JPS60248194A - 発酵法によるl−グルタミン酸又はl−グルタミンの製造法 - Google Patents
発酵法によるl−グルタミン酸又はl−グルタミンの製造法Info
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- JPS60248194A JPS60248194A JP10173084A JP10173084A JPS60248194A JP S60248194 A JPS60248194 A JP S60248194A JP 10173084 A JP10173084 A JP 10173084A JP 10173084 A JP10173084 A JP 10173084A JP S60248194 A JPS60248194 A JP S60248194A
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- Japan
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- fermentation
- glutamic acid
- medium
- liquid
- glutamine
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- Pending
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
L−グルタミン酸は調味料として大きな用途がある#1
か、医薬原料、界面活性剤原料等に巾広い用途がある。
か、医薬原料、界面活性剤原料等に巾広い用途がある。
L−グルタミンは°医薬品として利用されている。本発
明はこれらのアミノ酸を発酵法によって製造する方法を
改良するものである。
明はこれらのアミノ酸を発酵法によって製造する方法を
改良するものである。
(従来の技術)
L−グルタミン酸及びL−グルタミンはいずれも大量生
産されているアミノ酸であシ、製造方法に種々の改良が
行なわれている。ビートモラセス中にこれらの発酵収率
を向上させる物質が含まれていることは知られているが
(特公昭56−12111号公報)、ビートモラセス等
を発酵原料とした発酵廃液が発酵収率を向上させること
は知られていない。
産されているアミノ酸であシ、製造方法に種々の改良が
行なわれている。ビートモラセス中にこれらの発酵収率
を向上させる物質が含まれていることは知られているが
(特公昭56−12111号公報)、ビートモラセス等
を発酵原料とした発酵廃液が発酵収率を向上させること
は知られていない。
(発明が解決しようとする問題)
L−グルタミン酸及びL−グルタミンはいずれも製造コ
ストを引下げるだめに安価な手段で発酵収率を向上させ
ることは重要であり、そのための種々の検討が行なわれ
ている。
ストを引下げるだめに安価な手段で発酵収率を向上させ
ることは重要であり、そのための種々の検討が行なわれ
ている。
本発明はこのような目的を達成するべくなされたもので
あり、L−グルタミン酸あるいはL−グルタミンの発酵
培地にビート系の発酵廃液を添加することKよシこれら
のアミノ酸の発酵収率を高めることかできるという知見
に基いている。
あり、L−グルタミン酸あるいはL−グルタミンの発酵
培地にビート系の発酵廃液を添加することKよシこれら
のアミノ酸の発酵収率を高めることかできるという知見
に基いている。
(問題点を解決するだめの手段)
本発明は、ビート汁又はそれから精製糖を製造する各種
工程においてシークロースを分離した残液を主原料とし
て発酵を行ない、該発酵液から目的物を分離した残液を
培地に添加することを特徴とする、発酵法によるL−グ
ルタミン酸又はL−グルタミンの製造方法に関するもの
である。
工程においてシークロースを分離した残液を主原料とし
て発酵を行ない、該発酵液から目的物を分離した残液を
培地に添加することを特徴とする、発酵法によるL−グ
ルタミン酸又はL−グルタミンの製造方法に関するもの
である。
ビート汁又はそれから精製糖を製造する各種工程におい
てシークロースを分離した残液とは、ビートラ搾汁した
原糖汁、それから数段階にわたってンユクロース結晶を
分離した母液、廃糖蜜であるビートモラセスなどである
。
てシークロースを分離した残液とは、ビートラ搾汁した
原糖汁、それから数段階にわたってンユクロース結晶を
分離した母液、廃糖蜜であるビートモラセスなどである
。
このビート汁又はシュクロース分離残液を主原料として
行なわれる発酵はエタノール発酵、L−リジン発酵、L
−グルタミン酸発酵などである。
行なわれる発酵はエタノール発酵、L−リジン発酵、L
−グルタミン酸発酵などである。
これらの発酵液から目的物を分離した残液は発酵液中の
目的物以外の大部分の成分を含むものであり、例えばエ
タノール発酵の場合には発酵液からエタノールを留去し
た通称ビナッセと呼ばれる蒸留残渣、L −IJジン発
酵の場合には発酵液をイオン交換樹脂塔に通液してL−
IJジンを吸着させた非吸着液又は発酵液よ5 L −
リジン結晶を晶析券離した母液、そしてL−グルタミン
酸発酵の場合には発酵液から等電点中和によってL−グ
ルタミン酸結晶を晶析分離した母液々どである。これら
はイオン交換樹脂塔を貫流した非咬着液な′ビのように
濃度が希薄な場合には適宜濃縮してから培地に加える。
目的物以外の大部分の成分を含むものであり、例えばエ
タノール発酵の場合には発酵液からエタノールを留去し
た通称ビナッセと呼ばれる蒸留残渣、L −IJジン発
酵の場合には発酵液をイオン交換樹脂塔に通液してL−
IJジンを吸着させた非吸着液又は発酵液よ5 L −
リジン結晶を晶析券離した母液、そしてL−グルタミン
