JPS6024661B2 - 電磁誘導連結装置 - Google Patents
電磁誘導連結装置Info
- Publication number
- JPS6024661B2 JPS6024661B2 JP50026665A JP2666575A JPS6024661B2 JP S6024661 B2 JPS6024661 B2 JP S6024661B2 JP 50026665 A JP50026665 A JP 50026665A JP 2666575 A JP2666575 A JP 2666575A JP S6024661 B2 JPS6024661 B2 JP S6024661B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor
- short
- magnetic
- coupling device
- electromagnetic induction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電磁誘導連結装置に関するものである。
一般に、この種の連結装置は、各種機械装置の速度制御
または、クッションスタート、及びトルクリミッタ用等
に使用されているが、その用途により、要求されるスリ
ップトルク特性が異なる。
または、クッションスタート、及びトルクリミッタ用等
に使用されているが、その用途により、要求されるスリ
ップトルク特性が異なる。
従って、各用途に適応したスリップトルク特性を得るた
めに、例えば第4図ないし第5図のように、円筒状の鉄
材からなる磁性体20の内周面に鞠方向の凹部30を教
本形成し、この凹部に鋼材からなる導電体40を挿入し
て磁性体20にろう付けし、これら導電体40相互間を
鋼材からなる短絡環50で短絡し同様に磁性体20にろ
う付けして構成されるかご形巻線からなる回転体を設け
、凹部30の溝の深さ並びに数、即ち導電体の径並びに
数を変更したり、導電体の材料を選択して導電体の電気
抵抗値を変えて各種用途に応じたものを製作しなければ
ならない。また、製作された連結装置の用途範囲は狭く
、その他装置に応用できない不便なものであった。
めに、例えば第4図ないし第5図のように、円筒状の鉄
材からなる磁性体20の内周面に鞠方向の凹部30を教
本形成し、この凹部に鋼材からなる導電体40を挿入し
て磁性体20にろう付けし、これら導電体40相互間を
鋼材からなる短絡環50で短絡し同様に磁性体20にろ
う付けして構成されるかご形巻線からなる回転体を設け
、凹部30の溝の深さ並びに数、即ち導電体の径並びに
数を変更したり、導電体の材料を選択して導電体の電気
抵抗値を変えて各種用途に応じたものを製作しなければ
ならない。また、製作された連結装置の用途範囲は狭く
、その他装置に応用できない不便なものであった。
この発明は、上述の実情に鑑みてなされたもので、かご
形巻線の短絡環の肉厚または幅を容易に形成でき、所定
のスリップトルク特性を容易に得ることを目的とする電
磁誘導連結装置を提供するものである。以下、図示する
一実施例について具体的に詳述する。
形巻線の短絡環の肉厚または幅を容易に形成でき、所定
のスリップトルク特性を容易に得ることを目的とする電
磁誘導連結装置を提供するものである。以下、図示する
一実施例について具体的に詳述する。
即ち、第1図は電磁誘導連結装置の断面図を示すもので
、第2図はこの装置の駆動体の内面の部分展開図を示す
ものである。第1図、第2図に於て、1は磁性体を構成
する磁気抵抗の4・さし、鉄部分laと、この鉄部分l
a相互間に配置された導軍体leと、この導電体leの
両端に配置され上記導電体leの相互間を短絡する短絡
環lc.ldと、この短絡環lc,ldから延在され上
記鉄部分laの外周を囲む包囲部lbとからなる駆動体
で、上記導電体le、短絡環lc,ld、包囲部lbと
が電気抵抗の小さいアルミ材で一体に形成されてアルミ
部分2を構成している。3は、上記駆動体1にボルト4
で固定されたプーリ、5は円周上交互にN,Sの異種を
構成するように多数の円形の磁極で形成された被動体、
6は被動体5にはめ込まれた励磁コイル、7は上記被動
体5にロールピン8で固定された彼動軸である。
、第2図はこの装置の駆動体の内面の部分展開図を示す
ものである。第1図、第2図に於て、1は磁性体を構成
する磁気抵抗の4・さし、鉄部分laと、この鉄部分l
a相互間に配置された導軍体leと、この導電体leの
両端に配置され上記導電体leの相互間を短絡する短絡
環lc.ldと、この短絡環lc,ldから延在され上
記鉄部分laの外周を囲む包囲部lbとからなる駆動体
で、上記導電体le、短絡環lc,ld、包囲部lbと
が電気抵抗の小さいアルミ材で一体に形成されてアルミ
部分2を構成している。3は、上記駆動体1にボルト4
で固定されたプーリ、5は円周上交互にN,Sの異種を
構成するように多数の円形の磁極で形成された被動体、
6は被動体5にはめ込まれた励磁コイル、7は上記被動
体5にロールピン8で固定された彼動軸である。
9は上記彼勤軸7に固定されたスリップリングで、上記
励磁コイル6に接続される。
励磁コイル6に接続される。
10はブラシ11,12を内蔵したブラシホルダで、上
記スリップリング9とで集積装置を形成している。
記スリップリング9とで集積装置を形成している。
13は図示しない固定部に支持されるアダプタで、上記
ブラシホルダ10を取り付けるものである。
ブラシホルダ10を取り付けるものである。
14,15,16はポールベアリングで、このベアリン
