JPS602405Y2 - 蒸気ボイラのドレン自動回収装置 - Google Patents
蒸気ボイラのドレン自動回収装置Info
- Publication number
- JPS602405Y2 JPS602405Y2 JP17720678U JP17720678U JPS602405Y2 JP S602405 Y2 JPS602405 Y2 JP S602405Y2 JP 17720678 U JP17720678 U JP 17720678U JP 17720678 U JP17720678 U JP 17720678U JP S602405 Y2 JPS602405 Y2 JP S602405Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- suction
- drain
- jet pump
- pump
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- Jet Pumps And Other Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、蒸気ボイラのドレン自動回収装置に関するも
のである。
のである。
ジェットポンプと循環ポンプとを組合わせて蒸気使用機
器からのドレンを回収すると共にそれをボイラへ還流す
るようにしたドレン回収装置においては、ドレン吸込用
のジェットポンプを循環ポンプの出口側に接続してこの
ジェットポンプによリドレンをボイラへ送り込む方式と
、ジェットポンプを循環ポンプの入口側に接続して、ジ
ェットポンプからのドレンを循環ポンプにより昇圧して
ボイラに送給する方式とがある。
器からのドレンを回収すると共にそれをボイラへ還流す
るようにしたドレン回収装置においては、ドレン吸込用
のジェットポンプを循環ポンプの出口側に接続してこの
ジェットポンプによリドレンをボイラへ送り込む方式と
、ジェットポンプを循環ポンプの入口側に接続して、ジ
ェットポンプからのドレンを循環ポンプにより昇圧して
ボイラに送給する方式とがある。
後者の場合は、ジェットポンプから吐出されたドレンを
循環ポンプによりボイラの圧力よりやや高くなるように
昇圧するだけでよいため、小型の循環ポンプを使用する
ことができるという点では前者のものよりも勝れている
が、ドレン流量が少ない場合や循環ポンプに蒸気が吸込
まれた場合などに循環ポンプがキャビテーションにより
昇圧不能に陥り易く、またジェットポンプを駆動するた
めの駆動水の温度が該ジェットポンプに吸込まれる回収
ドレンの圧力下における飽和温度よりも高い場合には、
回収ドレンの再蒸発によりジェットポンプが作動不能に
なり易く、この点で前者のものに劣るという欠侭があっ
た。
循環ポンプによりボイラの圧力よりやや高くなるように
昇圧するだけでよいため、小型の循環ポンプを使用する
ことができるという点では前者のものよりも勝れている
が、ドレン流量が少ない場合や循環ポンプに蒸気が吸込
まれた場合などに循環ポンプがキャビテーションにより
昇圧不能に陥り易く、またジェットポンプを駆動するた
めの駆動水の温度が該ジェットポンプに吸込まれる回収
ドレンの圧力下における飽和温度よりも高い場合には、
回収ドレンの再蒸発によりジェットポンプが作動不能に
なり易く、この点で前者のものに劣るという欠侭があっ
た。
また、ボイラへの給水を、上記ドレン回収のために形成
される循環系とは直接的には無関係に給水ポンプにより
行うようにしているため、循環ポンプと給水ポンプとの
２台のポンプが必要であった。
される循環系とは直接的には無関係に給水ポンプにより
行うようにしているため、循環ポンプと給水ポンプとの
２台のポンプが必要であった。
本考案は、後者の方式における上述した欠点を解消する
と共に前者の方式に比べても有利なドレン回収装置を得
ることを目的としてなされたもので、循環系内にドレン
吸込用ジェットポンプと並列に給水タンクと接続された
補給水吸込用ジェットポンプを接続し、それによって循
環系の水温及び流量を調節して循環ポンプ及びジェット
ポンプを正常に動作させ得るようになすと共に、循環ポ
ンプ１台でドレン回収と給水とを行い得るようになした
ことをその特徴とするものである。
と共に前者の方式に比べても有利なドレン回収装置を得
ることを目的としてなされたもので、循環系内にドレン
吸込用ジェットポンプと並列に給水タンクと接続された
補給水吸込用ジェットポンプを接続し、それによって循
環系の水温及び流量を調節して循環ポンプ及びジェット
ポンプを正常に動作させ得るようになすと共に、循環ポ
ンプ１台でドレン回収と給水とを行い得るようになした
ことをその特徴とするものである。
以下、本考案の実施例を図面に基すいて詳細に説明する
に、第１図は本考案の基本的な配管系の一例を示し、１
はボイラ、２ ａ、 ２ ｂｅ ２ ｃはスチーム
ヘッダ３を介して蒸気管によりボイラ１と接続された蒸
