JPS60243007A - ケ−キ状メイクアツプ化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の技術分野） 本発明は改良されたケーキ状メイクアップ化粧料に関す
る。

（従来技術） 従来より、アイシャドウ、はぼ紅、ファンデーション等
のケーキ状メイクアップ化粧料は、無機顔料及び油性物
質の他に、鮮やかな発色を得るためにタール系色素が配
合されていた。しかし、タール系の色素のみでは、当該
化粧料自体の外観色（以下、発色と略称する）と皮膚に
塗付したときの色調（以下、付は色と略称する）との色
差が少ないケーキ状メイクアップ化粧料を得ることは困
難であった。

本発明者等は、上記の事情に鑑み鋭意研究した結果、リ
ボフラビン及びリボフラビンテトラ酪酸エステルは発色
の鮮やかな優れた黄色の顔料とし°Ｃ有効であることを
確認し、更にリボフラビン及びリボフラビンテトラ酪酸
エステルを無機顔料の総量に対して１重量％以上配合し
てなるケーキ状メイクアップ化粧料は鮮やかな発色を呈
し、発色と付は色の色差が少なく、シかも耐光性に優れ
ていることを見出し本発明を完成した。

（発明の構成） 即ち、本発明は、無機顔料と、該無機顔料の総量に対し
て１重量％以上のリボフラビン及び／又はリボフラビン
テトラ酪酸エステルと、油性物質とを配合してなること
を特徴とするケーキ状メイクアップ化粧料である。

（構成の具体的な説明） 本発明に使用するリボフラビン及びリボフラビンテトラ
酪酸エステルは、食品の栄養強化剤或いは医薬品（ビタ
ミン剤）として使用されている公知化合物の物質（第三
飯食品添加物公定書注解に収載）であり、その結晶は蛍
光を発し、黄色を呈する。

リボフラビン及び／又はリボフラビンテトラ酪酸エステ
ルの配合量（使用量）は、無機顔料の総量を基準として
１重量％以上、好ましくは２〜８０重量％である。１重
ｆｆ１Ｚ未満の場合は、当該化粧料の発色性、耐光性が
低下し、見色と付は色の色差が大きくなるので好まｊ、
＜ない。１重量％以上の場合は、発色性、耐光性が向上
し、そして当該化粧料を皮膚に塗布したときに当該化粧
料の見色を忠実に再現して鮮やかな色調となり、いわゆ
る見色と付は色の色差を少なくする効果を発揮すること
ができる。

本発明に使用する無機顔料は、特に限定されるものでは
なく、体質顔料ではタルク、カオリン。

マイカ、炭酸カルシウム、二酸化チタン、雲母チタン、
炭酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム等が、また、有
色顔料では酸化鉄、グンジョウ、コンジヨウ等が例示さ
れる。無機顔料の配合量は、当該化粧料の総量を基準と
して４０〜９５重量％が好適である。

油性物質としては、例えば、動植物油、ロウ類。

高級脂肪族炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、合
成エステル油、ポリブテン、シリコーン油等を挙げるこ
とができる。

油性物質の配合量は、当該化粧料の総量を基準として５
０〜６０重里％が好適である。油性物質は、ケーキ状メ
イクアップ化粧料の発色を改善し、皮膚との付着性を良
好にし、更には、ケーキ状メイクアップ化粧料の剤型を
調整するバインダーとして効果を発現し得る。

本発明のケーキ状メイクアップ化粧料は上記の構成の成
分の他に、本発明の目的を達成する範囲内で、香料、抗
酸化剤、防腐剤、保湿剤、有機顔料、高分子物質、界面
活性剤及び皮膚栄養剤等を適宜配合することも可能であ
る。

以下、実施例にて本発明を詳説する。

実施例に記載の耐光性試験、実用テスト（官能テスト）
による見色と付は色の比較試験２発色性試験等の試験方
法は下記の通りである。

ｆｘ）　耐光性試験 試料を１０個準備し、５個は日照箱（ガラスケース）の
中に収納して太陽光線に２週間被曝せしめ、他の５個は
冷暗室（５℃）に２週間保存した。その後側試料の外観
を白眼にて観察して色の変化を評価した。更に、この両
試料の色差を高速分光色彩計（村上色材研究所要ＣＭＳ
−１０００型）にて、ハンター測色系のＬ＋ａｏｂ値を
測定し、色差（△Ｅ）を下記の式から算出した。また、
色差（△Ｅ）は両試料からなる５組の測定値より算出さ
れた△Ｅ値の平均値で示した。

