JPS60230898A - ストリツプフイルム用ジヤケツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、マイクロフィルム、ネガフィルム、またはネ
ガフィルムから転写してつくったポジフィルムのような
ストリップフィルムを整理保存するのに好適なストリッ
プフィルム用ジャケットに関する。

〔従来技術〕

マイクロフィルム、ネガフィルム、またはポジフィルム
のような長尺のストリップフィルムを収納整理するため
のストリップフィルム用ジャケットは２種類に大別され
る。１つは第７図に示すよりに収納部を形成する互いに
隣接して延在する接合部１２の間隔Ｗが収納するストリ
ップフィルムの幅より著、るしく大きいもの（以下ルー
ズタイプと言う）と、間隔Ｗが収納するストリップフィ
ルムの幅より僅かに大きいもの（以下クローズタイプと
言う）との２種類である。

ルーズタイプのジャケットは、８５　ｍ／ｍの版等のネ
ガフィルムまたはポジフィルムに適用可能であり、間隔
Ｗがフィルム幅より大きいため、長尺のストリップフィ
ルム１ｏの収納部６内への挿入作業が容易である。しか
し収納したストリップフィルムが収納部内で躍りやすく
定位置に保持することが困難な一ヒ、フィルム挿入口８
が下方に向くとストリップフィルム１ｏが収納部６がら
簡単に抜は落ちるため、ジャケットの持ち運びに十分注
意しなければならなかった。また、上述したように、フ
ィルム１ｏを定位置に保持することが困難なため、この
まま投影器にジャケットを装着し投影することは不可能
である。その上既知のジャケットでは、収納したストリ
ップフィルムの周囲に、表面板２および裏面板４よりな
る帯域と、フィルム幅方向の両端縁に位置するフィルム
巻き上げ用のスプロケット孔よりなる帯域とを有する比
較的大きな透光帯域が存在するため、ジャケットを光源
に向けてかざすとこの透光帯域がら光が多量に洩れ、画
像が非常に見にくくなると言う問題があった。

一方クローズタイプのジャケットは、主にマイクロフィ
ルムの映射を目的としたものであるためマイクロフィル
ムを定位置に保持しなければならず、収納部を形成する
フィルム幅方向に離間して延在する接合部１２の間隔Ｗ
と、フィルム幅との差は僅かである。このためストリッ
プフィルム１０の挿入方向と、収納部６の延在方向とが
若干相違したときに、フィルム隅角部は延在する接合部
１２に引掛り易く、また簡単に屈曲してしまい手で挿入
することが極めて困難であると言う問題がある。この問
題は、フィルム幅がフィルム長すに比べて極めて小さな
長尺の内視鏡フィルムの場合に特に顕著である。このた
めフィルムを挿入するための特別な挿入補助器具を用い
るのが常であり、挿入作業を煩わしいものとしていた。

またルーズタイプジャケットと同様に、透光帯域から洩
れた光により画像が非常に見にくくなる問題もあった。

〔発明の目的〕

本発明はこのような従来技術のかかる間頌を有利に解決
すべくなされたものであり、手によって簡単に長尺のス
トリップフィルムを挿入することができ、しかもこのフ
ィルムを定位置に整列保持することのできるストリップ
フィルム用ジャケッ）を提供することにある。

〔発明の構成〕

この目的を達成するため本発明のストリップフィルム用
ジャケットにおいては、ストリップフィルムの幅方向に
ストリップフィルムの幅より僅かに大きく離間する少な
くとも２個の接合部で１対をなす位置決め手段を設け、
この位置決め手段を長尺ストリップフィルムの長さ方向
に離間させて設けることによりフィルム収納部を形成し
てなる。

