JPS6025168B2 - 自動分離システム - Google Patents
自動分離システムInfo
- Publication number
- JPS6025168B2 JPS6025168B2 JP57187398A JP18739882A JPS6025168B2 JP S6025168 B2 JPS6025168 B2 JP S6025168B2 JP 57187398 A JP57187398 A JP 57187398A JP 18739882 A JP18739882 A JP 18739882A JP S6025168 B2 JPS6025168 B2 JP S6025168B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace
- flow
- separation system
- valve
- backwasher
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Filtration Of Liquid (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は高精度の炉過ェレメントと自動洗浄装置を備
えた微粒子含有原液の自動分離システムに関する。
えた微粒子含有原液の自動分離システムに関する。
微粒子を高濃度に含有する原液を炉趣あるいは濃縮する
場合、その精度を高くするほど早期に目詰りによる流量
低下、さらには炉過機能の停止を余儀なくされる。
場合、その精度を高くするほど早期に目詰りによる流量
低下、さらには炉過機能の停止を余儀なくされる。
従釆、スクレーパなどの洗浄法を用いて目詰り対策を自
動化し易い面炉過式ェレメントは一般に炉過精度が低く
、また一方、炉過精度の高いマトリックス式炉過ェレメ
ントは自動洗浄を実施し難いという問題点があり、この
両者の長短を補完して取扱いの容易な自動炉過技術の開
発は、永くまた強く要望されていた。この発明は、上記
の問題富点に着目してなされたもので、極めて高精度を
有する面炉過式ヱレメントを自動的に逆洗浄する自動分
離システムを提供することを目的としている。
動化し易い面炉過式ェレメントは一般に炉過精度が低く
、また一方、炉過精度の高いマトリックス式炉過ェレメ
ントは自動洗浄を実施し難いという問題点があり、この
両者の長短を補完して取扱いの容易な自動炉過技術の開
発は、永くまた強く要望されていた。この発明は、上記
の問題富点に着目してなされたもので、極めて高精度を
有する面炉過式ヱレメントを自動的に逆洗浄する自動分
離システムを提供することを目的としている。
以下、この発明を図面に基いて説明する。
第1図は、この発明の自動分離システムに用いられる炉
過ェレメントの一実施例のェレメント本体を示す。
過ェレメントの一実施例のェレメント本体を示す。
この本体は中空円筒1より成り、その円筒部には複数の
炉過流通過孔2または2a(中心線左右に2例を示す)
を穿設し、円筒部表面には3角形ねじ山3を微少ピッチ
Pで形成してある。このェレメントは、第2図に示すよ
うに、上記中空円筒1の3角形ねじ山3上に3角形断面
を有する微細ワイヤ4を巻付けて構成されている。
炉過流通過孔2または2a(中心線左右に2例を示す)
を穿設し、円筒部表面には3角形ねじ山3を微少ピッチ
Pで形成してある。このェレメントは、第2図に示すよ
うに、上記中空円筒1の3角形ねじ山3上に3角形断面
を有する微細ワイヤ4を巻付けて構成されている。
ワイヤの幅をBとすれば、相隣るワイヤ間に形成される
すきま(紬隙)Sは、S=P一Bで表わされる。ねじ山
3とワイヤ4を高精度に加工することにより、上記すき
まSは1ミクロンにも及ぶ高炉過精度の面炉過式ェレメ
ントを得ることができる。この炉過ェレメントは、第3
図および第4図に拡大して示すように、すきまSの入口
に形成される目詰り空間5(Eは入口幅、Dは深さを示
す)を極めて小さくしてあるので、この空間に堆積する
微粒子層6は浅く、ェレメント内外の差圧により生ずる
圧縮力を高めることがなく、また、ワイヤ表面の外側に
堆積する微粒子層も圧縮力は高くならない。このように
、内部圧縮応力が低いため、堆積微粒子層6内には無数
の微細すきまが自然に形成され、この堆積微粒子層は、