グ14,15により、プーリ3と被動軸7が、また、ベ
アリング16により被動軸7とアダプタ13が自由に相
対回転できるようになっている。
グ14,15により、プーリ3と被動軸7が、また、ベ
アリング16により被動軸7とアダプタ13が自由に相
対回転できるようになっている。
17は磁束での通路を示したものである。
次に、この実施例の動作を説明するに、先ず、図示しな
い直流電源装置からブラシ11,12とスリップリング
9よりなる集電装贋を介して励磁コイル6に励磁電流が
給電されると、点線17のように磁束0が発生する。
い直流電源装置からブラシ11,12とスリップリング
9よりなる集電装贋を介して励磁コイル6に励磁電流が
給電されると、点線17のように磁束0が発生する。
ここで図示しないモ−トル等の駆動源よりベルト(図示
せず)を介してプーリ3を駆動すれば、このプーリ3に
結合された駆動体1は所定の回転速度で回転を始める。
すると、駆動体1の内部では、磁束の方向が時間的に変
化して交番磁界となるため、駆動体2の空隙側表面に近
い部分の鉄部分laに、被動体5と駆動体1の相対速度
によって誘起電圧が発生する。この誘起電圧により、上
記かご形巻線のアルミ部分2には、このアルミ部分2の
抵抗値に基づく2次電流が発生し、この2次電流によっ
て発生する起磁力と、上記励磁コイル6の磁束少による
起磁力との電磁作用により、駆動体1と被動体5との間
に吸引力が発生するため、電磁気的に駆動体1から被動
体5に駆動トルクを伝達する。上記駆動体1と被動体5
の相対速度による発生トルクは、上記二次電流の発生す
るアルミ部分2の抵抗値、即ち、2次抵抗値に大きく影
響する。
せず)を介してプーリ3を駆動すれば、このプーリ3に
結合された駆動体1は所定の回転速度で回転を始める。
すると、駆動体1の内部では、磁束の方向が時間的に変
化して交番磁界となるため、駆動体2の空隙側表面に近
い部分の鉄部分laに、被動体5と駆動体1の相対速度
によって誘起電圧が発生する。この誘起電圧により、上
記かご形巻線のアルミ部分2には、このアルミ部分2の
抵抗値に基づく2次電流が発生し、この2次電流によっ
て発生する起磁力と、上記励磁コイル6の磁束少による
起磁力との電磁作用により、駆動体1と被動体5との間
に吸引力が発生するため、電磁気的に駆動体1から被動
体5に駆動トルクを伝達する。上記駆動体1と被動体5
の相対速度による発生トルクは、上記二次電流の発生す
るアルミ部分2の抵抗値、即ち、2次抵抗値に大きく影
響する。
この特性を第3図に示すに、図に於て、横軸は相対回転
数NS、縦軸は伝達トルクTである。ここで、第3図A
のように、2次抵抗値が小さい程低い相対回転で大きな
伝達トルクを発生し、相対回転が高くなると、伝達トル
クが低下する。また、第3図Bのように、2次抵抗値が
大きくなると特性Aとは逆の特性となる。この2次抵抗
値を変化させて相対回数NSと伝達トルクTとの関係を
所望の状態、即ち駆動体1と被動体5とのスリップ特性
を任意に選ぶために、この駆動体を構成する上記アルミ
部分2の短絡環部分lc,ldを削り込んでその肉厚を
変えることによって行うのである。また、短絡環部分l
c,ldの幅を変えて、その2次抵抗値を変化させても
行えるものである。このように、この実施例は短絡環l
c,ldの抵抗値を変えるのみで任意のスリップトルク
特性が得られらると共にかご形巻線の導電体leの形状
等は同一寸法でよいので、その加工に必要な治工具は一
種類で用を足すことができ、また、かご形巻線を形成す
る導電体laも一種類で構成できる優れた効果がある。
以上のようにこの発明は第2の回転主体を構成する導電
体と短絡環と包囲部とをアルミ材で一体に構成したので
、第2の回転主体をアルミダィカスト鋳物で製造するこ
とも可能となり、製造が極めて容易となるばかりでなく
、各種用途に応じて所定のスリップトルク特性を得る場
合においては、一種類の第2の回転主体完成品であって
もその短絡環部の肉厚または機械加工することにより各
種用途に応じて所定の特性を得ることが可能となり、各
種用途に対して部品の共用化を計ることができ、しかも
、具体的な製造工程においても、従来装置の如く磁性体
に銅棒を挿入するため凹部を加工するものに比し、製造
能率が向上することは言うまでもなく、更に、磁性体は
その外周部が一般的に熱伝導率の良好なアルミ材からな
る包囲部で囲まれているため、包囲部が第2の回転主体
のヒートシンクとしても作用し、装置の温度上昇を抑制
できる効果も有する。
数NS、縦軸は伝達トルクTである。ここで、第3図A
のように、2次抵抗値が小さい程低い相対回転で大きな
伝達トルクを発生し、相対回転が高くなると、伝達トル
クが低下する。また、第3図Bのように、2次抵抗値が
大きくなると特性Aとは逆の特性となる。この2次抵抗
値を変化させて相対回数NSと伝達トルクTとの関係を
所望の状態、即ち駆動体1と被動体5とのスリップ特性
を任意に選ぶために、この駆動体を構成する上記アルミ
部分2の短絡環部分lc,ldを削り込んでその肉厚を
変えることによって行うのである。また、短絡環部分l
c,ldの幅を変えて、その2次抵抗値を変化させても
行えるものである。このように、この実施例は短絡環l
c,ldの抵抗値を変えるのみで任意のスリップトルク
特性が得られらると共にかご形巻線の導電体leの形状
等は同一寸法でよいので、その加工に必要な治工具は一
種類で用を足すことができ、また、かご形巻線を形成す
る導電体laも一種類で構成できる優れた効果がある。