従って本発明のストリップフィルム用ジャケットによれ
ば、ストリップフィルムの長さ方向に離間する１対をな
す接合部により収納部を形成したため、ストリップフィ
ルムをその両端部で支持することができるのでストリッ
プフィルムを定位置に確実に保持することができる。ま
た収納部延在方向とフィルム挿入方向が若干相違してい
ても、挿入途中でフィルム隅角部が延在する接合部１２
に引掛ることがなく、フィルムの挿入作業が容易となる
。

以下本発明を図面に基づいて説明する。なお、図中第７
図と同一符号を付したものは、それと同等のものを表わ
す。

第１図に本発明ストリップフィルム用ジャケットの好適
な第１の実施例を示す。本実施例のジャケット４０では
、表面板２と裏面板橋とをたとえ・ば熱溶着、接着によ
り符号１２で示すように、ストリップフィルムの幅方向
にこのフィルムの幅より僅かに大きく離間する少なくと
も２個の接合部で１対をなす位置決め手段を設ける。そ
してこの位置決め手段をストリップフィルムｌＯの長さ
方向に離間させて収納部６を形成する。なお位置決め手
段は第１図（ａ）に明示したようにストリップフィルム
ＩＯの幅方向に整列して離間する４個の接合部１２、同
じく幅方向に整列して離間する短い直線状の２個の接合
部１２ノ、または幅方向に離□゛関するとと′もにスト
リップフィルムの長さ方向に互いに偏移した接合部１２
′、あるいは千鳥に配置した接合部１２”のいずれか１
対を用いるのが良い。

なお第１図（ａ）では簡略のため、１つのジャケットに
上記各位置決め手段をまとめて表示した。

また第１図（ｂ）は第１図（ａ）において線エーエに沿
うジャケットの断面図であり、本図から、明らかなよう
に収納部延在方向Ａに互いに離間して位置した１対の位
置決め手段の間には接合部がＷ［Ｌヶい。、智そ５７）
′−７７６″４”°０　企方向干傾斜ルていても第１図
（０）に示したように、ストリップフィルムは収納部６
内で位置決め手段のまわりに回軸することが許容される
ので、フィルム挿入口８を通じてのストリップフィルム
の挿入が容易となる。しかもフィルム挿入口８に近接し
て位置する位置決め手段を通過したストリップフィルム
は、この位置決め手段に案内されて収納部６内を進むの
で、フィルム挿入口８に離間して位置する間隙Ｗの他の
位置決め手段に到したときに円滑にこの他の位置決め手
段内を進み所定位置に達する。しかも収納部６を構成す
る接合部の間隔Ｗは実質的にフィルム幅に等しいので一
対の位置決め手段により保持されたストリップフィルム
１０が収納部内で躍ったりずれたりすることがない。

また接合部の長さが、他の別の接合部の長さより長い接
合部１２／、または上記一対の接合部に加え、中間に接
合部を設けたものはフィルム長さが収納全長より比較的
短いものに特に好適である。

なお、本実施例ではフィルム挿入口８に対するジャケッ
ト周縁部１４を封止し、第１１ｆｉ（ａ）において、フ
ィルムｌＯが左方に抜は出るのを阻止する構成としたが
、封止した左端部分を開口させてフィルム挿入口とし、
ストリップフィルム１０を左右いずれの挿入口より挿入
できる構成としても良い。

第２図に示す第２の好適な実施例では、表面板２を収納
部６の延在方向Ａに交差させて２分割し、少なくとも一
方の表面板部分２１を収納部６の延在方向に開閉自在と
しフィルム挿入口８とする。

本実施例に示すジャケット５０を使用するには、第８図
（ａ）に示すように、例えば同図において左側に位置し
た表面板部分２ｒを収納部延在方向に開き、フィルム挿
入口８からストリップフィルムｌＯを収納部左端に向け
て押し込む。ストリップフィルム１０の左半部の収納が
完了したならば、第８図（ｂ）に示すように右側−に１
位置した表面板部分２１を右方に開き、フィルム挿入口
８からストリップフィルム］０を収納部右端に向けて押
し込み、ストリップフィルム１０の右半部の収納を完了
する。そして表面板部分２１を閉じ、空気中の塵埃など
が付着しないようにする。

