JPS602385Y2 - エンジン冷却水用サ−モスタット - Google Patents

エンジン冷却水用サ−モスタット

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JPS602385Y2
JPS602385Y2 JP4319278U JP4319278U JPS602385Y2 JP S602385 Y2 JPS602385 Y2 JP S602385Y2 JP 4319278 U JP4319278 U JP 4319278U JP 4319278 U JP4319278 U JP 4319278U JP S602385 Y2 JPS602385 Y2 JP S602385Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling water
engine cooling
thermostat
valve
cam
Prior art date
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Expired
Application number
JP4319278U
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English (en)
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JPS54144279U (ja
Inventor
和夫 堀
正夫 山口
Original Assignee
株式会社デンソー
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社デンソー filed Critical 株式会社デンソー
Priority to JP4319278U priority Critical patent/JPS602385Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエンジン冷却水温に応じて、ラジェータに流れ
る冷却水流量を加減し、エンジン水温を適温に調節する
ために用いられるエンジン冷却水用サーモスタットに関
するものである。
従来周知のこの種のサーモスタットの構成は第1図に示
す通りで、高温状態の時、ワックス2を溶融による体積
膨張を利用してピストン7を押し上げる。
このピストン7の上端はストッパー11にネジで止めら
れているので、ピストン7を押し上げようとする力は、
その反力でカップ1を後退させ、カップ1に圧入せて一
体になっている弁4を図の下方へ動かすことになり、ス
プリング9の力とつり合いながら開弁する構造となって
いる。
しかしながら、このような構成のサーモスタットでは、
その設定開弁温度が固定されてしまっており、そのため
エンジンの冷却性を重視してサーモスタットの開弁温度
を低目に設定すると、冷却水の温度は低目になり、冬期
(特に寒冷時)において、エンジン冷却水を熱源とする
車室内暖房装置の暖房効果が低下する欠点がある。
逆に、車内の暖房効果を重視して、サーモスタット開弁
温度を高目に設定すると、夏期にエンジンがオーバーヒ
ートしやすいという欠点がある。
また、これらの欠点を回避するため、夏期と冬期におい
てサーモスタットを交換すると、そのつと多大な手数を
要するという欠点がある。
本考案は上記の欠点を解消するため、夏期には低目の温
度で開弁作動させ、冬期には高目の温度で開弁作動させ
るように、サーモスタットのピストンのストッパー位置
をハウジング外部より手動操作にて変化させ得る構造と
することにより、夏期の高温時においてはエンジン冷却
水の温度を低目に保ちエンジンのオーバーヒートを防止
し、冬期の寒冷時においては、エンジン冷却水の温度を
高目に設定して車内の温水暖房効果を向上させることが
でき、さらに夏期と冬期とでサーモスタットを交換する
という煩しい作業も省略できるエンジン冷却水用サーモ
スタットを提供することを目的とする。
以下本考案を図に示す実施例について説明する。
第2図において、1はカップ、2はワックス、3はゴム
スリーブであり、ワックス2はこれらカップ1とゴムス
リーブ3との間に封入されている。
5はOリング、6はガイド、7はピストンで、Oリング
5を介してガイド6に気密に摺動可能に嵌合している。
ガイド6はワックス2が洩れないようにカップ1にゴム
スリーブ3のフランジ状端部3aを介してかしめ固定さ
れている。
4はリング状の弁で、その内周部はカップ1の外周面に
圧入固定され、この弁4とカップ1は一体に移動するよ
うになっている。
8は弁4が着座する弁座8aが一体に形成されたフラン
ジである。
9は弁4に閉弁力を与えるスプリング、10はこのスプ
リング9の下端を支持する帯状の取付ブラケットで、前
記フランジ8にかしめ固定されている。
11はピストン7のストッパーをなすカム、12はカム
軸であり、大径部12aと、この大径部12aに切削加
工により平行な平面部を形成した偏平シャフト部12b
と、小径部12cと、大径部12の端部に形成した偏平
シャフト部12dとを有している。
そして、カム11は第3図に示すようにカム軸12の偏
平シャフト部12bに回り止めされて圧入固定されてい
る。
また、偏平シャフト部12bと大径部12aとの間の段
付によりカム11の軸方向位置を決めることができる。
13.14は本考案サーモスタットの取付用ハウジング
で、この両ハウジング13.14の間に前記したフラン
ジ8の外周縁部がガスケット15を介して気密に挾持固
定されている。
16はハウジング13の穴13aを閉塞する蓋板で、パ
ツキン17を介してボルト18によりハウジング13に
気密に締付は固定されている。
カム軸12の大径部12aは蓋板16の支持穴16aに
回動自在に支持されており、かつ大径部12aと支持穴
16aとの気密はOリング19により維持されるように
なっている。
前記したカム軸12は蓋板16を貫通してその外方まで
突出し、その突出部である偏平シャフト部12dにはつ
まみ20が圧入固定してあり、従。
つて使用者はこのつまみ20を手動にて回転させること
によりハウジング13の外部からカム11を回転し得る
ようになっている。
なお、このつまみ20は偏平シャフト部12dに直接固
定せずに、適宜の連結片を介して偏平シャフト部12d
□に結合することもできる。
なお、カム軸12の小径部12cの先端はハウジング1
