JPS602233Y2 - セルロ−ス系布帛を液体アンモニアで急速に処理する装置 - Google Patents

セルロ−ス系布帛を液体アンモニアで急速に処理する装置

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JPS602233Y2
JPS602233Y2 JP647281U JP647281U JPS602233Y2 JP S602233 Y2 JPS602233 Y2 JP S602233Y2 JP 647281 U JP647281 U JP 647281U JP 647281 U JP647281 U JP 647281U JP S602233 Y2 JPS602233 Y2 JP S602233Y2
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ammonia
tension
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Description

【考案の詳細な説明】 多くの布帛は通常水性苛性ソーダで処理されて布帛の繊
維をマーセル化しており、これによって繊維を膨潤し、
それらをより多孔性にしかつ受容性を大にしている、こ
のため染料、難燃剤、樹脂等に対する親和性が増大する
しかしながら、苛性ソーダ溶液は多くの繊維を劣化させ
る、従って繊維劣化を生ぜしめずに所望のマーセル化効
果を遠戚できる温和な処理が必要とされている。
苛性によるマーセル化はまた苛性を除くための洗浄を含
み、この洗浄も欠点となっている。
更に種々な理由から、デニムおよびコールテンは苛性マ
ーセル化の役に立たなかった。
液体アンモニアはある種の繊維の予備収縮に使用されて
おり、また(米国特許第3511591号および同第3
347963号明細書に記載されているように)セルロ
ール繊維を成形操作を受は易いようにするために使用さ
れてきた。
セルロース系布帛をアンモニアで処理する計画はドイツ
特許 (DAS)第106357誇おび米国特許第19985
51号明細書に述べられているが、有利な結果は得られ
ていない。
米国特許第3406006号明細書には、液体アンモニ
アで処理したセルロース布帛は、その過度の収縮を生せ
しめた。
米国特許第356014咥明細書ではヤーンおよび糸条
を液体アンモニアで処理し、その後それらの強度を改良
するため延伸している。
米国特許第3664158号明細書では布帛を液体アン
モニアで処理し、収縮を減するため、横方向の張力を受
けさせているが、この液体アンモニア処理中布帛の収縮
を制限するための計画は成功性が少なかった。
不幸にしてかかる横方向張力の適用と管理は、特に編製
布帛の処理に当っては実施不可能であった。
たとえば織製布帛であっても、布帛の収縮を2%までに
抑えるのに要する張力は実際に実施できず、問題は布帛
の継目によって更に複雑化される。
布帛の幅は、液体アンモニアによる収縮のためと、経糸
方向における張力付与は幅の落ち込みを大きくするため
、維持するのが困難であった。
現在用いられている技術の下では、張力付与はセルロー
ス系布帛の液体アンモニア処理における収縮の制限には
満足なものでないことが証明されている。
以上要するに液体アンモニアはセルロース系布帛(特に
デニムおよびコールテン)をマーセル化するのに有用で
あるかの如くみえるが、液体アンモニアマーセル化は本
考案以前には工業的実用性は確立されていなかった。
セルロース系布帛の液体アンモニアによるマーセル化の
問題は、後述する新規にして、有用な従来知られていな
かった容易な装置によって解決された。
セルロース系布帛を液体アンモニアと接触させるとき、
布帛の繊維は放射状に膨潤し、実質的に収縮することな
く多孔性になり、その直後に繊維は収縮を始めることが
判った。
本考案は液体アンモニア中に布帛を浸漬し、次いで布帛
の繊維がたとえ少しでも収縮する機会を有する前に(約
