JPS6026877B2 - スライスリツプの計算機による制御方法 - Google Patents

スライスリツプの計算機による制御方法

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JPS6026877B2
JPS6026877B2 JP4885377A JP4885377A JPS6026877B2 JP S6026877 B2 JPS6026877 B2 JP S6026877B2 JP 4885377 A JP4885377 A JP 4885377A JP 4885377 A JP4885377 A JP 4885377A JP S6026877 B2 JPS6026877 B2 JP S6026877B2
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JP
Japan
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basis weight
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wll
slice
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JP4885377A
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政宏 矢ケ部
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は抄紙機等に於けるスライスリップの計算機によ
る制御方法に関するものである。
抄紙機等に於いて均質な縫製品を生産するには、周知の
如く、原料の流れをスライスリップの幅方向に均一にす
る必要がある。
以下、添付図面を参照しながら具体的に説明する。
第1図は従来の抄紙機の構成を示す説明図であり、同図
に於いて1はヘッドボックスで調成を終えた紙原料2が
必要に応じて磯過され、不純物を除去した状態で白水3
と混合されて送り込まれる。ここではパルプ水(紙原料
および白水の混合液)の濃度が均一に保持され(図示し
ない付属装置により)、ヘッドボックス1の下部に設け
られたスライスリップ4からワイヤーパート5に噴出さ
れる。ワイヤパートを構成するワイヤ一6は燐青鋼、プ
ラスチック等で作られた帯状の絹であり、ロール7a,
7bにより水平に張られた状態で一定速度で走行するよ
うになしてある。またワイヤ‐6の下部では原料の一部
を脱水し、該ワイヤ‐6を支持するためのテーフルロー
ル8等が配設されており、該ワイヤ‐6の後半部以下に
サクションボックスが設けられている。その他脱水する
ための装置(フオィル等)およびワイヤ一の張力調整装
置等の付属装置が、通常設けられている。ワイヤパート
5でパルプ水が猿過されて湿紙が形成され、次いで、該
ワイヤパートの末端で湿紙はワイヤ−より離れ、直ちに
プレスパート9に移行する。また、これは、長網抄紙機
のみならず二枚網抄紙機においても同様である。プレス
パート9は、3〜4組のプレスロール群から構成され、
前記ワイヤパートで形成された湿紙を帯状のフェルト(
毛布)で受け、毛布上に載せられてロールの間を移動さ
せ、該湿紙を圧搾し、脱水、平滑度の向上、緊度の増大
等を行う。
プレスパート9を過ぎて、紙はドライヤーパートー川こ
移行する。ドライヤーパート10は、教本〜数十本の鉄
製円筒11で構成され、該円筒10の内部には水蒸気を
送り加熱するようになしてある。紙は毛布とともに前記
ドライヤーパート10を移動し、該ドライヤーパート1
0の鉄製円筒11の表面に接触して乾燥され、図示され
ていないリールで巻取る。このリール等の巻取り装置と
ドライヤーパート10との間に坪量計12が設けられて
おり、該坪量計12は抄紙13の幅方向の坪量を測定し
、実測値iと設定坪量iとの偏差により操作信号kを送
出し、実測値iを設定坪量jに近づけるように樋口弁1
4の関口度を操作し、紙原料2の流量制御を行っている
。この際スライスリップ4の上下方向の幅のま一定であ
り、抄紙の幅方向への流量制御は行わない。従って、種
□弁制御のみによるパルプ水の濃度調整の場合は、流れ
方向への抄紙の坪量修正はできるが抄紙の幅方向の坪量
分布の修正は手動で行っている。
更に、抄替等のためにスライス関度が変わる場合には、
特に坪量の分布(以下坪量プロファィルという)が変動
することがあるので幅方向の坪量の修正を行なう必要が
ある。上述のような従来技術の欠点に鑑み、本発明は抄
紙の幅方向の坪量修正の内、粗調整(平均値調整)を経
口弁で行い、流量調整をスライス全体調節機構および幅