酸発酵の場合には発酵液から等電点中和によってL−グ
ルタミン酸結晶を晶析分離した母液々どである。これら
はイオン交換樹脂塔を貫流した非咬着液な′ビのように
濃度が希薄な場合には適宜濃縮してから培地に加える。
添加量はこの残液の種類、用いる微生物、発酵条件など
によって異るところから予め試験をして定めるのがよい
が、通常培地1tに対し有効態窒素濃度として100m
9以上で、1.1000〜5000 m9程度が適当で
あることが多い。
によって異るところから予め試験をして定めるのがよい
が、通常培地1tに対し有効態窒素濃度として100m
9以上で、1.1000〜5000 m9程度が適当で
あることが多い。
その他の培地成分はL−グルタミン酸発酵あるいはL−
グルタミン発酵に用いられる通常の培地と同様でよく、
グルコース、フラクトース、シークロースあるいはこれ
らの含有物等の炭素源、尿素、アンモニア、アンモニウ
ム塩等の窒素源、リン酸塩、マグネシウム塩等の塩類、
さらにビオチン、サイアミン、アミノ酸類等の有機微量
栄養素などが用いられる。
グルタミン発酵に用いられる通常の培地と同様でよく、
グルコース、フラクトース、シークロースあるいはこれ
らの含有物等の炭素源、尿素、アンモニア、アンモニウ
ム塩等の窒素源、リン酸塩、マグネシウム塩等の塩類、
さらにビオチン、サイアミン、アミノ酸類等の有機微量
栄養素などが用いられる。
本発明の方法に使用される微生物は通常のし一グルタミ
ン酸発酵あるいはL−グルタミン発酵に用いられるコリ
ネフォームの微生物でよく、L−グルタミン酸発酵の場
合には、例えば、ブレビバクテリウム・ディバリカタム
ATCC14020ブレビバクテリウム・フラバム
ATCC14067ブレビバクテリウム・ラクトフェル
メンタム ATCC13869コリネバクテリウム・ア
セトアシドフイラム ATCC13870コリネバクテ
リウム・ グルタミクム ATCC13032などそし
て、L−グルタミン発酵の場合には、例えば・ プレビパクテ1功ム・フラバム FERM−P 427
2コリネバクテリウム・アセトアシドフイラム ATC
C13870など が使用される。
ン酸発酵あるいはL−グルタミン発酵に用いられるコリ
ネフォームの微生物でよく、L−グルタミン酸発酵の場
合には、例えば、ブレビバクテリウム・ディバリカタム
ATCC14020ブレビバクテリウム・フラバム
ATCC14067ブレビバクテリウム・ラクトフェル
メンタム ATCC13869コリネバクテリウム・ア
セトアシドフイラム ATCC13870コリネバクテ
リウム・ グルタミクム ATCC13032などそし
て、L−グルタミン発酵の場合には、例えば・ プレビパクテ1功ム・フラバム FERM−P 427
2コリネバクテリウム・アセトアシドフイラム ATC
C13870など が使用される。
培養方法及び発酵液からのL−グルタミン酸あるいはL
−グルタミンの採取方法は常法に従って行なえばよく、
特別な方法を必要としない。
−グルタミンの採取方法は常法に従って行なえばよく、
特別な方法を必要としない。
本発明の方法は利用価値の高くない発酵廃液を有効利用
するものであり、L−グルタミン酸あるいはL−グルタ
ミンの発酵収率を高めてこれらをより安価に製造するこ
とができる− 〔実施例〕 実施例1 ケインモラセス(シュクロース換算)100VtKH2
PO41tt MgSO4・7H200,5tt プサイミン塩酸塩 200μVt 犬豆量白加水分解液 2.5mL7t (’1’−N40!i’/l) 上記の組成よりなる培地を調製し、苛性ソーダでPH7
,0に調整後120℃で10分間加熱殺菌した。
するものであり、L−グルタミン酸あるいはL−グルタ
ミンの発酵収率を高めてこれらをより安価に製造するこ
とができる− 〔実施例〕 実施例1 ケインモラセス(シュクロース換算)100VtKH2
PO41tt MgSO4・7H200,5tt プサイミン塩酸塩 200μVt 犬豆量白加水分解液 2.5mL7t (’1’−N40!i’/l) 上記の組成よりなる培地を調製し、苛性ソーダでPH7
,0に調整後120℃で10分間加熱殺菌した。
一方、ビートモラセスを原料とする発酵液からアルコー
ルを留去した蒸留残置であるビナツセをアルコール製造
工場から得た。第1表に示す量のビナッセをとシ、12
0℃で10分間加熱殺菌後上記の培地に添加した。
ルを留去した蒸留残置であるビナツセをアルコール製造
工場から得た。第1表に示す量のビナッセをとシ、12
0℃で10分間加熱殺菌後上記の培地に添加した。
この培地1tを′アンモニアガスでPH7,8に調整し
、予め培養しておいたブレビバクテリウム・ラクトフェ
ルメンタムATCC13869の種培養液5〇−を接種
した。
、予め培養しておいたブレビバクテリウム・ラクトフェ
ルメンタムATCC13869の種培養液5〇−を接種
した。
培養温度を32℃とし、アンモニアガスでPHを7.8
に保ちつつ2日間通気攪拌培養した。培養の途中でポリ
オキンエチレンソルビタンモノパルミテートを41/l
になるように添加した。
に保ちつつ2日間通気攪拌培養した。培養の途中でポリ
オキンエチレンソルビタンモノパルミテートを41/l
になるように添加した。
得られた培養液のし一グルタミン酸の濃度を測定して対
糖収率をめた結果を第1表に示す。
糖収率をめた結果を第1表に示す。
第 1 表
ビナッセ添加量 グルタミン酸濃度 対糖収率(有効態
窒素mV/−)、 CVt) (%)0 49.8 4
9.3 500 50.0 50.5 1000 51.2. 51.5 2000 53.2 52.7 3000 52.8’ 53.0 実施例2 グルコース 80Vt KH2PO41tt MgSO4・7H200,5// (NH4)2S0460〃 Fe50.+ −’7)(2o O,001//サイア
