JPS6025738B2 - 自動流動点試験器 - Google Patents
自動流動点試験器Info
- Publication number
- JPS6025738B2 JPS6025738B2 JP19479A JP19479A JPS6025738B2 JP S6025738 B2 JPS6025738 B2 JP S6025738B2 JP 19479 A JP19479 A JP 19479A JP 19479 A JP19479 A JP 19479A JP S6025738 B2 JPS6025738 B2 JP S6025738B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pour point
- detection rod
- tester
- tip
- rotary disk
- Prior art date
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- Expired
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- Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は石油製品の改良された自動流動点試験器に関す
る。
る。
現在、石油製品の自動流動点試験器は第1図に示すよう
に、試料を入れた試験管1に挿入した検出榛2の先端に
設けた回転盤3に一定の回転トルクを与え、その回転ト
ルクに試料の粘性力が打ち勝つたときの温度を測定する
ことにより凝固する直前の流動点を自動的に測定するも
のであり、JISK 226G日油製品流動点試験方法
を自動的に行なう試験器である。
に、試料を入れた試験管1に挿入した検出榛2の先端に
設けた回転盤3に一定の回転トルクを与え、その回転ト
ルクに試料の粘性力が打ち勝つたときの温度を測定する
ことにより凝固する直前の流動点を自動的に測定するも
のであり、JISK 226G日油製品流動点試験方法
を自動的に行なう試験器である。
しかしながら上記自動流動点試験器は、試料の油種によ
って試料中のワックスの析出状態あるいは粘性の状態が
異なることが原因で、手動試験器での測定値と一致しな
い場合が生じ、全油種に適用しえないものである。
って試料中のワックスの析出状態あるいは粘性の状態が
異なることが原因で、手動試験器での測定値と一致しな
い場合が生じ、全油種に適用しえないものである。
本発明者は上記従来の自動流動点試験器の欠点を解消し
て、全油種に対して精度の高い測定を行なうことのでき
る改良された自動流動点試験器を閥発すべく研究を重ね
た。
て、全油種に対して精度の高い測定を行なうことのでき
る改良された自動流動点試験器を閥発すべく研究を重ね
た。
その結果、従釆の試験器の欠点が、検出棒先端の回転盤
の形状が円盤状であることに帰因することを見出し、こ
の知見に基いて回転盤の形状に工夫を施し、本発明を完
成するに至った。すなわち本発明は、検出棒先端に設け
られた回転盤の形状が、流体内で回転させる際に該回転
盤の周縁、上面あるいは下面の各部分の受ける抵抗が不
均一となる形状(ただし円盤自体は除く。
の形状が円盤状であることに帰因することを見出し、こ
の知見に基いて回転盤の形状に工夫を施し、本発明を完
成するに至った。すなわち本発明は、検出棒先端に設け
られた回転盤の形状が、流体内で回転させる際に該回転
盤の周縁、上面あるいは下面の各部分の受ける抵抗が不
均一となる形状(ただし円盤自体は除く。
)であり、かつ該回転盤の厚さdが試料採取高さhと0
.003<d/h<0.500の関係を満たすように調
節したトルク式目動流動点試験器を提供するものである
。上述の如く、本発明の試験器は、検出棒先端の回転盤
の形状に特徴を有するものであり、具体的には該回転盤
の平面形状が第2図A〜Uに例示されているような検出
綾を中心軸とする回転対称体などをあげることができる
。
.003<d/h<0.500の関係を満たすように調
節したトルク式目動流動点試験器を提供するものである
。上述の如く、本発明の試験器は、検出棒先端の回転盤
の形状に特徴を有するものであり、具体的には該回転盤
の平面形状が第2図A〜Uに例示されているような検出
綾を中心軸とする回転対称体などをあげることができる
。
また回転盤の形状の別の態様としては、円盤状のものの
上面あるいは下面に突起をつけた形状(第3図A〜C参
照)、さらをこは円盤周縁の一部を突出させたものなど
を考えることができる。そのほか検出棒先端に棒状体を
該検出棒と垂直に取付け、その両端に突出片を設けて回
転盤を構成することもでき(第3図D参照)、また検出
