガイド３２Ａを介して制御される燃料
油調節弁３３Ａから供給させる液体燃料の増減に応じて
変化する燃料圧力を、燃料油圧検出口４０より検出して
、蒸気管３６Ａに設けた蒸気調節弁４１のダイヤフラム
に導き、蒸気圧力を燃料油圧十一定圧力となるよよう制
御して蒸気量を加減しなければならないという不便があ
った。本発明は、従来のバーナーのかかる欠点を改良す
る目的でなされたものであって、本発明のバーナーは、
先端にノズルフレアーを有する燃料供給管をバーナー内
部に設けて前後に摺動せしめることにより、噴霧パター
ンと同時に蒸気量を制御し、また、従釆のバーナーより
も一層細かく液体燃料を細粒化するものである。次に、
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第３図は本発明のバーナーの正面図、第４図は第３図の
Ｃ−Ｃ線縦断面図である。

ノズルキャップ１０は先端内周にラッパ状関口面１０ａ
を有する管状体で、池端はバーナー外管１７に螺合して
いる。

蒸気制御リング１１は、内面に断面が山型の環状溝１１
ａを有する円環で、ノズルキャップ１０の内部に鉄装さ
れ、多孔板１６との間に介装したスプリング１２により
関口面１０ａの裏側に押圧固定されている。燃料供給外
管１３は先端外周に裁円錐状突起１３ａを有する円管で
、ノズルキャップ１０の内部に同Ｄに配設され、後端は
燃料供給内管１４に螺合されている。

その外周面はノズルキャップ１０の内周面との間に蒸気
流路３を形成し、また、突起１３ａは蒸気制御リング１
１の環状溝１１ａに対向して蒸気制御部４を形成してい
る。燃料供給内管１４は燃料供給外管１３の内部にその
先端部分を同け３軍入した円管で、該先端部分の外周面
は燃料供給外管１３の内周面との間にリング状燃料流出
孔７を形成し、燃料連通孔６を介して後方の燃料流路５
に蓮通せしめる。

後端はバーナー内管１８に蝿合している。ノズルフレア
ー１５は茸状のフランジを有し、燃料供給内管１４の先
端面中心にねじ１５ｂをもって面設されている。そのフ
ランジ部裏面１５ａはノズルキャップ１０の閉口面１０
ａと対向して燃料噴出孔８を形成している。多孔板１６
は円周上に複数個の蒸気連通孔２を穿設した円環で、外
周縁はノズルキャップ１０とバーナー外管１７との間に
挟特固定されている。

その中央孔を燃料供給外管１３が前進、後退自在に貫通
している。バーナー外管１７は、その内周面とバーナー
内管１８の外周面との間に蒸気流路１を形成する円管で
外周面に該流路１に蓮適する管座１７ａが固着されてお
り、後端部には袋ナット１９が螺合されている。

バーナー内管１８は内部が燃料流路５を形成する円管で
、後端部は袋ナット１９および摺動ナット２２を貫通し
て外部に突出している。前記蒸気流路１の後端部には蒸
気の漏洩防止のためパッキン２０が鉄装され、袋ナット
１９により固定されている。固定枠２１は袋ナット１９
に固着され、袋ナット１９の後方に摺動ナット２２を回
動自在に保持している。

摺動用ナット２２は中央に雌ねじ２２ａが刻設され、外
周面にはしバー２２ｂが固着されている。レバー２２ｂ
の遊端部は第６図のりンク機構３４に連結されている。
ねじ擢動部２３はれじ２３ｂによりバーナー内管１８の
後端部に固定されており、外周に刻設した雄ねじ２３ａ
が摺動用ナット２２の雌ねじ２２ａに螺合していいる。
前記の燃料供給外管１３、燃料供給内管１４、バーナー
内管１８、ノズルフレアー１５およびねじ沼動部２３は
、摺動用ナット２２の回動により一体となって前進、後
退せしめるために、回動することのないよう適当な手断
（図示せず）により規制されている。

第６図ないし第８図は燃料供給管の摺動機横とバーナー
外部配管を示している。

コントロール操作シリンダー３０の一方のレバー３０ａ
は、リング機構３１、燃料油調節用ローラおよびガイド
３２を介して燃料油調節弁３３のハンドルに連結され、
他方のレバー３０ｂはリング機構３４および中間伝達軸
３５を介して摺動用ナット２２のレバー２２ｂに連結さ
れている。

燃料管は燃料油調節弁３３および燃料管３７を経由して
バーナー内管１８に接続する。この際、燃料管３７の途
中に可操管３７ａを介在せしめる等して、バーナー内管
１８を摺敷自在ならしめる。蒸気管３６はバーナー外管
１７の管座１７ａに接続し、蒸気流路１と蓮通せしめる
。上記のように構成された本発明のバーナーにおいては
、液体燃料は燃料油調節弁３３、燃料管３７を経油して
バーナー内管１８に入り、燃料流路５、燃料運通孔６を
経由してリング状燃料流出孔７よりノズルフレアー１５
の裏面１５ａに向って薄膜リング状に吐出される。

一方、蒸気は蒸気管３６、管座１７ａを経由してバーナ
ー外管１７に入り、蒸気流路１、蒸気連通孔２、蒸気流
路３を経由して蒸気制御部４に到り、流量制御されて、
前記薄膜リング状の燃料をカットしながら微粒化し、燃
料噴出孔８より炉内に贋霧される。燃料量の制御は、第
６図において、コントロール操作シリンダー３０のレバ
ー３０ａを回動するとによりリング機構３１、燃料調節
用ローラおよびガイド３２を介して燃料油調節弁３３の
ハンドルを制御して行う。

