JPS60217532A - 高密度情報信号記録再生方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、記録、再往がトラッキング制御の下に行なわ
れるようになされる書換え可能な高密度記録媒体円盤に
よる高密度情報信号記録再生方式（従来の技ｔり 各種の情報信号を高い記録密度で記録することについて
の要望が高まるのにつれて、近年来、色々な構成動作原
理に基づいて作られている書換え可能な記録媒体が提案
されて来ている。

さて、情報信号の高密度記録再生を行なうためには、記
録跡間隔（トラックピッチ）を狭いものにしなければな
らないが、トラックピッチを狭いものにした場合には、
再生時に再生素子を記録跡上に正しく追跡させることが
困難になるために、情報信号の高密度記録再生を行なう
場合には、従来から各種のトラッキング制御手段の適用
により、前記の問題の解決を図かるという試みがなされ
ている。

また、記録密度が二層高度化される場合には、記録時に
おける記録跡の重なりを防止するために、記録機構とし
て極めて機械的精度の高いものが要求されるのであり、
それにより装置が極めて高価なものになるということが
問題になる。

上記した問題点の解決のため番；、従来、例えば特開昭
５７−１６７１７２号公報に示されているように、情報
信号の記録再生が行なわれるべき記録媒体における記録
跡の両側に、静電容量値の変化を検出することによって
再生されうるような記録態様により、トラッキング参照
信号を予め記録しておき、情報信号の記録再生に際して
静電容量値の変化検出用電極によって再生されたトラッ
キング参照信号に基づいて再生ヘッドのトラッキング制
御を行なうようにした高密度情報記録再生方式が提案さ
れている。

また、情報記録媒体からの情報信号の再生に当って、記
録媒体中に記録されている多くの情報の内から、再生希
望の情報を迅速に選択して取出すことができるようにす
ることは、再生装置の使用者にとって極めて有益である
のみならず、記録媒体を情報のファイリング手段として
も有効に使用することが可能になるなどの諸利点が得ら
れるので、記録媒体中に記録再生の対象とされる主情報
信号に一連のアドレス番号を付し、そのアドレス番号と
対応するアドレス信号と主情報信号とを時分割多重化方
式、あるいはアドレス番号と対応するアドレス信号と主
情報信号とを周波数分割多重化方式、もしくはアドレス
番号と対応するアドレス信号と主情報信号とを時分割多
重化方式と周波数分割多重化方式との併用多重化方式な
どの適用により記録媒体に記録しておき、再生に当って
記録媒体中に記録されている情報信号の内から再生希望
の情報をアドレス番号の指定により迅速に取出すことが
できるようにすることも従来から実施されて来ている。

（発明が解決しようとす−る問題点） 前記したように、情報信号の高密度記録再生のために、
記録媒体に対する情報信号の記録と、記録媒体からの情
報信引の再生とが、記録媒体に予めピットの形で記録さ
れているトラッキング参照信号に基づくトラッキング制
御の下に行なわれるようになされる場合に、第１．第２
の互に異なるトラッキング参照信号が、円盤型の回転記
録媒体の特定な半径位置で順次交互に切換えられて１＼
る状態で、主情報信号による記録跡が記録形成されるべ
き部分の両側に、前記した第１．第２の互に異なるトラ
ッキング参照信号のピットによる記録跡が予め固定的に
記録形成されるようになされると、トラッキング参照信
号によって占有される領域が少なくて済むという利点が
得られるので、前記したようなトラッキング参照信号に
よるピットの配列パターンに従う如きトラッキング参照
信号のピットによる記録跡が構成されることは望ましい
ものとして従来から記録媒体に採用されてし＼るが、前
記のようにトラッキング参照信号として、第１．第２の
互に異なるトラッキング参照信号力１、特定な半径位置
で順次交互に切換えられてし４る状態で記録されている
場合には、第１．第２のニレこ異なるトラッキング参照
信号が順次交互シ；切換えられている特定な半径位置に
関する情報を°トラッキング制御系において検出し、そ
の情報に基づ（１て第１．第２の互に異なるトラッキン
グ参照信号による２つのトラッキング制御信号が、常ｔ
；正しい極性の信号として用いられるようにする必）要
があり、そのために記録媒体にお＆Ｎで第１．第２の互
に異なるトラッキング参照信号力罵、順次交互に切換え
られる特定な半径位置に、記録媒体の基準の回転位相を
示す信号を記録しておき、再生特に前記の記録媒体の基
準の回転位相を示す信号を用いて、記録媒体から再生さ
れた第１．第２のトラッキング参照信号に基づき、常に
正い）極性のトラッキング制御信号が得られるようにし
てν＼る。

