JPS6024417Y2 - 散水ノズル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は広い面積に散水する事の出来る散水ノズルに係
るものにして、その構成を添附図面を参照に詳述すると
次の通りである。

通水管１の先端部にノズル頭２を連設する。

図面のノズル頭２は円筒形状の場合を示しているが、球
状でも良いし、円錐台状でも良い。

このノズル頭２の周面に水平放射状に散水させる散水孔
３を適当間隔を置いて多数穿設する。

このノズル頭２の上部に回転自在に回転体４を設ける。

図面はノズル頭２の上面中央部に突杆５を穿設し、この
突杆５に弾丸状の回転体４を被嵌し゛た場合を示してい
るが、他の構造でも良い。

この回転体４に水平方向にして放射状に支承杆７を多数
本突設する。

この支承杆７の夫々の先端部に前記散水孔３に対向させ
て水受翼板８を附設する。

この水受翼板８を支承杆７軸方向に対して斜設する。

尚図面は通水管１の基部に支承脚９を附設し、通水管１
の下端部に送水ホース６を連設して持ち運び自在にした
場合を示しているが、通水管１の下部を地面に固定して
も良い。

本考案は、上述の様に構成した通水管１の下端部より地
下水をポンプアップして圧送すれば、ノズル頭２内に地
下水が満水し、ノズル頭２の外周に穿孔した散水孔３よ
り地下水が水平状態に勢い良く放出される。

この場合、放出水は厳密に云って散水孔３の大きさ、位
置や満水状態によって同じ強さで同じ量が放出されない
。

即ち不均一な状態で放出される。

この地下水が水受翼板８に衝突するから水受翼板８のバ
ランスがくずれて風車と同様にして回転する。

（夫々の水受翼板８に同じ強さの同じ量の地下水が衝突
すると水受翼板８のバランスが取りすぎて回転しない。

）勿論、水受翼板８も屋外においては、風が不均一に当
たっているから一層バランスが取れない状態であり、こ
のため、この水受翼板８に地下水が衝突すると水受翼板
８はスムーズに回転することになる。

この水受翼板８にぶつかった地下水は下方に杉しぶきに
なって落下し、水受翼板８間の隙間を通過する地下水は
ノズル頭２の外方に勢い良く飛ぶことになる。

このため、地下水はノズル頭２の下方と外周に散水され
ることになる。

従って例えば雪国に於ける庭や小路等の小面積用の消費
用散水ノズルとして使用すれば、酒害効果の大きな酒害
用散水ノズルとして使用出来るし、農園等の散水器とし
ても便利なものである。

また庭の散水器として利用すれば水受翼板８の回転も楽
しいものとなる。

また本案術の構造は簡単だから製作が容易であり、量産
可能にして本案術を安価に提供する事が出来る等の幾多
のすぐれた特長を発揮するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案術の回転体を被嵌する前の斜視図、第２図
は本案術の要部の正断面図、第３図は本案術の平面図で
ある。 １・・・・・・通水管、２・・・・・・ノズル頭、３・
・・・・・散水孔、４・・・・・・回転体、７・・・・
・・支承杆、８・・・・・・水受翼板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 通水管の先端部にノズル頭を連設し、このノズル頭の周
   面に水平放射板に散水せしめる散水孔を穿設し、このノ
   ズル頭の上部に回動自在に回転体を設け、この回転体に
   水平方向にして放射状に支承杆を突設し、この支承杆の
   先端部に前記散水孔に対向させて水受翼板を附設し、こ
   の水受翼板を支承杆軸方向に対して斜設せしめた事を特
   徴とする散水ノズル。