いわゆるケーキと称される副次的炉適材として利用され
る。また圧縮圧力が低いため、流れを逆流させる逆洗浄
法が極めて効果的に利用し得、この場合の流量回復率は
90%以上100%に近い値が得られる。また圧縮圧力
の低い微粒子層は、逆洗によらなくても、循環するいわ
ゆる直交流(第6図に示す)によってワイヤ表面からの
離脱を起し易いので目詰対策上有利である。
すきま(紬隙)Sは、S=P一Bで表わされる。ねじ山
3とワイヤ4を高精度に加工することにより、上記すき
まSは1ミクロンにも及ぶ高炉過精度の面炉過式ェレメ
ントを得ることができる。この炉過ェレメントは、第3
図および第4図に拡大して示すように、すきまSの入口
に形成される目詰り空間5(Eは入口幅、Dは深さを示
す)を極めて小さくしてあるので、この空間に堆積する
微粒子層6は浅く、ェレメント内外の差圧により生ずる
圧縮力を高めることがなく、また、ワイヤ表面の外側に
堆積する微粒子層も圧縮力は高くならない。このように
、内部圧縮応力が低いため、堆積微粒子層6内には無数
の微細すきまが自然に形成され、この堆積微粒子層は、
いわゆるケーキと称される副次的炉適材として利用され
る。また圧縮圧力が低いため、流れを逆流させる逆洗浄
法が極めて効果的に利用し得、この場合の流量回復率は
90%以上100%に近い値が得られる。また圧縮圧力
の低い微粒子層は、逆洗によらなくても、循環するいわ
ゆる直交流(第6図に示す)によってワイヤ表面からの
離脱を起し易いので目詰対策上有利である。
すなわち、このェレメントは、叙上のような構成によっ
て1ミクロンにも及ぶ一様に揃った細隙を持ち、さらに
ワイヤの特殊断面形状によってケーキ炉過を実現しなが
ら洗浄しやすいという極めて多くの利点を有するもので
ある。しかしながら、このようなエレメントにあっても
、微粒子の堆積によって炉過流量は次第に低下していく
ことは避けられないので、適時にこれを逆洗による洗浄
を施して流量の回復を施して流量の回復をはかる必要が
ある。
て1ミクロンにも及ぶ一様に揃った細隙を持ち、さらに
ワイヤの特殊断面形状によってケーキ炉過を実現しなが
ら洗浄しやすいという極めて多くの利点を有するもので
ある。しかしながら、このようなエレメントにあっても
、微粒子の堆積によって炉過流量は次第に低下していく
ことは避けられないので、適時にこれを逆洗による洗浄
を施して流量の回復を施して流量の回復をはかる必要が
ある。
この間の炉過流量と炉過精度の時間的経過に対する変化
図表を第5図に示す。炉過流量の低下時にはケーキ炉過
効果があって炉過精度は向上するが、逆洗によって炉過
流量の回復と共に炉過精度はその都度元に戻る。図で明
かなように、炉過流量を大きくしたときは逆洗頻度を高
くすればよく、また炉過精度を高くしたときは逆洗時間
間隔を大きくすればよい。また、高度の炉過または濃縮
を行うときは、炉過ェレメントの1次側(流入側)源液
の微粒子含有濃度が次第に高くなり、微粒子層の堆積も
加速されて逆洗頻度を高める必要がある。目詰空間が小
さくても、堆積微粒子層に加えられる差圧が大きい時は
当然圧縮力が高くなって目語り状を呈し、さらにワイヤ
壁面とのまさつ力が大きくなり、逆洗しても微粒子層が
脱離しない程度になる可能性があるので、上記差圧はあ
る値以下に制限する必要がある。
図表を第5図に示す。炉過流量の低下時にはケーキ炉過
効果があって炉過精度は向上するが、逆洗によって炉過
流量の回復と共に炉過精度はその都度元に戻る。図で明
かなように、炉過流量を大きくしたときは逆洗頻度を高
くすればよく、また炉過精度を高くしたときは逆洗時間
間隔を大きくすればよい。また、高度の炉過または濃縮
を行うときは、炉過ェレメントの1次側(流入側)源液
の微粒子含有濃度が次第に高くなり、微粒子層の堆積も
加速されて逆洗頻度を高める必要がある。目詰空間が小
さくても、堆積微粒子層に加えられる差圧が大きい時は
当然圧縮力が高くなって目語り状を呈し、さらにワイヤ
壁面とのまさつ力が大きくなり、逆洗しても微粒子層が
脱離しない程度になる可能性があるので、上記差圧はあ
る値以下に制限する必要がある。
ェレメントのすきま、ケーキ層内の細隙を通過する流れ
は層流と見なされるので、その流量は差圧の大きさに比
例する。したがって、差圧の値を抑えることは炉過流量
