JPS60256602A - 給水ユニツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は隔膜式圧力タンクによる給水装置に関するもの
である。

従来から知られている自動空気補給装置付き中空式圧力
タンク給水装置は広く使われているが下記の欠点を有す
るため隔膜式圧力タンク給水方式に置き代りつつある。

１）封入空気と水が直接接触しており徐々に空気が水に
溶は込み封入空気圧の低下があるいるため空気の補給を
必要である。

２）外気とタンク保有水の接触およびタンク内面の腐食
による給水衛生面の問題。　′ ３）自動空気補給装置付きの場合は空気吸入弁。

過剰空気排気弁、空気減少レベル検出装置等の附属器の
保守管理上の問題。

４）高圧空気の用水への巻込みによる白濁現象。

５）低水位時の空気流出防止のため残水量の確保が必要
で有効容積が少ない。

６）停電時に用水を使用ずれば封入空気が飛び出す問題
。

上記の問題点は隔膜式圧力タンクを使用することにより
解決出来るため、近年集合住宅のビルディング屋上に設
置されている高架水楕に代わって例えば実開昭５５−２
０−７０４や特開昭５７−４０３４号公報に開示された
ごとくのものが普にしつつある。

これ等は従来の高架水槽に置き代えて圧力タンク内に柔
軟弾性材の袋体を設け、袋体とタンク間には気体を封入
し袋体内へは下部に設置したポンプから揚水される水を
蓄圧収容し建物内の給水器具の使用に応じて給水するも
のであるが、下記の問題点を含んでいる。

１）一般的に建築物内の使用給水容ωにもよるが大容量
の圧力タンクが必要で、タンク本体およびタンク内の袋
体も大容量のものが必要でこのため特に袋体の制作は一
体成形では困難であり数枚のゴム板を張り合わせて袋体
を製作しなければならず、この張り合せ部の強度が問題
でこの部分から破損する恐れがある。

２）また上記の袋体容積が大きくなるに従い、給水負荷
変動に伴う缶体に対する挙動が複雑で不規則なものとな
り袋体同志が重なり場合によっては折れ曲り部から短期
間で袋体に亀裂が生じ破れたり又タンク下部の給水口を
塞いで給水不能になるなどの澗象が生じる。

３）建築物に圧力タンク設置後、建物内の給水設備に変
更が生じあるいは増改築が行われて給水容量が変化した
場合、給水容量に応じてタンクの容量を変更する事は困
難で多大の経費を要し、又変更されない場合はポンプお
よびタンク等揚水側に無理な負荷を生じさせ寿命を縮め
る。

４）屋上において設置すれるため冬期の水温の異常低下
や夏期の外気によるタンクの加熱によって長時間水が使
用されない場合は凍結による断水やタンク内水温の上昇
により使用者に不快感を与え新鮮な給水温度が保てなく
なる。

本発明は上記の問題点今解消する給水ユニットを提供す
罎もので、その要旨は、樹脂製の外部容器と気密にした
内郭容器の間に断熱兼日光透過防止材を設け、前記内郭
容器内には柔軟弾性材よりなる袋体を設けニ室に区画し
、上部室には給気部から気体を封入し、下部室には内部
容器下部の給水口より液体を出入させる様にした単位容
器を複数容器組合せ、前記各々の単位容器の給水口を互
いに接続してなる給水ユニットである。

以下図面を参照しながら本発明の実施例について説明す
る。

第１図、第２図は本発明の実施例を示し、外郭容器１．
１１は概略中空の直方体からなり内部に断面円筒状の内
郭容器２．２１が一体で形成されている。この内郭容器
２．２１の外壁と外郭容器１．１１の内壁間には石綿等
の断熱兼日光透過防止材３が詰め込まれて外部との熱や
日光の透過を庶断をしている。内郭容器・２．２１の内
部は気密に構成されゴム等の柔軟弾性からなる袋体４．
４１がその開口部を上部にして蓋５．５１によって接着
固定されている。これは別に袋体開口部を下にしてもよ
い。

