JPS60239475A - 置換ベンゾチアゼピン誘導体 - Google Patents

置換ベンゾチアゼピン誘導体

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JPS60239475A
JPS60239475A JP59095626A JP9562684A JPS60239475A JP S60239475 A JPS60239475 A JP S60239475A JP 59095626 A JP59095626 A JP 59095626A JP 9562684 A JP9562684 A JP 9562684A JP S60239475 A JPS60239475 A JP S60239475A
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JP
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compound
group
formula
general formula
acid
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JP59095626A
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English (en)
Inventor
Isao Kataue
片上 功
Nobuyuki Fukazawa
深沢 信幸
Hajime Iizuka
肇 飯塚
Makoto Odate
尾館 誠
Isao Shirakawa
白川 勲
Takashi Nishina
仁科 孝士
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Nitrogen- Or Sulfur-Containing Heterocyclic Ring Compounds With Rings Of Six Or More Members (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は新規なベンゾチアゼピン誘導体に関するもので
ある。
〔背景技術〕
高血圧治療剤、循環器疾患治療剤としてベンゾチアゼピ
ン誘導体が有用であることは、特開昭58−11817
7号、特開昭58−目3655号、特開昭58−177
001号、特開昭58−218058号公報にて開示さ
れている。しかしながら、さらに、降圧作用のより大き
い毒性の低い高血圧治療剤、循環器疾患治療剤の開“発
が望まれていた。
〔発明の目的〕
本発明は、顕著な降圧作用を有する低毒性の高血圧治療
剤、循環器疾患治療剤として用い得る新規な置換ベンゾ
チアゼピン誘導体を提供することを目的とする。
本発明の第2の目的は、工業的製造が容易な置換ベンゾ
チアゼピン誘導体を提供することにある。
〔発明の開示〕
本発明の目的は、以下の置換ベンゾチアゼピン誘導体に
よって達成される。
本発明に係る化合物は一般式(I) (式中、XおよびYは、水素、低級アルキル基、低級ア
ルコキシ基、水酸基、ハロゲン原子またはトリフルオロ
メチル基を示す。ただしXおよびYが共に水素である場
合は除く。またR、 、 R2はそれぞれ独立に水酸基
または低級アルコキシ基を示す。)で表わされる置換ベ
ンゾチアゼピン誘導体それらの各種異性体および生物学
的に許容される1 各挿填である・特K(II)式で表
わされる3−(1−エトキシカルボニル−3−フェニル
プロピルアミン)−5−カルボキシメチル−8−クロロ
−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾチアゼピン−4(
5H)−オンの各種異性体および生物学的G!I−] 
2 C00I−] に許容される各挿填が好ましい。
本発明の化合物の一般式(I)を更に詳しく説明すると
、一般式CI)におけるXおよびYは、ベンゾチアゼピ
ン環の6.7,8.9位いずれかの置換基であり、Xお
よびYいずれもが水素以外の置換基か、いずれか一方が
水素以外の置換基である事を示す。低級アルキル基とは
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イ
ソブチル、3級ブチル基を示し、低級アルコキシ基とは
メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ基などを示
し、ハロゲン原子とはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素を示
す。また、R,、R2はそれぞれ独立に水酸基またはメ
トキシ、エトキシ、プロポキシ。
ブトキシ基などの低級アルコキシ基を示す。
本発明の化合物はその分子内に2個の不斉炭素を有して
いる為に4種の異性体が存在する。これらの異性体は通
常の方法で分離され、特に結晶化によって容易に分離さ
れ得る。これら異性体は場合によってはその分離体が使