一方、記録再生の対象とされる主情報信号に一連のアド
レス番号を付し、そのアドレス番号と対応するアドレス
信号を順次の記録跡番；記録しておくことも行なわれて
いるが、前記のよう番；記録媒体の基準の回転位相を示
す信号と、順次の記録跡毎のアドレス信号とを、記毒媒
体番；記録することは、記録動作を煩雑なも博にする他
、記録媒体重；おける記録内容の態様も複雑にするとｂ
）う意力を問題になり、それの解決が望１まれた。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、第１．第２の互に具なるトラッキング参照信
号が、特定な半径位置で順次交互に切換えられている状
態により、主情報信号による記録跡が記録形成されるべ
き部分の両側に、前記した第１．第２の互に異なるトラ
ッキング参照信号のピットによる記録跡が予め固定的に
記録形成されている如き情報信号の書換え可能な円盤状
の回転記録媒体において、前記した第１．第２の互に異
なるトラッキング参照信号が順次交互に切換えられるべ
き特定な半径位置に、アドレス信号によるピットを予め
形成させておき、再生時に前記のアドレス信号のピット
に基づいて再生された再生信、号を円盤状の回転記録媒
体における基準の回転位相を示す信号としても用いるよ
うにした高密度情、粗信号記録再生方式を提供するもの
である。

（実施例） 以下、添付図面を参照して本発明の高密度情報、信号記
録再生方式の具体的な内容について詳細に説明する。第
１図は本発明の高密度情報信号記録再生方式を、回転記
録媒体として円盤状の磁気記録媒一体を用いて実施する
場合の円盤状の回転記録媒体の一例構成を示す平面図で
あり、この第１図においてＤは回転記録媒体の全体符号
、０は中心孔、１は第１のトラッキング参照信号による
ピットのパターン、２は第２のトラッキング参照信号に
よるピットのパターン、３は回転記録媒体りの特定な半
径位置に記録されているアドレス番号と対応するアドレ
ス信号によるピットのパターンであり、前記したアドレ
ス信号によるピットのパターン３に基づいて再生される
信号は、回転記録媒体りの基準の回転位相−１示−す信
号（第１．第２の互に異なるトラッキング参照信号の切
換え信号）としても用いられるのである。

回転記録媒体りにおいて、前記した第１のトラッキング
参照信号によるピットのパターン１と、第２のトラッキ
ング参照信−号によるピットのパターン２とによって挟
まれている間の部分子、Ｔ。

Ｔ・・・は、主情報信号を記録再生するために用いられ
る領域、すなわち、実情報信号による記録跡が形成され
るべき部分である。

第１図においては、回転記録媒体りにおける記録跡の態
様が明らかになるように、記録跡間隔を極端に大きく図
示し、また、トラッキング参照信号によるピットやアド
レス信号によるピットなども極端に大きく図示している
が、実際の回転記録媒体においては、記録跡間隔が例え
ば数ミクロン程度というようなものになされるのである
。

以下の記載において、第１図に示されている回転記録媒
体りは、少なくともそれの領域Ｔ、Ｔ・・・の部分には
、その部分に磁気ヘッドの磁気空隙部が摺接して、情報
信号の磁気的な記録を行なったり、あるいは記録された
情報信号を磁気的に再生することができるように、磁気
記録層が設けられており、また、第１．第２のトラッキ
ング参照信号によるピットのパターン１，２及びアドレ
ス信号によるピットのパターン３などは、それらのピッ
トのパターンと対応する電気信号が静電容量値の書イヒ
と！、Ｔｍ出？”六入上らか焙虐能涌出↓、舊シして回
転記録媒体りに設けられているものとされている。

