JPS6027498B2 - 生茶葉蒸し装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、ボイラーで発生させた生水蒸気を、蒸し機
に送られる道程において、水蒸気加熱器内に導入し、加
熱して過熱水蒸気と為し、これを蒸し機内に導入し、そ
の過熱水蒸気の保有する潜熱によって、蒸し機内の生茶
葉に蒸し効果を施すことを目的とする生茶葉蒸し装置に
係り、その生水蒸気加熱器は、底部が熱伝達面積を増大
させた液状凹凸底面に形成され、その液状凹凸底面を、
プロパンガス燃焼焔の加熱によって生水蒸気加熱器内に
送り込まれた生水蒸気が過熱水蒸気にされていて、その
生水蒸気加熱器の側周板の上下位置に、生水蒸気加熱器
内に送り込まれた生水蒸気が加熱される際の加熱膨張度
に適合させた複数の蒸し用過熱水蒸気送給管が蓮通され
ていて、また、前記蒸し磯は、横長蒸し器胴に構成され
、その横長蒸し器官同の内芯、長手方向に、茶葉送り手
、鷹梓手が回転自在に架設され、その茶葉送り手、櫨梓
手は、前記横長蒸し器８同内に、適宜過熱水蒸気流通間
隙を隔て）同心円状に架設された過熱水蒸気送り込み器
胴にて掩蔽されていて、その過熱水蒸気送り込み器胴の
周壁は、前記茶葉送り手、蝿梓手の取付け回転軸の回転
方向に突設された複数の案内翼を組合わせ、その隣接案
内翼間に過熱水蒸気に吹込み口が形成されていて、また
、前記、横長蒸し器胴の長手方向に、前記複数の蒸し用
過熱水蒸気送給管の先端関口が加熱畑彰強度の順序に並
列して運速されていることを特徴とするものであって、
ボイラーから蒸し機に供給される水蒸気を、水蒸気過熱
器を用いて加熱し、蒸し機に供給する水蒸気の物性状態
を変化させ、且つ、水蒸気の加熱を水蒸気膨張で把られ
、大気に解放型蒸し機に、供給熱量中の潜熱の熱量が生
茶薬蒸し‘こ必要な熱量とバランスする物性状態の水蒸
気を供給して供給水蒸気によって生茶葉の蒸し作用効果
を有効に行なわせるようにしたものである。

一般に生茶葉蒸しの水蒸気供給用ボイラーで発生させた
水蒸気の乾き度は、そのボイラーの大小に拘らず、０．
００３６〜０．００雌９、また、潜熱は、必ｃａｌ／ｋ
９〜狐ｃａｌ／ｋ９であって、温熱量搬送における水蒸
気の特性を活かすことができず、水蒸気による生茶葉の
蒸し効果は低い。この発明においては、ボイラーで発生
した水蒸気が送水蒸気管を経て蒸し機に送られる水蒸気
を蒸し機に入る前に、水蒸気加熱器内に導入して加熱水
蒸気と為し、加熱前後の温度は同じでも、水蒸気の乾き
度を約０．１５〜０．１８潜熱を約８１Ｋｃａｌ／ｋ９
〜９７Ｋｃａｌ／ｋ９として、蒸し機に送り、蒸し機へ
の水蒸気の導入を合理的に行なって、水蒸気の潜熱によ
って生茶葉の蒸しを有効に行なわせる。

この発明によれば、過熱水蒸気は、過熱水蒸気送り込み
器胴の隣接案内翼間を通して蒸し機の内芯に侵入される
ことになるので、生茶葉を損傷させることなく所望の生
茶葉の蒸し度合が容易、確実に得られることになって「
従来のむら蒸し現象が解消された。従来、蒸し機構に附
着する茶葉切れ屑、粉の除去機械の清掃が蒸し機の効率
低下、動力の無駄な消費をもたらしたが、これも亦この
発明によって解消されることになる。

この発明によって、従来の生水蒸気使用並びに蒸し機構
では不可欠であった蒸し茶葉に附着する余分の水分を除
去する機械を不用にすることができる。

また、この発明によれば、８９給水蒸気の加熱Ｖ熱量に
見合うボイラーでの発生水蒸気量を減じることができ、
水の比熱Ｋｃａｌ／ｋ９、水蒸気の定圧比熱０．４郎ｃ
ａｌ／ｋ９と相挨って、５０％程度の省ェネルギーを達
成することができることになると共に、製茶の品質を高
め歩留りを向上させることができて頗る有用である。