用されるが、本発明においては、これら異性体すべてを
含有するものとする。
また、生物学的に許容される各挿填とは、本発明化合物
が分子内に酸性基および塩基性基を有している為に、通
常の有機酸、有機塩基さらには無機酸、無機塩基と塩を
生成する事から、これらすべての塩を含む、すなわち、
ギ酸、酢酸、プロピオン酸、コハク酸、グリコール酸、
乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、マレイン酸、フマ
ル酸。
メタンスルホン酸、トルエンスルホン酸などの有機酸、
メチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、ジ
シクロヘキシルアミン、トリエタノールアミン、エチレ
ンジアミン、トリスヒドロキシメチルアミノメタン、リ
ジン、オルニチンなどの有機塩基、塩化水素、臭化水素
、硫酸、リン酩、硝酸などの無機酸、さらにはアンモニ
ア、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム
、鉄などの無機塩基との塩である。これらの塩は本発明
化合物の遊離酸または遊離塩基と相当する塩基または酸
とを、水、アルコール、DMFなどの溶媒中において混
合し、析出塩を濾取するか、溶媒を留去する事により得
られる。
一般式(I)で表わされる本発明の化合物は、例えば以
下の様な方法によって得る事が出来る。
すなわち公知である一般式(m)の2−アミンベンゼン
チオール誘導体と、一般式(IV)または(v)の化合
物を無溶媒、または、水、アルコール、DMF、THF
などの溶媒中、無触媒またはトリエチルアミン、炭酸カ
リウムなど塩基の存在下反応させる事により一般式(V
l)の化合物に誘導し、次いで熱または脱水縮合剤で閉
環反応を行い、一般式(■)の化合物へ誘導する。さら
に保護基であるR3を脱離させた後、一般式(■)の化
合物と反応させる事により一般式(IX)の化合物へと
誘導する事が出来る。以上の様にして得られた一般式(
IX)の化合物と、ベンジルピルビン酸またはベンジル
ピルビン酸のエステル類とを、適ちな溶媒、例えば、水
、メタノール、エタノール、ジメチルホルムアミド、テ
トラヒドロフランなどに混合して溶解させる事により相
当するシッフ塩基に誘導し、適当な還元剤例えば、Na
B)13ON。
N a B H4などの水素化剤または、Pd、P t
、N iなどの金属触媒による水素添加反応により還元
反応を行って目的とする本発明化合物一般式CI)の化
合物へ誘導され得る。
□ N)(R1 「 (Vll) (IX) CH2CO馬 (1) (式中、X 、 Y 、 RI 、 R2バ一般式CI
)L:、t−iイテ定義した通りであり、Zはハロゲン
原子R3はアルカノイル、ヘンンルオキシ力ルポニルま
たは通常の7ミノ基の保護基を示し、島は水酸基または
低級アルコキシ基を示す。) 以上の様にして得られる一般式CI)の化合物群は4種
の異性体を含むが、その分離は容易に行われ得る。すな
わち、一般式(TV)の化合物において、その光学異性
体の一方を使用する事によるが、一般式(■)の化合物
を例えば酒石酸などとの塩とする事により光学分割して
使用する事により、一般式(IX)の化合物において望
ましい一方の光学異性体を得る事が出来る。こうして得
られた光学活性である一般式(IX)の化合物とベンジ
ルピルビン酸を反応させて一般式(I)の化合物へ誘導
するとそれぞれ2種の異性体が得られるが、これらは優
先結晶法または各種クロマトグラフィーによって容易に
分離される。
以上の様にして得られた一般式(I)の化合物中、RI
 * R2が第3級ブトキシ基の場合は酸性条件、例え
ば6N・塩酸−ジオキサン、トリフルオロ酢酸、または
臭化水素−酢酸などと混合する事により脱エステル化し
、相当するRが水酸基である化合物に誘導され得る。ま
た、他のエステル化合物も通常の加水分解により相当す
るカルボン酸誘導体が得られる。
〔発明の効果〕
本発明者らは鋭意研究の結果、本発明の一般式(I)の
化合物群が新規化合物であり、非常に強いアンジオテン
シン変換、酵素、阻害活性を有し、従って抗高血圧作用
など薬理作用を有し、高血圧治療剤およびその他の循環
器疾患治療剤として有用である事を見い出した。更には
、一般式(I)におけるXまたはYが水素以外の置換基
で置換された本発明化合物群は、XおよびYが共に水素
である化合物群に比べ前記の高血圧症治療剤としてさら
に有用である事を見い出した。すなわち、本発明化合物
群はその物性および薬効において有利な特徴を有してい
る。物性においては、これらの化合物群はいずれも結晶
性が良好であり、上述のように本発明化合物群は2個の
不斉炭素を有している為、4種の異性体がそれぞれの化
合物1 に与えられるが、それらの分離の際、単独また
は各挿填として結晶する為、その分離が非常に容易とな
る。この事は、これら化合物を工業的に製造する場合に
おても大きな利点となる。さらに薬効においては、例え