を制限することを意味する。第6図は、炉過の流れを示
す拡大断面図で、円筒状炉過ェレメントの一次側を循環
流Aとすれば、炉過流Bはその分流となり、また循環流
Aは炉過流Bに対する直交流となる。
は層流と見なされるので、その流量は差圧の大きさに比
例する。したがって、差圧の値を抑えることは炉過流量
を制限することを意味する。第6図は、炉過の流れを示
す拡大断面図で、円筒状炉過ェレメントの一次側を循環
流Aとすれば、炉過流Bはその分流となり、また循環流
Aは炉過流Bに対する直交流となる。
このとき、前述したように直交流によって堆積微粒子層
の一部あるいは大部分を脱離させる場合もあり、少くと
も堆積微粒子の成長を鈍化させる煩向をもつ。また直交
流を与えることにより、微細なすさまSを通る流量は相
当に低くなり、ケーキ炉過効果を大きくするのに役立つ
。すなわち直交流は、ある程度の目語り対策を自然に行
い、かつ炉過精度を向上させる重要な要素の一つとなる
。符号9,10,1 1,12,16,18は、後述す
る第7図の説明に示す。つぎに、この炉過ヱレメントを
使用した自動分離システムの系統を第7図によって説す
る。
の一部あるいは大部分を脱離させる場合もあり、少くと
も堆積微粒子の成長を鈍化させる煩向をもつ。また直交
流を与えることにより、微細なすさまSを通る流量は相
当に低くなり、ケーキ炉過効果を大きくするのに役立つ
。すなわち直交流は、ある程度の目語り対策を自然に行
い、かつ炉過精度を向上させる重要な要素の一つとなる
。符号9,10,1 1,12,16,18は、後述す
る第7図の説明に示す。つぎに、この炉過ヱレメントを
使用した自動分離システムの系統を第7図によって説す
る。
6は原液のタンク、7は池過液体タンク、8は濃縮液(
排出液)タンク、9は炉過ェレメントである。
排出液)タンク、9は炉過ェレメントである。
タンク6内の原液は、ポンプ10により、1次側流量調
整弁11を経てフィル夕12へ送られる。炉過ェレメン
ト9により分離炉過された炉過流は逆洗器13、流量計
14、空圧操作3方弁15および2次側流量調整弁16
を経てタンク7に到る。17は炉過ェレメント9の1次
側と2次側の液体の差圧を計測する差圧計である。
整弁11を経てフィル夕12へ送られる。炉過ェレメン
ト9により分離炉過された炉過流は逆洗器13、流量計
14、空圧操作3方弁15および2次側流量調整弁16
を経てタンク7に到る。17は炉過ェレメント9の1次
側と2次側の液体の差圧を計測する差圧計である。
循環流は弁18を経て原液タンク6あるいはポンプ10
の1次側に戻される。19は、タンク8へのドレーンま
たは濃縮液排出用の空圧操作弁である。
の1次側に戻される。19は、タンク8へのドレーンま
たは濃縮液排出用の空圧操作弁である。
高炉過精度を要するとき、ケーキの十分発達していない
初期の炉過流は、3方弁15により原液タンク6へ戻さ
れる。
初期の炉過流は、3方弁15により原液タンク6へ戻さ
れる。
炉過流量が予め定められた値まで低下するか、あるいは
差圧が所定の値に達すると、ケーキ炉過効果はそれによ
り確認され、3方弁15はタンク7への流れに切換えら
れる。この切換え信号は20で示す制御装置に配設され
たタイマ装置により発生させ、堆積ケーキによる炉過精
度の向上とともに第5図で示したような各サイクルを高
炉過精度の炉過流を自動的に得ることができる。これら
の精度が炉過ェレメント9のすきま寸法Sによるものの
みで十分な場合は、3方弁15を省略できる。上記制御
装置20は、流量の低下もしくは差圧の上昇が予め設定
された値に達したときに、前述の切換信号を発生すると
ともに、タイマによって適当な時間間隔で逆洗器13の
アクチュェータ部分13bへこの信号を送つて高圧空気
により、弁、兼ポンプ部分13aを作動させるためのも
のである。これらの作動用高圧空気は図外の空圧源から
供給される。
差圧が所定の値に達すると、ケーキ炉過効果はそれによ
り確認され、3方弁15はタンク7への流れに切換えら
れる。この切換え信号は20で示す制御装置に配設され
たタイマ装置により発生させ、堆積ケーキによる炉過精
度の向上とともに第5図で示したような各サイクルを高
炉過精度の炉過流を自動的に得ることができる。これら
の精度が炉過ェレメント9のすきま寸法Sによるものの