前記のような構成の回転記録媒体りに設けられているピ
ットは、適当な合成樹脂材料で構成される基板に、例え
ば、円盤レコードやビデオディスクを製作する場合と同
様に、トラッキング参照信号やアドレス信号による所定
のパターンを備えているスタンパを用いてプレスするこ
とによって容易に形成させることができる。

また、磁気記録層は、前記した各種の信号によるピット
のパターン１，２．３が形成されている状態の基板に、
鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性体合金を例えば無電
解メッキによって付着形成させることによって形成でき
る。

前記した磁気記録層の上面には１例えば１ｏｏｏオング
ストローム以下というような極めて薄い誘電体物質層を
形成させる。

回転記録媒体りに形成されているトラッキング参照信号
によるピットのパターン１，２は１回転記録媒体りに対
する情報信号の記録の際、及び回転記録媒体りからの情
報信号の再生に当って、記録素子や再生素子を記録跡上
に正確に辿らせるための案内情報として用いられるもの
であるから、前記したスタンパには所定の正確なトラッ
クピッチで、前記した各種の信号によるピットのパター
ン１，２．３が形成されていなければならないが。

それは高精度の機構を備えている記録機を用いて作った
マスター盤に基づいて容易に作り出すことぶできる（マ
スター盤を得るのに使用される原盤に、トラッキング参
照信号やアドレス信号を記録するのに用いられる記録機
に関しては、第２図を参照して後述されている）。

第１図に示されている回転記録媒体りにおいては、アド
レス信号によるピットのパターン３が、第１のトラッキ
ング参照信号によるピットのパターン１と、第２のトラ
ッキング参照信号によるピットのパターン２との間に挟
まれている領域、すなわち、主情報信号の記録跡が記録
形成されるべき領域Ｔ、Ｔ・・・に形成されているが、
このようにアドレス信号によるピットのパターン３を主
情報信号による記録跡Ｔ中に形成させた場合には、アド
レス信号によるピットのパターン３をトラッキング参照
信号によるピットのパターン１，２の爬録形成位置と同
様に、主情報信号の記録跡が記録形成されるべき領域Ｔ
、Ｔ・・・の側部に形成させた場合に比べて、アドレス
信号の再生状態が常に良好になされ得るという利点が得
られる。

なお、アドレス信号によるピットのパターン３を主情報
信号による記録跡Ｔ中に形成させる場合には、アドレス
信号によるピットの巾を主情報信号による記録跡Ｔの巾
よりも狭くして、アドレス信号によるピットの存在によ
っても主情報信号が劣化するようなことがないようにす
る。そして、アドレス信号によるピットの巾が、前記の
ように主情報信号による記録跡Ｔの巾よりも狭くされて
も、低い周波数帯域におかれているアドレス信号の再生
は支障なく良好に行なりれうる。

第２図は、マスター盤を得るのに使用される原盤に、ト
ラッキング参照信号やアドレス信号を記録するのに用い
られる記録機の一例の概略構成を示すブロック図である
。

第２図において、４はモータ、５は前記のモータ４によ
って駆動回転されるターンテーブル、６は原盤、６ａは
フォトレジスト層、７は原ｆｆ１６をターンテーブル５
に固着する固着具である。

８はモータ４の回転数を所定の一定値に保持するように
動作する自動制御系であり、この自動制御系８では端子
９に供給されている基準信号（例えば、垂直同期信号）
と、モータ４の回転軸に固着されている周波数発電機１
０の出力信号とによって、モータ４の回転数が所定の一
定の回転数になるように自動制御する。

１１は発振器であり、この発振器１１では、例えば３．
５８ＭＨｚの信号を発振してそれを分局器１２．１３に
与える。分局器１２では発振器１１からそれに供給され
た３、５８ＭＨｚの信号を１１１１に分周して、　３２
５ＫＨｚの第１のトラッキング参照信号を出力して、そ
れをスイッチング回路１４に与える。

また、分局器１３では、発振器１１からそれに供給、座
れた３、５８ＭＨｚの信号を１７７に分周して、５１１
ＫＨｚの第２のトラッキング参照信号を出力して、それ
をスイッチング回路１６に与える。