0.6〜約9j秒内、好ましくは約1.8〜約3.6秒
内に)布帛から液体アンモニアを急速に除去することに
よってセルロース系布帛を液体アンモニアでマーセル化
する装置を提供する。
従って本考案の目的は改良された伸長性(または延伸性
)、改良された耐収縮性および耐皺性のみならず染料、
難燃剤、樹脂等に対する増大された親和性を布帛が有し
、繊維の劣化が全くないようにセルロース系布帛をマー
セル化するため、水性苛性ソーダ溶液の代りに液体アン
モニアを使用することにある。
本考案の他の目的は水性苛性ソーダ溶液を使用すること
によっては実際上マーセル化できなかったデニムおよび
コールテンの如き多くの布帛をマーセル化することをで
きるようにすることにある。
本考案の更に別の目的は液体アンモニアによって編製布
帛のマーセル化するため便宜を与えることにある。
本考案の更に別の目的は液体アンモニアでマーセル化す
る間に、収縮(特に編製布帛の)を抑制することにある
本考案の更に別の目的は布帛の進行速度を調節するため
操作機のための装置、およびアンモニアの除去を開始さ
せるため液体アンモニアで含浸させる布帛の通路の長さ
調節をするための装置を組入れた装置を提供することに
ある。
他の目的は張力要件を最小にし、かくして装置に対する
機械的要件を簡略化することにある。
張力の最小化は装置に要する動力を少なくする。
他の目的は必要な開始および停止時間を最小に保つよう
に少ない処理容量の装置の使用にある。
他の目的は操作および処理を経済的にし、目的の機能に
良く適合させた装置を提供することにある。
この装置は工業的規模でセルロース布帛の処理を行なう
ためである。
この処理を行ないうるようにするためには、装置は安全
な方法で均一な結果で布帛を大量に処理できることが必
要である。
更に装置は広い範囲の種類にわたる布帛、例えば軽いも
のおよび重いもの、セルロースの含有率の少ないものお
よび多いもの、ゆるく編製もしくは織製されたもの、お
よび緊く編製または織製されたものを処理する能力を有
することが重要である。
セルロース繊維を液体アンモニア中に浸漬したとき、セ
ルロースは、セルロース繊維を水性苛性ソーダ溶液中に
浸漬したときと全く同じ方法で膨潤し、マーセル化を生
ぜしめる。
典型的な0状のセルロース繊維はより円筒形に変化し、
繊維の壁は厚くなる。
この状態で繊維は更に染料、難燃剤、樹脂等に対する受
容性が向上し、その他の後の工程により良く適するよう
になる。
セルロース繊維をヤーンに紡糸腰これらのヤーンを布帛
に織製し、次いで布帛を液体アンモニアに浸漬したとき
、かなりの量の長手方向の収縮が生ずる。
殆どの商業的布帛は緯糸方向における収縮と比較して経
糸方向において生ずる収縮が大で非対称的である。
第4図木綿布帛に対する経糸方向に与える種々な張力に
対する液体アンモニア処理時間の関数として経糸方向に
おける収縮をプロットしたものである。
4536f (10ポンド)荷重から453.69 (
1ポンド)荷重までの曲線を実験的に測定したもので、
それぞれ布帛の幅2.54C71(1インチ)当りの4
536g(10ポンド)から453.6f (1ポンド
)までの張力を意味する。
′荷重なしヨの曲線は荷重を掛けずに生ずる収縮の外挿
法的推定である。
荷重なしの曲線を実験的に測定しなかった理由は、張力
を掛けなかった布帛は液体アンモニア中に置いたとき極
度に皺になり、従って収縮を測定することが非常に困難
であったことによる。
第4図の意味することは、布帛に張力を与えることによ
って収縮を抑制することができることである。
同じような効果は第5図からも判る、この場合、木綿布
帛の緯糸方向における種々な張力下に、液体アンモニア
処理する時間の関数として収縮をプロットした。
収縮は経糸方向におけるよりも緯糸方向において、張力
および時間の両方に対して非常に敏感でないことが明ら
かである、これは張力を緯糸方向に与えることの困難な
ことから非常に有利なことである。
