JPS60215876A - 皮革状材料及びその製造方法 - Google Patents

皮革状材料及びその製造方法

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JPS60215876A
JPS60215876A JP6749384A JP6749384A JPS60215876A JP S60215876 A JPS60215876 A JP S60215876A JP 6749384 A JP6749384 A JP 6749384A JP 6749384 A JP6749384 A JP 6749384A JP S60215876 A JPS60215876 A JP S60215876A
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leather
weight
resin
thermoplastic resin
natural leather
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JP6749384A
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Kenichi Yasuda
健一 安田
Atsushi Yasuda
敦 安田
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  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、皮革状材料及びその製造方法に関し、更に詳
しくは、天然皮革粉砕物と熱可塑性樹脂とを混合一体化
させた柔軟性の皮革状材料及びその製造方法に関するも
のである。
天然皮革はその外観、触感、強靭性等の特異な性状から
鞄、靴、各種装飾品に多用されているが、資源的制約が
あるために二次製品がコスト高になり、しかも、品質の
均一性が得られないという問題がある。そこで天然皮革
の代替品として各種の人゛工皮革、合成皮革が開発され
多用されているが、従来品は天然皮革の一部の性状に近
似させ得ても、総合的性状、特に外観、触感、通気性と
ともに、天然皮革固有の強靭性をも具えた代替品は未だ
見い出されていない。例えば、特に強靭性、耐゛摩耗性
を要求される用途に用いられる合成皮革としてはポリウ
レタン樹脂を用いたものがよく知られているが、この種
の合成皮革は、厚みがあると切断による加工が容易でな
いために成型品として製造せざるを得ず、職人による手
作り用の素材として使用することができなかった。
天然皮革の外観、触感、通気性に近似させるために、天
然皮革屑を熱可塑性樹脂バインダーで結合させる方法は
既に知られている。例えば、皮革を解繊し、得られた皮
革繊維に熱可塑性材料のバインダーを加えてシート状に
抄造する方法(特開昭57−149566) 、天然皮
革粉末と熱融着性接着剤粉状物との粉状混合物を基材上
に施し、ついで加熱加圧ロールを通過させ一体化し皮革
粉末被覆層を形成した後、この被覆層上に熱可塑性樹脂
液を塗布し、乾燥したのち加圧処理する方法(特公昭5
8−30920>がある。しかしながら、これらは、主
に外観、触感、通気性等の改良に重点が置かれているた
め、これらの方法に用いられている熱可塑性樹脂は主に
その接着効果を利用しているに過ぎないものである。従
って、強度を得るためには織布、不織布等の基材を用い
た多層描造とする必要があり、このために製造工程も頻
繁になるという欠点があった。
そこで、本発明者らは、鞄、ベルトの表皮、靴の中芯等
に用いられる比較的軟質の皮革状材料を対象として、外
観、触感、通気性等の性状が天然皮革に近似するととも
に、強靭性をも具え、しがも、ベレット等の成型用素材
としても供給し得る皮革状材料を提供することを目的と
して、鋭意研究した結果、天然皮革粉砕物と混合一体化
させる熱可塑性樹脂として、平均重合度が2000以上
のポリ塩化ビニル樹脂と、環球法軟化点が100℃以上
のエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂とを用いることに
よってこの目的を達成し得ることを見出し、本発明に至
った。
本発明の皮革状材料は、天然皮革粉砕物と熱可塑性樹脂
とを混合一体化させた皮革状材料であって、熱可塑性樹
脂として、平均重合度2000以上のポリ塩化ビニル樹
脂と、環球法軟化点が100七以上のエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体樹脂とを用いたことを特徴とする。
また、本発明の皮革状材料の製造方法は、含水率6重量
%以下に乾燥させた天然皮革粉砕物と、平均重合度20
00以上、流動温度130〜160℃のポリ塩化ビニル
樹脂と、環球法軟化点が100℃以上のエチレン−酢酸
