JPS6022563B2 - 電力機器用異常検出装置 - Google Patents
電力機器用異常検出装置Info
- Publication number
- JPS6022563B2 JPS6022563B2 JP52032626A JP3262677A JPS6022563B2 JP S6022563 B2 JPS6022563 B2 JP S6022563B2 JP 52032626 A JP52032626 A JP 52032626A JP 3262677 A JP3262677 A JP 3262677A JP S6022563 B2 JPS6022563 B2 JP S6022563B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- container
- adsorbent
- power equipment
- detection device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Gas-Insulated Switchgears (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は電力機器、特にＳＦ６ガス等のような電気的
賃性気体を使用する機器の内部の異常を、機器の運転を
停止することなく外部から検出できるようにした異常検
出装置に関するものである。
賃性気体を使用する機器の内部の異常を、機器の運転を
停止することなく外部から検出できるようにした異常検
出装置に関するものである。
従来より遮断器等の電力機器を小型化するという観点か
ら、ＳＦ６ガス等の電気的員性気体により電力機器を絶
縁して金属製接地容器に収納する、所謂ガス絶縁変電所
が使用されてきた。第１図は従来における電気的負性ガ
ス絶縁機器の一例を示すもので、断路器１、接地装置２
、遮断器３および電圧変成器（ＰＤ）４等の電力機器は
ＳＦ６ガス等の電気的負性ガスにより絶縁して接地容器
６内に収容され、そして各機器、すなわち断路器１、接
地装置２、遮断器３および電圧変成器４の間は母線８に
より接続されると共に、母線８の一方はブッシング５を
介して送電線７に接続され、さらに上記断路器１などの
各機器は接地容器６内に取付けた電気絶縁スベーサ９に
よって各別に仕切られている。
ら、ＳＦ６ガス等の電気的員性気体により電力機器を絶
縁して金属製接地容器に収納する、所謂ガス絶縁変電所
が使用されてきた。第１図は従来における電気的負性ガ
ス絶縁機器の一例を示すもので、断路器１、接地装置２
、遮断器３および電圧変成器（ＰＤ）４等の電力機器は
ＳＦ６ガス等の電気的負性ガスにより絶縁して接地容器
６内に収容され、そして各機器、すなわち断路器１、接
地装置２、遮断器３および電圧変成器４の間は母線８に
より接続されると共に、母線８の一方はブッシング５を
介して送電線７に接続され、さらに上記断路器１などの
各機器は接地容器６内に取付けた電気絶縁スベーサ９に
よって各別に仕切られている。
また、上記スベーサ９によって区画された各機器の収容
室には電気的員性ガスの給排バルブ１０が設けられてい
る。このような電力機器においては、地絡事故、すなわ
ち接地容器６内に設置した断路器１等の機器または母線
８と接地容器６間で閃絡してもその地絡個所が外部から
容易に見出すことができずしたがって、各スベーサ９の
位置で互いに連結されている接地容器６を順次解体しな
ければ、地絡個所を発見できない。
室には電気的員性ガスの給排バルブ１０が設けられてい
る。このような電力機器においては、地絡事故、すなわ
ち接地容器６内に設置した断路器１等の機器または母線
８と接地容器６間で閃絡してもその地絡個所が外部から
容易に見出すことができずしたがって、各スベーサ９の
位置で互いに連結されている接地容器６を順次解体しな
ければ、地絡個所を発見できない。
しかし、このような方式は、電気的負性ガスを回収し、
かつ接地容器６を解体して点検する時間が膨大なものと
なり、このため地絡個所を発見して修理し、再組立ての
上員Ｉ性ガスを充填するまでの停電時間が非常に長く、
この停電に伴う影響は極めて大きい。しかも地絡と直接
関係のない他の機器収容部も解体されてしまうため、容
器内に塵挨が侵入したり、内蔵機器が吸湿したりする弊
害が生じてしまう。また、電圧変成器４の収容部中で地
絡事故が生じたり、接触不良等による微小な放電が生じ
た場合、電気的負性ガス、例えばＳＦ６ガス等の中に分
解生成ガス（ＳＯＦ２，Ｓ０２，ＨＦ等）が発生するが
、これらの分解生成ガスは速やかに吸着剤に吸収されて
しまう。
かつ接地容器６を解体して点検する時間が膨大なものと
なり、このため地絡個所を発見して修理し、再組立ての
上員Ｉ性ガスを充填するまでの停電時間が非常に長く、
この停電に伴う影響は極めて大きい。しかも地絡と直接
関係のない他の機器収容部も解体されてしまうため、容
器内に塵挨が侵入したり、内蔵機器が吸湿したりする弊
害が生じてしまう。また、電圧変成器４の収容部中で地
絡事故が生じたり、接触不良等による微小な放電が生じ
た場合、電気的負性ガス、例えばＳＦ６ガス等の中に分
解生成ガス（ＳＯＦ２，Ｓ０２，ＨＦ等）が発生するが