方向微調整機構により行い、これらの調整の際、抄紙の
幅方向の坪量分布を二項分布に近似し、坪量の平均値を
W、標準偏差を〇、抄紙下限坪量をW夕〆とする場合に
、△W=W−m。
一Wそそ(mは整数)を零に近づけるように制御するこ
とを特徴とするスライスリップの計算機による制御方法
を提供するものである。
第2図は本発明を実施するための抄紙機の構成を示す説
明図であり、第6図は本発明の一実施例である計算機に
よる抄紙機の制御制御手順を示すフローチャートである
これらを参照しながら以下に説明する。なお、第2図に
於いて第1図と同0一の参照符号は同一の部材または装
置を示すものとする。さて、ヘッドボックス1の下部に
設けられたスライスリップ4から噴出されたパルプ水が
ワイヤパート8、プレスパート9、ドライヤーパート1
夕0を経て抄紙13となる工程は第1図に示した従釆装
置と全く同じである。
しかしながら、従来装置に於いては単に樋口弁閉口度の
制御のみによって抄紙の坪量修正を行っていた為、抄紙
の幅方向の坪量分布は第3図の一点鎖線で示すような曲
線0になり、坪量の変動幅が非常に大きい。こねに対し
、本発明に係る制御方法によれば、抄紙の幅方向の坪量
および流量分布の制御を行っている為に同図の実線で示
す曲線の如く、坪量の変動幅を小さく抑えることができ
る。更に、本発明では上記夕の抄紙の幅方向の修正とと
ともに、坪量分布を二項分布に近似した場合のW−m〇
の値を抄紙下限坪量Wそそに近づけるように制御する。
この様子を第4図に示す。同図において、実線で示した
曲線は、抄紙の幅方向のみの制御がなされた場合の0状
態を示し、点線で示した曲線は、二項分布のW−moの
値が抄紙下限坪量Wそぐに一致するように制御されてい
る状態を示す。なお、第4図は△W(=W−m。−Wク
ク)が正の場合のみを示しているが、負の場合、すなわ
ち、実線の坪量分布夕が制御後の点線で示す坪量分布の
図上、左側にずれている場合もあることは言うまでもな
い。さて、坪量計12は、ドライヤーパート10を経た
抄紙13の幅方向の数回のスキャンにより抄紙の幅方向
に沿うn個所における平均坪量データOW,〜Wnを導
出し、計算機15に送出する。(第6図1)。計算機1
5では前記平均坪量データW,〜Wnから平均値W、標
準偏差〇を算出し、(同図2)、平均値Wと抄紙上限坪
量Wuそまたは抄紙13下限坪量W夕〆との大小判断を
行い(同図3,4)、その際、W>Wu〆または、W<
Wそその場合、すなわち坪量分布が大幅にずれてる場合
には樋口弁の関度を変化させるための制御信号を樋口弁
装置14に送出し、スライスリップ4から噴出するパル
プ水の濃度の粗調整を行う(同図5)。そして、Wメタ
SWSWuそであれば坪量の二項分布のW一m。(mは
整数)とW〆Zとの差分、すなわち△W=W−m。−W
ククを算出し(同図6)、△Wの正負の判断を行う(同
図7)。△W>0、すなわち、W−m。>W〆そである
場合には、△Wに相当する坪量修正の為減少すべき種流
量調整弁関度6F=Q△W(Qは変換係数)を算出し(
同図11)、平均的坪量の調整を行なう(同図12)。
また、スライスリップの移動量6s=k・△W(k:変
換定数)を算出し(同図8)、スライスリップ4に取り
付けられたスライス全体調節機構16により前記移動量
6sに基づきスライスリップ4′から噴流するパルプ水
の全体の流量の微調整を行い(同図9)、更にスライス
リップ4′の幅方向の自動調整を計算機からの制御信号
により行う(同図10)。ここで微調整機構17は、ス
ライスリップ4′の幅方向に一定間隔で配設されており
、それぞれ、パルスモー夕および制御回路を内蔵し、該
モータの回転駆動力により上下動するロッドを具備して
いる。
上記スライスリップ4′の幅方向の自動調整は、計算機
からの制御信号により個別に微調整機構17のロッドが
上下に駆動されて、スライスリップ4′に外部応力が働
き、その結果、核スライスリップ4′から流出するパル
プ水の流れが幅方向に均一になるようにし、かつW−m
o=Wそそとなるようになされる。
他方、△W<0、すなわちW−m。
<Wそぐである場合には、パルプ水全体の流量は変化さ
せずに、上記のスライスリップ4′の幅方向の流量制御
のみ行い(同図10)、同機の制御がなされる。なお、
抄紙下限坪量では抄紙が生産できないという値ではなく
、抄紙の仕様を決定する指標に過ぎず、平均値WがWそ
ぐSWSWuその範囲内にあれば、一定仕様の抄紙の生
産は可能である。それ故、本発明においては、スライス
全体調節機構16によるスライスリップ全体の流量制御
は△W>0の場合のみ行い、△W<0の場合には行わな