従来、茶菓蒸機の加熱装置として、前部に茶葵補給室、
之に選って蒸気加熱室吏らに回転網腕を蓮設し、之等を
通して鷹拝手を有する回転軸を回転せしめた茶菓蒸機に
於いてボイラーその他の蒸気発生器より蒸気導管を該蒸
気加熱室に蓮通し該ボイラーその他の蒸気発生器に蓮る
導管を火炉に導入し、更らに之を回転網胴を囲む外胴周
壁に運通関口ごせ尚該火炉に於ける熱風室を導管で外腕
に運速させた構造、また、茶桑蒸機として、瀦洋手を有
する回転軸を囲んで前部に蒸気加熱室後部に回転網胴を
設けた茶葉蒸気において、回転網胴を囲む外腕に高温蒸
気導管および下部に熱風導管を関口させた構造、または
、茶葉予熱式茶葉蒸機として、茶葉の投入口と、蒸気の
供給部とを備える園定蒸胴に、回転蒸胴を蓮設し、この
回転蒸胴と上記固定蒸胸との中央部に蝿洋部材を附設し
た回転軸を貴架した茶藁蒸機において、上記固定蒸腕を
覆錘により囲い、この覆達内の蒸胴の下側に終機を蒸気
供孫舎部に接続した蒸気加熱管を通し、蒸気加熱管の下
側に加熱器を配設した構造が公知である。

これ等公知構造では、ボイラーで発生させた生水蒸気を
、蒸し機に送られる道程において、水蒸気加熱器内に導
入し、加熱して過熱水蒸気と為し、これを蒸し機内に導
入し、その過熱水蒸気の保有する潜熱によって、蒸し機
内の生茶葉に蒸し効果を施すことができない。

これに対して、この出願の発明によれば、ボイラーで発
生させた生水蒸気を蒸し機に送る道程において、その生
水蒸気を生水蒸気加熱器内に導入し、加熱して過熱水蒸
気と為し、これを蒸し機内に導入し、その週熱りＫ蒸気
の保有する潜熱によって、蒸し機内の生茶菓に蒸し効果
を施す生茶葉蒸し装置であって、その生水蒸気加熱器は
底部が熱伝達面積を増大させた波状凹凸底面に形成され
、その波状凹凸底面を、プロパンガス燃焼焔の加熱によ
って生水蒸気加熱器内に送り込まれた生水蒸気が過熱Ｃ
Ｋ蒸気にされていて、その生水蒸気加熱器の側周板の上
下位置に、生水蒸気加熱器内に送り込まれた生水蒸気が
加熱される際の加熱側彰張度に適合させた複数の蒸し用
過熱水蒸気送給管が蓮通されていて、また、前記蒸し機
は横長蒸し器腕に構成され、その横長蒸し器且同の内芯
長手方向に、茶葉送り手、鍵梓手が回転自在に架設され
、その茶葉送り手、凝梓手は、前記横長蒸し器８同内に
、適宜過熱水蒸気流通間隙を隔て）同Ｄ円状に架設され
た過熱水蒸気送り込み器胴にて掩蔽されていて、その過
熱水蒸気送り込み器胴の周壁は、前記茶葉送り手、礎梓
手の取付け回転軸の回転方向に突設された複数の案内翼
を組合わせ、その隣接案内翼間に過熱水蒸気吹込み口が
形成されていて、また、前記横長蒸し器胴の長手方向に
、前記複数の蒸し用過熱りｋ葵気送給管の先端関口が加
熱膨張度の順序に並列して運速されているので、ボイラ
ーで発生させた生水蒸気を、蒸し機に送られる道程にお
いて、水蒸気加熱器内に導入し、加熱して過熱水蒸気と
為しこれを蒸し機内に導入し、その過熱水蒸気の保有す
る潜熱によって、蒸し機内の生茶葉に蒸し効果を施すこ
とができて頗る有用である。