△Ｅ−（△Ｌ）２＋　（△ａ）”＋（△ｂ）２尚、△Ｅ
値と肉眼観察の評価の関係は、第１表の通りである。

第　１　表 （２）実用テスト（官能テスト） ■　見色と付は色の比較試験 比較例の試料と実施例の試料を一組として、女子被試験
者３０人の顔の半面に比較例を、他の半面に実施例を各
々塗布し、各試料における見色と付は色の色差の程度を
評価した。

評価結果は「色差をほとんど認めない」と答えた人の数
で示した。

■　発色性試験 前記■の見色と付は色の比較試験に引続いて、比較例の
試料と実施例の試料の発色性を光沢。

鮮やかさ１色調の３項目について評価した。

評価結果はそれぞれ、「光沢が有る」、「鮮やかである
」、「色調が良い」と答えた人の数で示した。

実施例１〜３及び比較例１〜３〔はぼ紅〕０）組　成 （２）調製方法 （５）の成分を均一に攪拌混合した後、（Ｂ）の成分を
加え、更に均一に攪拌混合したものを全血に適量を入れ
て打型機で押圧しミケーキ状のほぼ紅を得た。

実施例１〜３と比較例１〜３の耐光性試験。

実用テストによる見色と付は色の比較試験及び発色性試
験の結果を第２表に示した。

尚、実用テストは比較例１と実施例１〜３及び比較例２
〜３との一対比較法により実施した。

第　２　表 第２表に示す如く、タール系色素である黄色５号アルミ
ニュームレーキに替えて、リボフラでなる実施例１〜３
のほぼ紅は、耐光性に優れ、見色と付は色の色差が減少
し、更に鮮やかさが高まり、改良されたほぼ紅であるこ
とは明らか実施例４〜６及び比較例４ 〔油性ファンデージジン〕 （１）組　成 （２）、調製１方法 囚の成分を均一に攪拌混合したものを、温度８０℃で溶
解されたの）の成分中に投入し、均一に攪拌混合された
組成物を得る。この組成物を温度８０〜８５℃に設定し
て、合冊に適量を注入し、室温迄徐冷してケーキ状の油
性ファンデーションを得た。

前記実施例１と同様に、諸試験を実施した結果を第３表
に示した。

尚、実用テストは比較例４と実施例４〜６との一対比較
法により実施した。

第　３　表 第３表に示す如く、タール系色素である黄色５号アルミ
ニウムレーキ、黄色４０１号アルミニウムレーキに替え
て、リボフラビン及び／又はりボフラビンテトラ酪酸エ
ステルを配合してなる実施例４〜６は改良された油性フ
ァンデーションである。

実施例７及び比較例５〔アイシャドー〕（１）組　成 （２）調製方法 囚の成分を均一に廃拌混合したものに（Ｂ）の成分を加
え、更に均一に攪拌混合した組成物を合冊に適凰入れて
打型機で押圧シ、ケーキ状のアイシャドーを得た。

実施例１と同様に諸試験を実施した結果、実施例７は比
較例５と比較して、耐光性に優れ、発色と付は色の色差
が減少し、更に鮮やかさが高まり、改良されたアイシャ
ドーであることが確認された。

（発明の効果） 以上の如く、本発明のケーキ状メイクアップ化粧料は、
耐光性、発色と何は色の色差及び発色性が改良されてお
り、そして紫外線の照射下では蛍光を発して、一層光輝
のある発色となり、顕著美麗な化粧効果を発現するもの
である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （＋）　無機顔料と、該無機顔料の総量に対して１重量
   ％以上のリボフラビン及び／又はリボフラビンテトラ酪
   酸エステルと油性物質とを配合してなることを特徴とす
   るケーキ状メイクアップ化粧料。