JPS6026867Y2 - 加熱型浸漬槽の構造 - Google Patents

加熱型浸漬槽の構造

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Publication number
JPS6026867Y2
JPS6026867Y2 JP14195880U JP14195880U JPS6026867Y2 JP S6026867 Y2 JPS6026867 Y2 JP S6026867Y2 JP 14195880 U JP14195880 U JP 14195880U JP 14195880 U JP14195880 U JP 14195880U JP S6026867 Y2 JPS6026867 Y2 JP S6026867Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
immersion
hanger
immersion tank
liquid
Prior art date
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Expired
Application number
JP14195880U
Other languages
English (en)
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JPS5766677U (ja
Inventor
博彦 高下
洋 山中
Original Assignee
マツダ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は加熱型浸漬槽の保温を効率よく行なうように
した構造に関するものである。
従来、塗装槽や脱脂処理槽で槽内を一定の温度に加熱し
、この槽中をオーバーヘッドコンベアのハンガーで保持
した車体等の被処理物を通過させることにより処理を行
なうものがある。
この槽では、装置の使用中および不使用時の放熱を減少
させ、省エネルギーを図ることが望ましく、このために
槽の液面をハンガーの通路以外の部分だけ覆うことが提
案されている。
しかしながら、この構成ではハンガーの通路の幅が広く
なると液面の露出する部分が大きくなって放熱防止の効
果が小さくなる。
この考案はこのような従来の欠点の解決のためになされ
たものであり、ハンガーの幅が広いばあいでも浸漬槽の
液面を充分に覆い、放熱の防止を有効に遠戚する構造を
提供するものである。
すなわち、この考案は塗装液、メッキ液等の加熱された
処理液を貯留しかつ上方に配置したコンベアからハンガ
ーにより吊下された被処理体が連続的に入槽、脱槽する
浸漬槽において、この浸漬槽の液面部には液面を被処理
体の進行方向に入槽部、浸漬部、脱槽部の3つのゾーン
に区分する仕切板を設け、この仕切板の浸漬槽幅方向の
中央部には可撓性のリップ片であってハンガーにより押
開されかつ自己の弾力で閉じることによりハンガーの通
路を開閉するフレキシブルゲートを形成シ、上記浸漬部
にはプラスチックボール等よりなる無数の断熱材を液面
全面を覆うように浮かべたものである。
以下、この考案の実施例を図面によって説明する。
1は浸漬槽であり、その内部には処理液5が貯留され、
図示しない適宜の加熱手段によって処理液5を一定の温
度に加熱している。
この浸漬槽1は塗装槽、メッキ槽、脱脂処理槽、化成処
理槽等いずれであってもよい。
浸漬槽1の上側にはオーバーヘッドコンベア2が設置さ
れ、これに対して一定間隔で設けられたハンガー3が車
体等の被処理物4を保持して矢印に示すようにオーバー
ヘッドコンベア2の経路に沿って移動する。
処理槽1の両側壁間には液面附近に一対の仕切板7,7
を設け、これによって処理液5の液面を入槽部A1浸漬
部B1脱槽部Cの3つのゾーンに区分している。
仕切板7はそれぞれ処理槽1の両側壁から突出して設け
た保持部71.71とこの保持部71から中央方向に延
長して設けたリップ片72.73とから構成され、リッ
プ片72,73はゴム等の可撓性の材料で構成して中央
部では互いに重ね合わされている。
バンガー3は4本のアームを有し、被処理物4を外側か
ら抱えるように保持するが、このバンガー3の幅よりも
少し大きい間隔に保持部71,71のの間隔、すなわち
リップ片72.73よりなるフレキシブルゲートが形成
されている。
この仕切板7,7によって区分される浸漬部Bの液面に
は断熱材6を浮べて液面を覆っている。
この断熱材6は浸漬液5に浮き断熱作用を行なう材料で
あれは特に限定はなく、プラスチックの球、小片や木材
の小片等種々のものが使用可能である。
この構成において、オーバーヘッドコンベア2を作動さ
せると、図の左側から被処理物4を保持したバンガー3