スイッチング回路１４では、分局器１２からそれに与え
られている第１のトラッキング参照信号を、端子１５に
供給される切換制御信号に応じて断続して加算器１８に
与え、また、スイッチング回路１Ｇでは、分局器１３か
らそれに与えられている第２のトラッキング参照信号を
、端子１７に供給される切換制御信号に応じて断続して
加算器１８に与える。

前記したスイッチング回路１４．１６において行なわれ
る信号の断続の態様は、回転記録媒体りにおける主情報
信号による記録跡Ｔの両側に記録形成させるべき第１．
第２のトラッキング参照信号のピットのパターンを定め
るものである。

回転記録媒体りにおける第１．第２のトラッキング参照
信号によるピットのパターン１，２は第１図に例示され
ているように、回転記録媒体りの一回転毎に回転記録媒
体りの特定な半径位置で、第１のトラッキング参照信号
のピットのパターン１と、第２のトラッキング参照信号
のピットのパ・ターン２とが順次交互１に切角わるよう
な態様とされるものであるから、・前記したスイッチン
グ回路１４、１６における第１．第２のトラッキング参
照信号に対する信号の断続の態様は、回転記録媒体りの
１回転毎に、回転記録媒体りにおける特定な半径位置で
第１．第２のトラッキング参照信号が順次交互に切換え
られるように、前記したスイッチング回路１４，１６の
端子１５，１７に対して切換制御信号が供給されるので
ある。

前記したスイッチング回路１４．１６における第１゜第
２のトラッキング参照信号の切換えの態様は、回転記録
媒体りの回転周期と関連して前記したとおりとなされて
いるが、回転記録媒体りにおける７第１．第２のトラッ
キング参照信号のピットのパターン１，２は、第１図に
例示されているように連続的なものとなされる場合の他
に、間欠的なものになされる場合がある。

回転記＃Ｉ！媒体りシ；記録される主情報信号が、例え
ば複合映像信号のような場合に、水平帰線消去期間だけ
に第１．第２のトラッキング参照信号の・ピットのパタ
ーンを形成させるようにすると、トラッキング参照信号
の存在が主情報信号に対して何等の悪影響をも及ぼすこ
とがないようにすることができる。

前記した加算器１８の出力信号は、光変調器１９に対し
て変調信号として供給情れている。前記した光変調器１
９には、レーザ光源２０から出射されたレーザ光束がハ
ーフミラ−２１を介して与えられているから、光変調器
１９からは加算器１８から出力された第１（または第２
）のトラッキング参照信号によって強度変調されたレー
ザ光束が出射される。

前記のように光変調器１９において変調信号により強度
変調されたレーザ光束は、プリズム２５と反射鏡２６と
においてそれぞれ反射した後に対物レンズ２７で集光さ
れて原盤６のフォトレジスト層６ａに結像される。

前記したレーザ光源２０から出射されたレーザ光束の内
で、ハーフミラ−２１を透過した光は反射光２２を介し
て光変調器２３に供給されており、また、この光変調器
２３にはアドレス信号発生ｍ２Ｂから出力されたアドレ
ス信号が変調信号として与えられている。

前記のアドレス信号発生器２Ｂは、第１のトラッキング
参照信号のピットのパターン１と第２のトラッキング参
照信号のピットのパターン２とが。

回転記録媒体りの一回転毎に順次交互に切換えられてい
る回転記録媒体りの特定な半径位置に記録されうるよう
なタイミングで、アドレス信号を発生しうるちのとして
構成されている（主情報信号が複合映像信号の場合には
、アドレス信号が重置帰線消去期間中の特定な時間位置
におかれるようにするのが望ましい）＠２９は回転記録
媒体りにおける基準の回転位相を示す信号の入力端子で
ある。

アドレス信号発生器２８で発生されるアドレス信号は、
回転記録媒体りにおける順次の一円周毎の記録跡に対し
てそれぞれ付されている番地の情報と、同期コードと、
訂正ワードと、ＣＲＣなどによって１フレームに構成さ
れている数十ピットのデジタ１ル信号が、適当な変調方
式で変調された状態の信号形態のものになされている。

前記したアドレス信号発生器２８で発生されたアドレス
信号が変調信号として供給されている光変調器２３は、
アドレス信号で強度変調されたレーザ光束を出射する。

そして、前記のように光変調器２３から出射されたレー
ザ光束は、反射鏡２４→プリズム２５→反射鏡２６を介
して対物レンズ２７に与えられ、対物レンズ２７で集光
されて原盤６のフォトレジスト層６ａに結像さ東る。