みで十分な場合は、3方弁15を省略できる。上記制御
装置20は、流量の低下もしくは差圧の上昇が予め設定
された値に達したときに、前述の切換信号を発生すると
ともに、タイマによって適当な時間間隔で逆洗器13の
アクチュェータ部分13bへこの信号を送つて高圧空気
により、弁、兼ポンプ部分13aを作動させるためのも
のである。これらの作動用高圧空気は図外の空圧源から
供給される。
なお上記のすべての操作を制御装置20内のタイマのみ
に依存するときは、流量計14、差圧計17は監視用と
なる。図中23,24,25は、第8図で説明する。第
8図は、逆洗器13の一実施例の縦断面図である。弁、
兼ポンプ部分13aと、空圧によるアクチュェー夕部分
13bは、それぞれ一体に結合された各ハウジングT,
,比,日3,日4の内部に収容されている。
に依存するときは、流量計14、差圧計17は監視用と
なる。図中23,24,25は、第8図で説明する。第
8図は、逆洗器13の一実施例の縦断面図である。弁、
兼ポンプ部分13aと、空圧によるアクチュェー夕部分
13bは、それぞれ一体に結合された各ハウジングT,
,比,日3,日4の内部に収容されている。
21は弁栓、22はハウジング日,の下面に設けられた
弁座、23は炉過流の流入口、24は同流出口、また2
5は、ハウジング比お頂部に設けた駆動用高圧空気(油
などの流体でもよい)入口ボートである。
弁座、23は炉過流の流入口、24は同流出口、また2
5は、ハウジング比お頂部に設けた駆動用高圧空気(油
などの流体でもよい)入口ボートである。
26は駆動ピストンで、各ハウジング日3,凡との接合
面の内周部に挟特固定されたストローク量の大きいダイ
ヤフラム27が、ピストン頂面に固設してある。
面の内周部に挟特固定されたストローク量の大きいダイ
ヤフラム27が、ピストン頂面に固設してある。
ピストン26の下方には、中間部材28が固着され、ピ
ストン下面とハウジングQ上面との間に圧縮ばね29を
配設している。上記中間部材28の下方中空円筒部分3
0の下部内周にはポンプピストン31を螺着し、その下
面にはさらに抑え金具32を螺着している。ポンプピス
トン31の頂部には、中央に開□33が穿設され、弁部
材34が上記閉口33中を摺動可能に華設してある。ポ
ンプピストン31の頂部下面と弁部材34の頭部部との
間には圧縮ばね35を配設し、またダイヤフラム36を
、その外周をポンプピストン31と抑え金具32との間
に、またその中央部を便部材34の頭部と前述の弁栓2
1との間にそれぞれ侠特固定してある。さらに別のダイ
ヤフラム37を、その外周縁を各ハウジング日,,比と
の接合面の内周部に、またその内周縁を中空円筒部分3
0の下端とポンプピストン31の中間フランジ部上面と
の間に、それぞれ侠特固着してある。38,39はそれ
ぞれ中空円筒部分30およびハウジング凡に穿設された
通気穴である。
ストン下面とハウジングQ上面との間に圧縮ばね29を
配設している。上記中間部材28の下方中空円筒部分3
0の下部内周にはポンプピストン31を螺着し、その下
面にはさらに抑え金具32を螺着している。ポンプピス
トン31の頂部には、中央に開□33が穿設され、弁部
材34が上記閉口33中を摺動可能に華設してある。ポ
ンプピストン31の頂部下面と弁部材34の頭部部との
間には圧縮ばね35を配設し、またダイヤフラム36を
、その外周をポンプピストン31と抑え金具32との間
に、またその中央部を便部材34の頭部と前述の弁栓2
1との間にそれぞれ侠特固定してある。さらに別のダイ
ヤフラム37を、その外周縁を各ハウジング日,,比と
の接合面の内周部に、またその内周縁を中空円筒部分3
0の下端とポンプピストン31の中間フランジ部上面と
の間に、それぞれ侠特固着してある。38,39はそれ
ぞれ中空円筒部分30およびハウジング凡に穿設された
通気穴である。
つぎに、この逆洗器13の作用を説明する。
駆動用高圧空気入口ボート25から流入した高圧空気は
、ダイヤフラム27に作用してピストン26を、ばね2
9を圧縮しながら押下げ、中間部村28、中空円筒部分
30、ポンプピストン31、ばね35、弁部材34を介
して、弁栓21を弁座22に押付けて流出口24を閉塞
する。弁栓21と弁座22の当接後も、ばね35が圧縮
されて、ピストン26はさらに下降し、同時にポンプピ
