JPS602317Y2 - アンカ−ボルト固定用カプセルの脱落防止具 - Google Patents
アンカ−ボルト固定用カプセルの脱落防止具Info
- Publication number
- JPS602317Y2 JPS602317Y2 JP11163779U JP11163779U JPS602317Y2 JP S602317 Y2 JPS602317 Y2 JP S602317Y2 JP 11163779 U JP11163779 U JP 11163779U JP 11163779 U JP11163779 U JP 11163779U JP S602317 Y2 JPS602317 Y2 JP S602317Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capsule
- hole
- prevention device
- fall prevention
- anchor bolts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は構築物や岩盤等に設けた穴内に挿入するアン
カーボルトを固定するための接着硬化剤を収容するカプ
セルの脱落を防止する用具に関するものである。
カーボルトを固定するための接着硬化剤を収容するカプ
セルの脱落を防止する用具に関するものである。
従来、ダム、トンネル、鉱山等の地下掘削またはコンク
リート構築物において、岩盤の補強または器材の取付け
をするために、その構築物または岩盤等に設けた穴内に
、1種または分離された2種以上の接着硬化剤を収容し
たプラスチック等の破砕可能な材質よりなる筒状カプセ
ルを挿入し、その上からアンカーボルトを打込んで、筒
状カプセルを細かく破砕して内部に収容された接着硬化
剤により、アンカーボルトを強固に固定する方法が採用
されるようになっている。
リート構築物において、岩盤の補強または器材の取付け
をするために、その構築物または岩盤等に設けた穴内に
、1種または分離された2種以上の接着硬化剤を収容し
たプラスチック等の破砕可能な材質よりなる筒状カプセ
ルを挿入し、その上からアンカーボルトを打込んで、筒
状カプセルを細かく破砕して内部に収容された接着硬化
剤により、アンカーボルトを強固に固定する方法が採用
されるようになっている。
ところが、アンカーボルトは、場合によっては天井の岩
盤等に上向きに打込むことがあり、その場合には、天井
の穴内に挿入した筒状カプセルが滑り落ち易いため、ア
ンカーボルトの打込み作業がしに<<、不便であった。
盤等に上向きに打込むことがあり、その場合には、天井
の穴内に挿入した筒状カプセルが滑り落ち易いため、ア
ンカーボルトの打込み作業がしに<<、不便であった。
これを改善するために筒状カプセルの外周面の適所に、
その半径方向に放射状に突出する複数の係止片をもった
ストッパーを取付けたものがあるが、梱包に当り、箱詰
め個数の制約を受けたり、現場によっては、その取扱い
の点で必ずしも満足できない場合が多い。
その半径方向に放射状に突出する複数の係止片をもった
ストッパーを取付けたものがあるが、梱包に当り、箱詰
め個数の制約を受けたり、現場によっては、その取扱い
の点で必ずしも満足できない場合が多い。
この考案は上記従来の欠点に鑑みなされたもので、カプ
セルとは別体なものとして、穴内に弾性的に係合できる
ように形成し、多種のカプセルを簡易、確実に保持でき
るようにし、施工性の向上を図らんとするものである。
セルとは別体なものとして、穴内に弾性的に係合できる
ように形成し、多種のカプセルを簡易、確実に保持でき
るようにし、施工性の向上を図らんとするものである。
以下、図によってこの考案の一実止例を説明する。
1はアンカーボルトを埋設する構築物または岩盤で、こ
れには穴2が設けかれている。
れには穴2が設けかれている。
この穴の底部には筒状のカプセル3が収容され、このカ
プセルはたとえばガラスやプラスチック等の破砕可能な
材質により構成され、内部に1種またはたがいに分離さ
れた2種以上の接着硬化剤4を収容している。
プセルはたとえばガラスやプラスチック等の破砕可能な
材質により構成され、内部に1種またはたがいに分離さ
れた2種以上の接着硬化剤4を収容している。
5は、この考案の脱落防止具で、たとえば、比較的硬質
の、かつ薄いプラスチックにより形成され、したがって
弾力性および可撓性を有している。
の、かつ薄いプラスチックにより形成され、したがって
弾力性および可撓性を有している。
そして、この脱落防止具は上記のカプセルを受止める頭
部6を有している。
部6を有している。
そして、この頭部6の開口端に連なる部分には、その軸
心に対して半径方向に広がる傘状のテーパ部7が一体に
形成され、しかもこのテーパ部には多数の凹条8,8お
よび凸条9,9が軸心方向に形成されている。
心に対して半径方向に広がる傘状のテーパ部7が一体に
形成され、しかもこのテーパ部には多数の凹条8,8お
よび凸条9,9が軸心方向に形成されている。
そして、このテーパ部のもつとも大きい部分の径すなわ
ち第2図において下端部の径は穴2の内径に比し、多少
大きく設定されている。
ち第2図において下端部の径は穴2の内径に比し、多少
大きく設定されている。
したがって、本考案脱落防止具5をその頭部6の方から
穴2に挿入したとき、テーパ部7の周縁部が穴2の内壁
と弾力的に係合し、その位置で停止するようにされ、こ
れによってカプセル3の脱落を防止するようにされてい
る。
穴2に挿入したとき、テーパ部7の周縁部が穴2の内壁
と弾力的に係合し、その位置で停止するようにされ、こ
れによってカプセル3の脱落を防止するようにされてい
る。
なお、この脱落防止具は、必要に応じて破砕可能な材料
によって構成しうる。
によって構成しうる。
穴2内に挿入されるアンカーボルト10の外周面には、
らせん状の凸条11が設けられ、また、このボルトの穴
2に挿入される側の先端部は必要に応じて尖頭状に形成
される。
らせん状の凸条11が設けられ、また、このボルトの穴
2に挿入される側の先端部は必要に応じて尖頭状に形成
される。
さらにボルト10の他端には締付はナツト(図示を略す