前記のようにアドレス信号によって強度変調されている
レーザ光束法、対物レンズ２７によって集光される位置
は、第１（または第２）のトラッキング参照信号によっ
て強度変調されたレーザ光束が対物レンズ２７によって
集光される位置に対して、原盤６の径方向に記録跡間隔
の１／２だけずらされるようにしておくと、既述のよう
な利点が得られるが、反射鏡２２．２４や光変調器２３
などを省いてアドレス信号発生器２８で発生されたアド
レス信号も加算器１８に与えるようにし、アドレス信号
によって強度変調されているレーザ光束が対物レンズ２
７によって集光される位置と、第１（または第２）のト
ラッキング参照信号によって強度変調されたレーザ光束
が対物レンズ２７によって集光される位置とが同じにな
されるようにしてもよい。

前記のようにフォトレジスト層６ａに対して第１（また
は第２）のトラッキング参照信号、及びアドレス信号な
どによる露光が与えられた原盤６は。

それに現像処理が施こされ、次いで１Ｍ盤６に基づいて
マスターが作られ、以下、周知の手段によりマザー、ス
タンパが順次に作られるのである。

次に、第３図を参照して本発明の高密度情報信号記録再
生方式が適用された高密度情報信号記録再生装置につい
て説明する。

第３図においでＤは回転記録媒体であり、この回転記録
媒体りは第１図を参照して説明したように、例えば静電
容量値の変化の検出法によって検出できるような形態の
ものとして形成されている第１．第２のトラッキング参
照信号によるピットパターンを備えているものである。

３０は回転記録媒体りを所定の回転数で駆動回転するモ
ータ、３１はモータ３０の回転軸、３２はターンテーブ
ル、３３は回転記録媒体りをターンテーブル３２に固着
させるための・固着具である。また、Ｓは回転記録媒体
りに情報信号を記録したり、回転記録媒体りから情報信
号をＷ生ずるために使用される信号走査子であり、以下
の記載において信号走査子Ｓは、主情報信号の記録再生
を磁気的に記録再生しうる機能を備えているとともに、
回転記録媒体りに予め記録されているトラッキング参照
信号を静電容量値の変化として検出できるような機能も
備えているもの、すなわち、情報信号の磁気記録再生用
の磁気ヘッドＨａと静電容量値の検出用電極Ｅとが複合
されている構成態様の信号走査子、例えば既述した特開
昭５７−１６７１７２号公報に例示されているようなも
のであるとされている。

そして、前記の信号走査子Ｓはトラッキング制御系に設
けられているアクチュエータＡＣＴによって変位駆動さ
れるようになされている。ＤＳＣは自動制御系であり、
この自動制御系ＤＳＣは前記したモータ３０によって駆
動回転さ−れる周波数発電機３４の出力信号と、端子３
５に供給される回転記録媒体りの基準の回転位相を示す
信号と、端子３６に供給されている基準信号（例えば、
垂直同期信号）とに基づいて、モータ３０が所定の一定
の回転数で駆動回転されるような制御動作を行なう。

回転記録媒体りに記録されているトラッキング参照信号
やアドレス信号を、静電容量値の変化として検出を行な
うのには、静電容量値の変化検出型のビデオディスクか
らの情報信号の再生時に用いられる信号検出回路と同様
構成の信号検出回路、すなわち、信号走査子の電極Ｅと
回転記録媒体りの間の静電容量が、極超短波発振器のタ
ンク回路に結合されている半同軸共振器に接続されてい
るようにし、回転記録媒体りに記録されているトラッキ
ング参照信号やアドレス信号に応じた再生信号が電流の
変化として得られるようにされている周知構成のものが
使用できる。

既述のように、回転記録媒体りに予めトラッキング参照
信号のビットパターン１．２が形成されていることによ
り、前記した信号走査子Ｓはトラッキング制御系のアク
チュエータムＣＴによって一体的に駆動変位されて、信
号走査子Ｓはトラッキング制御の下に回転記・録媒体り
における記録跡Ｔを正しく辿りながら記録動作（再生動
作も同じ）を行なうことができる。

