JPS60260412A - 高純度ホスフインの製造法 - Google Patents

高純度ホスフインの製造法

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JPS60260412A
JPS60260412A JP11652884A JP11652884A JPS60260412A JP S60260412 A JPS60260412 A JP S60260412A JP 11652884 A JP11652884 A JP 11652884A JP 11652884 A JP11652884 A JP 11652884A JP S60260412 A JPS60260412 A JP S60260412A
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Akio Iso
磯 晃男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は一スフィンの精製方法に関するものであり、災
に詳しく謂えばアルシン(A’5Hs)、を代表とする
水素化砒素化合物等の不純物を含。
有するホスフィン(以下、「粗製ホスフィン」と称す)
から水素化砒素化合物を選択的に除去し、実質的に純ホ
スフィンおよび水素のみを含有する#1mホスフィンを
得る方法を提供しよう □とするものである。
ホスフィンは各棟りん化合物誘導体の出発物質、還元剤
、また半導体原料として軍装なものである。
〈従来技術〉 4製ホスフイン中のアルシンの除去に関する従来技術と
しては、粗製ホスフィンを活性炭と接触させてアルでン
を成層させて除去する方法がある。(特開昭59−45
913号)〈発明が解決しようとする問題点〉 一般にホスフィンの装造方法としてに1黄シんにアルカ
リを作用させる方法、黄りんを高温で加水分解する方法
、金属りん化合物、例えばりん化アルミニウム、りん化
屯鉛などに水または酸を反応させて得る方法、貢りんの
電解還元による方法などが提案されている。
しかし、これ等の方法はいずれも黄りんを出発原料とし
ているが、該鍛りん中にはりん鉱石の産池により異るが
、通常、砒素が40〜60ppm含有されているために
S=された粗製ホスフィン中にはアルシンを代表とする
水嵩化砒素化合物がアルシンとして10〜400 pp
m程度含有されている。
従って、粗製ホスフィンに含有している水嵩化砒素化合
物を除去することは、業界において重要な課題である。
しかし、りん及び砒素はいずれも周期律表第V族に稿し
ている元素であるために、それらの誘導体であるホスフ
ィンと、アルシンは化学的性質が非常に艮く類似し、又
物理的性質においてもアルシン(沸点−62,4r1融
点−11<S、3r、20rにおける水に対する溶解度
23m// 100m/)とホスフィン(沸点−87,
7C,融点−133r、20t?における水に対する溶
解度20d/1oOt/)i酷似しているために化学的
手段及び物理的手段のいずれを用いても粗製ホスフィン
中の7 /L、 シンの除去は極めて困難である。加え
て、01製ホスフイン中にM 100 ppm以下しか
含有されていないアルシンを除去することげ、同更困難
であるという問題点がある。
く問題点を解決するための手段〉 本発明は粗製ホスフィンカスを砒化物を生成しうる金属
又は/及びそのリン化物の存在下において、ホスフィン
の熱分解温度以下で加熱することを特徴とするものであ
る。
一般に工業的にリン鉱石を還元して製造する黄リン中に
は、鉄、鋼、ニッケル、アルミニウムおよび鉛等が微量
官有さnているが、これらの金属は水素化物は生成し難
いのでガス状物員君 は生成さnない。他方、リン、砒素などは檀易に水素化
物を造りカス化する。
従って、ホスフィンはそれが粗製ガスであっても実賞的
にすでに金属類は除去されてくるから、かかるホスフィ
ンから高純度ホスフィンを回収することが、最も工業的
にみて曾理的であり、本発明は上記原理に基づくもので
ある。
このように、本発明において粗製ホスフィンカスという
のは主として砒素の水素化物、即ちアルシンが不可欠的
に混入しているガスのことをいう。
かかるamホスフィンガスは、専ら元素状リン、主とし
て黄リンから製造さ扛るが、本!も明はいかなる製法に
基づくホスフィンであっても原料として適用でき、?l
Jえは、次のようなものが代表的にあげられる。
(11次亜リン酸ソーダの製造に際して副生ずるホスフ
ィン: P4−1−3NaOH−4−5H20−+PHs↑+3
NaH2PO2−−−−−−(1)(2)岨1.lン酸
ソーダの製造の際に1lll生するホスフィン: Pa+4H20+2NaOH−+2P)Is↑+2N 
a H2P Os −−−−(2)(3) リンの加水
分解によるホスフィン:2P4+12H20→5PH,
↑+3H5POa−−一−−−−−−L3)あるいハ(
4)黄リンの酸解法によるホスフィン等があげらnる。
しかし、本発明においては、次亜リン酸ソーダの製造に
際して鯖1]生ずるホスフィンの有効利用が工業的にみ
て最も有利である。
本発明は、かかる粗製ホスフィンを砒化物を生成しうる
金属又は/及びその苔属のリン化物の在任ドで熱分解す
ることにより、アルシンを除去して高純度ホスフィンを
表遣するものである。
以下、本発明の代表的実流態様を図面に基づいて説明す
る。
第1図において粗製ホスフィンカスを充填したホスフィ
ンホンベ1よりホスフインガスヲ流量計6にて計量的に
水素ボンベ2からのキャリアガスとしての水素と共に4
管4を社て予め空気を置侠した加熱帯のアルシン分P1
4−#5に導入する。このアルシン分解a5は加熱器6
が外側に付設しである。つまシ、この加熱帯がガス導入