しかしながら第4図および第5図の各曲線の全体的な特
性は類似しており、緯糸方向における収縮の抑制に同じ
手段が可能であることを示している。
液体アンモニア中でのセルロース系布帛の処理は望まし
からぬ収縮を生せしめるが、しかしマーセル化効果も生
ぜしめる。
マーセル化に当っての繊維膨潤の結果は、セルロースを
より多孔性にし、従ってより反応性にすることで、セル
ロースの接触性即ち受容性を増大する。
この増大した受容性から得られる実際上の利点は、増大
した染料親和力、樹脂親和力その池水性苛性ソーダ溶液
マーセル化で通常得られる同様の親和力である。
マーセル化度を測定するための試験方法はAATCC8
9−1958Tに記載されている。
この試験はマーセル化した木綿は未処理木綿よりも水酸
化バリウムを多く吸収するという事実に基づいている、
従って水酸化バリウムはマーセル化の程度を定量的に測
定するのに使用できる。
この試験法を使用するに当っては、他のバリウムイオン
吸収性材料例えば仕上剤または他の繊維が存在しないこ
とが重要である。
処理済み試料(および非マーセル化対照試料)からの注
意深く精練し、洗浄した試験片を、0.25Nの水酸化
バリウム、アルカリの30乳りの浴中に21.1℃(7
0°F)で2時間浸漬した。
次いで各溶液の10mlを0.IN塩酸で滴定した。
マーセル化した木綿試料は対照試料よりも多くの量の水
酸化バリウムを吸収する、従って溶液中に残る水酸化バ
リウムの量は少なくなり、中和に要する塩酸の量は少な
くなる。
従って中和に要する塩酸の量は吸収されたバリウムの量
の定量的測度となる。
非マーセル化試料によって吸収された水酸化バリウムに
対するマーセル化した試料によって吸収された水酸化バ
リウムの比を10@すると、バリウム活性価となる。
100〜105の価はマーセル化されていないことを示
す。
150以上の価は実質的に完全にマーセル化されている
ことを示す。
中間の価は不完全なマーセル化または弱いマーセル化浴
であることを示す。
典型的なマーセル化された試料は適切にマーセル化され
ていると考えられる150〜160のバリウム活性価を
有すべきである。
第6図において、種々な時間に対する液体アンモニアで
処理した材料についてとったバリウム活性価についての
データーの包囲曲線をプロットした。
示されているデーターのための代表的な曲線が包囲領域
の中心にあると考えると、0秒と3峨の間の点線で表わ
した中央線となる。
ヤーンの大きさに比べて非常に大きな織製した木綿布帛
の試料について試験を行なったのであるから、結果とし
て大きな試料は、それらのヤーンの全て、ここでは試料
中の繊維に対する活性度の平均を示すものである。
第7図〜第10図の顕微鏡写真は、各試料から無作為に
抽出したヤーンからとったものである。
これらのヤーンは、セルロース系繊維の膨潤を生せしめ
る条件を作らぬよう注意して選んだ媒体中に置いた。
次いで試料を繊維軸に直角な平面で薄いウェハース状に
削り、試料中を通る光線を用いて50o@の写真をとっ
た。
未処理対照試料からとった顕微鏡写真を第7図に示す、
この写真は木綿繊維の典型的な豆の形を示している。
少数の繊維は膨潤して豆の形を失っているが、これらの
繊維の数は顕微鏡写真で示された繊維の全数に比べると
少ない。
第8図に示した液体アンモニア処理を1秒間行なったヤ
ーン試料の顕微鏡写真は、ヤーンの外面にある多数の繊
維は膨潤されていることを示しているが、中心付近のヤ
ーンはその本来の0状の形を保持していることを示して
いる。
第9図は5秒間処理したヤーンの姿を示し、第10図は
3@間処理したヤーンの姿を示すが、外面で多数の繊維
が膨潤していることを示している。
第7. 8. 9および10図のヤーンは、それぞれ第
6図に示す曲線上の時間0、 1.5および3噌の点に
関連している布帛から取った。
未処理対照木綿繊維と比較した時、液体アンモニア処理
した木綿繊維について観察した膨潤度(マーセル化効果
)において著しい差がある。