気使用機器であって、これらの蒸気使用機器２ａ、２ｂ
、２ｃにおけるスチームトラップ４ ａ、 ４ ｂｙ
４ ｃとボイラ１との間にドレン回収のための循環
系５を配設している。
に、第１図は本考案の基本的な配管系の一例を示し、１
はボイラ、２ ａ、 ２ ｂｅ ２ ｃはスチーム
ヘッダ３を介して蒸気管によりボイラ１と接続された蒸
気使用機器であって、これらの蒸気使用機器２ａ、２ｂ
、２ｃにおけるスチームトラップ４ ａ、 ４ ｂｙ
４ ｃとボイラ１との間にドレン回収のための循環
系５を配設している。
上記循環系５は、ドレン吸込用ジェットポンプ６ａ、６
ｂと補給水吸込用ジェットポンプ６Ｃ及び循環ポンプ７
とを備え、上記ジェットポンプ６ａｔ ６ｂｔ ６
ｃは、第２図に示すように、流入口８からノズル９に高
圧の駆動水を流通させることにより吸込口１０に吸引力
を発生させ、この吸引力によりドレンまたは補給水を吸
込んでそれを駆動水と共に吐出口１１から吐出するよう
に構成したもので、該ジェットポンプ６ａｔ６ｂ、６ｃ
における吐出口１１を循環ポンプ７の入ロアａ側に並列
に接続すると共に、各流入口８を、循環ポンプ７の出ロ
アｂとボイラ１とを連結する還流管１２に、該還流管１
２を通じてボイラ１に送給されるドレン及び補給水の一
部を駆動水として循環させるための循環管１３により連
結し、ドレン吸込用ジェットポンプ６ａｙ６ｂの吸込口
１０，１０をドレン回収管１４．１４により蒸気使用機
器２ａ、２ｂ、２ｃのスチームトラップ４ａ、４ｂ。
ｂと補給水吸込用ジェットポンプ６Ｃ及び循環ポンプ７
とを備え、上記ジェットポンプ６ａｔ ６ｂｔ ６
ｃは、第２図に示すように、流入口８からノズル９に高
圧の駆動水を流通させることにより吸込口１０に吸引力
を発生させ、この吸引力によりドレンまたは補給水を吸
込んでそれを駆動水と共に吐出口１１から吐出するよう
に構成したもので、該ジェットポンプ６ａｔ６ｂ、６ｃ
における吐出口１１を循環ポンプ７の入ロアａ側に並列
に接続すると共に、各流入口８を、循環ポンプ７の出ロ
アｂとボイラ１とを連結する還流管１２に、該還流管１
２を通じてボイラ１に送給されるドレン及び補給水の一
部を駆動水として循環させるための循環管１３により連
結し、ドレン吸込用ジェットポンプ６ａｙ６ｂの吸込口
１０，１０をドレン回収管１４．１４により蒸気使用機
器２ａ、２ｂ、２ｃのスチームトラップ４ａ、４ｂ。
４ｃに接続すると共に、補給水吸込用ジェットポンプ６
ｃの吸込口１０を給水管１５により給水タンク１６に接
続している。
ｃの吸込口１０を給水管１５により給水タンク１６に接
続している。
上記構成を有する回収装置においては、駆動水が各ジェ
ットポンプ６ａ、ｓｂ、６ｃの流入口８から供給されて
吐出口１１へと高速で流通すると、吸込口１０に発生す
る吸引力によって、ドレン吸込用ジェットポンプ６ａ、
６ｂの吸込口１０からは蒸気使用機器２ａ、２ｂ、２ｃ
からのドレンが吸込まれ、補給水吸込用ジェットポンプ
６ｃの吸込口１０からは給水タンク１６からの補給水が
吸込まれ、これらは駆動水と共に吐出口１１から吐出さ
れて循環ポンプ７に至り、ここで昇圧されて還流管１・
２を通じてボイラ１に送り込まれる。
ットポンプ６ａ、ｓｂ、６ｃの流入口８から供給されて
吐出口１１へと高速で流通すると、吸込口１０に発生す
る吸引力によって、ドレン吸込用ジェットポンプ６ａ、
６ｂの吸込口１０からは蒸気使用機器２ａ、２ｂ、２ｃ
からのドレンが吸込まれ、補給水吸込用ジェットポンプ
６ｃの吸込口１０からは給水タンク１６からの補給水が
吸込まれ、これらは駆動水と共に吐出口１１から吐出さ
れて循環ポンプ７に至り、ここで昇圧されて還流管１・
２を通じてボイラ１に送り込まれる。
このボイラへ送られるドレン及び補給水の一部は、循環
管１３を通じて各ジェットポンプ６ａ、６ｂ、６ｃに循
環され、駆動水として使用される。
管１３を通じて各ジェットポンプ６ａ、６ｂ、６ｃに循
環され、駆動水として使用される。
而して、補給水の供給により、循環系５内においては、
循環水の水温が低下せしめられてジェットポンプを駆動
するための駆動水の温度が回収ドレンの圧力下における
飽和温度よりも低く保たれると共に、循環水の流量が調
節され、それによつ−て回収ドレンの再蒸発や流量不足
によるジェットポンプの作動不良及び循環ポンプのキャ
ビテーションの発生等が防止される。
循環水の水温が低下せしめられてジェットポンプを駆動
するための駆動水の温度が回収ドレンの圧力下における
飽和温度よりも低く保たれると共に、循環水の流量が調
節され、それによつ−て回収ドレンの再蒸発や流量不足
によるジェットポンプの作動不良及び循環ポンプのキャ
ビテーションの発生等が防止される。
上記補給水の供給は、それを連続的に行うようにしても
よいが、循環系５内のドレン温度や流量１等に応じて間
欠的に行うようにすることもできる。
よいが、循環系５内のドレン温度や流量１等に応じて間
欠的に行うようにすることもできる。
