JPS60258285A

JPS60258285A - オイルシエ−ルの乾留方法

Info

Publication number: JPS60258285A
Application number: JP11425784A
Authority: JP
Inventors: Takeyoshi Shishido; 宍戸　孟由; Kazuhiro Takakura; 高倉　一洋
Original assignee: NKK Corp; Nippon Kokan Ltd
Current assignee: JFE Engineering Corp
Priority date: 1984-06-04
Filing date: 1984-06-04
Publication date: 1985-12-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、オイルシェールを乾留して７エールオイル、
乾留ガス等を得る方法及びその装置に関する。

オイルシェールは、油量頁岩ともいう黒褐色の油（パラ
フィン、オレフィン、ガスなト）が得られることが知ら
れている。

このオイルシェールの乾留法として、＆ａガス直接加熱
法、ｂｅ間接熱媒ガス加熱法、ｃ、固体熱媒体加熱法な
どが知られている。ａ、ガス直接加熱法は、酸系を含む
熱ガスによシオイルシェールの乾留を行なう方法（いわ
ゆる内部燃焼法）である、この方法は熱効率が優れてい
ると′い９利点がある。しかし、回収油の収率、品質は
悪い。また熱源として多量のガスを乾留炉に供給するた
め、油の捕集が難しく、設備が大規模化、複雑化し、設
備費が高い欠点がある・ｂ０間接熱媒ガス加熱法は、発
生ガスを主体とする循環ガスの一部を外部加熱し、乾留
炉に再循環供給して乾留の熱源とするものである。

この方法は、ガス直接加熱法に比べて油の品質が良い利
点がある。しかしこの方法は、油の補集設備が直接加熱
法と同、様に大型化、複雑化し、設端費が高くなる欠点
がある。また塊状のオイルの乾留には不向きでちる。Ｃ
０，固体熱媒体加熱法は、乾留用熱源に加熱ガスを使わ
ずに、熱固体を用いる方法で、熱固体媒体として廃シェ
ール又は磁性ゴールが使用されている。またこの方法で
は、乾留を効果的に行なうために、オイルシェールを予
じめ１０ｎａ以下程度になるように破砕し、又加熱媒体
として粉粒状のものを使用している。この方法によれば
、加熱媒体としてガスを使用していないので、乾留゛炉
出口のガスはオイルシェールの乾留時に発生する乾留オ
イルペー・２−及び乾留ガスが主体になる。このため、
ガス量が少なく、油、ガス回収設備が小型ですむ利点が
ある。また予じめ鉱石を破砕するので、幅広く各種銘柄
に適用できる利点がある。しかし、この方法は、製品油
中に微粉廃シェールが混入し易く、乾留炉を大型化し難
いとともに、破砕コストが高くなるなどの欠点がある。

本発明は、これらの問題を解消すべくなされたもので、
その目的とするところは、オイルシエールの完全乾留に
よシ、シェールオイルの回収率の向上、生産性の向上及
び運転コストの低減を図ることができるオイルシェール
の乾留方法及び表置を得んとするものである。

すなわち本発明は、予熱乾燥されたオイルシェールを乾
留炉で乾留する際、乾留時に生じた残カービンを燃焼さ
せて高温の廃オイルシェールを得、これを上記オイルシ
ェールとともに多段の攪拌型乾留炉に投入する方法であ
る。

以下本発明を図示する実施例にもとづいて説明する。

第１図は本発明に係る乾留方法の概略フロー図である。

本発明方法は、原料オイルシェールを所定サイズ（−１
０ａｍ程度以下）に破砕した後、乾燥・予熱器１で乾燥
予熱し、しかる後多段攪拌屋乾留炉２内で乾留し、乾留
で発生した油ペーパーを油回収設備３に送シ、副生ガス
、シェールオイルを回収する。　１１、しかして、乾留炉２を出た乾留後シェールを燃焼炉４に
投入する。燃焼炉４は、流動床方式の様な高燃焼効率が
得られる燃焼炉で、ここで乾留後フェール中の残留カー
ボンを燃焼して高温廃シェールを得る。この高温廃シェ
ールのうち必要量を乾留炉２へ供給し、これを乾留熱源
として原料オイルシェールを乾留する。なお余剰廃シェ
ールは、系外に抜き出して冷却後処理する。一方残留カ
ー？ンの燃焼で生じた燃焼廃ゴスを乾燥・予熱器１へ導
入して原料シェールの乾燥・予熱に使用する。