内郭容器の上部室側すなわち袋体４．４１内はＭ５、口
に設けられている給気口６．６１から気体が封入されて
おりまた袋体と内郭容器２．２１間の下部室８．８１内
には内部容器下部の給水口７、７１から送られてくる用
水を収容する。この様な構造の単位容器Ａ、Ｂは全体を
樹脂成形品で製作し、互いに外部容器の側壁をボルト等
で固定しである。また図ではこの単位容器は２容器であ
るが容−に応じていくつの容器で構成してもよい。尚下
部の給水口７．７１も複数の容器が互いに連通する様配
置管９で連結して一方にシステム接続口９１としである
。

このシステム接続口は建築物の下部に設置した揚水ポン
プや建物内給水器具と連絡する給水配管と接続される。

この様に本給水ユニットは全体を１個又は複数の内部容
器を備えた単位容器又はその組合せにより構成しである
ため従来の大容酪圧力タシクに比べて個々の小容量の容
器および袋体で済むため特に袋体は一体射出成形等によ
って製造でき袋体に接続張り合せ部がなく、異常な重な
り変形等が防止でき大巾に耐久性を向上させることがで
きる。

また本実施例では袋体４．４１の開口部は上部にして蓋
５．５１で挟着しであるため下部室８．８１に用水が収
容されたり収容された用水を給水して膨張収縮が行われ
ても袋体の変形は常に自然な状態で行われ、変形応力が
局部的に集中することがない。

又内郭容器は樹脂成形品のため腐食がなく新鮮な用水が
確保できる。また袋体４，４１と内郭容器２．２１の間
で袋体の膨張収縮によって生じる摩擦現象が内郭容器の
表面が比較的なめらかな面とすることが容易にできるた
めこの摩擦による袋体の摩耗がなく袋体の寿命が向上す
る。

また外郭容器１．１１と内郭容器２．２１の間に石綿や
グラスウール等の断熱兼日光透過防止材３、３１を収容
して外気からの熱を庶断しているため冬期や夏期の水温
の変化およびそれに供なう袋体４．４１の変質を防止し
更に日光透過による有機物の発生もなく、常に正常な運
転および袋体寿命の延長を計ることができる。

また建築物に設置後、建物内の給水設備の変更や増改築
によって給水容量に変更が生じても単位容器の組合せや
内部容器の附加減が容易にを容易に出来るため建物の給
水容量に応じた圧力容器容量とすることが可能で、建物
下部に設置された揚水ポンプや設備機器に無理な負荷を
かけずに済み適正な給水運転が保持できる。また単位容
器は樹脂成形品で構成しであるため従来の鋼鉄製の圧力
容器に比べて非常に軽く、ビル等の屋上に設置する場合
の屋上の強度はほぼ最大給水容量時の水の生母に耐える
強度があればよく、建築物設計上も有利で更に実際の設
置に際しても屋上に余分な負荷を掛けなくて済み安全で
ある。

以上説明のごとく本発明の給水ユニットはビル等の屋上
に設置する場合の給水装置として非常に優れており給水
負荷に応じた適正な給水運転を行うことが可能で常に新
鮮な給水を長期にわたって維持できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す側部断面図、第２図は第
１図のイーロ断面図である。 Ａ、Ｂ・・・単位容器、１．１１・・・外郭容器、２．
２１・・・内郭容器、３．３１・・・断熱拐、４．４１
・・・袋体、５．５１・・・蓋、６．６１・・・給気孔
、７．７１・・・給水口、８．８１・・・下部室、９・
・・配管 代理人　弁理士　高　石　橘　馬

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、樹脂製の外郭容器と、気密にした内郭容器の間に断
   熱兼日光透過防止材を設け、前記内郭容器内に柔軟弾性
   材よりなる袋体を設は二重に区画し、上部室には給気部
   から気体を封入し、下部室には内郭容器下部の給水口よ
   り液体を出入りさせるようにした単位容器を複数容器組
   合せて、各々の単位容器の給水口を互いに接続してなる
   ことを特徴とする給水ユニット。 ２、特許請求の範囲第１項記載の給水ユニットであって
   、各々の単位容器の給水流入口を上部又は横に設け、給
   水流出口を下部に設け、各々の給水口を互いに接続した
   ことを特徴とする給水ユニット。