JPS6021353A - 鋼材の製造方法 - Google Patents
鋼材の製造方法Info
- Publication number
- JPS6021353A JPS6021353A JP13046083A JP13046083A JPS6021353A JP S6021353 A JPS6021353 A JP S6021353A JP 13046083 A JP13046083 A JP 13046083A JP 13046083 A JP13046083 A JP 13046083A JP S6021353 A JPS6021353 A JP S6021353A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel material
- chain
- steel
- tempering
- chains
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は鋼材、とくに従来より、昭温度で焼もどしが
可能な鋼材に関する。例えば銅材により作られるチェー
ン加工品について考察すると、地肌のチェーン鋼材は光
沢があり美観がいいものであるが時間が立つにつれ腐食
するし、耐摩耗性、耐熱性にも劣るため地肌鋼材の寿命
を延ばしたり、チェーン製品表面の色調、光沢の美しさ
を増加させたりする目的のために素地金属に対して次の
ような種々の金属表面処理が行なわれているＣ （１）チェーン素地金属表面に、一種の皮膜を作る化学
的な処理。
可能な鋼材に関する。例えば銅材により作られるチェー
ン加工品について考察すると、地肌のチェーン鋼材は光
沢があり美観がいいものであるが時間が立つにつれ腐食
するし、耐摩耗性、耐熱性にも劣るため地肌鋼材の寿命
を延ばしたり、チェーン製品表面の色調、光沢の美しさ
を増加させたりする目的のために素地金属に対して次の
ような種々の金属表面処理が行なわれているＣ （１）チェーン素地金属表面に、一種の皮膜を作る化学
的な処理。
（２） チェーン素地金属表面に、他の金属を用いて皮
膜をつくるメッキ処理。
膜をつくるメッキ処理。
（３） チェーン素地金属表面に塗料を塗る塗装処理。
（４） チェーン素地金属表面にゴム・合成樹脂等を用
いて、やや厚い皮膜をつくるライニング処理。
いて、やや厚い皮膜をつくるライニング処理。
（５） チェーン素地金属表面に、ガラス質等を用いて
薄い保護皮膜をつくるコーテング処理。
薄い保護皮膜をつくるコーテング処理。
（６）素地金属の表面に、炭素などを浸み込ませて硬く
する表面硬化処理 等がよく知られている。前記表面処理後のチェーンはそ
のままで実用に供すると、即ち引張ったり、他物と衝突
したり、擦ったり、環境によっては加熱したりするとせ
っかく表面処理された表面形成層も容易に破壊剥離して
しまうことがあった。このような不都合をなくすために
表面処理後のチェーン鋼材を更に付加処理を行つて表面
層の破壊剥離防止を計っている。
する表面硬化処理 等がよく知られている。前記表面処理後のチェーンはそ
のままで実用に供すると、即ち引張ったり、他物と衝突
したり、擦ったり、環境によっては加熱したりするとせ
っかく表面処理された表面形成層も容易に破壊剥離して
しまうことがあった。このような不都合をなくすために
表面処理後のチェーン鋼材を更に付加処理を行つて表面
層の破壊剥離防止を計っている。
建築用もしくは機械用の鎖状チェーン及びタイヤチェー
ン、コンベアチェーン、アンカーチェーンの摺＋１Φ面
やＪＹ擦面は摩耗に耐えるための適当な硬さと、荷重に
対する強さが要求されている。一方チェーン鋼材は硬さ
が増すと衝撃に対して耐える力が低ドしてもろくなる傾
向があり、硬さと強さの両方を同時に大きくするため、
チェーン用鋼材の表面層だけを硬くし、心部はその材料
のもつ粘り強い性質を失なわせないような前記（６）の
表面硬化法が採用されている。
ン、コンベアチェーン、アンカーチェーンの摺＋１Φ面
やＪＹ擦面は摩耗に耐えるための適当な硬さと、荷重に
対する強さが要求されている。一方チェーン鋼材は硬さ
が増すと衝撃に対して耐える力が低ドしてもろくなる傾
向があり、硬さと強さの両方を同時に大きくするため、
チェーン用鋼材の表面層だけを硬くし、心部はその材料
のもつ粘り強い性質を失なわせないような前記（６）の
表面硬化法が採用されている。
表面硬化法としては浸炭法・窒化法・晶周波焼き入れ法
・火炎１，３１６き入れ法・ショットピーニング法とが
ある。これらの表面硬化処理の付されたチェーン鋼材の
組織は応力発生のためもろくて割れ易いため応力除去等
が必要となる、したがって焼もどしの熱処理が行なわれ
る。この焼もどしは１８０℃〜２００℃にチェーン鋼材
金１〜２時間加熱することに工す行なわれている。
・火炎１，３１６き入れ法・ショットピーニング法とが