第３図において、３７は記−録再生の対象とされる主情
報信号（例えば、カラーテレビジョン映像信号）の入力
端子であり、情報信号の記録、再生装置が記録モードと
なされているときに、入力端子３７に供給された主情報
信号は、変調器（例えばＦＭ変調器）ＭＯＤにおいて被
変調信号形態の記録信号にされてから記録増幅器ＲＡで
増幅されて、録再切換スイッチ５Ｗｒｐの固定接点Ｒに
供給される。

情報信号の記録、再生装置が記録モードとなされている
ときに、録再切換スイッチ５Ｗｒｐの可動接点Ｖは端子
３９に供給された切換制御信号によって固定接点Ｒ側に
切換えられており、記録信号は信号走査子Ｓにおける磁
気ヘッドＨｎ＋に供給される。

回転記録媒体りに予め記録されているトラッキング参照
信号によるピットのパターン１，２で構成されているト
ラッキング参照信号による記録跡には、回転記録媒体り
の各−一周毎の記録跡毎に、前記した主情報信号とは異
なる周波数帯域を占めるように周波数ｆｌ　、ｆｌが選
定されているそれぞれ所定のトラッキング参照信号ｆＰ
１．ｆｐ２が記録されている。以下の説明において、回
転記録媒体りの径方向に順次に並んでいるトラッキング
参照信号による記録跡の内で、１つおきのトラッキング
参照信号による記録跡に対しては１周波数がｆｌのトラ
ッキング参照信号ｆｐｌが記録されており、また、前記
したトラッキング参照信号ｆｐｌが記録されているトラ
ッキング参照信号による記録跡の隣りのトラッキング参
照信号による記録跡には、周波数がｆｌのトラッキング
参照信号ｆｐ２が記録されているものとされている。

それで、信号走査子Ｓにおける静電容量値の検出用電極
Ｅは、それが主情報信号の記録のために回転記録媒体り
の主情報信号用の記録跡Ｔを辿っている状態において、
前記した主情報信号用の記録跡の両側に存在している回
転記録媒体りのトラ２キング参照信号用の記録跡から互
に異なる２っのトラッキング参照信号ｆ　ＰＩ、　ｆ　
Ｐ２とアドレス信号とを読出して前置増幅器ＰＡｐに与
える。

前置増幅器ＰＡＰには、静電容量値の変化を検出できる
ようになされている既述した信号検出回路を備えており
、前置増−幅器−ＰＡｐからの出力信号は、帯域濾波器
ＢＰＦＩ、ＢＰＦ２．ＢＰＦ３に与えられる。帯域濾波
器ＢＰＦＩではトラッキング参照ｆＰ１を抽出し、また
、帯域濾波器ＢＰＦ２ではトラッキング参照信号ｆｐ２
を抽出し、さらに帯域濾波器ＢＰＦ３ではアドレス信号
を抽出する。

帯域濾波器ＢＰＦＩ、ＢＰＦ２で抽出されたトラッキン
グ参照信号ｆ　ｐｉ、　ｆ　ｐ２は、信号極性切換回路
ＳＷＣに与えられ、また、帯域濾波器ＢＰＦ３で抽出さ
れたアドレス信号は、アドレス信号の再生回路ＡＤＨに
与えられる。

アドレス信号の掘管回路−Ａ′ＤＲでは、アドレス信号
を再生してそれを出、力端子４０に送出するとともに、
アドレス信号の先頭へ９時間位置でパルスを発生させて
、それを切換パルス器ＦＦ（フリップフロップＦＦ　）
に耳え、切換パルス発生器ＦＦから信号極性切換回路Ｓ
ｖＣに供給する切換パルスを発生させる。

それで、信号極性切換回路ＳすＣでは、回転記録媒体り
における特定な回転位相の所（トラッキング参照信号が
ｆｐｌからｆｐ２、またはｆｐ２からｆｐｌに切換わる
とこる）で切換パルス発生回路ＦＦから与えられた切換
パルスにより切換え動作を行なう。

