JPS6025668Y2 - 金銭登録機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は金銭収納箱（ドロアー）を両えて各種取引情報
の登録処理と金銭処理を行う金銭登録機に関し、特に開
放された金銭収納箱を手動で閉成するようにした手動閉
成機能と、金銭収納箱が開放されてから所定時間経過す
ると自動的に該収納箱を閉成する自動閉成機能とを任意
に切替え可能にすると共に、少くとも手動閉成機能に設
定したときであって、金銭収納箱が開放されてから所定
時間経過したとき該収納箱を閉成すべき旨の報知を行う
ようにしたものである。

本考案の目的は金銭収納箱の金銭を盗難から防止し得る
金銭登録機の提供にある。

本考案の他の目的は金銭収納箱を開放したままの状態で
登録機を使用する場合、或いはその都度金銭収納箱を閉
成するようにして登録機を使用する場合のどちらの場合
であっても金銭を盗難等から防止し得る金銭登録機の提
供にある。

以下図にもとづいて本考案の一実施例を詳細に説明する
。

図は本考案に係る金銭登録機のブロック構成国を示し、
図中１は取引に必要な情報を入力するためのキー人力手
段、２はＲＯＭ３に記憶された登録機の一連の動作を制
御する制御プログラムに基づいて前記キー人力手段１を
介して入力されてきた情報の演算処理を実行する中央演
算処理装置（ｃｐｕ）、４は累計記憶部等を有し、前記
ｃｐｕ ２で求めた取引合計額を累計記憶するメモリ、
５は前記ｃｐｕ２から出力力される取引合計額等を表示
する表示部、６はレシートに前記取引合計額等を印字す
る印字部であり、これらの構成は従来の金銭登録機と同
様である。

次に本考案に係る構成について詳細に説明すると、図中
７は金銭収納箱を示腰該収納箱７は前記ｃｐｕ ２から
出力される金銭収納箱の開放指示信号（キー人力手段１
において取引のｎ７指示キーが押圧されたときそれに応
答してｃｐｕ ２より出力される信号）に応答して動作
する開放手段８により開放され、また後述の閉成手段１
２により自動的に閉成されるように構成されている。

即ち、前記金銭収納箱７は前方へ引出し自在となるドロ
ワー７Ａを有し、通常は箱７本体内に収納状態に保持さ
れると共にソレノイド等でなる開放手段８がｃｐｕ２か
らの信号で駆動されてドロワー７Ａを前方へスライドさ
せる。

また閉成手段１２はアンドケート１１よりの信号に応答
して前記開放されたドロワー７Ａを箱７本体内に収納さ
せるべくスライドさせる作用を威すものである。

９は金銭収納箱が開放された時点から閉成されるまでの
時間を記憶する閉成時間メモリを示し該メモリ９には設
定モード時に前記キー人力手段１にて設定した時間情報
を前記ｃｐｕ ２を介して記憶させるように構成されて
いる。

従って、前記メモリ９には上記ドロワー７Ａが開放状態
にされるリミットタイｌ、情報か設定されることになる
。

１０は前記ｃｐｕ ２から出力される金銭収納箱の開放
指示信号を導入したとき動作状態となる計数手段を示腰
該計数手段１０を開始してから所定時間経過すると、即
ち計数値が前記閉成時間メモリ９に設定記憶された時間
情報と一致すると次段のアンドゲートｌｌ、１３に計数
完了信号を導出するように接１完されている。

前記アンｌ−ゲート１１のもう一方の入力端にはスイッ
チ１７に関連した信号、即ち該スイッチが開成状態のと
き論理“１゛の信号、又閉成状態のとき論理４１０Ｈの
信号がそれぞれ印加されるように構１．！〜こされてい
る。

し、たがって、前記スイッチ１７１１通常間伐され、こ
の開成状態のとき前記計数手段１０より計数完了信号が
出力されるとアンドゲート１１か開成し、その開成信号
は閉成手段１２を駆動して金銭収納箱７を自動的に閉成
せしめる。

そして、前記閉成手段１２によるドロワー７Ａの自動閉
成動作を行わせないときにはスイッチ１７を閉成させる
。

なお、前記閉成手段１２の駆動・停止の指示は前記スイ
ッチ１７て行うかわりに、マイクロプログラムを使用し
、前記メモリ４の所定のエリアに上記指示に関するフラ
グを設けることにより行うことができる。