ストン31は弁室C内の炉過液を強く加圧する。第7図
いおける排出弁19が開放されているとき、炉過液の一
部は急速に流入口23を経て炉過ェレメントの2次側へ
逆流し、炉過ェレメント9のすべてのすきまに存在する
堆積微粒子層を炉過ェレメントの1次側空間に押し流し
て濃縮液タンク8内へ排出し、炉過ェレメントすきまの
洗浄を行う。弁栓21と弁座22は閉鎖され、ポンプピ
ストン31はそれぞれダイヤフラム36,37によって
密封されているので、炉過液の外部への洩れはなく、ま
たシール部の運動抵抗も微少で、駆動用流体のヱネルギ
効率は極めて高い。またこのようなダイヤフラムを用い
ると、炉過液の圧力が高い場合や高頻度の逆洗に対して
もその寿命は極めて長い。また耐熱性や耐薬品性の高い
、例えば弗素ゴム等の材料で各ダイヤフラムを形成する
ことによって、広い範囲の温度範囲や各種薬品の種類に
対応することができる。循環流を与えながら、すなわち
第7図の弁11,18を開としたまま逆洗を施す場合、
炉過液の粘度が高いときなど十分な逆洗効果を得るため
には、逆洗器のアクチュェータを駆動する流体圧力(空
圧または油圧)を高くしてやればよい。
、ダイヤフラム27に作用してピストン26を、ばね2
9を圧縮しながら押下げ、中間部村28、中空円筒部分
30、ポンプピストン31、ばね35、弁部材34を介
して、弁栓21を弁座22に押付けて流出口24を閉塞
する。弁栓21と弁座22の当接後も、ばね35が圧縮
されて、ピストン26はさらに下降し、同時にポンプピ
ストン31は弁室C内の炉過液を強く加圧する。第7図
いおける排出弁19が開放されているとき、炉過液の一
部は急速に流入口23を経て炉過ェレメントの2次側へ
逆流し、炉過ェレメント9のすべてのすきまに存在する
堆積微粒子層を炉過ェレメントの1次側空間に押し流し
て濃縮液タンク8内へ排出し、炉過ェレメントすきまの
洗浄を行う。弁栓21と弁座22は閉鎖され、ポンプピ
ストン31はそれぞれダイヤフラム36,37によって
密封されているので、炉過液の外部への洩れはなく、ま
たシール部の運動抵抗も微少で、駆動用流体のヱネルギ
効率は極めて高い。またこのようなダイヤフラムを用い
ると、炉過液の圧力が高い場合や高頻度の逆洗に対して
もその寿命は極めて長い。また耐熱性や耐薬品性の高い
、例えば弗素ゴム等の材料で各ダイヤフラムを形成する
ことによって、広い範囲の温度範囲や各種薬品の種類に
対応することができる。循環流を与えながら、すなわち
第7図の弁11,18を開としたまま逆洗を施す場合、
炉過液の粘度が高いときなど十分な逆洗効果を得るため
には、逆洗器のアクチュェータを駆動する流体圧力(空
圧または油圧)を高くしてやればよい。
さらに重要なことは炉過ェレメントの各すきまの逆浄効
果を高めるため、逆洗流速を瞬間的に大きくすることで
あり、この逆洗器は駆動流体圧力を適当に高めることに
よって従来の炉過装置に見られない噴射状逆洗を行い得
る著しい利点がある。この特色は、第2図ないし第4図
に示すように、すきまの形状がくさび状を形成している
ことにより最大限に発揮することができる。第9図には
、数ミクロンからサブミクロンにまたがるポリマー微粒
子を2,00政pmという高い濃度で含有する水を3分
間隔で連続的に逆洗を施した連続試験の流量線を示す。
果を高めるため、逆洗流速を瞬間的に大きくすることで
あり、この逆洗器は駆動流体圧力を適当に高めることに
よって従来の炉過装置に見られない噴射状逆洗を行い得
る著しい利点がある。この特色は、第2図ないし第4図
に示すように、すきまの形状がくさび状を形成している
ことにより最大限に発揮することができる。第9図には
、数ミクロンからサブミクロンにまたがるポリマー微粒
子を2,00政pmという高い濃度で含有する水を3分
間隔で連続的に逆洗を施した連続試験の流量線を示す。
図で明らかなように炉過流量量の回復率は100%に近
く、このシステムの極めてすぐれた逆洗効果を実証して
いる。以上説明してきたように、この発明によれば、高
濃度の微粒子を含有する原液を炉過または濃縮する分離
システムを、円筒部に複数の炉過流速過孔を有し、かつ
該円筒部表面にねじ山を形成した中空筒本体に3角形状
断面の微細ワイヤを捲付けて成る炉過ェレメントの2次
側に、駆動高圧流体によって作動するピストンにより、