いのである。以上のような手順に従い、常時、二項分布
のW−m。が抄紙下限坪量Wそぐに近づき、かつ抄紙が
幅方向に坪量の変動幅が小さくなるように制御されてい
る。なお、この一実施例においてm=3とすると、0ほ
ぼW一30ニWminの関係が成立するから、実質的に
、サンプリングデータ中の最大値および最小値を使用し
て制御する場合と同様の制御を行なうことができる。
以上に説明した如く、本発明によれば、スライタスリッ
プの幅方向の坪量を制御できる抄紙機において、(i)
抄紙の坪量分布の変動幅を統計的に処理することにより
、紙坪量を抄紙下限値に設定でき、それ故紙原料の節約
が実現できるとともに、(ii) 坪量分布の変動幅を
4・さく制御できるところから、均質な抄紙製品が得ら
れる。
特に、新聞紙の如き幅の広い抄紙(幅が約10メートル
)にあっては、原料の節約を図れることから、軽量化に
有効な手段である。このように本発明は、極めて有用な
効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従釆の抄紙機の構成を示す説明図、第2図は本
発明を実施するための抄紙機の構成を示す説明図、第3
図はスライスリップの幅方向の制御の有無による抄紙の
幅方向の坪量分布を示す図、第4図は本発明の二項分布
近似による坪量修正制御方法を示す図、第5図は本発明
の実測値の最小坪量による坪量修正制御方法を示す図、
第6図は第4図、第5図の制御方法の手順を示すフロー
チャートである。 1……ヘッドボックス、4・4′……スライスリップ、
8……ワイヤパート、9……プレスパート、12・・・
・・・坪量計、13・・・・・・抄紙、14・・・・・
・樋口弁、15…・・・計算機、16・・・・・・スラ
イス全体調節機構、17・・・・・・級調整機構。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 図 〇 船

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 抄紙坪量の幅方向の分布を二項分布に近似し、坪量
    の平均値を■、標準偏差をσ、σ下限坪量をWllとす
    る場合にΔW=■−mσ−Wll(mは整数)を零に近
    づけるように制御する、下記のステツプからなることを
    特徴とするスライスリツプの計算機による制御方法。 (A) 坪量計により紙の幅方向に数回のスキヤンを行
    なつて幅方向に沿うn個所における平均坪量データW_
    1・W_2・W_3……W_nを導出する。 (B) 前記平均データW_1・W_2……W_nを受
    けて平均値■、標準偏差σを算出する。(C) 平均値
    ■と抄紙上限坪量Wulおよび抄紙下限量Wllの大小
    比較を行う。 (D) ■>Wulもしくは■<Wllの場合には■l
    l≦■≦Wulとなるように種口弁制御により粗調整を
    行う。 (E) 坪量の二項分布の■−mσと抄紙下限坪量Wl
    lとの差分ΔW=■−mσ−Wllを算出する。 (F) ΔW>0の場合にはΔWを零にするのに必要な
    種口弁調整開度δ_p=αΔW(α:変換係数)および
    リツプ修正移動量をδ_s=k・ΔW(k:変換定数)
    を算出する。 (G) 種口弁調整開度δ_pにより種原料制御を行な
    いかつリツプ移動量δ_sによつてスライ全体調整機構
    により全体の原料流量制御を行う。 (H) 更に、幅方向微調整機構によりスライスリツプ
    の幅方向に流量調整を行う。(I) ΔW<0の場合に
    は、前記幅方向分布においてΔWi<0となる部分をΔ
    Wi≧0となるようにスライスリツプの幅方向の流量調
    整のみを行う。
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CA1303706C (en) * 1985-01-22 1992-06-16 Gurcan Aral System and process for controlling the formation of sheet material
WO1990015322A1 (fr) * 1989-05-31 1990-12-13 Ishikawajima-Harima Jukogyo Kabushiki Kaisha Procede de mesure de textures et procede et appareil de commande de textures utilisant ce procede

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