以上のようにこの発明は第2の回転主体を構成する導電
体と短絡環と包囲部とをアルミ材で一体に構成したので
、第2の回転主体をアルミダィカスト鋳物で製造するこ
とも可能となり、製造が極めて容易となるばかりでなく
、各種用途に応じて所定のスリップトルク特性を得る場
合においては、一種類の第2の回転主体完成品であって
もその短絡環部の肉厚または機械加工することにより各
種用途に応じて所定の特性を得ることが可能となり、各
種用途に対して部品の共用化を計ることができ、しかも
、具体的な製造工程においても、従来装置の如く磁性体
に銅棒を挿入するため凹部を加工するものに比し、製造
能率が向上することは言うまでもなく、更に、磁性体は
その外周部が一般的に熱伝導率の良好なアルミ材からな
る包囲部で囲まれているため、包囲部が第2の回転主体
のヒートシンクとしても作用し、装置の温度上昇を抑制
できる効果も有する。
第1図はこの発明の一実施例を示す電磁謙導連結装置の
断面図、第2図は、この第1図装置の駆動体内面の部分
展開図、第3図はこの第1図装置のスリップトルク特性
図、第4図は従来装置を示す断面図、第5図は第4図の
V−V線における断面図である。 図に於て、1は駆動体、laは鉄部、lbは包囲部、l
c,ldは短絡壕、leは導電体、2はアルミ部、3は
プーリ、5は被動体、6は励磁コイル、7は被動軸、9
はスリップリング、1川まブラシホルダである。 尚、各図中同一符号は同一部分を示す。第1図 第2図 第3図 第4図 第5図
断面図、第2図は、この第1図装置の駆動体内面の部分
展開図、第3図はこの第1図装置のスリップトルク特性
図、第4図は従来装置を示す断面図、第5図は第4図の
V−V線における断面図である。 図に於て、1は駆動体、laは鉄部、lbは包囲部、l
c,ldは短絡壕、leは導電体、2はアルミ部、3は
プーリ、5は被動体、6は励磁コイル、7は被動軸、9
はスリップリング、1川まブラシホルダである。 尚、各図中同一符号は同一部分を示す。第1図 第2図 第3図 第4図 第5図
Claims (1)
- 1 励磁コイルを有し、この励磁コイルに発生する磁束
を受けて円周上交互に異極を構成する第1の回転主体、
及びこの第1の回転主体を間隙を介して包囲し、上記異
極に対応して円周上に配置された磁性体と、この磁性体
相互間に配置された導電体と、この導電体の相互間を短
絡する短絡環と、上記磁性体の外周を囲む包囲部とで構
成され、上記第1の回転主体と磁気的に結合する第2の
回転主体を備え、上記導電体と上記短絡環と上記包囲部
とをアルミ材で一体に構成した電磁誘導連結装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50026665A JPS6024661B2 (ja) | 1975-03-04 | 1975-03-04 | 電磁誘導連結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50026665A JPS6024661B2 (ja) | 1975-03-04 | 1975-03-04 | 電磁誘導連結装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51101656A JPS51101656A (ja) | 1976-09-08 |
JPS6024661B2 true JPS6024661B2 (ja) | 1985-06-14 |
Family
ID=12199689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50026665A Expired JPS6024661B2 (ja) | 1975-03-04 | 1975-03-04 | 電磁誘導連結装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6024661B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01180348U (ja) * | 1988-06-14 | 1989-12-26 | ||
JPH0210160U (ja) * | 1988-07-05 | 1990-01-23 | ||
JPH0530542Y2 (ja) * | 1986-09-26 | 1993-08-04 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106460962B (zh) * | 2014-05-09 | 2019-07-02 | 舍弗勒技术股份两合公司 | 具有带有减少的气隙的涡流制动器的离合器装置 |
-
1975
- 1975-03-04 JP JP50026665A patent/JPS6024661B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0530542Y2 (ja) * | 1986-09-26 | 1993-08-04 | ||
JPH01180348U (ja) * | 1988-06-14 | 1989-12-26 | ||
JPH0210160U (ja) * | 1988-07-05 | 1990-01-23 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS51101656A (ja) | 1976-09-08 |
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