この世願の発明を図面について次に説明する。

ボイラーで発生させた生水蒸気を蒸し機に送る道程にお
いて、その生水蒸気を生水蒸気加熱器内に導入し、その
過熱水蒸気の保有する潜熱によって、蒸し機内の生茶葉
に蒸し効果を施す生茶葉蒸し装置であって、その生水蒸
気加熱器１は、底部が熱伝達面積を増大させた波状凹凸
底面１３に形成され、その波状凹凸底面１３を、プロパ
ンガス燃焼焔の加熱によって生水蒸気加熱器１内に送り
込まれた生水蒸気が過熱水蒸気にされていて、その生水
蒸気加熱器１の側周板の上下位置に、生水蒸気加熱器１
内に送り込まれた生水蒸気が加熱される際の加熱畑鞍張
度に適合させた複数の蒸し用過熱水蒸気送給管３，，３
２・・・が蓮通されていて、また、前記蒸し機は、横長
蒸し器胴４に構成され、その機長蒸し器胴４の内芯、長
手方向に、茶葉送り手、蝿梓手８，８・・・が回転自在
に架設され、その茶葉送り手、蝿拝手は、前記横長蒸し
器胴４内に適宜過熱水蒸気流通間隙を隔てて同Ｄ円状に
架設された過熱ＣＫ蒸気送り込み器胴６にて掩蔽されて
いて、その過熱水蒸気送り込み器胴６の周壁は、前記茶
葉送り手、蝿梓手の取付け回転軸９の回転方向に突設さ
れた複数の案内翼７，７・・・を組合わせ、その隣接案
内翼間に過熱水蒸気吹込み口が形成されていて、また、
前記横長蒸し器耳同の長手方向に、前記複数の蒸し用過
熱水蒸気滋給管３．，３２・・・の先端関口が、加熱風
彰張度の順序に並列して蓬通されている。図面において
、２は送水蒸気管、４は蒸し機、６は蒸し室、１０は投
入口、１１は回転網胸、１２はプｏパン燃焼器、１４は
生水蒸気加熱器の底部、１５，，１５２は温度計、１６
は煙突、１７はドレーンパイプを示す。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施装置の配置縦断面図、第２
図、第３図は第１図１一１線、ローロ線断面図を示す。 図中、１は生水蒸気加熱器、３，，３２，３３・・は蒸
し用水蒸気送給管、４は蒸し器胴、５は蒸し室、６は過
熱水蒸気送り込み器胸、７は案内翼、８は茶葉送り手、
蝿辞手、９は回転軸を示す。図 縦 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ ボイラーで発生させた生水蒸気を蒸し機に送る道程
   において、その生水蒸気を生水蒸気加熱器内に導入し、
   加熱して過熱水蒸気と為し、これを蒸し機内に導入し、
   その過熱水蒸気の保有する潜熱によつて蒸し機内の生茶
   葉に蒸し効果を施す生茶葉装置であつて、その生水蒸気
   加熱器は、底部が熱伝達面積を増大させた液状凹凸底面
   に形成され、その液状凹凸底面を、プロパンガス燃焼焔
   の加熱によつて生水蒸気加熱器内に送り込まれた生水蒸
   気が過熱水蒸気にされていて、その生水蒸気加熱器の側
   周板の上下位置に、生水蒸気加熱器内に送り込まれた生
   水蒸気が加熱される際の加熱膨張度に適合させた複数の
   蒸し用過熱水蒸気送給管が連通されていて、また、前記
   蒸し機は、横長蒸し器胴に構成され、その横長蒸し器胴
   の内芯、長手方向に、茶葉送り手、撹拌手が回転自在に
   架設され、その茶葉送り手、撹拌手は、前記横長蒸し器
   胴内に適宜過熱水蒸気流通間隙を隔てゝ同心円状に架設
   された過熱水蒸気送り込み器胴にて掩蔽されていて、そ
   の過熱水蒸気送り込み器胴の周壁は、前記茶葉送り手、
   撹拌手の取付け回転軸の回転方向に突設された複数の案
   内翼を組合わせて、その隣接案内翼間に過熱水蒸気吹込
   み口が形成されていて、また、前記、横長蒸し器胴の長
   手方向に、前記複数の蒸し用過熱水蒸気送給管の先端開
   口が加熱膨張度の順序に並列して連通されていることを
   特徴とする生茶葉蒸し装置。