この手掛りと、第6図に示す液体アンモニア処理曲線の
持続時間に対するバリウム活性価の急勾配から、セルロ
ース繊維のアンモニア処理のための時間を充分に短い持
続時間にするならば望ましくない収縮効果を生ぜしめず
に満足なマーセル化を行なうことができるとの推論が得
られ、その後これを実験的に証明した。
本考案を実施するための装置の好ましい配置を第1、第
2および第3図に示す。
セルロース系布帛のウェッブ11は浸漬トラフ13、バ
ラローラー14、一対のパッドローラー15、引張制御
器16、遅延ローラー装置17および乾燥機18を内包
するアンモニア処理室12中を連続的に進行する。
布帛ウェッブ11は入口シール19、ローラー21の周
り、および湿潤ローラー22の下を通って、浸漬トラフ
13中の液体アンモニアのプール23中に供給される。
浸漬トラフ13はその上部付近に、スイッチ26にアー
ム25を介して接続されたフロート24を有する。
スイッチ26はライン29中のバルブ28を作動させる
ソレノイド27に接続している。
ライン29は、室12を包囲するキャビネット32中に
侵入しているライン31を介して浸漬トラフ13に供給
物を供給する。
正常運転中、手動バルブ33を開き、別の手動バルブ3
4を閉じる。
操作を停止するためには、ライン29中のバルブ33を
閉じ、ライン31中のバルブ34を開く。
浸漬トラフ13中のアンモニアを急速に交換したい時に
は、浸漬トラフ13中の内容物をバルブ35およびライ
ン36を介してパン37中に空けることができる。
パン37にはアンモニアとそこから蒸発させるための加
熱コイル38を設け、アンモニアはライン39およびガ
ス抜41を介して適当な焼却炉または回収装置(図示せ
ず)に放出させる。
アンモニアの外部漏洩を避けるため、アンモニア処理室
12中に僅かに減圧に保つことが望ましい。
このため、ガス抜41は適当な排気装置(図示せず)と
連通させる。
キャビネット32は内張り43ど外張り44の間に挿入
した絶縁材料42で被っである。
入口シール19および出口シール45の各々は弾性部材
46とこれに対向した固定部材47を含む対になってい
る。
シール19および45において、布帛ウェッブ11は各
対の弾性部材46と固定部材47間に把掴され、各対間
の空間はライン48およびライン49を介してそれぞれ
脱気されている。
浸漬トラフ13中の液体アンモニアで処理した後布帛ウ
ェッブ11はバラローラー14に送られ、そこで布帛ウ
ェッブ11は、パッドローラー15間を通過する前に布
帛ウェッブ11を拡げかつ滑らかにする。
パッドローラーの作用のみならずバラローラー14の作
用によって、布帛ウェッブ11から除去された過剰の液
体アンモニアは、パン52中に捕えられ、重力で流れて
浸漬トラフ13中に戻される。
パッドローラー15から布帛ウェッブ11はローラー5
3に送られ、次いで一連の交互固定ローラー54.55
および可動ローラー56.57上を通る。
この一連のローラーは遅延装置17を形成している。
可動ローラー56.57は、布帛ウェッブ11が浸漬ト
ラフ13中の液体アンモニアで含浸されるときから液体
アンモニアの除去を布帛ウェッブの乾燥によって促進さ
せる時までの間の布帛ウェッブ11の通路の長さを調節
するため垂直に動くことができる。
遅延装置17から布帛ウェッブ11は加熱するためロー
ラー59を介してブランケット乾燥機18に送られ、か
くしてドラム62の上のブランケット61上に導かれる
ブランケット61はエンドレスであり、ローラー63に
よって加熱ドラム62上をめぐる。
布帛ウェッブ11は出口ローラー65を介して乾燥機1
8を離れ、出口シールを介してアンモニア処理室12を
出る。
水または水蒸気での布帛ウェッブの噴霧および再乾燥は
その後布帛中に残っているアンモニアを除去するために
も使用しうる。
第3図は可動ローラー56,57と引張制御器16の間
の相互接続を示す。
引張制御器16はローラ53を担持しており、しかも可