ば、これら化合物を経口投与する場合、吸収性の向上が
見られる。すなわち、その効果の発現がより強く現われ
、作用持続時間が長くなり、安定した血圧降下が期待出
来る。さらに本発明化合物群のものは毒性も低い。
以上の様な特徴は本発明化合物全般について認められる
が、特に特許請^囲第1項における一般式(I)の化合
物のうち、ベンゾチアゼピンの8位に置換基が導入され
た化合物群において特徴的である。さらには、特許請求
へ囲第2項に示した( II )の化合物が最も望まし
い特徴を有している。
かくして得られた本発明の化合物は、以下実施例で詳細
に説明する様に強力にアンジオテンシン変換酵素の酵素
、活性を阻害し、自然発症高血圧。
ラッ) (SHR)において著明な降圧作用を示した。
よってこれらの化合物は抗高血圧薬として非常に有用に
あることが明らかである。
〔実施例〕
次に、実施例において本発明を更に具体的に説明するが
、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1 a) 3−(L)−アミノ−8−りoo−2,3−ジヒ
ドロ−1,5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オン・
臭化水素酸塩 2−アミノ−5−クロロベンゼンチオール10gとN−
ベンジルオキシカルボニル−β−クロロ−(L)−アラ
ニン1B、14gおよび無水に2C: 038 、85
 gをメタノール200鱈に混合し、7時間還流した0
反応後、メタノールを留去して残留物に水を加え、2 
N−NaOH水溶液で抽出する。クロロホルムで洗浄後
、水層を希塩酸で酸性にして析出前を濾取した。水洗、
乾燥後析出前をキシレン200m1に混合し、4時間加
熱還流した6反応後溶媒留去して残渣にエーテルを加え
、析出する結晶を濾取、エーテルで洗浄する。この結晶
を25%臭化水素−酢酸201と混合し、室温で1時間
撹拌した。溶媒を留去し、エーテル501を加え、析出
した結晶を濾取しエーテルで洗浄すると3− (L)−
アミノ−8−クロロ−2,3−ジヒドロ−1,5−ペン
ツチアゼピン−4(5H)−オン拳臭化水素酸塩3.4
8gが得られた。
b) 3−(L)−アミノ−5−t−ブトキシカルボニ
ルメチル−8−クロロ−2,3−ジヒドロ−1,5−へ
ンゾチアゼピン−4(5H)−オン3− (L)−アミ
ノ−8−クロロ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾチ
アゼピン−4(5H)−オン・臭化水素酸塩3.45g
を乾燥DMF50+slに溶解し、水冷下60%の水素
化ナトリウム0.94gを加えた。50℃に加熱し、1
時間撹拌した後に室温にもどし、ブロム酢酸−1−ブチ
ルエステル2.17gノ乾燥DMF溶液20Irrll
を滴−ドした。2時間室温で撹拌した後、溶媒を留去し
、残液に水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層は水
洗榛、無水N2すSO4で乾燥し、溶媒を留去する事に
より、3− (L)−アミノ−5−t−ブトキシカルボ
ニルメチル−8−クロロ−2,3−ジヒドロ−1,5−
ベンゾチアゼピン−4(5H)−オン3.7gを得た。
C) 3−(L) −(1−カルボキシ−3−フェニル
プロピルアミノ)−5−t−ブトキシカルボニルメチル
−8−クロロ−2,3−ジヒドロ−1゜5−ベンゾチア
ゼピン−4(5H)−オン3− (L)−7ミノー5−
【−ブトキシカルボニルメチル−8−クロロ−2,3−
ジヒドロ−1,5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オ
ン3.3111gとベンジルピルビン酸5.0gをエタ
ノール30m lに溶解し、室温で2時間撹拌した。
NaBH3CN 80hgを含むエタノール溶°液15
’mLを数時間かけて徐々に滴下し、滴下終了後−夜装
置した。析出した結晶を濾取、エタノール、水およびエ
ーテルで洗浄し、乾燥する事により、3−(L)−(1
−カルボキシ−3−フエごルプロピルアミノ)−j−t
−ブトキシカルボニルメチル−8−クロロ−2,3−ジ
ヒドロ−1゜5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オン
のA異性体が850鳳g得られた。
このようにして得られた反応生成物をペンゼー/:酢酩
=2二1のd合溶媒を展開溶媒とし、Me、rck社A
rt 5715プレートを用いた薄層クロマトにて分離
すると2種の異性体が確認される。本実施例においては
Rf値の小さい方の異性体をA 、Rf値の大さい方の
異性体をBとする。異性体^とBとの分離は上記の様に
優先結晶法により簡単にA異性体を得る事が出来るが、
場合によってはカラムクロマトグラフィー等の他の分離
方法を用いても良い。
得られた化合物の融点および赤外吸収スペクトル(ri
(I R値)を測定した結果を第1表に示す。
実施例2〜9 実施例1と同様の操作によって第1表に示す実施例2〜