ビニル共重合体樹脂とを130〜160℃の温度におい
て撹拌混合して上記皮革状材料を製造することを特徴と
づる。
以下に本発明を具体的に説明する。
本発明に用いる天然皮革粉砕物は、牛皮、黒皮、豚皮、
羊皮等の天然皮革を周知の粉砕機により粉砕、解繊して
0.1〜2mll1程度の繊維状粉砕物としたものであ
る。クロム革、渋革等のなめし革が好ましく、これらは
、皮革産業において大同に発生する裁断屑を利用するこ
とができる。本発明に用いる天然皮革粉砕物は、熱可塑
性樹脂との混合前に、含水率が6重量%以下になるよう
に乾燥しておくことが必要である。含水率がこれ以上だ
と、熱可塑性樹脂と混合後、板材等に加熱圧縮する際に
含有される水分が蒸発して製品にむらが生ずる原因とな
る。通常、80〜150℃、好ましくは80〜120℃
で乾燥する。この天然皮革粉砕物は製品の皮革状材料中
20〜60重量%の範囲内で含有させるのが好ましり、
35〜45重量%の範囲が最も好ましい含有量である。
含有口が少な過ぎると、外観、触感、通気性等の天然皮
革に近似した性状がなくなり、多過ぎると、強靭性がな
くなるとともに折目がついて折れ易くなる。
ポリ塩化ビニル樹脂は、平均重合度2000以上の高重
合度のものを用いることが必要で、従来の汎用タイプの
ポリ塩化ビニル樹脂では所望の製品を得ることができな
い。このポリ塩化ビニル樹脂は、汎用品と同様に可塑剤
を含むもので、通常ポリ塩化ビニル100部に対して可
塑剤を40〜120部含む。
可゛塑剤としてはジオクチルフタレート(DOP>が一
般的である。
このポリ塩化ビニル樹脂は、下記の測定条件下において
流動温度(融点)が130〜160℃のものを用いるの
が好ましい。
[流動温度測定条件] 測定器 :高化式フローテスター ノズル :1miφx 10m1+ 荷重 : 100kq /cm2 昇温速度=3℃/1n エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂は、環球法軟化点が
100℃以上のものを用いることが必要で、これ以下の
ものでは前記塩化ビニル樹脂と混合させることが困難で
、得られた皮革状材料の性状も、好ましくない。また、
エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂は、同様の理由から
M1200以下のものを用いることが好ましい。塩素化
パラフィン、ジエチレングリコールジベンゾエート、ジ
オクチルフタレート等の可塑剤、ジビニルベンゼン等の
架橋剤を添加したものでもよい。
熱可塑性樹脂中のポリ塩化ビニル樹脂とエチレン−酢酸
ビニル共重合体樹脂の割谷は前者が80〜90重量%、
後者が10〜20重量%である。ポリ塩化ビニル樹脂が
多過ぎると柔かくなり過ぎ、また、弾力に乏しくなり、
エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂が多過ぎると引裂き
強度が弱くなるので好ましくない。
本発明の皮革状材料には前記材料のほか、着色剤、安定
剤等を添加することが好ましい。例えば、着色剤として
はTiO2、安定剤としてはZ、nOを用いることがで
きる。
本発明の皮革状材料の製造方法を詳しく説明すると、先
ず、天然皮革を通常用いられている粉砕機等を利用して
0.1〜2ml1l程度の繊維に粉砕または解繊し、こ
れを80〜150℃、好ましくは 80〜120℃の温
度で含水率6重量%以下になるまで乾燥する。ついで、
この乾燥天然皮革粉砕物を前記ポリ塩化ビニル樹脂とエ
チレン−酢酸ビニル共重合体樹脂とともに、撹拌翼付混
合槽に投入し、130〜160℃に加熱しながら撹拌混
合する。なお、この混合はミキシングロール等によるロ
ール混合で行なってもよい。
本発明に係る皮革状材料をペレットとして供給する場合
は、上記撹拌混合後、流動状態のままでペレタイザーに
導入し、ペレット化すればよい。
このペレットを使用すれば、押出成形、割出成形等を利
用して各種形状の成形品を製造することができる。また
、板状の素材として供給する場合には、ミキシングロー
ル、カレンダ−ロール等のロール部材を用いて所望の板
材にするか、押出成形でそのまま板材とすることができ
る。これら板材は成形後、熱プレス処理するだ【ノで表
面の外観、触感が天然皮革に近似した皮革状板材が得ら
れる。
つぎに本発明の実施例を示す。
[実施例1] 牛皮を0.1〜2n+n+の繊維状に粉砕解繊した天然
皮革粉砕物を100℃で含水率6重量%以下に乾燥し、
この乾燥天然皮革粉砕物40重量部と、平均重合度20
00以上のポリ塩化ビニル樹脂(ポリ塩化ビニル100
重量部に対して可塑剤(ジオクチルフタレート)40〜
120重量部含む。流動温度130 〜160℃)45
重量部と、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂(環球法
軟化点100℃以上)10重量部と、着色剤としてT!