3に設けられた支持穴13bに回動自在に支持されてい
る。
上記構成において作動を説明する。
エンジン冷却水温度が予め設定された開弁温度以上に上
昇すると、ワックス2の溶融による体積膨張によってカ
ップ1が弁4とともに図の下方へ移動するの”で、弁4
がフランジ8の弁座8aから開離して、フランジ8の中
心穴8bが開口状態となり、この結果エンジン冷却水が
ハウジング14側からフランジ8の中心穴8bを通って
矢印イのごとくハウジング13側へ流れる。
ク いま、夏期の高温時において、サーモスタットの開
弁温度を低目例えば82′Cに設定する場合には、つま
み20をハウジング13の外部から回転させることによ
りカム11を第2図、第3図に示す位置に回転させ、ピ
ストン7をゴムスリーブ3=に対して押し込む。
これにより、弁4はワックス2の体積膨張量が少なくて
も開弁し得るようになり、その開弁温度が低目に設定さ
れる。
冬期の寒冷時に開弁温度を高目例えば88’Cに設定す
る場合には、第4図、第5図に示すようにつまみ20に
よりカム11を半回転させることによって、ピストン7
の上昇を押さえる位置を第2図に比し上昇させる。
これにより、エンジン冷却水温度が88℃まで上昇した
ときのワックス2の体積膨張によって、はじめてピスト
ン7とカム11との間に反力が生じ、その反力によって
弁4が相対的に下がり開弁する。
このように、弁4を82Cおよび88℃で開弁させた場
合の冷却水温度と弁リフトの関係は第6図に示すように
なる。
以上述べたように本考案は、ピストン7のストッパーで
あるカム11の位置をハウジング13゜14の外部から
上下に変化させることによって、開弁温度を変え得るよ
うにしているので、夏期の高温時においては冷却水温度
を低目に保つように開弁温度を低く設定して、エンジン
のオーバーヒートを防止し、一方冬期の低温時において
は、開弁温度を高く設定して冷却水温度を高目に保ち、
エンジン冷却水(温水)による暖房効果を向上させるこ
とができるという優れた効果がある。
また、夏期と冬期とでハウジング13.14の外部より
つまみ20を手動にて回転させることにより開弁温度を
変えることができるので、夏期と冬期とでサーモスタッ
トを取り替える手数をなくすことができ、実用上極めて
好都合であり、かつエンジン冷却水通路内のサーモスタ
ットの開弁温度を外部から簡単に手動調節できる構造で
あるから、構造も非常に簡潔にする低コストで製造でき
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来周知のエンジン冷却水サーモスタットを示
す断面図、第2図は本考案になるサーモスタットの一実
施例を示す断面図で、開弁温度を低目に設定した場合の
状態を示す。 第3図は第2図図示状態におけるカム11の側面図、第
4図は本考案サーモスタットにおいて開弁温度を高目に
設定した場合の状態を示す断面図、第5図は第4図図示
状態におけるカム11の側面図、第6図は本考案による
サーモスタットの一実施例における冷却水温度と弁リフ
トの関係を示す特性図である。 1・・・・・・カップ、2・・・・・・ワックス、3・
・・・・・ゴムスリーブ、4・・・・・・弁、7・・・
・・ゼストン、訃・・・・・フランジ、9・・・・・・
スプリング、10・・・・・・取付ブラケット、11・
・・・・・ストッパをなすカム、12・・・・・・カム
軸、12d・・・・・・突出部である偏平シャフト部、
13.14・・・・・・ハウジング、16・・・・・・
蓋板、20・・・・・・つまみ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン冷却水温度の上昇によるワックスの体積膨張に
    よってピストンをそのストッパに当接させ、このピスト
    ンのストッパに対する反力によって弁を開弁させエンジ
    ン冷却水温度を調節するエンジン冷却水用サーモスタッ
    トにおいて、前記ピストンのストッパとして回転可能な
    カムヲ用イ、このカムを回転させるカム軸をサーモスタ
    ット取付用ハウジング外部まで突出させ、このカム軸の
    突出部に手動操作用のつまみを設けたことを特徴とする
    エンジン冷却水用サーモスタット。
JP4319278U 1978-03-31 1978-03-31 エンジン冷却水用サ−モスタット Expired JPS602385Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4319278U JPS602385Y2 (ja) 1978-03-31 1978-03-31 エンジン冷却水用サ−モスタット

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JP4319278U JPS602385Y2 (ja) 1978-03-31 1978-03-31 エンジン冷却水用サ−モスタット

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Publication Number Publication Date
JPS54144279U JPS54144279U (ja) 1979-10-06
JPS602385Y2 true JPS602385Y2 (ja) 1985-01-23

Family

ID=28917146

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4319278U Expired JPS602385Y2 (ja) 1978-03-31 1978-03-31 エンジン冷却水用サ−モスタット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3320338A1 (de) * 1983-06-04 1984-12-06 Behr-Thomson Dehnstoffregler Gmbh, 7014 Kornwestheim Vorrichtung zum kuehlen eines verbrennungsmotors

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54144279U (ja) 1979-10-06

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