JPS6022791B2 - 読取文字の判別方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、帳票等に印字あるいは手書きされた文字を
例えば光学的に読取る文字論取装置において、謙取つた
文字の判別方法に関するものである。

文字を読取り、これを判別することは極めて有用な技術
であるが、これには極めて大きな困難さが伴なう。

特に数字の０（ゼロ）とアルファベットの０（オー）、
数字の１（ィチ）とアルファベットの１（アィ）等のご
とく類似した文字間の識別にはより多くの困難さが伴な
し、誤った判別を招いていた。そこでこの発明は、類似
文字、特に数字とアルファベットとの類似文字の判別を
容易にすることにあり、その特徴とするところは、文字
の判別に際し、その文字の前後がいかなる文字であるか
を判別の補助に使用するものである。

なお、この場合、必ずしも前後各１文字である必要はな
く、２文字以上でもよく、又前のみ後のみでもよい。以
下この発明の一実施例を図を用いて説明する。文字１〜
６を読むに際し、まず文字１が光学系７により読み取ら
れ、光学的処理部８において電気信号に変換され、前処
理部９に送られる。

前処理部９において、細め、欠け補充、ノイズ除去等の
公知の処理がほどこされ、判別部１川こ送られ文字とし
て判別される。この判別された文字は「３」として記憶
部１１に電気的に記憶される。続いて文字２が同様の手
段で読み取られ判別部１００で判別されるが、この文字
２は数字ゼロか、アルファベットのオーか、判別がむず
かしい。従って判別部１０よりの出力１２を記憶部１１
に蓄えられた前の文字の出力１３と類似文字判別部１４
において比較し、前の文字１が数字であったのでタ次の
文字２も数字であると判別して、文字２はオーではなく
、ゼロであると判定する。また文字５の場合も、その前
の文字４がアルファベットなので、アルファベットのオ
ーと判別する。なお以上の場合において、判別すべき文
字２，５に後続す０る文字３，６によりそれぞれ数字の
ゼロ、アルファベットのオーと判別しても、また前と後
の両方の文字を見て判別してもよい。また、この機能の
使用、不便用を定めるスイッチ１５を設けて、アルファ
ベットと数字が混在する場合に対処するこ夕とも可能で
ある。以上の実施例で理解されるように、この発明によ
れば、例えば「０」のようなアルファベットか数字か判
別が困難な文字に対する読み取り信頼度が向上する。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を実現するためのブロック図を示
す。 図において、７・・・光学系、８…光学的処理部、９…
前処理部、１０・・・判別部、１１・・・記憶部、１４
・・・類似文字判別部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 文字を光学的に読取り判別を行う方法において、読
   取つた文字を文字判別部により判別し、該判別結果を記
   憶部に格納し、前記文字判別部において判別が難しい文
   字があつた場合、前記記憶部に格納されている既に判別
   した文字の種類から当該文字の種類を決定し、該当する
   種類の判別結果を当該文字の判別結果とすることを特徴
   とする読取文字の判別方法。