棒先端に一枚あるいは複数枚の板状体を、その各板面を
含む各々の平面上に検出棒が存在するような位置にて取
付けることにより回転盤を構成することもできる(第3
図E,F参照)。検出棒先端の回転盤の形状に工夫を施
し、試料油内において回転盤の受ける抵抗が不均一、特
に回転盤の一定部分に抵抗が大きくかかるようにすると
、試料油の流動性の変化を敏感に察知することができ、
流動点測定の精度が著しく向上する。
上面あるいは下面に突起をつけた形状(第3図A〜C参
照)、さらをこは円盤周縁の一部を突出させたものなど
を考えることができる。そのほか検出棒先端に棒状体を
該検出棒と垂直に取付け、その両端に突出片を設けて回
転盤を構成することもでき(第3図D参照)、また検出
棒先端に一枚あるいは複数枚の板状体を、その各板面を
含む各々の平面上に検出棒が存在するような位置にて取
付けることにより回転盤を構成することもできる(第3
図E,F参照)。検出棒先端の回転盤の形状に工夫を施
し、試料油内において回転盤の受ける抵抗が不均一、特
に回転盤の一定部分に抵抗が大きくかかるようにすると
、試料油の流動性の変化を敏感に察知することができ、
流動点測定の精度が著しく向上する。
なお、回転盤の厚さは特に制限はなく、従来のものと同
じでよい。また、測定にあたっては試料採取高さh(試
験管内における採取試料油の液位と回転盤の厚さdとの
関係を、0.003<d/h<0.500となるように
調節する。ここで回転盤の厚さdは、検出棒先端に取付
けた回転盤を回転軸方向に測定した最大厚さを指称し、
例えば第3図では図示の如きものとなる。本発明の試験
器を用いれば、従来の自動流動点試験器では測定できな
かった油種も含めて、あらゆる種類の石油製品の流動点
を自動的かつ高精度に測定することができる。
じでよい。また、測定にあたっては試料採取高さh(試
験管内における採取試料油の液位と回転盤の厚さdとの
関係を、0.003<d/h<0.500となるように
調節する。ここで回転盤の厚さdは、検出棒先端に取付
けた回転盤を回転軸方向に測定した最大厚さを指称し、
例えば第3図では図示の如きものとなる。本発明の試験
器を用いれば、従来の自動流動点試験器では測定できな
かった油種も含めて、あらゆる種類の石油製品の流動点
を自動的かつ高精度に測定することができる。
次に本発明の実施例を示す。
比較例
概略を第1図に示すような自動流動点試験器(回転盤3
の形状は円盤状)を用いて各種石油製品の流動点を測定
した。
の形状は円盤状)を用いて各種石油製品の流動点を測定
した。
結果を第1表に示す。なお測定は次の如く行なった。ま
ず設定温度下降毎(2530単位)に電磁石4に電流を
通して永久磁石5と反発させて、試験管1内の試料独(
約25の‘)に回転トルクを加えた(回転角約50)。
この回転トルクに対して試料油の粘性が打ち勝つか否か
をホートセル6にて検知した。この場合、2秒間ホート
セル6が感知しないときの温度を凝固点とし、この凝固
点十2.5q0を流動点と定めた。実施例第1図に示す
ような自動流動点試験器の回転盤3を第2図1に示すよ
うな六角形状のものに代えたこと以外は、比較例と同様
の操作を行なった。
ず設定温度下降毎(2530単位)に電磁石4に電流を
通して永久磁石5と反発させて、試験管1内の試料独(
約25の‘)に回転トルクを加えた(回転角約50)。
この回転トルクに対して試料油の粘性が打ち勝つか否か
をホートセル6にて検知した。この場合、2秒間ホート
セル6が感知しないときの温度を凝固点とし、この凝固
点十2.5q0を流動点と定めた。実施例第1図に示す
ような自動流動点試験器の回転盤3を第2図1に示すよ
うな六角形状のものに代えたこと以外は、比較例と同様
の操作を行なった。
結果を第1表に示す。第1表JISK2269
上記第1表からわかるように、従来の自動流動点試験器
では蒸留の初留点と終点との差が170℃を越えるよう
な広沸点範囲を有する軽油等や、2種以上の油種を混合
して製造される重油等の製品についての流動点測定を正
確に行なえないが、本発明の試験器では、これらの石油
製品の流動点についても手敷による方法と同じ測定値を
得ることができる。
では蒸留の初留点と終点との差が170℃を越えるよう
な広沸点範囲を有する軽油等や、2種以上の油種を混合
して製造される重油等の製品についての流動点測定を正
確に行なえないが、本発明の試験器では、これらの石油
製品の流動点についても手敷による方法と同じ測定値を
得ることができる。
第1図は比較例で用いた自動流動点試験器の概略図、第
2図は本発明の自動流動点試験器における検出棒先端の
回転盤の各態様を示す平面図であり、第3図は別の態様
の回転盤の平面図および正面図である。 1・・・・・・試験管、2…・・・検出棒、3・・・・