この方法に使用する多段攪拌型乾留炉は、第２図及び第
３図に示すように、急速攪拌機能を持つ乾留炉（例えば
、リボン式、ツクドル式などの乾留炉）を上下多段に重
ねたもので、図示する鉤では最上段の乾留炉に１対の螺
旋状のスクリュー５，５を対向して配置した構造となっ
ている。

この乾留炉では、加熱された循環廃シェールを供給口６
から、又原料オイルシェールを供給ロアから投入して最
上段の乾留炉８に入れる。

）−、，１ｔａＩ’Ｂ　ｏ　＋ｎ　Ｗ：ソ−ｎ−Ｊ−百
４４　＋イル・ソエールとを左から右に移動させて両シ
ェールを早急に混合する、この結果廃シェールの熱は、
原料オイルシェールに移動し、原料オイルシェールが急
速に加熱される。次いで廃シェールと原料オイルシェー
ルの混合物を最上段の乾留炉８の右端の出口８＆から次
段の乾留炉９に落下させる。この乾留炉９”では、混合
物を左から右へ移動させ、移動時に原料オイルシェール
を乾留する。その後順次下段の乾留炉を通して原料オイ
ルシェールを十分乾留し、最下段の乾留炉１θから排出
する。ここで、各段の乾留炉８〜１０から出る油ペーノ
々−を油ペーパー出口管１１から油ベー・臂−集合管１
２に集め、油回収設備へ送る。

しかしてこの方法によれば、次のような効果がある。

轟、固体熱媒体を利用して乾留を行っているので、乾留
炉出口ガス量が少なく、油回収設備が小さくてすむ。

ｂ、廃シーール中の残カーｒｆンをｔ８燦１−て廃オイ
ルシェールを高温とし、これを原料オイルシェールの乾
留に用いるので、熱効率がよい。

Ｃ０同様に残留カーボンの燃焼廃ガスで原料オイルシェ
ールを乾燥、予熱するので、熱効率がよい。

ｄ、ｔたこの方法で使用した多段攪拌型乾留炉は、複数
個の乾留炉を連結しているので、各段の乾留炉ごとに乾
留過程に適した攪拌機構（例えばレポン型、２軸・ぐド
ルミキ４−等）とするとともに、その回転数を任意に設
定することができる。−例を挙げれば最上段の乾留炉で
は、高温廃シェールと原料シェールとの攪拌混合を急速
おこなって乾留温度を短時間に均一とすることができる
機構とする。また第２段目以降の乾留炉では、最適温度
における所要乾留時間を保持するため、攪拌、移動を目
的とした機構とする。このように鉱石の乾留特性に合せ
て乾留炉を的適に設計できる。

ｅ、更にこの多段攪拌型乾留炉は、同一形状の乾留炉を
多段に連結するので、大型化が容易である。

ｆ、また乾留炉の段数を任意とすることができるので、
オイルシェールの滞留時間を長く設計することができ、
比較的粒径の大きなオイルシェールの乾留にも好適であ
る。

以上説明したように本発明によれば、廃シェール中の残
カーがンを燃焼し、その燃焼熱を利用するとともに乾留
炉として多段攪拌型のものを用いたので、原料オイルシ
ェールを無駄なく処理して、収油量の増加および運転コ
ストの低減を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法の一例を示す概略フロー図、第２図
は同方法で使用する多段攪拌型乾留炉の一例を示す正面
図、第３図は同乾留炉の側面図である。１・・・乾燥・予熱器、２・・・多段攪拌製乾留炉。１、・。３・・・油回収設備、４・・・燃焼炉、５．５・・・ス
クリュー、６，７・・・供給口、８〜１０・・・乾留炉
、１１・・・油ペーノ臂−出ロ管。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）予熱乾燥されたオイルシェールを乾留炉で乾留す
る際、乾留時に生じた残カーボンを燃焼させて高温の廃
オイル７エールを得、これを上記オイルシェールととも
に多段の攪拌型乾留炉に投入することを特徴とするオイ
ル、シェールの乾留方法。
（２）　オイルシェールの予熱乾燥は、廃オイルシェー
ル中の残カーボンを燃焼させて燃焼廃ガスを得、これを
用いて予熱乾燥する特許請求の範囲第１項記載のオイル
シェールの乾留方法。