)を螺合させるねじ12が設けられている。
)を螺合させるねじ12が設けられている。
次に、この考案の脱落防止具の使用例について説明する
。
。
まず、構築物または岩盤1に穴2が必要な数だけ設けら
れる。
れる。
そしてこの穴にカプセル3を挿入し、続いて、この考案
の脱落防止具5をその頭部6がカプセル3側、すなわち
穴2の底部側に向かうようにして穴2に挿入すると、上
述のようにテーパ部7の最大外径は穴2の内径よりも大
きく設定されているため、その凹凸部8,9において、
かつその防止具5の有する可撓性によって、その径を縮
少しつつさらに穴2の奥に押込まれる。
の脱落防止具5をその頭部6がカプセル3側、すなわち
穴2の底部側に向かうようにして穴2に挿入すると、上
述のようにテーパ部7の最大外径は穴2の内径よりも大
きく設定されているため、その凹凸部8,9において、
かつその防止具5の有する可撓性によって、その径を縮
少しつつさらに穴2の奥に押込まれる。
この状態でまテーパ部7はその弾性によって外方に拡開
、すなわち元の状態に戻ろうとするため、その周縁部が
穴2の内壁と係合し、したがって、この状態でカプセル
3はその脱落を防止される。
、すなわち元の状態に戻ろうとするため、その周縁部が
穴2の内壁と係合し、したがって、この状態でカプセル
3はその脱落を防止される。
次に、アンカーボルト10を脱落防止具5の下方より所
望の回転を与えながら穴2内に挿入すると、ボルト10
は脱落防止具5の頭部6を貫通し、さらにカプセル3に
衝突してこれを破砕する。
望の回転を与えながら穴2内に挿入すると、ボルト10
は脱落防止具5の頭部6を貫通し、さらにカプセル3に
衝突してこれを破砕する。
これによってカプセル3内の接着硬化剤4はカプセル3
外に流出し、穴2の内壁わよびボルト10の外周面に付
着する。
外に流出し、穴2の内壁わよびボルト10の外周面に付
着する。
このとき、カプセル3および脱落防止具5はボルト10
によって細かく破砕されて骨材となる。
によって細かく破砕されて骨材となる。
そして、所要時間経過後、接着硬化剤は固化し、アンカ
ーボルト10が固着されるのである。
ーボルト10が固着されるのである。
上述のようにこの考案は、カプセルとは別体に構成され
、軸心に対して半径方向に広がる傘状のテーパ部を有し
ているので、形状等を異にする各種のカプセルに対して
も適合して使用することができ、また、穴内への挿入が
容易であるとともに、穴内への係止力が大で、カプセル
を確実、安全に保持することができる。
、軸心に対して半径方向に広がる傘状のテーパ部を有し
ているので、形状等を異にする各種のカプセルに対して
も適合して使用することができ、また、穴内への挿入が
容易であるとともに、穴内への係止力が大で、カプセル
を確実、安全に保持することができる。
したがって、カプセルの保管、運搬や使用が容易になる
ばかりでなく、アンカー施工の作業性を向上し、工費、
工期の節減ができる等、多くの利点がある。
ばかりでなく、アンカー施工の作業性を向上し、工費、
工期の節減ができる等、多くの利点がある。
図は、この考案の一実施例を示すもので、第1図はアン
カーボルトの取付は過程を示す縦断面図、第2図はこの
考案脱落防止具の縦断面図である。 1・・・・・・構築物または岩盤、2・・・・・・穴、
3・・・・・・カプセル、5・・・・・・脱落防止具、
6・・・・・・頭部、7・・・・・・テーパ部、訃・・
・・・凹条、9・・・・・・凸条、10・・・・・・ア
ンカーボルト。
カーボルトの取付は過程を示す縦断面図、第2図はこの
考案脱落防止具の縦断面図である。 1・・・・・・構築物または岩盤、2・・・・・・穴、
3・・・・・・カプセル、5・・・・・・脱落防止具、
6・・・・・・頭部、7・・・・・・テーパ部、訃・・
・・・凹条、9・・・・・・凸条、10・・・・・・ア
ンカーボルト。
Claims (1)
- 破砕可能な弾性を有する材療により構成され、頭部、お
よび軸心に対して半径方向に広がる傘状のテーパ部を有
し、構築物あるいは岩盤等に設けられた穴に挿入された
状態で、上記テーパ部がこの穴の内壁と弾力的に係合さ
れるようにしたことを特徴とする、アンカーボルト固定
用カプセルの脱落防止具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11163779U JPS602317Y2 (ja) | 1979-08-15 | 1979-08-15 | アンカ−ボルト固定用カプセルの脱落防止具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11163779U JPS602317Y2 (ja) | 1979-08-15 | 1979-08-15 | アンカ−ボルト固定用カプセルの脱落防止具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5630300U JPS5630300U (ja) | 1981-03-24 |
JPS602317Y2 true JPS602317Y2 (ja) | 1985-01-22 |
Family
ID=29344081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11163779U Expired JPS602317Y2 (ja) | 1979-08-15 | 1979-08-15 | アンカ−ボルト固定用カプセルの脱落防止具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS602317Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-08-15 JP JP11163779U patent/JPS602317Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5630300U (ja) | 1981-03-24 |
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