JPS6021354Y2 - 船舶用スラスタトンネル開口部のシヤツタ装置 - Google Patents

船舶用スラスタトンネル開口部のシヤツタ装置

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JPS6021354Y2
JPS6021354Y2 JP870882U JP870882U JPS6021354Y2 JP S6021354 Y2 JPS6021354 Y2 JP S6021354Y2 JP 870882 U JP870882 U JP 870882U JP 870882 U JP870882 U JP 870882U JP S6021354 Y2 JPS6021354 Y2 JP S6021354Y2
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JP
Japan
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shutter
tunnel
ship
thruster
hull
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JP870882U
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English (en)
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JPS58111698U (ja
Inventor
丈夫 榎本
Original Assignee
かもめプロペラ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は船舶用スラスタのトンネル開口部のシャッタ
装置に関するものである。
横推進装置(サイドスラスタ)にはトンネル開口部が設
けられているが、種々問題点がある。
(1)トンネル開口部は航走状態においてリセス形状(
スプーン状に開口部出入口に凹部を設ける)が良くても
3%〜5%、悪い場合には10%以上の抵抗増加となる
場合がある。
特に高速船になるに従ってこの抵抗は一層大きくなり、
大馬力に於ては3%程度の抵抗増加が膨大なエネルギの
損失となる。
(2)荒天時にはトンネル内に装備されたプロペラ対し
激浪があたり、内部の軸受や歯車をはじめ各機器類に著
るしく損傷を与えることがある。
(3)流木、ロープ等の浮遊物がトンネル内に流れ込み
、プロペラの損傷や各機器に損傷を与えることがある。
(4)一般的には航走時の抵抗を少くするため、この開
口部出入口をスプーン形状に凹部を設けているが、工事
が難かしくコストアップとなる。
この考案は上記の問題点を解決するもので、トンネル開
口部の出入口を遮断するシャッタ装置を提供することを
目的とするものである。
なおスラスタに用いるシャッタ装置としては、従来から
公知であるスイング弁式開閉機構を持つ装置(特公昭3
9−23034号)や球面回転式シャッタ(実公昭48
−33919q等があるが、スイング弁式のものはシャ
ッタの開閉運動中や開の状態で波浪衝撃を受けた場合、
そのヒンジ部や開閉用歯車部に応力が集中し、損傷しや
すい欠点があり、又前記球面回転弁式のものは、その設
置場所が船首の先端部に限定されて小型船にはそのスペ
ース上設置することが困難である。
この考案は上記のような各種の問題点をも解決すること
を目的とするものである。
この考案を図面について述べると、第1図、第2図にお
いて、トンネル10内にプロペラ9を有するスラスタに
おいて、該トンネル10の両開口部に、上下方向昇降自
在にほぼ仕切弁状のシャッタ6を設け、該シャッタ6の
外面を、船体曲面と一致させたことを特徴とする船舶用
スラスタトンネル開口部のシャッタ装置である。
又、前記シャッタ6は船体1に設けたシリンダ2又はピ
ストン12を出力端とする昇降装置に連結されている船
舶用スラスタトンネル開口部のシャッタ装置である。
これを図面について以下詳述する。
第1図〜第3図において、船体1に油圧シリンダ2を支
持板4により固定し、その油圧シリンダ2のピストン1
2のロッド3上端にビーム5を設け、ビーム5の両端に
、上部力坪板で下部が船体1の外形と一致している曲板
のシャッタ6を設ける。
なお図中7はスラスタ駆動電動機、8はユニバーサルジ
ヨイント、9はプロペラ、10はトンネル、12はピス
トンを示す。
前記昇降装置を作動腰ピストン12を下降してロッド3
を下降せしめ、ビーム5の下降と共にシャッタ6を下降
させ、そのシャッタ6によりトンネル10の両開口部を
遮蔽する。
次に前記昇降装置を作動して鎖線に示すようにピストン
12、ロッド3、ビーム5、シャッタ6を上昇せしめる
とトンネル10の前後部が開放され、スラスタ駆動電動
機7を作動してプロペラ9を回転せしめ、サイドスラス
タの作用を行なわしめる。
他の実施例を第4図に示すと油圧シリンダ2をシャッタ
6に内蔵せしめ、油圧シリンダ2内にピストン12を設
け、ピストン12に作動油の管路を有するロッド13を
連結し、そのロッド13の上端を船体11に固定する。
なお14は油圧シリンダの蓋を示す。
作動油を下側シリンダ室22に供給すると共に上側シリ
ンダ室21より作動油を排除すれば油圧シリンダ2即ち
シャッタ6は下降し、トンネル10を遮蔽する。
反対に上側シリンダ室21に作動油を供給し、下側シリ
ンダ室22より作動油を排除すれば油圧シリンダ2即ち
シャッタ6は上昇してトンネル10を開放してスラスタ
の作動を可能ならしめる。
この考案は、上記の構成であるので、運航時シャッタ6
によりトンネル10を閉めることにより船体の抵抗増が
殆んどなくなり、激浪や浮遊物をトンネル10内へ浸入
せしめないので、プロペラその他の機器に損傷を与えな
い。
又前記従来例として示した球面回転弁式シャッタを用い
るものと異り、船体の任意の場所に設けることができる
又前記従来例のスイング弁方式の装置を異り、スラスタ
使用の際、シャッタ6は船体1内で上方に引上げられる
ので、シャッタ6及びその付属装置の波浪による被害を
防止することができる。
又、前記従来例のスイング弁式機構は、シャッタ閑の状
態で、シャッタの一端を軸として、シャッタを船体に押
しつけているだけなので、ともすれば漏洩が起きやすく
、ひいてはシャッタの振動を誘発するおそれがある。
これに反し、この考案のシャッタ6は上下方向昇降自在
に、はぼ仕切弁状に形成されているため、シャッタ閑の
状態で、シャッタ6の自重による力も加わって安定した
閉止状態にすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は正面図、
第2図は側面図、第3図は平面図、第4図は他の実施例
の正面図である。 1・・・・・・船体、2・・・・・・シリンダ、6・・
・・・・シャッタ、9・・・・・・プロペラ、10・・
・・・・トンネル、12・・・・・・ピストン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 トンネル10内にプロペラ9を有するスラスタにお
    いて、該トンネル10の両開口部に、上下方向昇降自在
    にほぼ仕切弁状のシャッタ6を設け、該シャッタ6の外
    面を船体曲面と一致させたことを特徴とする船舶用スラ
    スタトンネル開口部のシャッタ装置。 2 前記シャッタ6は船体1に設けたシリンダ2又は、
    ピストン12を出力端とする昇降装置に連結されている
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    船舶用スラスタトンネル開口部のシャッタ装置。
JP870882U 1982-01-27 1982-01-27 船舶用スラスタトンネル開口部のシヤツタ装置 Expired JPS6021354Y2 (ja)

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JP870882U JPS6021354Y2 (ja) 1982-01-27 1982-01-27 船舶用スラスタトンネル開口部のシヤツタ装置

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JPS58111698U JPS58111698U (ja) 1983-07-29
JPS6021354Y2 true JPS6021354Y2 (ja) 1985-06-25

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