信号極性切換回路ＳｗＣからの出力信号は、検波器Ｄｅ
ｔｌ、Ｄｅｔ２で整流平滑されてから差動増幅器ＤＡに
与えられる。前記した差動増幅器ＤＡの出力信漫は、ト
ラッキング制御回路ＴＳＣにおいてトラッキング制御信
号となされてトラッキング制御系のアクチュエータＡＣ
Ｔに供給される。

トラッキング制御系のアクチュエータＡＣＴは記信号走
査子Ｓを駆動変位して、信号走査子Ｓがトラッキング制
御系の動作によって回転記録媒体りの記録跡Ｔに正しく
追従するようにされる。

情報信号の記録、再生装置が再生モードで動作されると
きは、端子３９に供給された切換制御信号により、録再
切換スイッチ５Ｗｒｐの可動接点Ｖが固定接点Ｐ側に切
換えられて、信号走査子Ｓにおける磁気ヘッドＨ＋ｓで
読取られた信号が、前置増幅器ＰＡｍを介して復調器Ｄ
Ｅ４４に与えられ、復調器ＤＥＭで復調された信号が出
力端子３８に送出される。

また、情報信号の記録、再生装置が再生モードで動作さ
れるときにも、信号走査子Ｓにおける静電容量値の検出
用電極Ｅは回転記録媒体りのトラッキング参照信号用の
記録跡から互に異なる２つのトラッキング参照信号ｆ　
ｐｉ、　ｆ　ｐ２を読出して前置増幅器ＰＡｐに与える
から、トラッキング制御系は前記した記録モード時の場
合と同様に動作して、トラッキング制御系のアクチュエ
ータＡＣＴは再生素子Ｓを駆動変位し、信号走査子Ｓが
トラッキング制御系の動作によって回転記録媒体りの記
録跡に正しく追従するようにされる。

前記した信号走査子Ｓをトラッキング制御のために駆動
変位させるアクチュエータＡＣＴは、移送機構Ｆにおけ
る移送体４１に取付けられているから、信号走査子Ｓは
移送用モータ４２の回転につれて、回転記録媒体りの径
方向に移動される。

図示の例において、移送機構Ｆは移送用モータ４２によ
って駆動回転される送りねじ４３と、前記した送りねじ
４３に噛合うねじ孔と１．案内棒４４に遊嵌する孔とを
備えている移送体４１とによって構成されているものと
して示されているが、本発明の実施に際しては、他の構
成態様の移送機ＩＩＦが採用されてもよいことは勿論で
ある。

本発明の高密度情報信号記録再生方式は、主情報の記録
再生を磁気記録再生方式によって行なう場合に限られる
ものではなく、主情報信号の記録再生が、例えば電磁波
や電界の印加、加熱などによって非晶質の状態から結晶
状態への相変化、または結晶状態から非晶質の状態への
相変化が生じるような材料による記録層を少なくとも備
えて構成されている情報記録媒体を用いて行なわれる場
合にも良好に適用できる。

