JPS60215747A - 石炭ガス化用耐食耐熱合金 - Google Patents

石炭ガス化用耐食耐熱合金

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JPS60215747A
JPS60215747A JP7087484A JP7087484A JPS60215747A JP S60215747 A JPS60215747 A JP S60215747A JP 7087484 A JP7087484 A JP 7087484A JP 7087484 A JP7087484 A JP 7087484A JP S60215747 A JPS60215747 A JP S60215747A
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JP
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coal
steel
less
corrosion
corrosion resistance
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JP7087484A
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Kenichi Usami
宇佐美 賢一
Seishin Kirihara
桐原 誠信
Tadaoki Morimoto
森本 忠興
Hiroyuki Doi
裕之 土井
Takatoshi Yoshioka
吉岡 孝利
Kiyoshi Hiyama
清志 檜山
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は新規な石炭ガス化用耐食耐熱合金に関する。
〔発明の背景〕
1973年の中東戦争を契機に、石油資源の枯渇問題が
さけばれて以来、石油中心のエネルギーから、石油代替
エネルギーの開発が強くさけはれている。その中で石炭
は石油に比べ埋蔵量も豊富であり、将来の基幹エネルギ
ー資源として重要な位置ずけが与えられている。石炭は
固体燃料でオリ、液体燃料に比べ貯蔵・輸送に著しく不
便という欠点を有している。そこで、石炭を流体燃料と
じて取扱いを容易にするとともに、はいじん、SOx等
の物質を除去し夕〔の良いクリーンエネルギー化して利
用とする石炭転49を利用技術すなわち石炭の液化及び
ガス化等の開発が積・14ス的に推進さオ゛ている。特
に、石炭ガス化は、石炭に酸素又は空気、水蒸気、水素
などのガス化剤を反応させ、水素、−e化炭素、メタン
などを主成分とする製品ガスを得ることである。このガ
ス化プロセスには固定圧、流動床、噴流床があり、それ
ぞれの特徴をもって−る。すなわち、固定床は数十祁〜
fl mmをもった塊炭をガス化炉頂部から供給し、石
炭が静止あるいはゆっくり炉の下方へ移動する鍋程でガ
ス化される。炉底部からガス化剤を送シ込み、石炭を部
分燃焼し、その燃焼熱を利用してガス化が行なわれ、生
成ガスは炉頂より取出される。利点は石炭は下向き、ガ
ス化剤は上向きの対向流にな−りており熱効率がよい。
欠点は粉炭が利用できない、粘結炭の使用が困難、ター
ルが生成しやすい。滝。
動床は、一定粒径(数能〜数百μ)に粉砕した粉炭をガ
ス化炉内に供給してガス化剤を吹き込み流動状態でガス
化する。利点は粉体の利用が可能、対流による熱伝導が
優れているため反応が均一に起る。大量生産に適する、
欠点は過圧な流動状態が形成されるような粒径の石炭が
必要である。一方、噴流床は、微粉砕(数十〜数百μ)
した石炭をガス化炉底部から吹込み、高温でガス化する
方法である。利点はいかなる炭種の石炭でも機械的撹拌
や前処理なしでガス化できる。・タールの発生がなく石
炭がほぼ完全にガス化される。欠点は石炭を微粉砕しな
ければならない、炉内停留時間の保持、高温におけるス
ラグの取出しゃ油然の利用など装置上の問題などが上け
られる。
しかしながら、石炭ガス化用機器材料は、液化用と異女
り、石炭燃焼による高温にさらされ、かつ燃焼ガスとし