、これらの分解生成ガスは速やかに吸着剤に吸収されて
しまう。
したがって、バルブ１８より負圧ガスを採集し、化学分
析等により分解生成ガスを検出しようとしても、その検
出は分解生成ガス発生直後でなければ極めて難しい。こ
の発明は上記のような点に鑑みなされたもので、機器の
地絡などによる異常個所を薮地容器外部からの操作で迅
速かつ確実に検出できるようにした電力機器の異常検出
装置を提供することを目的とする。
析等により分解生成ガスを検出しようとしても、その検
出は分解生成ガス発生直後でなければ極めて難しい。こ
の発明は上記のような点に鑑みなされたもので、機器の
地絡などによる異常個所を薮地容器外部からの操作で迅
速かつ確実に検出できるようにした電力機器の異常検出
装置を提供することを目的とする。
以下、この発明の実施例を第２図も第３図について説明
する。
する。
第２図はこの発明にかかる異常検出装置を電力機器、例
えば電力用遮断器に適用した場合の一例であって、電力
用遮断器の一部である電圧変成器４の部分のみを示して
いる。同図において、上記電圧変成器４はＳＦ６などの
電気的負性ガスを充填した接地容器６内に設置され、そ
して電圧変成器４の母線導体姦が導入される上記接地容
器６の他の機器容器への接合関口には互いを気密に区画
する絶縁スべ−サ９が取付けられている。また、上記接
地容器６の一側には外方に膨出させた収納部１尊が形成
されており「 この収納部１１内に機器および電気的賃
性ガス中の水分を吸収する吸着剤軍２を収納し、かつ上
誌接地容器６内と蓮適する収納部１翼との関口を多孔性
のスクリーン１３により閉塞すると共に、収納部１１内
には磁性体あるいは金属材からなる発熱体１４を吸着剤
１２中に埋設させた状態で配置する。また、１５は強磁
場を形成する磁性体１５ａとコイル５ｂとを紙合せてな
る加熱器であり、さらに亀６は上記収納部１１に取付け
た賃性ガス（絶縁ガス）を給排するバルブである。よっ
て、上記加熱器１５に交番磁界を生じさせた状態で「加
熱器竃５全体を収納部１１に、第２図の破線の如く接近
させ、発熱体２４を加熱器ｉ５の交番磁界内におく。
えば電力用遮断器に適用した場合の一例であって、電力
用遮断器の一部である電圧変成器４の部分のみを示して
いる。同図において、上記電圧変成器４はＳＦ６などの
電気的負性ガスを充填した接地容器６内に設置され、そ
して電圧変成器４の母線導体姦が導入される上記接地容
器６の他の機器容器への接合関口には互いを気密に区画
する絶縁スべ−サ９が取付けられている。また、上記接
地容器６の一側には外方に膨出させた収納部１尊が形成
されており「 この収納部１１内に機器および電気的賃
性ガス中の水分を吸収する吸着剤軍２を収納し、かつ上
誌接地容器６内と蓮適する収納部１翼との関口を多孔性
のスクリーン１３により閉塞すると共に、収納部１１内
には磁性体あるいは金属材からなる発熱体１４を吸着剤
１２中に埋設させた状態で配置する。また、１５は強磁
場を形成する磁性体１５ａとコイル５ｂとを紙合せてな
る加熱器であり、さらに亀６は上記収納部１１に取付け
た賃性ガス（絶縁ガス）を給排するバルブである。よっ
て、上記加熱器１５に交番磁界を生じさせた状態で「加
熱器竃５全体を収納部１１に、第２図の破線の如く接近
させ、発熱体２４を加熱器ｉ５の交番磁界内におく。
すると発熱体１４には電磁誘導作用による譲導電流、す
なわち渦電流損等が生じ、これにより発熱体１４は加熱
される。これに伴い発熱体１４の周辺の吸着剤が急速に
加熱され、もし吸着剤１ ２にＳ０２等の分解生成ガス
が吸着されていれば、これら分解生成ガスは高温のため
に吸着剤１２から発散されることになる。すなわち、電
圧変成器４の接地容器６内で池絡事故、あるいは接触不
良等により微小放電が生じると、これによりＳＦ６等の
電気的負性ガス中にＳＣＦ２，Ｓ０２，ＨＦ等の分解生
成ガスが生じ、これら生成ガスは収納部１１内の吸着剤
１２に速やかに吸収される。ここで交番磁界を生じさせ
た加熱器１５を収納部１１内の発熱体１４に近接させれ
ば、発熱体には電磁誘導作用による渦電流損が生じ、発
熱体１４は加熱されると同時に吸着剤１２を加熱して、
吸着剤１２に吸収されている分解生成ガスを放出させる
。次にバルブ１６を開いて電気的負性ガスを採集し、こ
の採集ガスを分析するこせにより分解生成ガスの存在の
有無を確認することで電圧変成器４における地絡事故や
微小放電の存在を検知することができる。なお、この発
明は接地容器に収納した電力用機器に限らず、電気的賃
性ガスで絶縁する硝子型の電力用機器に取付けても接触
不良等による微小放電を検出することができる。
なわち渦電流損等が生じ、これにより発熱体１４は加熱
される。これに伴い発熱体１４の周辺の吸着剤が急速に
加熱され、もし吸着剤１ ２にＳ０２等の分解生成ガス
が吸着されていれば、これら分解生成ガスは高温のため
に吸着剤１２から発散されることになる。すなわち、電
圧変成器４の接地容器６内で池絡事故、あるいは接触不
良等により微小放電が生じると、これによりＳＦ６等の
電気的負性ガス中にＳＣＦ２，Ｓ０２，ＨＦ等の分解生
成ガスが生じ、これら生成ガスは収納部１１内の吸着剤
１２に速やかに吸収される。ここで交番磁界を生じさせ
た加熱器１５を収納部１１内の発熱体１４に近接させれ
