JPS6026811Y2 - 集塵機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は排気構造に改良を加えた集塵機に関するもので
あり、モータのの空冷効果とともにスイッチ部の防塵性
を高めたものである。

従来の多くの集塵機にあっては、構造上集塵機本体の上
部に排気通路を設けるのが普通であり、また操作性の点
から、スイッチも同じく集塵機本体の上部に設けるのが
一般的であった。

しかしながら、集塵機のフィルターは完全なものではな
く、極く小さなゴミはフィルターから漏れるものであっ
た。

従って、スイッチは集塵機本体の外側に取付けるか、あ
るいは、厳重な防塵構造を施して集塵機本体の内部上方
の排気通路内に取付けるのが常であった。

前者については、スイッチ取付箱が本体外部に出るため
人や物がぶつかるという問題があり、また、前者、後者
とも非常に原価的に高価なものになるという欠点を有し
ていた。

本考案はこのような従来の欠点を解消したもので、以下
その実施例を添付図面とともに説明する。

図において、集塵機本体１の下部にはダストボックス２
が出入自在に取付けられ、その上方に塵落し軸３、塵落
しバネ４、軸受５を取付け、タイトバッキング６を介し
て、中央に穴７のある第１の隔壁８の下面に取付けられ
た箱形フィルター９が設けである。

さらに上方の第２の隔壁１０にはファン１２付きのモー
タ１１が取付けてあり、最上部は中央に排気口１３を有
する天板１４で覆われている。

天板１４と第２の隔壁１０に上下を接して４枚の仕切り
板１５が設けである。

これら４枚の仕切り板１５の各一端は隣接する仕切り板
１５の長手方向略中央に直交状態に接して、中央にモー
タ１１を囲む矩形部１６を構成している。

また各他端は集塵機本体１の側壁に接している。

集塵機本体１の前方上部にはスイッチ１７が集塵機ケー
ス１８に覆われて取付けである。

前記第２の隔壁１０には上記スイッチケース１８の下方
を除く３コーナーに通気口１９が設けてあり、仕切板１
５の中央矩形部１６の下部にもスイッチケース１８のあ
る方向を除いて３ケ所の角孔２０が設けである。

２１は吸気口である。上記構成において、モータ１１、
ファン１２によって吸気口２１から吸込まれた空気は、
箱形フィルター９でろ過され、第２の隔壁１０の通気口
１９から矢印Ａのごとく仕切板１５の角孔２０を通り、
モータ１１を空冷して天板１４の排気口１３から外部に
排出される。

以上の説明から明らかなように、本考案では、天板と隔
壁の間に仕切板を入れ、それと隔壁の穴をうまく組合せ
ることによって、モータの空冷効果を高め、しかもスイ
ッチ内に塵の入らない、実用的価値の大きな集塵機が実
現できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例における集塵機の断面図、第２
図は要部の斜視図である。 １・・・・・・集塵機本体、１０・・・・・・隔壁、１
１・・・・・・モータ、１２・・・・・・ファン、１３
・・・・・・排気口、１４・・・・・・天板、１５・・
・・・・仕切り板、１６・・・・・・中央矩形部、１７
・・・・・・スイッチ、１９・・・・・・通気口、２ｏ
・・・・・・孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 集塵機本体の天板と隔壁との間に、一端が他方の長手方
   向略中央部に直交状に接するごとく４枚の仕切り板を設
   けて、これら仕切り板の中央矩形部にファン駆動用のモ
   ータを設置し、かつ集塵機本体、隔壁仕切り板および天
   板で区割され、上記中央矩形部を除く４つの空間のうち
   ３つの空間には同空間とファン送風部とを連通ずる通気
   口および同空間と中央矩形部とを連通ずる孔を開口し、
   残りの空間にはスイッチを設け、さらに中央矩形部と対
   応する天板の一部に排気口を形成した集塵機。