JPS6027378Y2 - カメラ用アイカツプ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、カメラ用アイカップの構成、特に、背ブタ開
閉動作を容易にしたアイカップの構成に関するものであ
る。

アイカップはカメラのアイピースのところにとりつけら
れて、アイピースによる視界をみやすくするものである
。

しかし、カメラの背面には通常、背ブタが開閉自在にと
りつけられていて、アイカップの一部がこの背ブタの移
動範囲内に位置して、そのためにアイカップが背ブタの
開閉の邪魔をするような場合が多い。

背ブタの開閉がアイカップによって妨害されるのを防止
するために、従来、アイピースをカバーするような大き
さに背ブタを形威し、アイピースに重なる位置で背ブタ
にアイカップを装着した型式のものがあるが、このよう
な型式のカメラでは背ブタの開閉に伴って、アイカップ
全体がカメラのボディから分離するので、アイカップの
突出が、開閉動作に障害を与えるような欠点が生ずる。

一眼レフ等においては背ブタ開閉位置が、アイピースの
下部に設けられ、アイカップを取付けた場合、その外周
にあたるので、このような場合には、背ブタ開閉の毎に
アイカップを取り外ずす必要がある。

本考案は上記のような従来のアイカップにおける欠点を
除去すると同時に、アイカップの一部を背ブタに設ける
ことによって、開閉をスムースにするとともに開閉され
る背ブタの形状の自由度を増すことも可能にするアイカ
ップを提供するものである。

以下、図面を参照して説明する。

第１図イ９口は従来のアイカップの配置の２例を示す。

第１図イに示すものは、カメラの背ブタ１を、カメラの
背面に配置されたアイピース２をカバーするような大き
さのものとし、アイピース２に該当する位置で背ブタ１
にアイカップ３を装着したものを示し、第１図口はアイ
カップ３の一部が背ブタ１の移動範囲内にあるために、
背ブタ１の開閉の毎にアイカップ３を脱着させるように
したものを示す。

本考案は、このような従来のアイカップおける欠点を除
去するために、アイカップを分割し、カメラの背ブタを
開ける時に該背ブタの移動範囲内にあるアイカップの部
分を背ブタに装着したのである。

第２図および第３図は本考案の一実施例を示す。

図中、１０はカメラボディの一部、１１はアイピース、
１２はこのアイピースにとりつけられたアイカップを示
す。

アイカップ１２は分割線１３に沿ってアイカップ部分１
２１と１２□に分割され、カメラの背ブタ１４を開ける
時に背ブタ１４の移動範囲にあるアイカップ部分１２□
を該背ブタ１４に装着する。

図中、１５は背ブタ開閉時の分離ラインで、図示の例で
はアイカップの分割線１３と一致する。

図示の実施例においては背ブタ１４は、背ブタ芯材１４
１上に軟質材料の表面材１４□を一体成形することによ
って形成されていて、背ブタを開ける時に該背ブタの移
動範囲にあるアイカップ部分１２□は、上記の軟質材料
の表面材の一部を隆起させることによって形成される。

上記の構成によれば、背ブタ１４を開閉すると分割ライ
ン１５を境として、アイカップの一部分１２゜は背ブタ
１４と共にボディ部１０を離れ、背ブタ１４の開閉に障
害となることなく背ブタ１４をスムーズに作動させるこ
とができる。

なお、上記の実施例では、アイカップの部分１２゜を背
ブタ１４の表面材１４゜と一体のものとして示したが、
このアイカップの部分１２□を従来型の背ブタに別部材
として装着するようにしてもよい。

以上説明したように本考案は、背ブタにアイカップの一
部を装着することにより、アイカップを着脱することな
しに背ブタの開閉を行なえるという効果があり、アイカ
ップの形状も大きくとれ、光の遮断効果を十分考慮した
形状にすることが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図イ９口は従来型のアイカップの２例を示す概略斜
視図、第２図は本考案によるアイカップの一実施例を示
す斜視図、第３図はその断面図である。 １・・・・・・背ブタ、２・・・・・・アイピース、３
・・・・・・アイカップ、１０・・・・・・カメラボデ
ィ、１１・・・・・・アイピース、１２・・・・・・ア
イカップ、１２．．１２゜・・・・・・アイカップの部
分、１３・・・・・・分割線、１４・・・・・・背ブタ
、１４１・・・・・・芯材、１４２・・・・・・表面材
、１５・・・・・・分離ライン。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ｌ カメラの背部に配置されたアイピースにとりつけら
   れるアイカップを分割し、カメラの背ブタを開ける時に
   該背ブタの移動範囲にあるアイカップの部分を該背ブタ
   に装着したことを特徴とするカメラ用アイカップ。 ２ 背ブタ芯村上に軟質材料の表面材を一体成形するこ
   とによって形威された背ブタをもつカメラに使用される
   アイカップにおいて、背ブタを開ける時に該背ブタの移
   動範囲にあるアイカップの部分を、上記の背ブタの軟質
   材料の表面材の一部を隆起させることによって形威した
   実用新案登録請求の範囲第１項記載のカメラ用アイカッ
   プ。