JPS6025571Y2 - ベントたばこの側面流入量測定器 - Google Patents

ベントたばこの側面流入量測定器

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JPS6025571Y2
JPS6025571Y2 JP11200579U JP11200579U JPS6025571Y2 JP S6025571 Y2 JPS6025571 Y2 JP S6025571Y2 JP 11200579 U JP11200579 U JP 11200579U JP 11200579 U JP11200579 U JP 11200579U JP S6025571 Y2 JPS6025571 Y2 JP S6025571Y2
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JP11200579U
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JPS5631326U (ja
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勝一 野口
篤夫 寺原
勝治 有坂
成一 小林
清 東尾
Original Assignee
日本たばこ産業株式会社
ダイセル化学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は紙巻きたばこの空気流入量測定装置に関し、特
にフィルタの部分に通気孔を有する紙巻きたばこ或は巻
紙自体に多孔化若しくは開孔処理をした紙巻たばこ(以
下、ベントたばこと称する)の側面からの空気流入量を
測定する装置に関する。
ベントたばこは煙中のニコチン、タールその他の有害成
分を減少する効果があるとされ、近年これらのたばこに
対する需要が増加してきた。
この種のたばこにおいて、たばこの吸口端から吸入され
る全体の空気量に対するたばこの側面(フィルタ部分や
巻紙側面)から吸入される空気量の割合(空気流入割合
と称される)がたばこの1つの特性を表わす基準とされ
ている。
従来、紙巻たばこの通気抵抗や巻紙部分の空気漏れを測
定する装置として、実公昭52−15269号、特公昭
52−22263号、特公昭53−4154峰、又は特
開昭50−105898号などに開示された装置が知ら
れている。
これらの測定装置はいずれも紙巻たばこの吸口端から空
気を吸引し、その時の吸気抵抗や巻紙部先端における流
入空気量を測定し、巻紙部からの漏れを求めるものであ
る。
しかしながら、これらの従来の測定装置は、巻紙部の側
面およびフィルタ部の側面から流入する空気量をそれぞ
れ別個に測定することはできず、従って上記のようなベ
ントたばこに適用することは不可能であった。
本考案の目的は、ベントたばこにおいて1空気流入割合
ヨを正確かつ簡便に求めることのできる流入量測定器を
提供することにあり、更に、側面から流入する空気量の
うち巻紙部分の側面から流入する空気量とフィルタ部分
の通気孔から流入する空気量とを別々に知ることのでき
る空気流入量測定器を提供することにある。
このような目的を遠戚するために、本考案によれば、内
部に試料を挿入できかつ両端が閉じた略円筒状の試料ホ
ルダの内壁から、試料のフィルタ部の吸口端付近、フィ
ルタ部と巻き紙部の継ぎ目付近及び巻き紙部先端付近ま
でそれぞれのびた弾性体フィルムでもって試料の側面を
気密に包囲すると共にホルダ内を4つの気密室に仕切り
、フィルタ部吸口端の端面に隣接する気密室から一定流
量の空気を吸引しかつ他の3つの気密室に連通ずる空気
導入路に流量計をそれぞれ配したことを特徴とするベン
トたばこの側面流量測定器が提供される。
本考案では、ホルタ内にこのように4つの気密室を形成
したので、巻紙部の側面およびフィルタ部の側面から流
入する空気量をそれぞれ独立に測定でき、従ってベント
たばこにおける1空気流入割合ヨを簡単かつ正確に求め
ることができる。
以下、添付図面を参照し本考案の実施例につき詳細に説
明する。
第1〜第3図において、測定されるべきベントたばこの
試料1は、この試料1とほぼ同心の略円筒状の試料ホル
ダ2の内部に挿入されている。
試料ホルダ2は、第2図に詳しく示すように、上側の円
筒部分2aと下側の円筒部分2bを含み、その間の平滑
面の間にゴム製のOリングシール3が配置され、両者を
気密に接合することができるようになっている。
上側の円筒部分2aの上部にカップ状部材4がゴムパツ
キン5を介して袋ナツト6によって気密に接続・固定さ
れている。
上側の円筒部分2aはこのカップ状部材4の内部にのび
た環状の部分を有し、この部分にゴム膜7aが取付けで
ある。
このゴム膜7aは試料1の巻き紙部1aの先端付近の周
囲を気密に取囲んでいる。
従って、カップ状部材4の内部には第一の気密室8aが