て生成するCo、CCh 、Hz 。
Hz8.、CHa等による高温ガス腐食が問題となる。
特にH2S による高温硫化腐食が問題となる。そこで
、プロセスの開発につぐ実用化、大型化を図るだめには
、ガス化における苛酷なプロセス環境に耐えて、しかも
経済性のある材料あるいi加工技術を開発し、信頼性の
あるプラントを建設する必要がある。このことから、石
炭ガス化用機器は生成ガス雰囲気中での高温ガス腐食性
の良好な材料を供給することが、今後のプラント開発に
重要課題となることは必須の条件である。
これまでに、JIS規格鋼5US304 (180r−
8Ni鋼)、808316 (180r−8Ni−Mo
鋼)、SUS 321 (18Cr−8Ni−Ti鋼)
及び8US 347 (15cr−8N i −Nb鋼
)の、−ステナイト系ステンレス鋼は、その優れた高温
強度と加工性を有し、かつ、価格の点でも、オーステナ
イト系ステンレス鋼のなかでは安価で、製造性も良好な
ことから、広範囲なプラント機器材料として使用されて
いる。さらに、これらの材料は、そのC含有量を低下さ
せ、耐応力腐食割れ感受性を高めるとともに、結晶粒の
微細化を図り耐水蒸気酸化性を向上させ、原子力用配管
並びにボイラ用材料としてその応用範囲も増増拡大され
ている。したがって、このような製造性やその他の諸性
質が明確な材料を使用することは、かつ設計的、価格並
びに使用実績等によυ有効かつ経済的である。しカフし
ながら、これらのオーステナイト系ステンレス鋼は、硫
化物を含んだ燃焼ガス雰囲気中にさらされ、さらに高温
下での耐ガス腐食性が劣るなどの欠点を有している。こ
のことから、耐高温ガス腐食性を向上させるには、Cr
量を増した8U83098 (21Cr−13Ni鋼)
、80S3108 (25Cr−2ONi鋼)、さらに
インコロイ800 (21Cr−32Ni−5,。1、
イy3え267□’(50Cr−5ONi鋼)などが検
討されている。これは、長時間にわたって良好な耐食性
を得るには、少なくとも20〜25%のCr含有量が必
要であることによる。また、防食法としてCr、Ate
 8 tコーティング材の検討も行なわれている。しか
しながら、Cr量を高めても、オーステナイト組織を維
持するためNi量を高めるため必ずしも燃焼ガス中に含
まれるHz8等の硫化物生成ガスによる耐食性が充分と
は言われない。また、表面被覆によるCr、 At、8
iコーテイング法も、高温加熱冷却によりはぐり、表面
層の脆化の問題並びに高温ガス腐食に対しても充分な耐
食性が得られないことが知られた。し・・・しながら、
5U8309S。
5US3108Aびインコロイ800等のオーステナイ
ト系ステンレス鋼は、石炭燃焼ガス雰囲気中での耐食性
が、充分とは言えないが、製造性及び加工性に富むこと
から注目されている材料である。
このことから5US3098.8US310 及びイン
コロイ800等程度の耐食性を有し、製造性及び加工性
にとんだ材料の開発が必要とがっている。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、8US304,5U8316゜8US
321 及び5U8347鋼のオーステナイト系ステン
レス鋼において、Atの添加に加えて、さらに稀土類元
素の添加することの効果を発見し、5US3098.8
08310S並びにインコロイ800O等よシ石炭燃焼
ガス雰囲気中の耐食性がすぐれた石炭ガス化用耐食耐熱
合金を提供するにある。
〔発明の概要〕
本発明は重量で、co、ioチ、8’i、1.0%以下
、Mn2%以下、Ni8〜14%、Cr16〜20チ及
び残部Feから成る鋼、co、io*以下、Si1.0
%以下、M n 2.0%以下、Ni8〜14チ、Cr
16〜20%、M o 2〜3 %及び残部Feからな
る鋼、C0,10%以下、8i1.0%以下、]Mn2
.O%以下、Ni8〜1t%、0r16〜20%、Ti
0.6%以下及び残部peからなる鋼、C0,10%以
下、8i1.0%以下、Mn2.0チ以下、Ni8〜1
4%、Cr16〜20%。
Nb+Ta1%以下及び残部Feから成る鋼にAt0.
