JPS6024335Y2 - コンド−ム - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は避妊効果を著しく高めたコンドームの考案に関
するものである。

コンドームの避妊効果の不充分さを補うため避妊薬の併
用が見られるが、いずれも充分ではない このような現状に鑑み、本考案はコンドームの精液溜妻
部に充填した潤滑剤の中に、避妊薬を含有した錠剤を封
入して、薬効を安定させ、コンドーム自体の効果を完全
なまでに高めたものである。

以下、図面に従って本考案の実施例を説明する。

第１図は本考案に係るコンドームの断面図、第２図は第
１図を密封包装したものの断面図、第３図は第２図を開
封した一部拡大断面図を示す。

まず第１図のコンドームにおいて、精液溜妻部１に避妊
薬を含有した錠剤２を投下腰その上からゼリー剤等の潤
滑剤３を充填し、第２図のように密封包装する。

第３図は錠剤２の周辺の崩壊状態を示す。

この場合の避妊薬を含有する錠剤について、たとえば避
妊用硫酸オキシキノリン、避妊用ポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテル、避妊用メンフェゴール等の避妊
用薬剤をデンプン、乳糖などの増量剤で固めて錠剤２と
なす。

そして巻き上げたコンドームを包装する過程において、
上記避妊薬を含んだ錠剤２を、精液溜妻部１内に投下し
、ついでこの錠剤２を入れた妻部１に潤滑剤を滴下また
噴射等によって充填する。

ところで避妊薬を溶融させた潤滑剤をコンドームに適用
したものは開封して取り出した時、潤滑１ 剤が包材に約を〜３反転附着し、それと同時に避妊薬も
約責〜Ａにがす結果となる。

それ放置薬品としての薬効が非常に不案定で効果の確認
ができない。

これに比べ本発明に係るコンドームは、使用時まで錠剤
２を潤滑剤３中に封入しておけるので包材に耐着するの
は避妊薬を含まない潤滑剤のみとなり、避妊薬を包材に
逃がすことはない。

また、避妊薬を含んだゼリーを注入する場合はゼリーの
滴下量のコントロールがむつかしく含量不均一となる恐
れがあるが、本考案では錠剤の中に入れた避妊薬の含量
をあらかじめ確認できる利点がある。

上記構造にかかる本考案コンドームは、経時的に錠剤２
が潤滑剤３中の水分を漸次吸収して錠剤２周囲が第３図
のような崩壊状態となり、避妊作用の速効を期待できる
ゼリ一種像状を呈するが、使用するまでは潤滑剤３と錠
剤２が互に混合溶解することはない。

したがって医薬品としての避妊薬効（±１０％以内の音
量誤差）を安定させることができる。

また本考案に実公昭４７−２５５２０に開示しであるよ
うに、シリコーン油を本考案コンドームの適所に滴下さ
せるとなお一層効果的である。

以上もつとも避妊効果の高いコンドームを提供するもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係るコンドームの断面図、第２図は第
１図の本コンドームを密封包装したものの断面図、第３
図は第２図を開封して取り出した本考案コンドームの一
部拡大断面図。 １・・・・・・妻部、２・・・・・・錠剤、３・・・・
・・潤滑剤、４・・・・・・包装。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 精液溜妻部１内に、避妊薬を含有した錠剤２とゼリー剤
   等の粘稠な潤滑剤３とを封入せしめたことを特徴とする
   コンドーム。