本実施例では、ストリップフィルム１０を左右の収納部
に振り分けて収納する構成としたから、ストリップフィ
ルム１０を１回の操作で押し込む距離が短かくて良く、
また収納部６に対するストリップフィルムの回転を含も
位置調整が簡単になり収納作業が容易となる。なお実施
例では実質的に同一形状をした表裏面板２．４を接合し
てジャケットを形成したが、第５図（０）に示したよう
に一枚のプラスチックのシートを折り線１６゜１６に沿
って折り、表面板部分２／　ｔ　２／、裏面板４とし既
述したごとく接合してジャケット５０を形成しても良い
。この場合、収納部の両端部は改めて接合する必要がな
いので製−作土、経済上からも有利である。

第４図は、第２図に示すジャケットの一方の周縁部に沿
って綴孔１８を設け、複数のジャケットの整理保存を容
易ならしめたものである。勿論第１図に示すジャケット
４０に設けることもできる。

第５図は、本発明ストリップフィルム用ジャケットの第
４の好適な実施例を示す図であり、第５ＩＮ（ｂ）に明
示したように、ストリップフィルム１０の画像域２０の
周囲に減光帯域２２を設け、表裏面板よりなる透光帯域
２４から光が洩れるのを阻止し、コントラストの大き−
な画像を得ることができるようにしたジャケット６０で
ある。このため、第５図（０）に示す如く、予じめ減光
帯域２２をプラスチックのシートに形成し、折り線１６
．１６に沿って折りジャケットを形成するのが良い。特
に本発明のストリップフィルム用ジャケツＦでは、収納
部間隙ＷをストリップフィルムｌＯの幅より僅かに大き
く取り、フィルム端部にて保持する構成としたので、減
光帯域２２をフィルム画像域２０にオーバーラツプさせ
ることなく、また減光帯域２２とフィルム画像域２０と
の間に透光帯域をほとんど生ずる。−こ−ど′なく正確
に減光帯域２２を設けることができる。

これは、フィルム巻き上げ用のスプロケット孔とフィル
ム画像域との間隔が狭いことを考慮したならば非常に好
都合である。例えば既知のルーズタイプのジャケットに
、フィルム画像域にオーバーラツプしないよう減光帯域
を設けた場合、既知のジャケットではフィルムが収納部
内で躍るため、フィルム画像域が減光帯域にオーバーラ
ツプするばかりでなく、オーバーラツプした部分に対向
した側ではスプロケット孔を介して光が洩れ、画像が非
常に見にくくなる・これに対し、本発明ジャケットでは
ストリップフィルムを定位置に保持できるからこのよう
な不都合は生じない。

さらに上述したいくつかの実施例において、表面板２お
よび裏面板４を透明なプラスチックシートで形成すれば
第６図に示す投影機２６により直接映射することもでき
る。これはストリップフィルムｌＯを正確に保持するこ
とができるためであり、投影に際しては投影機２６のフ
レーム上を同一平面内に移動可能なジャケット保持部２
８上にこのジャケット６０を装着し、例えばガラス板８
０を用いて押圧するだけで良い。しかも訣射された画像
は、コントラストが大きく非常に見易いものである。