5〜1(l及びCe(セリウム)、Y(イツトリウム)
、La(ランタン)等の稀土類元素0.005〜0.5
%の1種または2種以上を含有することを特徴とする石
炭ガス化用耐食耐熱合金にある。
石炭ガス化は、石炭に酸素、空気、水蒸気、水素などの
ガス化剤を反応させ、水素、−酸化炭素、メタンなどを
主成分とする製品ガスを得るもので、この石炭ガス化雰
囲気における高温ガス腐食に対し著しく耐食性が改善さ
れている。
18%Cr−8%Ni系のオーステナイト系ステンレス
鋼にAtを添加した鋼はJIf9規格8U8631(1
6〜18%Cr−6.5〜8.5091iNi−0.7
5〜1.5チAt)がある。この鋼は大気中や酸化性雰
囲気における高温酸化性はすぐれているが、石炭ガス化
雰囲気における耐高温ガス腐食性に対しては充分とは言
えない。
ところが、181Cr−8SNi系のオーステナイト系
ステンレス鋼は適量のA4量を添加し、さらに微量の稀
土類元素を添加することにより、耐高温ガス腐食性が著
しく改善された。また、At含有量の高いオーステナイ
ト系ステンレス鋼は、加工性の点で多少難点はあるが、
加工性が優先される部分はAt含有量を少なめにした鍛
造、圧延加工材、加工性より耐食性が優先される部分に
は鋳造のままの高At含有量材と、At含有量の調整に
よって、石炭ガス化用材料として、その機能を十分はた
せることか判明した。
本発明に係る合金は、Ni8〜1x%、Cr18〜20
%鋼、Ni10〜14%、Cr16〜18チ、Mo2〜
3%鋼、Ni9〜13%、Cr17〜20%、TiO,
6%鋼及びNi9〜13%。
Cr17〜2(1、Nb+Ta1%以下鋼にAt。
REMを加えるのが好ましい。
C:Cはオーステナイト生成元素であると同時に高温強
度を得るために重要元素であるが、多すぎると粒界炭物
の生成による高温延性の低下、製造上の熱間冷間加工及
び酸洗工程において劣化を起す恐れを考慮して最大0.
1チとした。
8i:Siは本発明の鋼の溶解精錬において脱酸成分と
して必要でおるが、加工性を考慮し、本発明の鋼の目的
を害さない範囲として1.0−以下に限定した。
Mnニオ−ステナイト生成元素として利用できる。
が、耐酸化性をやや悪くするので低いほうが好ましい。
通常のステンレス鋼に含有されている程度とし、2チ以
下とした。
N飯ニオ−ステナイト系ステンレス鋼の基本的元素の一
つである。フェライト生成元素のAtを添加するためオ
ーステナイト組織を維持するためNi含有量を増す必要
があるが、加工性の点からJIS規格の8U8304,
8U8316゜JIS321 及びJIS347 の範
囲内とした。
Cr:高温における耐ガス腐食性を維持するための最も
基本的元素であるが、JIS規格のNl含有量との関連
からJI8規格内に限定した。
Ti、Mo、 NbHいずれも安定な炭化物、窒化物を
生成し、高温強度を上げるために有効な元素である、8
US316.5U8321.5US347に含まれるそ
れぞれのMo、T1.Nb含有量はそのJIa鋼に含ま
れる範囲内とした。
TaはNb中に含まれる場合又は、Nbの全部又は一部
を置換することができる。
AL:稀土類元素とともにすぐれた耐食性を得るために
重要な元素である。オーステナイト系ステンレス鋼に単
独に添加しても耐高温ガス腐食性は改善される。ところ
が、稀土類元素を添加することによって、その効果をさ
らに改善で唇る。その効果を得るには、0.5%以上必
要であるが、10%以上では耐食性にあまシ効来がなく
、加工、鋳造性に難点が生じることから10%を限度と
した。加工性が問題とならず、耐食性も充分発揮できる
At含有量は2〜5%、鋳造材として適用する部材には
10チまでのAt含有量に限定できる。
Ce、 Y、 La等の稀土類元素(RBM):稀土類
元素の微量添加は、本願鋼のようにA/、を添加した鋼
の割れを防止するのに有効であるとともに、耐高温ガス
腐食性を改善できる。このような効果を得るには稀土類
元素の1種または2種以上を最低0.010%を含有す
る必要がある。ただし、0.5%以上を含有すると介在
物の多量析出、素材の清浄度を悪くするうえ、0.5%
以上添加しても、耐高温ガス腐食性をさらに改善させる
ことはない、したがって0.5%を上限とした。
この他、製造上の不可避的に混入する元素を含有する。
さらに、上記の成分範囲の限定だけでは実際上、製造困
難な場合もあるし、仮に製造できても、その後の加工時
に割れを発生する場合もあるので実用材料とする場合は
合金元素の含有量を調整する必要がある。
すなわち、At含有量を5−以下の場合は、熱間冷間加
工に関係なく製造可能であり、板、棒、管材として使用
できる。しかし、5%以上となると、製造時に割れる可
能性があるため、稀土類元素及びCr量を下げNi量を
上限に抑えるなどの成分調整をするか、鋳造のままで使