撓性制御素子79上に装着されている。
可動ローラー56,57は一対の垂直可動性支持部材6
6(第3図にはその一つだけが見えている)の間で回転
しうるように取付けである。
シャフト67は支持部材66の裏側に取付けられたスリ
ーブ68中にねじ込まれており、これによってシャフト
67の一方向への回転が、ウェッブ張力の低下と、布帛
ウェッブ11の送行通路の短縮をするように支持部材6
6の下方への移動を行なう、一方シャフト67の反対方
向への回転は支持部材の上方への移動を行ない、ウェッ
ブ張力を増大させ、布帛ウェッブ11の通路の延伸を生
ぜしめる。
ベベルギヤー69はシャフト67の端に取付けてあり、
ベベルギヤー71とかみ合っている。
ギヤー71は可逆電動機Mの出力シャフト72に接続し
ている。
モーターMは良く知られた構造のもので、モーターの回
転方向は、接極子または界磁巻線を通る電流の流れの方
向によって決まる種類のものである。
スイッチ装置は引張制御器16とモーターMの間に設け
て、布帛ウェッブ11中の緊張度によってモーターMの
回転方向を賦活または制御させる、かくして可動ローラ
ー56.57は、ウェッブ張力の変化に従って、また上
述した範囲内でウェッブ張力を保つため自動的に上下す
る。
スイッチ装置は一つのモータ一端子に接続した一対の固
定接触子73.74と、他のモータ一端子に接続固定し
た固定接触子75.76を有する2極双投スイツチを含
む。
一対の可動性接触子77.78は、それぞれ接触子73
と75および74と76の間で可動的に配置されて、そ
れらの電気接触を作る。
可動性接触子77は電圧の正に接続し、可動性接触子7
8は一対の剛性電導体バーを介して電圧の負に接続する
電導体バーは固定接触子と接触して可動性接触子77.
78を枢動できるように枢動的に装着する。
レバーLが電導体バーと枢動的に相互接触し、レバーL
がその中点で引張制御器16のジャーナルハウジングに
接続している。
かかる構成によって、布帛ウェッブ11の緊張変化は、
ジャーナルハウジングの担当する上下運動によって伴わ
れる可撓性制御素子79の圧縮または膨張を生ぜしめる
ウェッブの緊張が一定値を越えると、可撓性制御素子7
9は、固定接触子75.74とそれぞれ可動性接触子7
7.78を接触させるようにレバーLを下方へ向かって
運動させるように充分に圧縮せしめられる。
これによってモーターMを賦活せしめ、矢印i1の方向
に電流の流れを生ぜしめ、モーターMを支持部材66を
降下させる方向で回転させる。
支持部材66の降下は可動ローラー56.57を降下さ
せ、従ってウェッブの緊張を減少させる、これは緊張が
前述した範囲内に入るに充分なだけ減するまで続け、こ
のとき可撓性制御素子79は固定接触子75゜74との
係合を可動性接触子77.78からはずすに充分なだけ
動かすように膨張する、そしてモーターMは切断される
同じような形の作動は、ウェッブ緊張が一定値以下に低
下すると生ずる、ただし、この場合、可撓性制御素子7
9は固定接触子73.76とそれぞれ接触するよう上方
へ可動性接触子77.78を動かすように膨張し、これ
によってモーターMを賦活し、電流を矢印j2の方向に
流し、モーターMを他の方向に回転せしめ、可動ローラ
ー56゜57の上昇を生せしめ、従ってウェッブの緊張
を増大させることを除く。
布帛ウェッブの速度は乾燥機18の速度、または好まし
くはパッドローラー15の速度を調節することによって
制御することができる。
作動中の室12中のアンモニア蒸気と空気の混合物は、
アンモニア蒸気が混合物の9溶量%以上になる範囲が好
ましい。
かかる9溶量%のアンモニア蒸気は、アンモニア蒸気と
空気の爆発性または燃焼性混合物範囲より上である。
装置の運転を開始するとき、処理室は空気で満たされて
いる、かかる空気の大部分は室から排出し、アンモニア
蒸気で置換しなければならない。
これとは反対に装置を停止せしめるときにはアンモニア
およびアンモニア蒸気は処理室から除去しなければなら