ば、発熱体には電磁誘導作用による渦電流損が生じ、発
熱体１４は加熱されると同時に吸着剤１２を加熱して、
吸着剤１２に吸収されている分解生成ガスを放出させる
。次にバルブ１６を開いて電気的負性ガスを採集し、こ
の採集ガスを分析するこせにより分解生成ガスの存在の
有無を確認することで電圧変成器４における地絡事故や
微小放電の存在を検知することができる。なお、この発
明は接地容器に収納した電力用機器に限らず、電気的賃
性ガスで絶縁する硝子型の電力用機器に取付けても接触
不良等による微小放電を検出することができる。
以上のように〜 この発明の電力機器用異常検出装置に
よれば、電力機器を内蔵する容器内に収納した吸着剤中
に磁性体による発熱体を設け、この容器の気密を破るこ
となく発熱体を駆動して吸着剤を加熱できる構成にした
ので、吸着剤を収納した収納部内の電気ヒータに電流を
流すようにした場合のように、リード線の貫通部のシー
ル機造を必要としないので、吸着剤を収納する収納部の
製作がきわめて容易で〜コストダウンにもつながり、容
器の気密保持がより確実になる。
よれば、電力機器を内蔵する容器内に収納した吸着剤中
に磁性体による発熱体を設け、この容器の気密を破るこ
となく発熱体を駆動して吸着剤を加熱できる構成にした
ので、吸着剤を収納した収納部内の電気ヒータに電流を
流すようにした場合のように、リード線の貫通部のシー
ル機造を必要としないので、吸着剤を収納する収納部の
製作がきわめて容易で〜コストダウンにもつながり、容
器の気密保持がより確実になる。
また「電力機器の地絡事故の発生の有無を従来のように
接地容器を分解することないこ外部より容易に検知でき
るとともに、接触不良などにより微小な放電が生じてい
る場合「その放電による分解生成ガスが吸着されて電気
的賃性ガスの分析で放電事故が発見できない場合でも「
運転期間中に発熱体を加熱操作して電気的賃性ガスを採
集分析すれば、微小放電が大事に到る以前に確実に発見
することができるなどの特長がある。
接地容器を分解することないこ外部より容易に検知でき
るとともに、接触不良などにより微小な放電が生じてい
る場合「その放電による分解生成ガスが吸着されて電気
的賃性ガスの分析で放電事故が発見できない場合でも「
運転期間中に発熱体を加熱操作して電気的賃性ガスを採
集分析すれば、微小放電が大事に到る以前に確実に発見
することができるなどの特長がある。
第１図は従釆におけるガス絶縁機器の一例を示す概略断
面図、第２図はこの発明にかかる電力機器用異常検出装
置の一例を示す概略断面図である。 １・・・断路器、４・・・電圧変成器、５・・・ブッシ
ング、６・・・接地容器、１１…収納部ト１２・・・吸
着剤、１４…発熱体、１５…加熱器、１６…バルブ。 第「図 第２図
面図、第２図はこの発明にかかる電力機器用異常検出装
置の一例を示す概略断面図である。 １・・・断路器、４・・・電圧変成器、５・・・ブッシ
ング、６・・・接地容器、１１…収納部ト１２・・・吸
着剤、１４…発熱体、１５…加熱器、１６…バルブ。 第「図 第２図
Claims (1)
- １ 電気的に負性ガス封入の容器内に収納した電力機器
において、上記容器に吸着剤を収納する収容部を設ける
と共にこの収容部の吸着剤中に容器外部から交番磁界を
加えることにより加熱駆動される磁性体による発熱体を
設置し、この発熱体により上記吸着剤を加熱できるよう
にした電力機器用異常検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52032626A JPS6022563B2 (ja) | 1977-03-23 | 1977-03-23 | 電力機器用異常検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52032626A JPS6022563B2 (ja) | 1977-03-23 | 1977-03-23 | 電力機器用異常検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53117728A JPS53117728A (en) | 1978-10-14 |
| JPS6022563B2 true JPS6022563B2 (ja) | 1985-06-03 |
Family
ID=12364051
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52032626A Expired JPS6022563B2 (ja) | 1977-03-23 | 1977-03-23 | 電力機器用異常検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6022563B2 (ja) |
-
1977
- 1977-03-23 JP JP52032626A patent/JPS6022563B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS53117728A (en) | 1978-10-14 |
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