9の化合物を得た。ただし、これらにおいては、実施例
1a)の2−アミノ−5−クロロベンゼンチオールに代
えてそれぞれ、2−アミノ−4−クロロベンゼンチオー
ル、2−アミノ−4−メチルベンゼンチオール、2−ア
ミノ−3−メチル−5−クロロヘンゼンチオール、2−
アミノ−4−トリフルオロメチルベンゼンチオール、2
−アミノ−4−メトキンベンゼンチオール、2〜アミノ
−5−メチルベンゼンチオール、2−アミノ−5−メト
キンベンゼンチオールおよび2−アミノ−5−フルオロ
ベンゼンチオールを用いた。
得られた化合物の融点およびIl’l値を第1表に示す
、ただし、実施例1〜9のすべての化合物はA異性体の
物性値である。融点については未補正であり、化合物に
よっては無定形粉末として得られるものがあり、明確な
融点を示さない化合物については表の融点の項は未記載
とした。
第1表 01112COCtBu 実施例10 3−(L)−(1−エトキシカルボニル−3−フェニル
プロピルアミン)−5−カルボキシメチル−8−クロロ
−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾチアゼピン−4(
5H)−オン塩酸塩実施例1において得られたA異性体
500曽gを乾燥DMF15mlに溶解し、トリエチル
アミン 0.51およびエチルブロマイド0.51を添
加し、50℃〜60℃の温度で3時間撹拌した。減圧上
濃縮し、残渣を酢酸エチルで抽出し、水洗、乾燥した後
に溶媒を留去すると3−(L)−CL−エトキシカルボ
ニル−3−フェニルプロピルアミン) −5−1−ブト
キシカルボニルメチル−8−クロロ−2゜3−ジヒドロ
−1,5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オンのA異
性体に由来する一方の異性体が600+ag得られた。
さらに、これを6N・塩酸のジオキサン溶液10m1に
溶解し、室温で1.5時間撹拌j した。減圧下溶媒を
留去し、残液にエーテルを加えて結晶化し、濾取した後
、エーテルで洗浄すると3−(L)−(1−エトキシカ
ルボニル−3−フェニルプロピルアミノ)−5−カルボ
キシメチル−8−クロロ−2,3−ジグドロー1,5−
ベンツチアゼピン−4(5H)−オン塩酸基の他方の異
性体が46hg得られた。実施例1におけるB異性体は
同様な反応で他方の異性体が得られる。
得られた化合物の融点、および赤外吸収スペクトル(I
R)を測定し結果を第2表に示す。
実施例11〜18 実施例2〜9で得られた化合物のA異性体を用い、実施
例10と同様に操作して第2表に示す実施例11〜18
の化合物を得た。それらの融点およびIRを第2表に示
す。
第2表 CJ(2C!0(]−J 実施例18 3−(L)−’(1−カルボキシ−3−フェニルプロピ
ルアミン)−5−カルボキシメチル−8−クロロ−2,
3−ジヒドロ−1,5−ベンゾチアゼピン−4(5H)
−オン 実施例1において得られたA異性体200mgを6N・
塩酸−ジオキサン溶液41に溶解させ、室温で2時間撹
拌した。減圧下溶媒を留去し、残渣に水を加えて結晶化
させた後、濾取し、エタノールおよびエーテルで洗浄後
、乾燥すると、3−(L)−(1−カルボキシ−3−フ
ェニルプロピルアミン)−5−カルボキシメチル−8−
クロロ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾチアゼピン
−4(5H)−オンの一方の異性体が17hg得られた
得られた化合物の融点およびIR値の測定結果を第3表
に示す。また同し化合物は実施例10によって得られた
化合物をlN−NaOH水溶液で加水分解する事によっ
ても得る事が出来た。
実施例20〜27 実施例2〜9で得られた化合物のA異性体を用い、実施
例19と同様にして第3表に示す実施台20〜27の化
合物を得た。それらの融点およびIF値の測定結果を第
3表に示す。
I 第3表 01−]2Cool 実施例28 本発明化合物の薬効試験の1つとしてアンジオテンシン
変換酵素(ACE)の阻害作用を調べた。in vit
roでのACE活性阻害はウサギの肺より精製したAC
Eを用い、クツシュマンの方法(Biochem、 P
harmacol、、 20.1837(11371)
に基づいて実施した0本発明化合物はいずれも強いAC
E阻害作用を有しているが、とりわけ、第3表に示した
化合物群は非常に強いACE阻害作用が認められた。例
えば実施例18の化合物はIC5o= o、ooa(μ
閂)であった・ 次に降圧作用に対する評価は自然発症高血圧ラット(S
HR)の雄性20週令以上のSHRを17時間絶食させ
、無麻酔下、尾動脈の収縮期血圧を非観血的方法により
薬物投与前、投与後2,4゜6および24時間後に測定
した。投与方法は薬物を0.5%メチルセルロース(M
C)溶液に懸濁させ経口的に投与した。なお投与量は1
00mg/kg以下でいずれも有効であった。またSH
Rは収縮血圧が180電賜ngまたはそれ以−Eのラッ