形成される。
また、カップ状部材4には気密室8aに連通ずる空気配
管9aが接続される。
下側の円筒部分2bの内壁には環状の部材10がシール
11を介してねじ部分12によって気密に固定されてお
り、この環状部材10にゴム膜7bが取付けである。
このゴム膜7bは試料1の巻き紙部1aとフィルタ部1
bの継ぎ目1cの付近、好ましくはその継ぎ目1cより
わずか下方でフィルタ部1bの通気孔1dより上の部分
を周囲に気密に取囲んでいる。
従って、ホルダ2の内部のゴム膜?a、?b間に第二の
気密室δbが形成される。
上側の円筒部分2aには気密室8bに連通ずる空気配管
9bが接続される。
なお、環状部材10は切込み10aを利用してねじ込む
ことができる。
下側の円筒部分2bの下部には、ホルダ2を測定器台1
・3(第3図)に装着するための基部14がOリングシ
ール15を介してねじ部16により気密に固定されてい
る。
基部14はホルダ2内に上方にのびた円筒部分14aを
有し、この円筒部分14aにゴム膜7cが取付けである
このゴム膜7cは試料1のフィルタ部1bの吸口端付近
の周囲を気密に取囲んでいる。
従って、ホルダ2の内部のゴム膜7b、?c間に第三の
気密室8cが形成される。
下側の円筒部分2bには気密室8cに連通ずる空気配管
9cが接続される。
また、基部14の内部には試料1のフィルタ部1bの吸
口端に隣接する第四の気密室8dが形成される。
この気密室8dに連通ずる空気配管9dが基部14に接
続される。
なお、15′は試料ストッパである。
第3図において、ホルダ2の下側円筒部分2bと基部1
4は測定器台13に固定される。
ホルダ2の上側円筒部分2aとカップ状部材4は、測定
器台13に固定した2つの垂直ガイド棒16a。
16bに沿って上下に摺動する支持台17に支持され、
上側円筒部分2aは下側円筒部分2bに対して同一中心
軸を上下移動し、ホルダ2が開閉できるようになってい
る。
この開閉動作は、支持台17にピント8で枢着したレバ
ー19とリンク20から成る周知のレバー・リンク機構
により把手21を操作して行なわれる。
ホルダ21こ試料1を挿入するには、ホルダ2を第3図
に示すように開いた状態で、試料1のフィルタ部1bを
下側にして下側円筒部分2b′に差し込めばよい。
試料1の下端がストッパ15′(第2図)に当たって試
料1は所定の位置に停止する。
次に、把手21を操作してホルダ2を閉じる。
この時、支持台17の自重により上側円筒部分2aは下
側円筒部分2bに対して押圧され、その間にあるOリン
グシール3によってホルダ2の内部は気密の状態になる
また、ゴム膜7a、7b、7cは、それらの中央部に試
料1の直径よりやや小さい直径の開口部を有するので、
試料1の挿入及びホルダ2の閉鎖と同時に試料1の周囲
を気密に取囲むことになる。
第1図において、空気配管9dは、一定の空気量を吸引
するために、空気フィルタ30、ロータメータ31、流
量調節弁32、サージタンク33を経て真空ポンプ34
に接続される。
空気フィルタ30は吸引時に試料1からの吸入空気に混
入するかもしれないたばこ粉末、フイルダ屑等を分離す
るもの、ロータメータ31は吸入空気量を確認するもの
、流量調節弁32は吸引空気量を17.5mL/Sec
になるように調節するものである。
空気配管9a、9b、9cは、それぞれの空気流量計3
5a、35b、35cを経て大気中に開放されている。
これらの流量計は空気流量を電気信号に変換する流量電
気変換器であって、内部流通抵抗の極めて小さいものを
用いるのが望ましい。
この種の流量計としてKurz社(アメリカ)製のマス
フロメータがあるが、これによると流量が10105O
/時の時に内部流通抵抗は2mmHg以下である。
このような流量計が入”手できない場合は、大気への開
放部36a* 36bt 36cにオリフィス(図
示せず)をそれぞれ設け、各オリフィスから流入する空
気量に対応して発生する配管’9a、9b、9c内の負
圧を読み取る圧力電器変換器を用いてもよい。
各流量計35a、35b、35.cからの電気信号は、
マイクロコンピュータ37の入力部38a9 38bt
38cに接続され、これらの各入力信号は別に設け
た操作台39の押ボタンスイッチ40の操作によりマイ
クロコンピュータ37内に読み込ませることができる。
押ボタンスイッチ40にはa、 b、 c、 dのボ
タンがあり、aを押すと電気信号がマイクロコンピュー
タ37に入り、タイマーを起動し、あらかじめ設定した
時間(流量計の出力が安定するまでの時間)例えば3〜
10秒後に入口部38 a、 38 b、 38 cか
らの出力をマイクロコンピュータ37に読み取らせる。
今、ホルダ2から試料1を抜き出した状態でボタンaを
押すと、その時の各出力(ブランク出力)が■。
1.Vo2.Va3として記憶装置に格納される。次に
、測定する試料1をホルダ2に装着し、空気配管9dか
