JPS6021907Y2 - スイツチ付ソケツト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ランプ１の口金２を螺合支持する口金支持用
リング３がソケット外殻４のランプ受口５内に装着され
、ランプ１の頂部接点６と接触可能な中央接触子７を持
つ中ボディ８が口金支持用リング３の上方においてソケ
ット外殻４の中央部に固着され、この中ボディ８の上方
に中央接触子７と第一電源端子９とを開離、短絡するス
イッチ機構１０が設けられ、第二電源端子１１と接続せ
る口金接触子１２が口金支持用リング３上方の口金２と
接触可能な位置に配設されると共に、口金接触子１２は
中央片１２ａの両側端部から傾斜片１２ｂ、１２ｂが水
平面でハ字型にソケット外殻４の内方側へ延出されて形
成されて成るスイッチ付ソケットに係り、その目的とす
るところはランプ着脱時に感電する危検が少なく、また
組立において口金支持用リングの装着がしやすいスイッ
チ付ソケットを提供するにある。

本考案を図示実施例に基いて詳説する。

４はソケット外殻、３は上カバーであり、両者を締付け
ねじ１４で合体することにより外形が形成される。

ソケット外殻４は下部にランプ１の上部を挿入するラン
プ受口５を有し、このランプ受口５の内周に第１図のよ
うに環状突起１５を設けである。

口金支持用リング３はこの環状突起１５へのかしめにて
装着しである。

中ボディ８は両側のアーム１６を打込鋲、ビスのような
固定具１７にてソケット外殻４の内鍔１８の中央部に固
定しである。

この中ボディ８の上面には接触板１９が設けられてり、
接触板１９から中ボディ８の中央部下方に中央接触子７
が連出されている。

第一電源端子９及び第二電源端子１１は内鍔１８の両側
部にそれぞれ打込鋲、ビスのような固定具２０にて固定
しである。

この両電源端子９，１１にはそれぞれ上カバー１３から
引込まれた電源線２１が接続される。

第一電源端子９と中ボディ８との間には段車２２を有す
る反転式のスイッチ機構１０が配設されており、ソケッ
ト外殻４より外方に引出された引紐２３の副操作により
スイッチ機構１０を反転動作させることにより第一電源
端子９と中ボディ８の中央接触子７とを接触板１９を介
して開離、短絡させることができる。

第二電源端子１１からは下方へ第３図に示すように中央
片１２ａの両側端部から水平面形状がハ字型になるよう
に傾斜片１２ｂ、１２６を延出して形威される口金接触
子１２が連出されており、この口金接触子１２の下部は
口金支持用リング３の上方に位置している。

上記構成のソケットにランプ１を装着するにあたっては
、ランプ１の口金を口金支持用リング３に螺合する。

この螺合によりランプ１が口金支持用リング３にて支持
され、またランプ１頂部の頂部接点６が中央接触子７と
弾接すると共に口金２が口金接触子１２に弾接してラン
プ１がソケットに電気的に接続される。

本考案は成上のようにランプの頂部接点と接触可能な中
央接触子及びランプの口金と接触可能な口金接触子がソ
ケット外殻のランプ受口に装着される口金支持用リング
より上方に設けられているので口金支持用リングが通電
部から下方へ離れて位置することとなり、ランプの口金
を口金支持用リングに装着するときに誤って手指をラン
プ受口上方の通電部まで突っ込む虞が少なく、ランプの
着脱時の感電の危険が少ないものであり、またこのよう
に口金支持用リング部分に通電をしないようにしたにも
かかわらず、ランプの金を螺合支持する口金支持用リン
グをランプ受口内に装着することによってランプの口金
の螺合時における摩擦力を口金支持用リングで受けるこ
とができると共にランプの金と適合する螺子溝は口金支
持用リングに形成すればよく、ソケット外殻に直接摩擦
力が加わって通常合成樹脂等で形威されるソケット外殻
に摩耗が生じるおそれがなく、また合成樹脂の成型にお
いて困難なソケット外殻への螺子溝加工を行なう必要が
なく製造を簡単に行なうことができるようになったもの
である。

またリングが中ボディ及び口金接触子と離れているので
、組立てにおいてリングを単体でランプ受口に装着した
のち中ボディ、口金接触子等の他の部品を固定する手順
を採ることができ、他の部品が取付けられていない状態
で口金支持用リングをソケット外殻に装着できるために
リワグの装着作業がしやすい利点がある。

さらに口金接触子をランプ受口の内周の一部に沿って配
設しであるので万が一指先がランプ受口の奥深く挿入さ
れてもランプ受口内周の一部にのみ存在する口金接触子
に必ずしも接触するとは限らず、感電の可能性をより低
くして安全性を高めることができるようになったもので
ある。

また口金接触子は中央片の両側端部から傾斜片を水平面
でハ字型にソケット外殻の内方側へ延出させて形威しで
あるので、口金接触子の両側の傾斜片はランプの口金の
外周に沿いように接触すると共に口金接触子はランプの
口金にこの両側の傾斜片にて２箇所で接触することにな
り、ランプの口金への口金接触子の接触を確実に行なう
ことができるものであって、上記のように感電の危険少
なくするために口金接触子をランプ支持リングと分離し
たり、また安全性を高めるために口金接触子をランプ受
口の内周の一部に存在させるようにしたにもかかわらず
、ランプの口金と口金接触子との接触の確実性を何ら損
なうようなおそれがなく、ランプへの通電の信頼性が低
下することを防止できるようになったものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の一部破断正面図、第２図は
同上の底面図、第３図は同上の分解斜視図であって１は
ランプ、２は口金、３は口金支持用リング、４はソケッ
ト外殻、５はランプ受口、６は頂部接点、７は中央接触
子、８は中ボディ、９は第一電源端子、１０はスイッチ
機構、１１は第二電源端子、１２は口金接触子、１２ａ
は中央片、１２ｂは傾斜片である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ランプの口金を螺合支持する口金支持用リングがソケッ
   ト外殻のランプ受口内に装着され、ランプの頂部接点と
   接触可能な中央接触子を持つ中ボディが口金支持用リン
   グの上方においてソケット外殻の中央部に固着され、こ
   の中ボディの上方に中央接触子と第一電源端子とを開離
   、短絡するスイッチ機構が設けられ、第二電源端子と接
   続せる口金接触子が口金支持用リング上方の口金と接触
   可能な位置にてランプ受口内周の一部に沿って配設され
   ると共に、口金接触子は中央片の両側端部から傾斜片が
   水平面でハ字型にソケット外殻の内方側へ延出されて形
   成されて威るスイッチ付きソケット。