その容器内に存在する炉過液を加圧して前記炉過ェレメ
ントの2次側へ逆流させる逆洗器を接続し、所定の時間
間隔で前記逆洗器を作動させる制御装置により、運転中
に炉過ェレメントの自動洗浄を行うように構成し、また
このシステムを構成する炉過ェレメントやそのフィルタ
容器、逆洗器、流量計、差圧計、各弁等は、すべて耐薬
品、耐熱性、耐圧性にすぐれたステンレス材、またダイ
ヤフラムを弗素ゴム等で構成することができるようにし
たので、極めて広い範囲の流体の炉過に対応することが
でき、さらにその操作は完全に自動化でき。常に最高の
炉過精度を維持して連続使用ができる。また炉過ェレメ
ントの交換の必要がないので、従来のその交換に付随し
て生ずるプロセスの停止によるコスト、液体の蒸発、使
用済み炉過ェレメントの廃棄などに伴う公害問題等、種
々の問題点を一挙に解消し得るという極めて顕著な効果
が得られる。
く、このシステムの極めてすぐれた逆洗効果を実証して
いる。以上説明してきたように、この発明によれば、高
濃度の微粒子を含有する原液を炉過または濃縮する分離
システムを、円筒部に複数の炉過流速過孔を有し、かつ
該円筒部表面にねじ山を形成した中空筒本体に3角形状
断面の微細ワイヤを捲付けて成る炉過ェレメントの2次
側に、駆動高圧流体によって作動するピストンにより、
その容器内に存在する炉過液を加圧して前記炉過ェレメ
ントの2次側へ逆流させる逆洗器を接続し、所定の時間
間隔で前記逆洗器を作動させる制御装置により、運転中
に炉過ェレメントの自動洗浄を行うように構成し、また
このシステムを構成する炉過ェレメントやそのフィルタ
容器、逆洗器、流量計、差圧計、各弁等は、すべて耐薬
品、耐熱性、耐圧性にすぐれたステンレス材、またダイ
ヤフラムを弗素ゴム等で構成することができるようにし
たので、極めて広い範囲の流体の炉過に対応することが
でき、さらにその操作は完全に自動化でき。常に最高の
炉過精度を維持して連続使用ができる。また炉過ェレメ
ントの交換の必要がないので、従来のその交換に付随し
て生ずるプロセスの停止によるコスト、液体の蒸発、使
用済み炉過ェレメントの廃棄などに伴う公害問題等、種
々の問題点を一挙に解消し得るという極めて顕著な効果
が得られる。
第1図ないし第9図は、この発明の一実施例を示す図で
、第1図は、炉過ェレメント本体の中空円筒、第2図は
、炉過ェレメント要部の部分的拡大断面図、第3図およ
び第4図は、第2図の隣接ワイヤ部分をさらに拡大した
断面図、第5図は、このシステムの炉過流量および炉過
精度の時間的経過による変化を示す線図、第6図は、炉
過流を示す炉過ェレメント要部の拡大断面図、第7図は
、自動分離システムの系統線図、第8図は、逆洗器の縦
断面図、ならびに第9図は逆洗効果を示す炉過流量の実
験値の一例である。 1・・・・・・中空円筒体、4・…・・微細ワイヤ、1
0・・・・・・炉過ェレメント、13・・・・・・逆洗
器、20・・・・・・制御装置、21・・・・・・弁栓
、、22・・・…弁座、27・・・・・・駆動ピストン
、31・・・・・・ポンプピストン、C・・・・・・弁
室。 簾J図 第2図 第3図 簾イ図 第5図 豹6図 筋フ図 繁9図 簾タ図
、第1図は、炉過ェレメント本体の中空円筒、第2図は
、炉過ェレメント要部の部分的拡大断面図、第3図およ
び第4図は、第2図の隣接ワイヤ部分をさらに拡大した
断面図、第5図は、このシステムの炉過流量および炉過
精度の時間的経過による変化を示す線図、第6図は、炉
過流を示す炉過ェレメント要部の拡大断面図、第7図は
、自動分離システムの系統線図、第8図は、逆洗器の縦
断面図、ならびに第9図は逆洗効果を示す炉過流量の実
験値の一例である。 1・・・・・・中空円筒体、4・…・・微細ワイヤ、1
0・・・・・・炉過ェレメント、13・・・・・・逆洗
器、20・・・・・・制御装置、21・・・・・・弁栓
、、22・・・…弁座、27・・・・・・駆動ピストン
、31・・・・・・ポンプピストン、C・・・・・・弁
室。 簾J図 第2図 第3図 簾イ図 第5図 豹6図 筋フ図 繁9図 簾タ図
Claims (1)
- 1 高濃度の微粒子を含有する原液を濾過または濃縮す
る分離システムであつて、円筒部に複数の濾過流通過孔
を有し、かつ該円筒部表面にねじ山を形成した中空円筒