ら一定流量(通常17.5mL/sec’)を吸引して
いる状態でボタンbを押すと、一定時間経過後の各流量
計35 a、 35 b、 35 cからの出力が
読み取られる。
しかる後、マイクロコンピュータ37に内蔵したプログ
ラムにより記憶装置からに1.に2.に3及びV。
1.Vo2.Vo3を呼び出し、次式の計算をして、そ
の計算結果V□、■2.■3%を記憶装置に格納すると
同時に■2.■3の値を操作台39のデジタル表示部4
1.42にそれぞれ表示させる。
但し、■□は試料の端面から、V2は巻紙部の側面から
、V3はフィルタ部の通気孔からそれぞれ流入する空気
量の割合、またに□、 K2. K3は夫々流量電気変
換器35at 35bt 35cの流量電気変換器
の換算係数(ml/sec/mV)である。
表示部41.42に表示されたv2.、■3の値が妥当
と認めたら、ボタンCを押す。
これによってVl、V2.V3の値がプリンタ43にプ
リントされる。
試料1とゴム膜?a、7b、7cとの接触が悪く、気密
室8a、8b、8c、8d間に空気洩れを生じている場
合などは、Vl、V2.V3の値が異常になるが、その
ような時は測定をやり直し、試料1をいったんホルダ2
から抜いてボタンdを押しマイクロコンピュータ37の
プログラムのステップを0測定の状態にリセットする。
以上の操作をくり返すことにより、多数の試料(ベント
たばこ)の側面からの空気流入量や1空気流入割合ヨを
正確かつ簡便に求めることができる。
また、試料の側面から流入する空気量のうち、巻紙部分
の側面から流入する空気量とフィル夕部分の通気孔から
流入する空気量とを別々に知ることができるので、本考
案はベントたばこの製造や品質管理等に広く利用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わるベントたばこの側面流入量測定
装置の全体を概略的に示した模型図、第2図は本考案に
用いる試料ホルダの縦断面図、第3図は本考案の測定装
置の斜視図である。 1・・・・・・試料、1a・・・・・・巻き紙部、1b
・・曲フィルタ部、2・・・・・・試料ホルダ、7a、
7b、7c・・・・・・ゴム膜、8at 8 by
8 ct 8 d・・・・・・気密室、9 a、
9 b、 9 d・・・・”空気配管、35a、35b
、35c・・・・・・流量計。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に試料1を挿入できかつ両端が閉じた略円筒状の試
    料ホルダ2の内壁から、試料のフィルタ部1bの吸口端
    付近、フィルタ部と巻き紙部1aの継ぎ目1c付近及び
    巻き紙部先端付近までそれぞれのびた弾性体フィルム?
    a、7b、7cでもって試料の側面を気密に包囲すると
    共にホルダ内を4つの気密室8 a= 8 b* 8
    C? 8 dに仕切り、フィルタ部吸口端の端面に隣
    接する気密室8dから一定流量の空気を吸引しかつ他の
    3つの気密室8a、8b、8cに連通する空気導入路9
    a、9b、9cに流量計35at 35b、35cを
    それぞれ配したことを特徴とするベントたばこの側面流
    量測定器。
JP11200579U 1979-08-16 1979-08-16 ベントたばこの側面流入量測定器 Expired JPS6025571Y2 (ja)

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JPS5631326U JPS5631326U (ja) 1981-03-26
JPS6025571Y2 true JPS6025571Y2 (ja) 1985-07-31

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JP2005536227A (ja) * 2002-08-21 2005-12-02 フォッケ・ウント・コンパニー(ゲゼルシャフト・ミト・べシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシャフト) フィルタ付シガレットを製造する装置
JPWO2006051725A1 (ja) * 2004-11-10 2008-05-29 日本たばこ産業株式会社 フィルタ付きシガレットの通気度検査装置

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EP1018643A4 (en) * 1998-07-22 2009-11-18 Japan Tobacco Inc DEVICE FOR MEASURING AERATION CHARACTERISTICS
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