・・回転盤、4......電磁石、5・・・・・・永
久磁石、6・・・・・・ホートセル、7……ランプ。 第1図 第3図 第2図
2図は本発明の自動流動点試験器における検出棒先端の
回転盤の各態様を示す平面図であり、第3図は別の態様
の回転盤の平面図および正面図である。 1・・・・・・試験管、2…・・・検出棒、3・・・・
・・回転盤、4......電磁石、5・・・・・・永
久磁石、6・・・・・・ホートセル、7……ランプ。 第1図 第3図 第2図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 検出棒先端に設けられた回転盤の形状が、流体内で
回転させる際に該回転盤の周縁、上面あるいは下面の各
部分の受ける抵抗が不均一となる形状(ただし円盤自体
は除く。 )であり、かつ該回転盤の厚さdが試料採取高さhと0
.003<d/h<0.500の関係を満たすように調
節した石油製品のトルク式自動流動点試験器。2 検出
棒先端に設けられた回転盤の形状が、検出棒を中心軸と
する回転対称体である特許請求の範囲第1項の試験器。
3 検出棒先端に設けられた回転盤の形状が、該回転盤
の周縁、上面あるいは下面に突起を有する円盤状である
特許請求の範囲第1項記載の試験器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19479A JPS6025738B2 (ja) | 1979-01-08 | 1979-01-08 | 自動流動点試験器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19479A JPS6025738B2 (ja) | 1979-01-08 | 1979-01-08 | 自動流動点試験器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5593049A JPS5593049A (en) | 1980-07-15 |
JPS6025738B2 true JPS6025738B2 (ja) | 1985-06-20 |
Family
ID=11467178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19479A Expired JPS6025738B2 (ja) | 1979-01-08 | 1979-01-08 | 自動流動点試験器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6025738B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0441159Y2 (ja) * | 1985-07-31 | 1992-09-28 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5726048U (ja) * | 1980-07-18 | 1982-02-10 | ||
JPS57204991A (en) * | 1981-06-10 | 1982-12-15 | Omron Tateisi Electronics Co | Money discharger |
JPS6079465A (ja) * | 1983-10-07 | 1985-05-07 | Tokyo Electric Co Ltd | Posシステム |
JP2508058B2 (ja) * | 1987-02-27 | 1996-06-19 | 住友金属工業株式会社 | 高温融体の粘度自動測定装置 |
FR2799547B1 (fr) * | 1999-10-06 | 2002-05-24 | Gradient Ass | Tribometre a disque pour la mesure des phenomenes tribologiques |
WO2021153126A1 (ja) * | 2020-01-30 | 2021-08-05 | クオリカプス株式会社 | 粘性液体供給装置 |
-
1979
- 1979-01-08 JP JP19479A patent/JPS6025738B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0441159Y2 (ja) * | 1985-07-31 | 1992-09-28 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5593049A (en) | 1980-07-15 |
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