ない。
アンモニア蒸気が混合物の約1熔量%から約2熔量%を
構成する範囲にあるアンモニア蒸気と空気の混合物は爆
発性であるから(混合物に充分な熱を与えるかまたは点
火したとき)、注意を最少でも上記範囲に保つべく注意
しなければならない。
本発明の目的から逸脱することなく上述した好ましい例
から広い変化をなしうることは、布帛の処理に当って当
業者には明らかであろう。
例えば、他の型のアンモニア付与機(例えばスプレー)
を使用でき、他の型の乾燥機を使用でき、また他の速度
制御装置も使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はセルロース系布帛の液体アンモニアマーセル化
を行なうための装置の縦断面略図、第2図は第1図の平
面図、第3図は第1図の装置の一部を形成する緊張制御
装置の拡大断面略図、第4図は木綿布帛に対する各種荷
重での縦方向における収縮と処理時間の関係を示す図、
第5図は、木綿布帛に対する各種荷重での横方向におけ
る収縮と処理時間の関係を示す図、第6図は木綿布帛に
対する液体アンモニアでの処理時間の函数としてのバリ
ウム活性価を示す図、第7図は未処理木綿布帛からの繊
維の顕微鏡写真、第8図は1秒間処理した木綿布帛に対
する第7図と同様の顕微鏡写真、第9図は5秒間処理し
た木綿布帛に対する第7図と同様の顕微鏡写真、第10
図は3鍬間処理した木綿布帛に対する第7図と同様の顕
微鏡写真である。 11はウェッブ、12は処理室、13は浸漬トラフ、1
4はバラローラー、15はパッドローラー、16は引張
制御器、17は遅延ローラー装置、18は乾燥機、19
は入口シール、22は湿潤ローラー、23はプール、2
4はフロート、25はアーム、26はスイッチ、27は
ソレノイド、32はキャビネット、37はパン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 布帛ウェッブを一定時間液体アンモニアの効果に曝露さ
    せるための処理室、上記ウェッブを含浸させるための上
    記室内に配置した液体アンモニア容器、上記ウェッブか
    らアンモニアを除去するため上記室中に配置した除去手
    段、上記ウェッブを上記容器および上記除去手段中を通
    すための通路を規定する上記室内の手段を含む上記ウェ
    ッブの収縮を実質的に生ぜしめることなく布帛ウェッブ
    を液体アンモニアで処理するための装置において、上記
    通路手段に、多数の固定ローラーおよび可動ローラー、
    および上記処理帯域中の上記ウェッブの通路の長さを規
    定するための上記固定ローラーに対し、上記可動ローラ
    ーを選択的に運動させるための調節手段を含ませたこと
    を特徴とする布帛ウェッブを液体アンモニアで処理する
    ための装置。
JP647281U 1973-07-16 1981-01-20 セルロ−ス系布帛を液体アンモニアで急速に処理する装置 Expired JPS602233Y2 (ja)

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US379652A US3915632A (en) 1971-01-14 1973-07-16 Method and apparatus for treating cellulosic fabrics quickly with liquid ammonia

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JPS56123896U JPS56123896U (ja) 1981-09-21
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IT (1) IT1008981B (ja)
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