023重量部と、安定剤としてZnO2重量部とを撹拌
翼側混合槽にて130 〜160℃の温度範囲で撹拌混
合した。
得られた流動混合物をさらにミキシングロールでロール
混合し、ついでカレンダーロールに通して板材とした。
これを120℃で熱プレス処理して製品とした。
なお、使用したポリ塩化ビニル樹脂は、信越化学工業株
式会社製の商品名T K −2000、T K −25
00L、 TK −25001−1,TK −250O
R,TK −2500Wで、J I S K −672
1で測定した平均重合度がそれぞれ2000.2250
.2450.3800.4500のものである。
また、使用したエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂は、
三井ポリケミカル株式会社製の商品名エバフレックス4
20,450,460で、環球法軟化点がそれぞれ10
0℃、135℃、180℃、Mlがそれぞれ150゜1
5.2.5のものである。
これによって得られた皮革状材料はいずれの原料を用い
た場合も外観、触感が軟質天然皮革に近似しており、ま
た、屈曲試験(AST、M D1052)を行なった結
果、5万回の屈曲回数にも耐えjqるものであった。0
.4mm厚に形成したものは素手で引裂くことは不可能
であったが、鋏で切断することは容易で、天然皮革と同
様に取扱うことができるものであった。
[比較例1] ポリ塩化ビニル樹脂として汎用品である信越化学工業株
式会社製の商品名T K −1300(平均重合度13
00、流動温度150℃、ポリ塩化ビニル100重量部
に対して可塑剤10重量部含む。)を用いた他は実施例
1と同様にして皮革状材料を製造した。
なお、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂としては三井
ポリケミカル株式会社製の商品名エバフレックス450
を用いた。得られた皮革状材料は柔軟に過ぎ、天然皮革
に固有の強靭性に欠けるものであった。
[比較例2] 熱可塑性樹脂としてポリ塩化ビニル樹脂を用いず、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体樹脂のみを用いた他は、実施
例1と同様の巣作で皮革状材料を製造した。得られたも
のは、強度が弱く、1mm厚のものでも素手で容易に引
裂Cプる〜5のであった。
[比較例3] エチレン−酢酸ビニル共重合体として環球法軟化点90
℃の商品名エバフレックス41o(三井ポリケミカル株
式会社製)を用いた他は実施例1と同様の条件で皮革状
材料を製造した。このエチレン−酢酸ビニル共重合体樹
脂は、前記塩化ビニル樹脂との撹拌混合が困難で、得ら
れたものも物性にむらがあって、引裂き強度も1m++
+厚のものを引裂Cプる程度であった。また、数十回の
屈曲試験で折り目がついて折れてしまうもので゛あった
特許出願人 安 1)健 −

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1) 天然皮革粉砕物と熱可塑性樹脂とを混合一体化
    させた皮革状材料であって、該熱可塑性樹脂として、平
    均重合度2000以上のポリ塩化ビニル樹脂と、環球法
    軟化点が100℃以上のエチレン−酢酸ビニル共重合体
    樹脂とを用いたことを特徴とする皮革状材料。 (り 前記天然皮革粉砕物が20〜60車量%、前記熱
    可塑性樹脂が40〜80重量%である特許請求の範囲第
    (1)項に記載の皮革状材料。 (3)前記天然皮革粉砕物が35〜45重量%、前記熱
    可塑性樹脂が55〜65M@%である特許請求の範囲第
