JPS6026969Y2 - コンクリ−トブロツク成型機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は金型の大小にかかわらずコンクリートを供給
することができるようにしたコンクリートブロック成型
機に関するものである。

従来一般に慣用されたこの種のコンクリートブロック成
型機においては、金型の大きさがその機種に限って特定
化されており、したがって同一の機種においては同一形
状のブロックを成型するように構成されていた。

その原因は、計量ホッパーと金型ボックスの位置が予め
一定関係に設定させていたためである。

しかし、このような成型機はきわめて高価であるため広
い範囲に使用を可能ならしめた方が有利であり、そのた
め、金型ボックスも種々のものと交替したい場合も生じ
うるのである。

そこでこの考案は金型ボックスが上下動シ、パレット供
給用コンベヤによってパレットが供給される時点におい
て金型ボックスが下降限界に位置するようにした成型機
において、供給ホッパーと計量ホッパーの間に軸胴を介
在させ、これらのうち計量ホッパーと、軸胴を機枠ごと
上下動可能に構成して、金型ボックスの上面に計量ホッ
パーの下面を一致することができるようにしたコンクリ
ートブロック成型機を提供することを目的として開発し
たものである。

いま、この考案にかかるコンクリートブロック成型機の
一実施例を図面にもとづいて述べると、１は成型部に配
設した金型ボックスであり、この金型ボックス１は上下
動可能に構威しである。

２はこの金型ボックス１の下面に臨むように配設したパ
レット供給用コンベヤである。

３は供給ホッパーであり、４は前記供給ホッパー３と連
通ずる計量ホッパーである。

この供給ホッパー３と計量ホッパー４との間には、これ
らを連結する軸胴５を介在させておきこの軸胴５は、計
量ホッパー４を配設しである機枠６に対して一定位置関
係を保つように固定されている。

すなわち、計量ホッパー４は機枠６上を金型ボックス１
方向に往復動するが、機枠６自体はそのような運動をな
さず、横方向に対しては常に一定位置を確保する。

軸胴５は供給ホッパー３に対して自由に係合するように
しておくものとする。

そして計量ホッパー４と軸胴５とを上下動させるために
は、これらを配設した機枠６を成型機の台７に対して長
孔８にて固定するものとする。

尚図中９は計量ホッパー４の上後端に延長せしめた遮閉
板である。

しかして、供給ホッパー１から投入されたコンクリート
は、軸胴５を経由して計量ホッパー４に導かれ、この計
量ホッパー４は常法によって前進しもって金型ボックス
１上に臨み、金型ボックス１内にコンクリ−を供給する
ことになる。

そして、金型ボックス１を他の大きさく正しくは厚さ）
の異なるものと交替した場合には、その金型ボックス１
の上面と計量ホッパー４の下面が一致するように機枠６
を上下せしめれば、これらの位置関係は一致することに
なる。

そして機枠６と軸胴５とは連結されているので、機枠６
の上下動にともなって軸胴５も同じように上下動するこ
とになる。

前記のようにこの考案にかかるコンクリートブロック威
型機によれば、計量ホッパーを載置しである機枠を上下
動させることによって金型ボックスに応じ高低に調節す
ることができ、また機枠の上下動にともなって軸胴も上
下動し、しかもかかる状態においても供給ホッパーと計
量ホッパーとは連通して支障が生ずることなく、したが
って成型せんとするコンクリートブロックも同一装置に
よって幾種類も得ることができるなど、その実用的効果
はきわめて大である。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案にかかるコンクリートブロック戒型機の
一実施例を示す側面図。 １は金型ボックス、２はパレット搬送用コンベヤ、３は
供給ホッパー、４は計量ホッパー、５は軸胴、６は機枠
、７は成型機の台、８は長孔、９は遮閉板である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 金型ボックスが上下動し、パレット供給用コンベヤによ
   ってパレットが供給される時点において金型ボックスが
   下降限界に位置するようにした成型機において、供給ホ
   ッパーと計量ホッパーの間に軸胴を介在させ、これらの
   うち計量ホッパーと、軸胴を機枠ごと上下動可能に構威
   したことを特徴とするコンクリートブロック成型機。