１４は警報信号を発生する発生回路を示腰該発生回路１
４から出た警報信号はアンドゲート１３に出力されてお
り、前記計数完了信号が前記アンドゲート１３に入力さ
れたとき、該ゲート出力が転送され、これによってスピ
ーカ１６より前記計数完了信号が出力されている間警報
が発せられるように構成されている。

特に警報は金銭収納箱７を自動的に閉成するときにこの
ドロワー７Ａが閉成する旨を報知腰またスイッチ１７を
ＯＮ状態にして閉成手段１２を停止し、金銭収納箱７を
手動で閉成できるようにしたときにも計数完了信号に応
答して報知するように構成しているが、前者の場合は前
記閉成手段１２が故障して金銭収納箱７が自動閉成され
なかったとき有利であり、又後者の場合は金銭収納箱７
を手動閉成に切換えたときの閉め忘れに対し注意を促す
のに有利である。

上記した構成によれれば、先ず設定モードにしてキー人
力手段１により閉成時間メモリ９に金銭収納箱閉成のた
めの所定の時間情報を記憶させたのち、登録録モードに
切替えて各顧客について取引登録処理を行っていくわけ
であるが、ここで１顧客の取引が終了して終了指示キー
（たとえばば、合計キー）が押圧されると、ｃｐｕ２よ
り開放指示信号が出力し、開放手段８が作動して金銭収
納箱７のドロワー７Ａは自動的に開放される。

同時に、前記開放指示信号を受けた計数手段１０は計数
を開始し、その計数値が前記閉成時間メモリ９にプリセ
ットされている時間情報と一致すると計数完了信号を出
力する。

したがって、このときスイッチ１７がＯＦＦ状態であれ
ば（通常ＯＦＦ状態）前記計数完了信号はアンドゲート
１１を介して閉成手段１２に印加されて金銭収納箱７の
ド珀ワーフＡは自動的に閉成され、同時にスピーカ１６
より？報が発せられる。

又、このときスイッチ１７がＯＮ状態であれば（つまり
手動閉成動作時）開放されていた金銭収納箱７はその状
態を維持腰警報のみ発せられる。

以上のように本考案に係る金銭登録機によれば金銭収納
箱の自動閉成機能と手動閉成機能の切替えがスイッチ手
段によって可能なので、ユーザは都合によってどちらか
一方を選択することができる。

しかも自動閉成機能に設定したときは開放された金銭収
納箱が所定時間経過後に自動的に閉成され、又手動閉成
機能に設定したときは開放されてから所定時間経過する
と金銭収納箱を閉成すべき旨の報知が威されるので金銭
の盗難を確実に防止することができる。

更に、自動閉成機能に設定した場合であっても一応金銭
収納箱を閉成すべき旨の報知を行うようにしたので、自
動閉成機構の故障で金銭収納箱が閉成されなかったとき
ても盗難を未然に防止することができる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案に係る金銭登録機のブロック構成図を示す。 １はキー人力手段、２はｃｐｕ、 ４はメモリ、７は金
銭収納箱、８は開放手段、９は閉成時間メモリ、１０は
計数手段、１２は閉成手段、１４は警報信号発生回路、
１６はスピーカ駆動手段、１７はスイッチ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 金銭収納箱（ドロアー）を備えて各種取引情報の登録処
   理を行う金銭登録機において、 前記金銭収納箱ぎ開放された時点から閉成させるまでの
   時間情報を記憶する閉成時間記憶部と、前記金銭収納箱
   が開放された時点から前記記憶部の時間を経過したとき
   閉成信号を出力する出力手段と前記出力手段の閉成信号
   を受けて前記金銭収納箱を閉成する閉成手段と、前記閉
   成手段に対して前記出力手段からの閉成信号を印加する
   か否かを選択するスイッチ手段と、前記スイッチ手段の
   信号に応答して前記閉成手段への閉成信号の印加を制御
   する制御手段と、前記閉成信号が出力されたとき前記金
   銭収納箱を閉成すべき旨の報知を行う報知手段とを備え
   たことを特徴とする金銭登録機。