トを選別し、−1!■3〜5匹を用いて試験した。本発
明化合物はいずれも降圧作用を示したが、特に第2表に
示した化合物群は著量な降圧作用を示し、その持続時間
も長時間に及んだ0例えば実施例1Oの化合物の降圧作
用を第4表に示した。2,4,6.24時間値は初期値
との差を示した。
またこれら化合物の毒性はマウスを用いて調べた。Ig
/kg以上の薬物を経口投与して動態その他を観察した
が何ら以上は認められず、これら化合物の人に対して使
用する際の低毒性が予見される。
比較例1.2 比較のために非投与群(比較例1)および本発明のヘン
ゾチアゼピン誘導体と同じく基本骨格が一般式(I)で
表わすことができる。第2表に示される構造式のうちX
=Y=Hの化合物投与群(比較例2)の降圧試験の結果
も第4表に示した。
以上より、本発明化合物はACE活性の阻害作用が著し
く、降圧作用に優れるものであった。
特許出願人 三井東圧株式会社 特許庁長官 殿 l、事件の表示 昭和58年 特許願 第95826号
2、発明の名称 置換ベンゾチアゼピン誘導体 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (312)三井東圧化学株式会社 4、代理人 住所 東京都港区赤坂1丁目9番20号5、補正の対象 6、補正の内容 (1)明細書第1頁下から第2行の「水酸基」を「水素
」に補正する。
(2)明細書第2頁第9行、第10行、第11行の「特
開昭」を「特願昭」に補正する。
(3)明細書第8頁構造式(Vl)の 」 」 に補正する。
(0明細書第8′頁第2行の「Zはハロゲン原子&は」
を「Zはハロゲン原子、烏は」に補正する。
(5)明細書第9頁第5行の「が」を「か」に補正する
(6)明細書第10行第5行の「変換、酵素」を「変換
酵素」に補正する。
(7)明細書第11頁第1行の「おちて」を「おいても
」に補正する。
(8)明細書第12頁下から第6行の「析出」を「析出
」に補正する。
(8)明細書第19頁第2行の「ジシドロ」を「ジヒド
ロ」に補正する。
(10)明細書第18頁第3行の「他方」を「一方」に
補正する。
(11)明細書第18頁第7行「測定し結果」を「測定
した結果」に補正する。
(12)明細書第27頁第3行の「三井東圧株式会社」
を「三井東圧化学株式会社」に補正する。
(13)特許請求の範囲を別紙の通り補正する、々 特許請求の範囲 (式中、XおよびYは水素、低級アルキル基、低級アル
コキシ基、水酸基、ハロゲン原子またはトリフルオロメ
チル基を示す。ただしXおよびYが共に水素である場合
は除く。またR、 、 R2はそれぞれ独立に水酸基ま
たは低級アルコキシ基を示す。)で表わされる置換ベン
ゾチアゼピン誘導体、それらの各種異性体および生物学
的に許容される各種塩。
2)前記一般式(1)においてXが8位の塩素であり、
Yが口てあり、R1がエトキシ基であり、R2が水酸基
である特許請求の範囲第1項記載の置換ベンゾチアゼピ
ン誘導体、各種異性体および生物学的に許容される各種
塩。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 l)一般式(I) CH2C!OR2 トリフルオロメチル基を示す、ただしXおよびYが共に
    水素である場合は除く、またR1. R2はそれぞれ独
    立に水酸基または低級アルコキシ基を示す、)で表わさ
    れる置換ベンゾチアゼピン誘導体、それらの各種異性体
    および生物学的に許容される各種塩。 2)前記一般式(I)においてXが8位の塩素であり、
    Yが水酸基であり、R1がエトキシ基であり、 R2が
    水酸基である特許請求の範囲第1項記載の置換ベンゾチ
    アゼピン誘導体、各種異性体および生物学的に許容され
    る各種塩。
JP59095626A 1984-05-15 1984-05-15 置換ベンゾチアゼピン誘導体 Pending JPS60239475A (ja)

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JP59095626A Pending JPS60239475A (ja) 1984-05-15 1984-05-15 置換ベンゾチアゼピン誘導体

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59205372A (ja) * 1983-04-22 1984-11-20 Takeda Chem Ind Ltd 縮合7員環化合物およびそれを含有してなる高血圧症予防・治療剤

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59205372A (ja) * 1983-04-22 1984-11-20 Takeda Chem Ind Ltd 縮合7員環化合物およびそれを含有してなる高血圧症予防・治療剤

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