ミン塩酸塩 250μ’!−/lビオチン 35〃 大豆量白加水分解液 2.5〃 (T−N40Vt) 上記の組成よシなる培地を調製し、苛性ソーダでpH7
,0に調整した。
窒素mV/−)、 CVt) (%)0 49.8 4
9.3 500 50.0 50.5 1000 51.2. 51.5 2000 53.2 52.7 3000 52.8’ 53.0 実施例2 グルコース 80Vt KH2PO41tt MgSO4・7H200,5// (NH4)2S0460〃 Fe50.+ −’7)(2o O,001//サイア
ミン塩酸塩 250μ’!−/lビオチン 35〃 大豆量白加水分解液 2.5〃 (T−N40Vt) 上記の組成よシなる培地を調製し、苛性ソーダでpH7
,0に調整した。
一方、飼料用L−IJジン製造工場からビートモラセス
を原料とする発酵液をカチオン交換樹脂に通液してリノ
/を吸着させた非吸着液を採取した。
を原料とする発酵液をカチオン交換樹脂に通液してリノ
/を吸着させた非吸着液を採取した。
この非吸着液を有効態窒素濃度として15 f/lにな
るように濃縮し、第2表に示す量を分配して上記の培地
に添加した。
るように濃縮し、第2表に示す量を分配して上記の培地
に添加した。
この培地20−を振盪フラスコに入れて120℃で10
分間加熱殺菌し、予め培養しておいたブレビバクテリウ
ム・フラバムFERM−P 4272の種培養液1m1
.と別途に殺菌したCaCO32Pを加えて31℃で3
日間振盪培養した。
分間加熱殺菌し、予め培養しておいたブレビバクテリウ
ム・フラバムFERM−P 4272の種培養液1m1
.と別途に殺菌したCaCO32Pを加えて31℃で3
日間振盪培養した。
培養液のし一グルタミン濃度を測定し対糖収率をめた結
果を第2表に示す。
果を第2表に示す。
第 2 表
非吸着液添加量 対糖収率
(有効態窒素mシl) (%)
0 35.9
100 36.1
500 37.4
1000 38.1
2000 40.2
5000 ゛41.5
特許出願人 味の素株式会社
代理人弁理士 1) 中 政 浩
Claims (2)
- (1) ビート汁又はそれから精製糖を製造する各種工
程においてシークロースを分離した残液を主原料として
発酵を行ない、該発酵液から目的物を分離した残液を培
地に添加するととを特徴とする、発酵法によるL−グル
タミン酸又はL−グルタミンの製造方法 - (2) シュクロースを分離した残液がビートモラセス
である特許請求の範囲第1項記載の製造方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10173084A JPS60248194A (ja) | 1984-05-22 | 1984-05-22 | 発酵法によるl−グルタミン酸又はl−グルタミンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10173084A JPS60248194A (ja) | 1984-05-22 | 1984-05-22 | 発酵法によるl−グルタミン酸又はl−グルタミンの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60248194A true JPS60248194A (ja) | 1985-12-07 |
Family
ID=14308387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10173084A Pending JPS60248194A (ja) | 1984-05-22 | 1984-05-22 | 発酵法によるl−グルタミン酸又はl−グルタミンの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60248194A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS542267A (en) * | 1977-06-07 | 1979-01-09 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | Dry treating apparatus for exhaust gas |
JPS5612111A (en) * | 1979-07-10 | 1981-02-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Electric power supply unit of electric power amplifier |
-
1984
- 1984-05-22 JP JP10173084A patent/JPS60248194A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS542267A (en) * | 1977-06-07 | 1979-01-09 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | Dry treating apparatus for exhaust gas |
JPS5612111A (en) * | 1979-07-10 | 1981-02-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Electric power supply unit of electric power amplifier |
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