ある。これらの表面硬化処理の付されたチェーン鋼材の
組織は応力発生のためもろくて割れ易いため応力除去等
が必要となる、したがって焼もどしの熱処理が行なわれ
る。この焼もどしは１８０℃〜２００℃にチェーン鋼材
金１〜２時間加熱することに工す行なわれている。
しかしながら最近の鋼材加工品の表面処理の焼もどしに
おいてはどうしても２５０℃〜３５０℃加熱を必要とす
る場合があり、このように焼もどし温度を上昇させると
表面組織の安定化には効果的であるが逆に鋼材加工品そ
のものの強度の低下、あるいはぜい性化を惹起するとい
う問題点があった。
おいてはどうしても２５０℃〜３５０℃加熱を必要とす
る場合があり、このように焼もどし温度を上昇させると
表面組織の安定化には効果的であるが逆に鋼材加工品そ
のものの強度の低下、あるいはぜい性化を惹起するとい
う問題点があった。
この発明は従来の鋼材、即ち炭素、マンガン、ホウ素含
有鋼材にモリブデン元素を０．１％〜０．４チ及びニオ
ブ木兄ｉ ０．３ ％〜０．５％添加することにより焼
もどし温度を上昇させることのできる鋼材を提供するこ
とを目的としている。
有鋼材にモリブデン元素を０．１％〜０．４チ及びニオ
ブ木兄ｉ ０．３ ％〜０．５％添加することにより焼
もどし温度を上昇させることのできる鋼材を提供するこ
とを目的としている。
以下本発明を実施例に基づいて説明する。
従来の炭素、マンガン、ホウ素を含む鋼材にモリブデン
Ｍｏを重瞼比で０．１％〜０．４％及びニオブＮｂを０
．３％〜０．５％添加する。このモリブデン及びニオブ
の添加は鋼材精練時に公知の方法で行うものとする。以
下含有比を第１表第２表に示す。
Ｍｏを重瞼比で０．１％〜０．４％及びニオブＮｂを０
．３％〜０．５％添加する。このモリブデン及びニオブ
の添加は鋼材精練時に公知の方法で行うものとする。以
下含有比を第１表第２表に示す。
従来の４１材中の主段元素含有量
第 １ 表
本発明の：醐材の主な元素含有骨
第２表
なお少量のホウ素Ｂは従来・本発明ともにｏ、ｏｏｏｓ
％含まれている。
％含まれている。
このようにして得られた従来のチェーン用ｑ材と、モリ
ブデンＭＯ及びニオブＮｂが添加された本発明によるチ
ェーン用鋼材とにまず表面硬化処理を行う。表面硬化法
としては浸炭法がよく行なわれて訃り、鋼材が一般に炭
素の含有量の増加にともなって硬化する性質を利用して
鋼材の硬Ｉｆｆの向上を計っている。使用する媒剤の種
類によってそれぞれ固体浸炭法、液体浸炭法、ガス浸炭
法の三つに分けることができる。また、鋼材の表面層に
窒化物をつくり、表面層を硬くする窒化法も知られてお
り、前処理を施したチェーン鋼材を窒化箱に入れて密閉
し、窒素を含む媒剤例えばアンモニアガス等を吹き込み
ながら加熱する法である。最も簡便な硬化法として火炎
焼き入れ法があり、チェーン用鋼材の表層部に酸素・ア
セチレン炎を吹き付けて、焼入れ温度７５０℃〜８５０
℃まで加熱した後、水をかけて急冷する方法である、シ
ョットピーニング法はチェーン鋼材の表面にショット例
えば鋼球を高速で叩きつけるものであり、鋼球との衝突
により鋼材の表層は硬化し、硬さとともに疲れに対する
抵抗も増大する。鋼球の大きさは直径０．５〜１．０
ｍｍ程度である。
ブデンＭＯ及びニオブＮｂが添加された本発明によるチ
ェーン用鋼材とにまず表面硬化処理を行う。表面硬化法
としては浸炭法がよく行なわれて訃り、鋼材が一般に炭
素の含有量の増加にともなって硬化する性質を利用して
鋼材の硬Ｉｆｆの向上を計っている。使用する媒剤の種
類によってそれぞれ固体浸炭法、液体浸炭法、ガス浸炭
法の三つに分けることができる。また、鋼材の表面層に
窒化物をつくり、表面層を硬くする窒化法も知られてお
り、前処理を施したチェーン鋼材を窒化箱に入れて密閉
し、窒素を含む媒剤例えばアンモニアガス等を吹き込み
ながら加熱する法である。最も簡便な硬化法として火炎
焼き入れ法があり、チェーン用鋼材の表層部に酸素・ア
セチレン炎を吹き付けて、焼入れ温度７５０℃〜８５０
℃まで加熱した後、水をかけて急冷する方法である、シ
ョットピーニング法はチェーン鋼材の表面にショット例
えば鋼球を高速で叩きつけるものであり、鋼球との衝突
により鋼材の表層は硬化し、硬さとともに疲れに対する
抵抗も増大する。鋼球の大きさは直径０．５〜１．０
ｍｍ程度である。
第３表は従来のチェーン用鋼材と本発明のチェーン用鋼
材とに前記表面硬化処理を施した後に、両者を３５０℃
に２０分間加熱し焼もどしを行ツタチェーン用鋼材につ
いて強度、伸ヒ１ｍツいて試験全行った結果の測定値を
示す表である、表から明らかのように本発明のチェーン
用鋼材は制度においてほぼ３０ Ａ？ ｆ ／ｍｍ’、
伸び率において７％の改良されるばかりでなく、脆性が
°全く消失していることも理解できる。
材とに前記表面硬化処理を施した後に、両者を３５０℃