    (1)項に記載の皮革状材料。 (4)前記天然皮革粉砕物が0.1〜2mmの繊維であ
    る特許請求の範囲第(1)項乃至第(3)項のいずれか
    に記載の皮革状材料。 (5)前記熱可塑性樹脂が、80〜90重拒%のポリ塩
    化ビニル樹脂と、10〜20重量%のエチレン−酢酸ビ
    ニル共重合体樹脂とからなる特許請求の範囲第(1)項
    乃至第(3)項のいずれかに記載の皮革状材料。 (■ 前記エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂のメルト
    インデックス(M I )が200以下である特許請求
    の範囲第(1)項乃至第(3)項、第(5)項のいずれ
    かに記載の皮革状材料。 (7) 着色剤、安定剤等の添加物を特徴とする特許請
    求の範囲第(1)項乃至第(6)項のいずれかに記載の
    皮革状材料。 ■ 前記着色剤がTiO2である特許請求の範囲第(7
    >項に記載の皮革状材料。 (9ン 前記安定剤がZnOである特許請求の範囲第(
    7)項に記載の皮革状材料。 GO+ 天然皮革粉砕物と熱可塑性樹脂とを混合一体化
    させた皮革状材料を製造する方法であって、含水率6重
    量%以下に乾燥させた天然皮革粉砕′物と、平均重合度
    2000以上、流動温度130〜160℃のポリ塩化ビ
    ニル樹脂と、環球法軟化点が100℃以上のエチレン−
    酢酸ビニル共重合体樹脂とを130〜160℃の温度に
    おいて撹拌混合することを特徴とする皮革状材料の製造
    方法。 (11) 前記天然皮革粉砕物が20〜60重量%、前
    記熱可塑性樹脂が40〜80重發%である特許請求の範
    囲第aω項に記載の皮革状材料の製造方法。 (121前記天然皮革粉砕物が35〜45重量%、前記
    熱可塑性樹脂が55〜65重量%である特許請求の範囲
    第00)項に記載の皮革状材料の製造方法。 (t3) 前記天然皮革粉砕物が0.1〜2mmの繊維
    である特許請求の範囲第(10項乃至第(12)項のい
    ずれかに記載の皮革状材料の製造方法。 (ロ) 前記熱可塑性樹脂が、80〜90重量%のポリ
    塩化ビニル樹脂と、10〜20重量%のエチレン−酢酸
    ビニル共重合体樹脂とからなる特許請求の範囲第00項
    乃至第(1力項のいずれかに記載の皮革状材料の製造方
    法。 ■ 前記エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂のメルトイ
    ンデックス(Ml)が200以下更ある特許請求の範囲
    第00)項乃至第(12)項、第(ロ)項のいずれかに
    記載の皮革状材料の製造方法。 (ト) 着色剤、安定剤等の添加物を特徴とする特許請
    求の範囲第00)項乃至第0の項のいずれかに記載の皮
    革状材料の製造方法。 θη 前記着色剤がTiO2である特許請求の範囲第0
    0項に記載の皮革状材料の製造方法。 0の 前記安定剤がZnOである特許請求の範囲第00
    項に記載の皮革状材料の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62243885A (ja) * 1985-12-27 1987-10-24 Ain Syst Kenzai Kk 皮革様成形材
JPS6311311A (ja) * 1986-03-27 1988-01-18 Ain Eng Kk 皮革様成形品

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