この場合、他方のレバー３０ｂは別のりンク機構３４、
中間伝達軸３５を介してレバー２２ｂにより摺動ナット
２２を所定角回動せしめる。この回動は応じてバーナー
内管１８は所定量だけ前進又は後退する。噴霧パターン
の制御は前記バーナー内管１８の前進、後退により行わ
れる。

第９図において、実線は燃料量を減少した場合を示し、
バーナー内管１８は後退してノズルフレアー１５はノズ
ルキャップ１０‘こ接近している。その結果、頃霧量は
ノズルフレアー１５の裏面１５ａの傾斜角Ｗよりもノズ
ルキャップ１０の閉口面１０ａの傾斜角ｗの影響をより
強く受ける。関口面１０ａの大径を○、裏面１５ａの大
径をｄとして、Ｗ＞ｗ、Ｄ＞ｄの形状にしておくと、頃
霧パターンは図示のｆｆのように挟角パターンとなる。
一方、一点鎖線は燃料料を増加した場合を示し、バーナ
ー内管１８は前進してノズルフレアー１５はノズルキャ
ップ１０より遠ざかっている。その結果、噂霧量はノズ
ルキャップ１０の閉口面１０ａの影響を余り受けず、曙
霧パターンはノズルフレアー１５の裏面１５ａの煩斜角
Ｗに沿い図示ＦＦのように広角パターンとある。このよ
うに、コントロール操作シリンダー３０により、燃焼し
ながら、自動的に、かつ自由に頃霧パターンを制御する
ことができるのである。更に、蒸気量の制御も前記と同
時に行われる。

燃料量を減少した場合には、蒸気制御部４の間隙ｔが狭
くなるので蒸気量も燃斜量に対応して減少する。同時に
噴霧パターンは前記挟角パターンｆｆとなっているで、
燃焼火焔を細長くすることができる。逆に、燃料量を増
加した場合には、燃料供給外管１３の突起１３ａが距離
Ｌだけ前進し、蒸気制御部４の間隙Ｔが広くなるので蒸
気量は増加する。同時に贋霧パターンは前記広角パター
ンＦＦとなっているので、炉内一杯に燃焼火焔を充満さ
せることができる。このように燃料量に応じて自動的に
蒸気量を制御することができるのである。第１０図は従
来のバーナーと本発明のバーナーとの頃霧微粒化の度合
を比較したものである。

曲線１は従来のバーナーによる場合で、平均粒径が１０
０〜１５０山であるのに対し、曲線２は本発明のバーナ
ーによる場合で、平均粒径５０山以下の細い微粒贋霧が
得られている。上述の如く、本発明のバーナーによれば
、蒸気調節弁のような特殊機器を使用することなく、燃
料量に応じて蒸気量と同時に贋霧パターンを適正かつ自
動的に制御することができ、更に、粒径５０一以下の徴
粒噴霧は空気との混合がよく燃焼も速やかに完了するの
で、煤塵、窒素酸化物等の発生を低減することができ、
その効果は多大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のバーナーの正面図、第２図は第１図のＢ
−Ｂ線断面図、第３図は本発明のバーナーの実施例の正
面図、第４図は第３図のＣ−Ｃ線断面図、第５図は従来
のバーナーの蒸気量制御を示す図、第６図は本発明のバ
ーナーの燃料供給管の摺動機横を示す図、第４図は第６
図の右側面図、第８図は第６図の左側面図、第９図は本
発明のバーナーの燃料供給管の摺動による作用説明図、
第１０図は従来のバーナーと本発明のバーナーとの階霧
微粒化度を比較した線図である。４・・・…蒸気制御部、７・・・…リング状燃料流出孔
、８…・・・燃料噴出孔、１０……ノズルキャップ、１
０ａ・・・・・・ラッパ状閉口面、１１・・・・・・蒸
気制御リング、１１ａ・・・・・・山型環状溝、１３
・・・・・・燃料供鎌舎外管、１３ａ・・…・裁円錐状
突起、１４・・・・・・燃料供給内管、１５・…・・ノ
ズルフレアー、１５ａ．・・・・・フランジ部裏面、１
５ｂ・・・・・・ねじ、１７・・・・・・バーナー外管
、１７ａ・・・・・・管座、１８・・・・・・バーナー
内管、１９・・・・・・袋ナット、２１・・・・・・固
定枠、２２・・・・・・摺動用ナット、２２ａ・・・・
・・雌ねじ、２２ｂ・・・．・・レバー、２３・・・・
・・ねじ摺動部、２３ａ・…．・雄ねじ、２３ｂねじ、
３０・・・・・・コントロール操作シリンダー、３０ａ
，３０ｂ……レバー、３１……リング機構、３２・・・
・・・燃料油調節用ローラおよびガイド、３３・・・・
・・燃料油調節弁、３４…・・・リング機構、３５・・
・・・・中間伝達軸。第１図第３図第５図第６図第７図第８図図Ｎ船図寸舵第９図第１０図

Claims

【特許請求の範囲】

１管状体の先端内周にラツパ状開口面を形成したノズ
ルキヤツプの内部に、断面が山型の環状溝を形成し、該
ノズルキヤツプの内部に同心に配設した燃料供給管の先
端部にリング状燃料流出孔を形成して後方の燃料流路と
連通せしめ、かつ、該先端部外周には裁円錐状突起を設
け前記山型環状溝に対向せしめて噴霧気体の制御部を形
成し、更に、該先端部中心には茸状のフランジ付ノズル
フレアーを設け該フランジ部裏面を前記ノズルキヤツプ
のラツパ状開口面に対向せしめて燃料噴出孔を形成し、
他方、前記燃料供給管の後方に燃料供給管を前進、後退
せしめる摺動機構を付設してなる液体燃料噴霧バーナー
。