に２０分間加熱し焼もどしを行ツタチェーン用鋼材につ
いて強度、伸ヒ１ｍツいて試験全行った結果の測定値を
示す表である、表から明らかのように本発明のチェーン
用鋼材は制度においてほぼ３０ Ａ？ ｆ ／ｍｍ’、
伸び率において７％の改良されるばかりでなく、脆性が
°全く消失していることも理解できる。
４４表は前記表面硬化処理に加えて従来のチェーン用鋼
材と本発明のチェーン用４（１１材に一次焼入れ、即ち
両鋼材を更に８００℃〜９００℃の高温に加熱し、浸炭
により発生したイ１［大結晶粒を微細化して、組織を調
質し油中で・焼入れした後、両者を３５０℃に２０分間
加熱し焼もどしを行った場合の従来のチェーン用鋼材と
本発明ノチェーン用鋼材について強度、伸びについて試
験を行った結果の測定値を示す表である。表から明らか
のように本発明のチェーン用鋼材は強度において１８
＃ ｆ ／ｍｍ’の向上となっており伸び率においては
６％の改善となっているが伸びの絶苅縫が２４．２％と
大幅に向上している。また脆性も全く消失している。
材と本発明のチェーン用４（１１材に一次焼入れ、即ち
両鋼材を更に８００℃〜９００℃の高温に加熱し、浸炭
により発生したイ１［大結晶粒を微細化して、組織を調
質し油中で・焼入れした後、両者を３５０℃に２０分間
加熱し焼もどしを行った場合の従来のチェーン用鋼材と
本発明ノチェーン用鋼材について強度、伸びについて試
験を行った結果の測定値を示す表である。表から明らか
のように本発明のチェーン用鋼材は強度において１８
＃ ｆ ／ｍｍ’の向上となっており伸び率においては
６％の改善となっているが伸びの絶苅縫が２４．２％と
大幅に向上している。また脆性も全く消失している。
以上説明してきたようにこの発明によれば最良の表面処
理湿度を確立できるばかりでなく、チェーン用鋼材の材
質の向上により、チェーンの体積・重量を軽量化するこ
とができるという効果が得られる。以上本発明の方法に
より製造された鋼材から加工されたチェーンについて説
明したが、チェーンに限ることなく本発明による鋼材か
ら自由に一般の加工品を生産することができる。
理湿度を確立できるばかりでなく、チェーン用鋼材の材
質の向上により、チェーンの体積・重量を軽量化するこ
とができるという効果が得られる。以上本発明の方法に
より製造された鋼材から加工されたチェーンについて説
明したが、チェーンに限ることなく本発明による鋼材か
ら自由に一般の加工品を生産することができる。
浸炭チェーン鋼材
第 ３ 表
調質チェーン鋼材
第 ４ 表
表面処理温度 ３５０ΩＸ２０分
−９・
Claims (1)
- 炭素含有率０．３％以下の鋼材を溶融してモリブデン元
素を型部・比にて０．１％〜０．４％及びニオブ元素を
重量比シニて０．３％〜０．５％添加した後該鋼材を凝
固せしめることを特徴とする鋼材の製造方法、
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13046083A JPS6021353A (ja) | 1983-07-18 | 1983-07-18 | 鋼材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13046083A JPS6021353A (ja) | 1983-07-18 | 1983-07-18 | 鋼材の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6021353A true JPS6021353A (ja) | 1985-02-02 |
Family
ID=15034766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13046083A Pending JPS6021353A (ja) | 1983-07-18 | 1983-07-18 | 鋼材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6021353A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019127637A (ja) * | 2018-01-26 | 2019-08-01 | 日本製鉄株式会社 | 係留チェーン用鋼および係留チェーン |
-
1983
- 1983-07-18 JP JP13046083A patent/JPS6021353A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019127637A (ja) * | 2018-01-26 | 2019-08-01 | 日本製鉄株式会社 | 係留チェーン用鋼および係留チェーン |
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