用することが必要となる。このような調整によって、石
炭ガス化用として要求される部位の機能材料としての適
用を可能にした。
〔発明の実施例〕
第1表に本発明鋼と比較鋼の化学成分を示す。
本発明鋼のA1−A18は、真空溶解、鋳造後1100
Cで1時間加熱後水冷した鋳造材である。
この鋳造材より6創’ X 20mWX 25wm A
の試験片を作成した。比較鋼のA19〜A・25は鍛造
材で、A19〜A23は110(Icで30分間、屋2
4とA25は1150Cで30分間加熱後水冷してから
試験片を作成した。
第2表は、模擬石炭ガス組成H2:24%、Co:18
%、CO* : 12 %’、CH4:696゜Hz 
S : 0.5チ、残H,Oで試験温度:8501:’
の雰囲気で100時間腐食試験した腐食量を示す。
なお、腐食量は断面減肉厚さと内部侵食深さとの合計で
表わした。
第2表から明らかなように、本発明鋼は比較鋼19 (
8U8304 ) 、比較鋼20 (8U8316 )
、比較鋼21 (SU8321 ) 、比較鋼2′2(
8tJ83471 0本発明鋼の基本組成鋼に比べその
耐高温ガス腐食性は非常に向上している。また、耐食性
を向上するCr量が多い比較鋼24(8U8310S 
)および比”軟鋼25(インコロト’ OO)と比較し
てもすぐれていることが知られる。
第1図は、腐食量に及ばすREM添加量の影響を示す。
比較鋼19 (8US304”) 系材にfLEMを添
加したのみでも耐高温ガス腐食性が向上することが判る
。しかし、その添加量を増すほど向上するが、0.3〜
0.5チ添加ではソ一定の腐食性となることが知られる
。したがって、REM単独添加でも耐食性を示すことが
判る。
第2図はAt、At+REM添加量と腐食量ととの関係
を示す。At単独添加の影響をみると、At添加量を増
すほど耐食性が向上することが判る。しかし、2−以上
になるとその耐食性に影響を及ぼさない。
一方、At十REMの効果をみると、At及びREM単
独添加よシその耐食性を向上する。したがって、At単
独添加でも充分耐食性を改善するが、A4+REMの複
合添加がさらに有効であることがわかる。
この傾向は、特に本発明鋼10と比較銅23(SU86
31 ) と比較すると明らかである。
〔発明の効果〕
以上のよりに、本発明鋼として特にAt+REMの複合
添加した鋼は、従来鋼の8U8304゜8U8316.
8US321,5US347.8US631さらに、耐
食性鋼と言われている8US310S、インコロイ80
0に比較しても顕著にその耐高温ガス腐食性が優れてい
る。したがって、石炭ガス化プラントの運転効率を高め
るという顕微な効果を有する。一方、本発明鋼は石炭燃
焼発電プラント用ボイラチューブ材としても適用可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、模擬石炭ガス中での腐食量に及ばす几EM添
加量の影響を示す線図、第2図は、腐食量に及はすAt
、A4+REM添加量の影響を水葬1(2) RE/′1f と’yo) 凛2図 AI 、雇す/?EMi

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、重量で、CO,10チ以下、S i 1.0%以−
    ト、Mn2.0%以下、N18〜14%、Cr15=−
    20チと、A?0.5〜10%7ttヒ稀土44i 元
    $ 0.01〜0,5%の1(イ1または2 f1!j
    以上を台有し、残部Feからなることを特徴とする石炭
    ガス化用M食耐熱合金。 2、重量で、C(+、 1.0%以以上S s 1. 
    Oチ以下、M n 2.0%以1、Ni8〜14%、C
    「16〜20チ、MO2〜3%と、A z 0.5〜1
    .0チ及び稀出力1元素0201〜0,5%の1神まだ
    は2秒以上を含有し、残部Feからなることを特徴とす
    る石炭ガス化用4食耐熱合金。 3、重量で、CD、 10%以下、Sjl、0%以下、
    M n 2. O%以下、Ni8〜14%、Cr 16
    〜20%、TiO,6%以下と、A t 0.5〜10
    チ及び釉上類元素0.01〜0.5%の1棟または2棟
    以上を含有し残部F eからなることを%似とする石炭
    ガス化用耐食耐熱合金。 4、重置で、C0,10%以下、8i1.0%以下、M
     n 2.0%以下、Ni8〜14%、Cr16〜20
    %、Nb+Ta1%以下と、AAo、5〜10チ及び権
    土力1元素0.01〜0.5%の1種または2種以上を
    含有し残部F eから成ることを特徴とする石炭ガス化
    用耐食耐熱合金。
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