部であシ、アルシンの熱分解帯域となっている。従って
、この加熱帯域はアルシンの熱分解が生じる温度又は充
填金属又は/及びそのリイ化物と反応して砒素化合物を
生成しうる温度であるが、ホスフィンが熱分解を開始す
る温度以下であることが必要で好ましくは240C〜4
00Cの範囲にコントロールされることが望ましい。こ
の理由は、温度が低いとアル7/の熱分解が生じなくな
り逆に最高温度がホスフィンが熱分解を開始する温度を
こえると、回収されるホスフィンの収率が低減すること
による。
なおここでホスフィンの熱分解温度rz 3151常4
50C程度であるが、これは滞留時間との関係で必ずし
も一定ではない。従ってホスフィンが熱分解を開始する
温度はガスの滞留時間の如例によって多少の変動をする
。また、このアルシン分解管5には、砒素化合物を生成
しうる金属又は/及びそのリン化物が充填されている。
かかる金属又はそのリン化物は、例えば亜鉛、マグネシ
ウム、銅、ニッケル、鉄、マンガン、チタン、クロム、
コバルト等又はそのリン化物から選ばれた1独又に2糧
以上のものがあげられ、又、充填できるものであればそ
の大きさ、形状等は特に限定する必要はない。
上記加熱帯域によって、導入される粗製ホスフィンは、
混入しているアルシンの熱分解によシ生成した砒素の充
填金属又(1)矢びそのリン化物による固定又はアルシ
ン若しくは分解砒素と充填金属又は/及びそのリン化物
との砒素化合物の生成反応等によって脱砒素が行われる
。脱砒素の行われたn製ホスフィンは7の4管を通シ回
収される。
く実施例〉 実施例1 攪拌機、温匿計、窒素ガス導入、滴下ロート及び先端に
カス排出管を設けた還流冷却器を備えた反応容器に黄リ
ン30f及び少量の不活性分散助剤及び水500mを装
入し、窒素ガスを窒素ガス導入管よシ導入して、反応容
器中の空気を追出し、70C〜75C’に加熱し攪拌し
て黄リンを微粒子に分散させた。次いでこの分散液に2
54水酸化す) IJウム水溶液102.4Fを1時間
にわたり滴下して反応させた。反応の進行に従い、次組
リン酸ソーダの生成と共にホスフィンの良好な発生が見
られた。滴下終了後さらに75r〜90rにおいて45
分間加熱し1、攪拌して反応を完結させた。発生したホ
スフィンを補集すると平均52.6容量係のホスフィン
を含むガス10.5 tが得らnた。このホスフィンの
収率は94.94に相当する。このようにして得られた
粗製ホスフィンガスは水分を多く含有するため活性炭の
カラムを通して除湿した後にボンベに封入して原料の粗
製ホスフィンとした。
この粗製ホスフィンガス(AsHs:80ppln含有
)を第1図に示す装置で、アルシン分解管5(ステンレ
スJXA1 ”X400 (内憂が165目)、−を使
用)を立てにし亜鉛を300?充填したものに下方から
導入し、導管7から回収したホスフィン中のアルシンの
含有量を測定した結果を表1に示す。
尚、アルシンの含有量の測定は、1規定の過 ゛マンガ
ン酸カリウム水液液501IIlに回収したホ□ スフ
ィンを完全に吸収させ、この蚊収液を原子吸光法により
分析した。
表1 実施例2 アルシン分解管5の充填物を変えた他は実施例1と同様
の操作を行った結果を表2に示す。
表2 〈発明の効果〉 fil フルシンを50〜300 ppm含有している
粗製ホスフィンを数ppm以下の実質的に無視できる8
度まで除去することができる。
(2)本発明は蒸留、および化学楽品によるnI製法に
比較して繁雑な操作、複雑な装置を必要としないため操
作、装置共に簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図は不発明の一つの実施M様を示す工程図である。 1−−−−−ホスフィンボンベ 2−−−−水Jil 
ホ7 ヘ5−−−−−流量計 4−一一一導管 5−−−−−アルシン分解管 か蓮命→寺“ 6−−−
−加熱器 7−−−−導管 蒋許出願人 H本e工を株入会荘

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)粗製ホスフィンガスを砒化物を生成しうる金属又
    は/及びそのリン化物の存在下において、ホスフィンの
    熱分解温度以下で加熱する銅、ニッケル、鉄、マンガン
    、チタン、クロム、コバルトから選ばれた1橿又U21
    11i以上の金属又はそのリン化物である特許請求の範
    囲第1項記載の高純度ホスフィンの製造法(3)粗製ホ
    スフィンが次匪リン酸ソーダの#造の際に副生ずるホス
    フィンである特許請求の範囲第1項記載の高純度ホスフ
    ィンの製造法(4)加熱温度が240〜400Cの範囲
    である特許請求の範囲第1項記載の高純度ホスフィンの
    製造法
JP11652884A 1984-06-08 1984-06-08 高純度ホスフインの製造法 Granted JPS60260412A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0361386A2 (en) * 1988-09-26 1990-04-04 Japan Pionics., Ltd. Method for purifying gaseous hydrides

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0361386A2 (en) * 1988-09-26 1990-04-04 Japan Pionics., Ltd. Method for purifying gaseous hydrides
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