体に3角形状断面の微細ワイヤを捲付けて成る濾過エレ
メントの2次側に、駆動高圧流体によつて作動するポン
プピストンによりその容器内に存在する濾過液を加圧し
て前記濾過エレメントの2次側へ逆流させる逆洗器を接
続し、所定の時間間隔で前記逆洗器を作動させる制御装
置により運転中に濾過エレメントの自動洗浄を行うよう
構成したことを特徴とする原液自動分離システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57187398A JPS6025168B2 (ja) | 1982-10-27 | 1982-10-27 | 自動分離システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57187398A JPS6025168B2 (ja) | 1982-10-27 | 1982-10-27 | 自動分離システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5980308A JPS5980308A (ja) | 1984-05-09 |
JPS6025168B2 true JPS6025168B2 (ja) | 1985-06-17 |
Family
ID=16205322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57187398A Expired JPS6025168B2 (ja) | 1982-10-27 | 1982-10-27 | 自動分離システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6025168B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61210693A (ja) * | 1985-03-15 | 1986-09-18 | 日本無線株式会社 | 厚膜混成集積回路板 |
JPH0325427Y2 (ja) * | 1990-02-27 | 1991-06-03 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0611371B2 (ja) * | 1987-04-22 | 1994-02-16 | 株式会社荒井鉄工所 | 瀘過ないし分離用円筒状素子の製造方法 |
JPS6443318A (en) * | 1987-08-10 | 1989-02-15 | Arai Tekkosho Kk | Multipurpose cylindrical element for filtration or separation |
JPH01101605U (ja) * | 1987-12-28 | 1989-07-07 | ||
US5587074A (en) * | 1995-02-17 | 1996-12-24 | H-Tech, Inc. | Fluid filter with enhanced backflush flow |
JP2012143702A (ja) * | 2011-01-12 | 2012-08-02 | Nishimatsu Constr Co Ltd | 濁水処理システムおよび濁水処理方法 |
JP6118503B2 (ja) * | 2012-03-11 | 2017-04-19 | 株式会社モノベエンジニアリング | フィルターエレメント及びこれを用いた濾過装置 |
-
1982
- 1982-10-27 JP JP57187398A patent/JPS6025168B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61210693A (ja) * | 1985-03-15 | 1986-09-18 | 日本無線株式会社 | 厚膜混成集積回路板 |
JPH0325427Y2 (ja) * | 1990-02-27 | 1991-06-03 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5980308A (ja) | 1984-05-09 |
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