が移動してきて入槽部Aで斜めに下降し、ついでバンガ
ー3によりリップ片72゜73を押し広けて浸漬部Bに
入る。
リップ片72.73からなるフレキシブルゲートをバン
ガー3が通過するとリップ片72.73は自己の弾力で
復帰し、フレキシブルゲートを閉じる、このため浸漬部
Bの液面の浮かべられている断熱材6が入槽部Aに侵入
するのが防止される。
断熱材6が入槽部Aに侵入すると入槽する被処理物4に
付着することによって付着部の処理を妨げ、被処理物4
の均一な処理ができなくなる。
浸漬部Bに入った被処理物4はその中を移動する間に所
定の処理がなされ、ついでフレキシブルゲートを通過し
て脱槽部Cら脱槽する。
この際のフレキシブルゲートの作用も前記同様であり、
バンガー3によって押し広げられ、バンガー3の通過後
は自己の弾力によって閉じて断熱材6を浸漬部B内に封
じ込める。
バンガー3はオーバーヘッドコンベア2に一定間隔で設
置されているので、上記の作用が連続してなされる。
このように処理槽1の液面の大部分を占める浸漬部Bの
液面は装置の稼動中も全面が断熱材からなる小片で覆わ
れているために、液面からの放熱が有効に防止される。
しかもフレキシブルゲートによって幅の広いバンガーも
通過できるようにしているために、幅の広いバンガーを
用いたばあいでも放熱の防止効果が減少することはない
また入槽部、脱槽部では断熱材がないために被処理体に
処理ムラが生じたり、断熱材が槽外に持ち出されたりす
ることもない。
以上説明したように、この考案はフレキシブルゲートを
有する仕切板によって浸漬槽を入槽部、浸漬部、脱槽部
の3つのゾーンに区分し、浸漬部液面を断熱材の小片で
覆ったものであり、オーバーヘッドコンベアのバンガー
の幅の大小に関係すく放熱の防止を有効に遠戚すること
ができ、省エネルギーに大きく項献するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す側面説明図、第2図は
その平面図である。 1・・・・・・処理槽、2・・・・・・オーバーヘッド
コンベア、3・・・・・・バンガー 5・・・・・・処
理液、6・・・・・・断熱材、7・・・・・・仕切板、
A・・・・・・入槽部、B・・・・・・浸漬部、C・・
・・・・脱槽部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 塗装液、メッキ液等の加熱された処理液を貯留しかつ上
    方に配置したコンベアからハンガーにより吊下された被
    処理体が連続的に入槽、脱槽する浸漬槽において、この
    浸漬槽の液面部には液面を被処理体の進行方向に入槽部
    、浸漬部、脱槽部の3つのゾーンに区分する仕切板を設
    け、この仕切板の浸漬槽幅方向の中央部には可撓性のリ
    ップ片であってハンガーにより押開されかつ自己の弾力
    で閉じることによりハンガーの通路を開閉するフレキシ
    ブルゲートを形威し、上記浸漬部にはプラスチックボー
    ル等よりなる無数の断熱材を液面全面を覆うように浮か
    べたことを特徴とする加熱型浸漬槽の構造。
JP14195880U 1980-10-03 1980-10-03 加熱型浸漬槽の構造 Expired JPS6026867Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14195880U JPS6026867Y2 (ja) 1980-10-03 1980-10-03 加熱型浸漬槽の構造

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JP14195880U JPS6026867Y2 (ja) 1980-10-03 1980-10-03 加熱型浸漬槽の構造

Publications (2)

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JPS5766677U JPS5766677U (ja) 1982-04-21
JPS6026867Y2 true JPS6026867Y2 (ja) 1985-08-13

Family

ID=29501786

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JP14195880U Expired JPS6026867Y2 (ja) 1980-10-03 1980-10-03 加熱型浸漬槽の構造

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JPS5766677U (ja) 1982-04-21

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