（効果） 以上、詳細に説明したところから明らかなように、本発
明の高密度情報信号記録再生方式は第１゜１ｓ２の互に
異なるトラッキング参照信号が、特定な半径位置で順次
交互に切換えられている状態により、主情報信号による
記録跡が記録形成されるべき部分の両側に、前記した第
１．第２の互に異なるトラッキング参照信号のピットに
よる記録跡が予め固定的に記録形成されている如き情報
信号の書換え可能な円盤状の回転記録媒体において、前
記した第１．第２の互に異なるトラッキング参照信号が
順次交互に切換えられるべき特定な半径位置に、アドレ
ス信号によるピットを予め形成させておき、再生時に前
記のアドレス信号のピットに基づいて再生された再生信
号を円盤状の回転記録媒体における基準の回転位相を示
す信号としても用いるようにしたものであるから、本発
明の高密度情報信号記録再生方式によれば、アドレス信
号のピットに基づいて再生された再生信号を円盤状の回
転記録媒体における基準の回転位相を示す信号として用
いられるので、本発明では既述した従来の問題点が良好
に解決できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の高密度情報信号記録再生方式で使用さ
れる回転記録媒体の一例のものの平面図第２図は原盤の
記録装置の一例構成のブロック図。 第３図は記録再生装置の一例構成のブロック図である。 Ｄ・・・回転記録媒体、　ＡＣＴ・・・アクチュエータ
、Ｓ・・・信号走査子、５Ｗｒｐ・・・録再切換スイッ
チ、　ＡＤＨ・・・アドレス信号再生回路、１，２・・
・トラッキング参照信号によるピットのパターン、３・
・・アドレス信号のピットのパターン、４，３０・・・
モータ、５゜３２・・・ターンテーブル、６・・・原盤
、１１・・・発振器、１２゜１３・・・分周器、１４，
１６・・・スイッチング回路、１９．２３・・・光変調
器、２０・・・レーザ光源、２８・・・アドレス信号発
生器、 特許出願人　日本ビクター株式会社 代　理　人　弁理士　今　間　孝　生 手続補正書（自発） 昭和５９年５月休体 昭和５９年特許願第　７２３に’／　号２、発明の名称 高密度情報信号記録再生方式 ３、補正をする者 事件との関係　特　許　出願人 性　所　神奈川県横浜市神奈用区守屋町３丁目１２番地
名　称　（４３２）日本ビクター株式会社４、代理人 住　所　東京部品用区東品用３丁目４番１９−９１５号
昭和　年　月　日（発送日　昭和　年　月　日）６、補
正の対象 ７、補正の内容 （１）明細書第２４頁第１６行乃至第２５頁第１行「ア
ドレス信号の再生・・・・・・　・・・・・・を発生さ
せる。」を次のように補正する。 「アドレス信号の再生回路ＡＤＨでは、アドレス信号を
再生してそれを制御信号発生回路Ｃ５Ｇに与えるととも
に出力端子４０にも与える。出力端子４０に送出された
アドレス信号は、図示されていない制御回路に供給され
て、例えば、ランダムアクセス、その他の動作に使用さ
れる。 また、アドレス信号の再生回路ＡＤＨから制御信号発生
回路Ｃ５Ｇに供給されたアドレス信号は、制御信号発生
回路Ｃ５Ｇにおいて、それの先頭の時間位置でパルスを
発生して、切換パルス発生器ＸＰＧに与え、切換パルス
発生＠ＸＰＧでは信号極性切換回路ＳｖＣに供給する切
換パルスを発生する。」（２）明細書第２７頁第６頁「
されてもよいことは勿論である。」を次のように補正す
る。 ［されてもよいことは勿論である。 第３図においてＯＰは操作部であり、この操作部０Ｐで
は、それに操作者が入力した情報に応じて記録再生装置
の各部に対して、動作に必要な各種の制御信号が制御信
号発生回路Ｃ５Ｇから供給されうるように、制御信号発
生回路Ｃ５Ｇに対して必要な情報を与える。例えば、操
作者が記録再生装置の動作モードをトリックプレイの動
作モードにするために操作部ＯＰに情報を入力した場合
には、制御信号発生回路Ｃ５Ｇでは、操作者によって設
定された動作モードに必要な各種の制御信号を切換パル
ス発生器ＸＰＧやトラッキング制御回路ＴＳＣに供給す
る。それにより、信号極性切換回路ＳｗＣには切換パル
ス発生器ＸＰＧから操作者が操作部ｏｐに設定した動作
モードで必要な切換パルスが供給されるようになさ九、
また、トラッキング制御回路ＴＳＣには制御信号発生回
路ＣＳＣから、操作者が操作部ＯＰに設定した動作モー
ドで必要なキックパルスが供給されるようになされるの
である。」（３）添付図面第３図を別紙のように補正す
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 第１．第２の互に異なるトラッキング参照信号が、特定
   な半径位置で順次交互に切換えられている状態により、
   主情報信号による記録跡が記録形成されるべき部分の両
   側に、前記した第１．第２の互に異なるトラッキング参
   照信号のピットによる記録跡が予め固定的に記録形成さ
   れている如き情報信号の書換え可能な円盤状の回転記録
   媒体において、前記した第１．第２の互に異なるトラッ
   キング参照信号が順次交互に切換えられるべき特定な半
   径位置に、アドレス信号によるピットを予め形成させて
   おき、再生時に前記のアドレス信号のピットに基づいて
   再生された再生信号を円盤状の回転記録媒体における基
   準の回転位相を示す信号としても用いるようにした高密
   度情報信号記録再生方式