以上詳述したように本考案に係るドレン自動回収装置に
よれば、循環系内において、ドレン吸込用ジェットポン
プと並列に補給水吸込用ジェットポンプを接続したので
、この補給水吸込用ジェットポンプからの補給水の供給
により、循環水の温度及び流量を調節して循環ポンプ及
びジェットポンプを常時正常に動作させることができ、
しかも上記ジェットポンプからの給水がボイラへ供給さ
れるため、別の給水ポンプによる給水を行う必要がなく
、循環ポンプ１台でドレン回収とボイラへの給水とを行
うことができる。
よれば、循環系内において、ドレン吸込用ジェットポン
プと並列に補給水吸込用ジェットポンプを接続したので
、この補給水吸込用ジェットポンプからの補給水の供給
により、循環水の温度及び流量を調節して循環ポンプ及
びジェットポンプを常時正常に動作させることができ、
しかも上記ジェットポンプからの給水がボイラへ供給さ
れるため、別の給水ポンプによる給水を行う必要がなく
、循環ポンプ１台でドレン回収とボイラへの給水とを行
うことができる。
第１図は本考案に係るドレン自動回収装置の基本的な配
管系の一例を示す構成図、第２図はジェットポンプの断
面図である。 １・・・・・・ボイラ、２ａ、ｚｂ、２ｃ・・・・・・
蒸気使用機器、４ａ、 ４ｂ＊ ４ｃ・・・・・・スチ
ームトラップ、６ａ、６ｂ・・・・・・ドレン吸込用ジ
ェットポンプ、６Ｃ・・・・・・補給水吸込用ジェット
ポンプ、７・・・・・・循環ポンプ、７ａ・・・・・・
入口、７ｂ・・・・・・出口、８・・・・・・流入口、
１０・・・・・・吸込口、１１・・・・・・吐出口、１
２・・・・・・還流管、１３・・・・・・循環管、１６
・・・・・・給水タンク。
管系の一例を示す構成図、第２図はジェットポンプの断
面図である。 １・・・・・・ボイラ、２ａ、ｚｂ、２ｃ・・・・・・
蒸気使用機器、４ａ、 ４ｂ＊ ４ｃ・・・・・・スチ
ームトラップ、６ａ、６ｂ・・・・・・ドレン吸込用ジ
ェットポンプ、６Ｃ・・・・・・補給水吸込用ジェット
ポンプ、７・・・・・・循環ポンプ、７ａ・・・・・・
入口、７ｂ・・・・・・出口、８・・・・・・流入口、
１０・・・・・・吸込口、１１・・・・・・吐出口、１
２・・・・・・還流管、１３・・・・・・循環管、１６
・・・・・・給水タンク。
Claims (1)
- 流入口からの高圧の駆動水の供給により吸込口に生じる
吸引力によってドレンまたは補給水を吸込みそれを駆動
水と共に吐出口から吐出するドレン吸込用ジェットポン
プ及び補給水吸込用ジェットポンプの各吐出口を、出口
が還流管によりボイラへ接続されている循環ポンプの入
口側に並列に接続し、各ジェットポンプの流入口を、循
環ポンプから上記還流管を通じてボイラへ還流されるド
レン及び補給水の一部を駆動水として循環させるための
循環管により循環ポンプの出口側へ並列に接続し、ドレ
ン吸込用ジェットポンプの吸込口を蒸気使用機器のスチ
ームトラップに接続すると共に、補給水吸込用ジェット
ポンプの吸込口を給水タンクに接続したことを特徴とす
る蒸気ボイラのドレン自動回収装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17720678U JPS602405Y2 (ja) | 1978-12-20 | 1978-12-20 | 蒸気ボイラのドレン自動回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17720678U JPS602405Y2 (ja) | 1978-12-20 | 1978-12-20 | 蒸気ボイラのドレン自動回収装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5595007U JPS5595007U (ja) | 1980-07-01 |
| JPS602405Y2 true JPS602405Y2 (ja) | 1985-01-23 |
Family
ID=29186486
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17720678U Expired JPS602405Y2 (ja) | 1978-12-20 | 1978-12-20 | 蒸気ボイラのドレン自動回収装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS602405Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-12-20 JP JP17720678U patent/JPS602405Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5595007U (ja) | 1980-07-01 |
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