JPS6024551B2 - 発熱体 - Google Patents

発熱体

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Publication number
JPS6024551B2
JPS6024551B2 JP8251479A JP8251479A JPS6024551B2 JP S6024551 B2 JPS6024551 B2 JP S6024551B2 JP 8251479 A JP8251479 A JP 8251479A JP 8251479 A JP8251479 A JP 8251479A JP S6024551 B2 JPS6024551 B2 JP S6024551B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating element
temperature
resistance
barium titanate
polyethylene resin
Prior art date
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Expired
Application number
JP8251479A
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English (en)
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JPS566397A (en
Inventor
亮壮 松本
晃 岐美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okazaki Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Okazaki Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Okazaki Manufacturing Co Ltd filed Critical Okazaki Manufacturing Co Ltd
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Publication of JPS566397A publication Critical patent/JPS566397A/ja
Publication of JPS6024551B2 publication Critical patent/JPS6024551B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規な特性を有する発熱体に関するものであ
る。
第1図および第2図に従来の発熱体を示す。
並列に配置した2本の銅製の電極導線1,1の周りおよ
び電極導線1,1の間を、高分子のポリエチレン樹脂に
カーボン微粉末を混糠し成形した発熱体2で充填し、そ
の外周は絶縁カバー3で被覆し帯状に形成してある。電
極導線1,1間に電圧Eを印加すると、発熱体2は抵抗
体であるので、電流が発熱体2を流遇するとき、自己発
熱する。この発熱体2は石油、ガス、化学薬品等の輪送
ラインの凍結防止や化学薬品の温度制御の工業用ヒータ
等として用いられている。この発熱体2の樟脳こついて
考察してみる。
第3図に温度と抵抗との関係が示してある。温度の上昇
と共に抵抗も増大しているが、途中で増大の程度が大き
くなっている。上昇の度合が変化した点は変異点CP、
変異点CPに対応する温度を変異点温度Tcと呼ばれる
。こ)で、変異点温度Tcより以下の温度の領域を1次
領域、変異点温度Tcより以上の温度の領域を2次領域
と呼ぶこと)し、温度の上昇に伴なつて抵抗の増大の割
合を表わすサーミスター定数Bを、1次領域でB,、2
次領域で&とで表わすこと)する。本例では、1次領域
でのサーミスター定数B.はB=532で正の値であり
、温度の上昇に伴なつて抵抗値が増大することが示され
ている。
供給する電圧Eでその間の抵抗をRとすると、発熱量は
E2/Rに比例し、Rが増大すると、発熱量が減少する
。したがって、第4図の実線で示すようにサーミスター
定数Bの値が正であると飽和温度に達するまでにかなり
の時間を要する。特に、化学薬品の温度制御に用いる工
業用ヒータでは温度の立上り特性を早くすることが求め
られ、1次領域では温度の上昇に伴なつて抵抗が減少す
るサーミスター定数Bが負の値である発熱体が要請され
ている。また、従来の発熱体2であると、ポリエチレン
樹脂とカーボン粒子とは混合しており、温度が上昇する
とポリエチレン樹脂が膨脹して混在しているカーボン粒
子間の接触が弱まり電気抵抗が増大し、電流が減少し、
温度が下降するとカーボンの接触状態は元に復帰し、電
気抵抗も復元する自己制御性を有する。
そこで、第3図に示される従来の発熱体の2次領域での
サーミスタ一定数&は&=2447で小さいので、サー
ミスター定数Bを大きくして自己制御性を改良して、例
えば電圧変動等による制御精度をよくすることが要請さ