〔発明の効果〕

以上詳述したように、本発明のストリップフィルム用ジ
ャケットにおいては、ストリップフィルムの幅方向にこ
のストリップフィルムの幅より僅かに大きく離間する少
なくとも２個の接合部で１対をなす位置決め手段により
、ストリップフィルムを確実に所定位置に保持すること
ができる。さらにこの位置決め手段をストリップフィル
ムの長さ方向に離間させて設けた栓ので、収納部延在方
向に対しストリップフィルムの挿入方向が若干ずを特別
な挿入捕助器具を用いることなく、手で簡単に挿入する
ことができる。さらに、表面板を分割し収納部中間部に
フィルム挿入口を設け、収納部両端部を閉止したジャケ
ットでは、挿入作業が一段と容易であり収納部内からス
トリップフィルムが抜は落ちる恐れがない。その上フィ
ルムを確実に定位置に保持することができるので投影機
により投影することもできる。加えてフィルムを定位置
に保持できるのでフィルム画像域を除いた部分に正確に
減光帯域を設けることができる。従って画像域以外から
不用な光が洩れることがないので、例えばライトテーブ
ルにジャケットごと装着し点検する場合にコントラスト
の大きな画像゛を得ることができるなど数多くの利点を
有する。

なお本発明のストリップフィルム用ジャケットは上述の
実施例に限定されるものでなく、特許請求の範囲内で種
々の変更が可能であり、例えば゛表面板を透明に、裏面
板をなし地とするとともに減光帯域を設け、ストリップ
フィルムの目視作業を容易にすること、または使用目的
に合わせて表裏面板の硬軟を適宜選択することも本発明
の特許請求の範囲内で可能である。

【図面の簡単な説明】

第１１１は、本発明ストリップフィルム用ジャケットの
第１の実施例を示す図、 第２図は、本発明ストリップフィルム用ジャケットの第
２の実施例を示す図、 第３図は、第２図に示したジャケットを使用する際の説
明図、 第４図は、本発明ストリップフィルム用ジャケットの他
の実施例を示す図、 第５図は、本発明ストリップフィルム用ジャケットの第
４の実施例を示す図、 第６図は、本発明の投影可能なストリップフィルム用ジ
ャケツＦを投影機に装着した図、第７図は、従来のスト
リップフィルム用ジャケットを示す図である。 ２・・・表面板　２１・・・表面板部分４・・・裏面板
　６・・・収納部 ８・・・フィルム挿入口 １０・・・ストリップフィルム １２、１２／、　１２’、　１２”・・・接合部■４・
・・周縁部分　１６・・・折り線１８・・・綴孔　２０
・・・画像域 ２２・・・減光帯域　２４・・・透光帯域２６・・・投
影機 ２８・・・ジャケラＦ保持部　８０・・・ガラス板４０
、５０．６０・・・本発明のストリップフィルム用ジャ
）ケラト ７０・・・従来のストリップフィルム用ジャケット。 特許出願人　スライデツクス株式会社 第１図 第２図 （ａ） 第３図 （ａ） 第４図 〃 第５図 ＼２゜ （Ｃ） 第６図 第７図 汐

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　プラスチックの表面板および裏面板と、これら表裏
   面板を接合して形成した長尺ス）　ＩＪツブフィルムの
   収納部と、この収納部に前記ストリップフィルムを挿入
   するフィルム挿入口とを具えたストリップフィルム用ジ
   ャケットにおいて、 前記ストリップフィルムの幅方向に前記ストリップフィ
   ルムの幅より僅かに大きく離間する少なくとも２個の接
   合部で１対をなす位置決め手段を設け、この位置決め手
   段を前記ストリップフィルムの長さ方向に離間させて設
   けることにより前記収納部を形成してなることを特徴と
   するストリップフィルム用ジャケット。 ム　前記表面板を前記収納部の延在方向に交差させて２
   分割すると共に、少なくとも一方の表面板部分を前記収
   納部の前記延在方向に開閉自在とし前記フィルム挿入口
   とした特許請求の範囲第１項に記載したストリップフィ
   ルム用ジャケット。 ＆　前記表面板または前記裏面板の少なくとも一方に、
   収納した前記ストリップフィルム画像域に重畳する部分
   を残して減光帯域を設けてなる特許請求の範囲第１項ま
   たは第２項に記載のストリップフィルム用ジャケット。 表　前記収納部の両端部の少なくとも一方を閉止してな
   る特許請求の範囲第８項に記載のストリップフィルム用
   ジャケット。