JPS6022367Y2 - 電子式計算練習機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は練習問題を機器内より逐次発生し、操作者がそ
の問題を解答する計算練習機に関するものである。

従来、電子式計算練習機は単に所望数の問題を出題する
のみであって、時間的な制限をもつものはなかった。

本考案は電子式計算練習機に時間的要素を付加すること
によって、計算練習の学習効果をより高めることを目的
とするものである。

以下、本考案に係わる一実施例を図面を用いて詳細に説
明する。

図面は本考案に係わる電子式計算練習機の一実施例の回
路ブロック図である。

図において、Ｘは問題数記憶部でＹは問題種類記憶部で
あって、１は上記問題数記憶部に記憶される問題数だけ
の問題を発生する練習問題発生装置、２は該練習問題発
生装置１より発生した問題を記憶する練習問題記憶部、
３はデコーダ、４は表示素子である。

ＣＧは３２．７６８Ｋ Ｈｚの信号を発生するＣＧ発振
回路、ＤＶは１鍛の分周器、Ｇはアンドゲート、Ｃは時
間カウント用のカウンタ、５は設定時間を記憶する時間
設定記憶部、６は数値キーであってこのキー人力により
設定すべき時間の値を入力する。

またＪはジャッジ回路であり上記カウンタＣと時間設定
記憶部５の出力とが一致するかどうかをジャッジする。

また７はフリップフロップ、８はスタートキーである。

次に回路動作を説明すれば、電源ＯＮの後あらかじめ、
数値キー６にて計算練習する時間を設定し、該設定値を
時間設定記憶部５にて記憶させる。

また操作者の操作によって問題数を問題数記憶部Ｘに問
題種類を問題種類操作部Ｙに設定記憶させ、更に練習番
号（練習問題群番号）を設定しておく。

上記設定後、操作者がスタートキー８を押圧するとフリ
ップフロップ７がセットされ、このフリップフロップ７
の出力信号によって練習問題発生装置１より練習問題が
発生する。

それと同時にカウンタＣが分周器ＤＶからの１秒信号に
よりカウントアツプを始める。

このカウンタＣの計数値が時間設定記憶部５に記憶され
ている値と一致した時、該一致をジャッジ回路Ｊにて判
断し、フリップフロップ７をリセットするので練習問題
の発生を停止させることができる。

即ちカウンタＣの計数値が時間設定記憶部に記憶されて
いる値と一致するまでは問題を発生し続ける構成になっ
ている。

また設定時間に到達し練習問題発生をストップさせた後
、セットした時間、練習問題数、解答率等を表示させれ
ば、設定時間における操作者の計数能力が判明する。

以上の様に本考案の電子式計算練習機によれば、時間的
な制限がある場合の計算練習等の計算能力の向上を促す
ことができる。

また、制限時間を任意に設定できるので、能力に応じて
最適な時間設定が可能である。

更に、設定時間と経過時間を表示しているので、途中で
回答速度を把握しながら練習することが出来る。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係わる一実施例の回路ブロック図を示す
。 図中、１・・・・・・練習問題発生装置、２・・・練習
問題記憶部、３・・・・・・デコーダ、４・・・表示素
子、５・・・・・・時間設定記憶部、６・・・数値キー
、７・・・・・・フリップフロップ、訃・・・・・スタ
ートキー、Ｘ・・・・・・問題数記憶部、Ｙ・・・・・
・問題種類記憶部、ＣＧ・・・・・・ＣＧ発振回路、Ｄ
Ｖ・・・・・・分周器、Ｇ・・・・・・アンドゲート、
Ｃ・・・・・・カウンタ、Ｊ・・・・・・ジャッジ回路
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 時間設定キーと、設定した時間情報を記憶する時間設定
   メモリと、練習スタート時点から経過時間をカウントす
   るカウンターと、前記時間設定メモリの内容と前記カウ
   ンンターの内容の一致を検出し、一致検出時に練習問題
   の出題を阻止する手段と、前記メモリ・カウンターの時
   間情報及び練習問題を表示する表示部とを備えたことを
   特徴とする電子式計算練習機。