れている。さらに、従来の発熱体2に対しては、種々な
用途に供するため、変異点温度Tcも任意に設定できる
ことが要請されている。
タ本発明は、1次領域のサーミスタ
ー定数Bを負の値とし、2次領域のサーミスター定数&
の値を大きくし、さらに変異点温度Tcを任意に設定で
きる発熱体を提供することを目的として開発されたもの
であり、以下、具体的な実施例に基いZで詳細に説明す
る。重量比でポリエチレン樹脂100に対し、カーボン
粉末10〜50、チタン酸バリウム系半導体の粉末0.
5〜50を混合して所用の形状に成形してなる発熱体で
ある。
こ)で、チタン酸バリウム系半導体Jとは、チタン酸バ
リウムBaTi03に対し、稀士類元素またはアンチモ
ンSb、ビスマスBi等の少くとも一種類を添加して半
導体化することにより正の抵抗温度特性を有するもので
ある。従来の発熱体2は、1次領域で温度の上昇と共2
にポリエチレン樹脂の膨脹によりカーボン粒子間の接触
が弱まって電気抵抗が増大していたが、本発明ではチタ
ン酸バリウム系半導体粉末の混合により、チタン酸バリ
ウム系半導体粉末粒子とカーボン粉末粒子との結合力が
ポリエチレン樹脂の膨2眼力より強いので、温度上昇と
共にチタン酸バリウム系半導体粉末粒子とカーボン粉末
粒子の両導体間の接触抵抗が低下し、温度−抵抗特性は
負の特性となる。
2次領域では、温度が上昇すると、それまでの両導体間
の結合力に比較してポリェチ3レン樹脂の膨脹力が打ち
勝つようになり、両導体間の接触抵抗が増大し、さらに
チタン酸バリウム系の正特性がこの現象に加味されてく
るので正特性は大となる。
したがって、サーミスター定数Bの値は混練されたチタ
ン酸バリウム系半導体粉末の量に比例して大となる。次
に、具体的な実施例について述べる。
チタン酸バリウム系半導体の出発原料に、モル比 炭酸バリウム母C03 90炭酸ス
トロンチウムSに03 10酸化チタンT
i02 100セリウムCe
0.3炭酸マンガン
MnC03 0.1を用い、これ等
を水あるいはアルコールと共にポットミル内で鷹拝混合
した後、乾燥し、1300q○で1時間暁結し、さらに
350メッシュにし微粉末化する。
上記微粉末化したチタン酸バリウム系半導体を低分子量
のポリエチレン樹脂粉末に対し重量比で40%ならびに
粒度が350メッシュ以下のフアネスカーボンを25%
調合して三者を混合し押出し形成を行い電極導線を挿入
して発熱帯となす。係る実施例で得られた温度−抵抗特
性を第5図に示すもので、これによると、1次領域のサ
ーミスター定数B:−2950、2次領域のサーミスタ
一定数B2=1500リ変異点温度Tc=72℃である
。また、この発熱体の自己制御特性は第6図に示すよう
に、発熱体に供給する電圧が100±10V変動しても
、温度は0.500以下の変動しか示さない。なお、こ
の発熱体の競結体のときの固有抵抗は、25℃で約10
0一触、変異点温度6000である。他の具体的実施例
について述べる。チタン酸バリウム系半導体の出発原料
を焼結後の組成比が、母(,‐x)SbxTi03系モ
ル比 x=0.002 を混合した後、1350ooで1時間焼結し、さらに2
00メッシュ以下に微粉末化する。
微粉末化したバリウム系半導体を低分子量のポリエチレ
ン樹脂粉末に対し重量比で40%ならびに粒度が350
メッシュ以下のフアネスカーボンを25%調合して三者
を混合し押出し成形を行い電極導線を挿入して発熱帯と
なす。なお、この発熱体の焼結体のときの固有抵抗は、
25o0で約50−伽、変異点温度は90〜1000○
である。本発明は、上述のようにポリエチレン樹脂と、
カーボン粉末と、チタン酸バリウム系半導体の粉末とを
混合して成形してなる発熱体であり、1次領域のサーミ
スター定数の値を負の値とすることができ温度の立上り
を早くすることができる。
本発明の発熱体は第4図の破線で示すように時定数(最
終飽和温度の63%になる時間)が従来品に比して50
%位、例えば30分要していたのが15分にて最終飽和
温度に達する。また、2次領域のサーミスター定数B2
の値を従来の発熱体より大きな値(約6倍)に設定でき
、電圧変動に対しても制御精度がよくなる。さらには変
異点温度を任意に設定でき、種々な用途に適した発熱体
が提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従釆の発熱体の縦断面図、第2図は第1図の横
断面図、第3図は従来の発熱体の温度−抵抗の特性を示
す図表、第4図は従釆および本発明の抵抗体の時間−温
度の特性を示す図表、第5図は本発明発熱体の温度−抵
抗の特性を示す図表、第6図は本発明発熱体の電圧−温
度の特性を示す図表である。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリエチレン樹脂と、カーボン粉末と、チタン酸バ
    リウム系半導体の粉末とを混合して成形してなる発熱体
JP8251479A 1979-06-28 1979-06-28 発熱体 Expired JPS6024551B2 (ja)

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