JPS60211738A

JPS60211738A - ガス放電形平面表示装置

Info

Publication number: JPS60211738A
Application number: JP59065716A
Authority: JP
Inventors: Yukio Okamoto; 幸雄岡本; Shinichi Shinada; 品田　真一
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1984-04-04
Filing date: 1984-04-04
Publication date: 1985-10-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の利用分野〕本発明は、ガス放電を用いて文字や図形などを表示する
特に高精細な平面表示パネルに関する。

〔発明の背景〕

従来のガス放電を用いた高精細な平面表示パネルは、第
１図の模式図（Ｐｒｏｃ、Ｓ　Ｉ　Ｄ、　２３／　３（
１９８２）　１６９）に示す如く、基板１０上に多数の
トリガ電極２０と誘電体層３０を介してトリガ電極と同
一方向に多数の陰極４ｏおよび陰極と直交する多数のバ
リアリブ５０を設け、一方、面板６０の裏面には陰極４
ｏと直交するように多数の陽極７０を設け、これら基板
と面板とを重ねて構成した。そして、陰極４ｏと１−リ
ガ電極２ｏとの間にパルス電圧を印加して補助放電を発
生し、この時発生する荷電粒子などを用いて陰極４ｏと
陽極７０との間にパルス電圧を印加して情報表示のため
の表示放電（直流放電）を発生させた。このような構成
を用いると、（１）表示放電を低電圧でしがも高速で動作させること
ができる。

（２）表示絵素数（陰極数）ｎが増しても端子数および
駆動回路数は、トリガおよび陰極用として２、β−と大
幅に低減できる。

などの大きな利点がある。しかしながら、（＋）１１１
１度はｎに反比例して減少するため高輝度化が必要なこ
と、（ｉｔ　）　ｎが増し高精細となると面板と基板の位置
合せが困難になること、（ＩＩ＋）陰極がスパッタが大きいため、寿命特性が〔
発明の目的〕本発明の目的は、上記従来技術の利点を有するとともに
問題点をも解決した高精細なガス放電形平面表示装置を
提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明のパネルは第２図の模式図に示す如く構成する（
第３図分解斜視図参照）。すなわち、基板１０上に多数
の互いに平行な第１電極８ｏを等間隙に設け、この上に
誘電体層３ｏを介して第１電極８０と直交するように多
数の互いに平行な第２電極９０を等間隙に設ける。なお
、これら第２電極９０はパネルの内部で多相結線（第２
図の場合には３相結線）し、さらにこの上に第１電極間
の各々に第１電極８ｏと平行なバリアリブ５ｏを設ける
。一方、透明な面板の裏面には少なくとも第２電極９０
と平行で、複数個の第２電極９ｏが対応するように（第
２図の場合３個）互いに平行な多数の第３電極１００を
設ける。この上に誘電体層１１０を設ける。なお、カラ
ーで表示する場合には、誘電体層１１０上で第２電極９
０に対応した面に、真空紫外線用蛍光体１２０を設ける
。

このようにしてできた基板と面板とを、第２図および第
３図に示すように第２電極９０と第３電極が互いに平行
に対応するよう重ね合せてパネルを構成する。

第２電極９０と多相結線した各端子（ＴＮφ。

〜ＴＮφ３）と第３電極１００の各端子（Ｔ　Ｐ　１〜
ＴＰ３）には第４図に示すようなパルス電圧を印加して
補助放電（交流放電）を発生させる。一方、情報表示の
ための表示放電は、前記補助放電との電離結合現象を利
用して第１電極に第４図に示すような電極性パルス電圧
を印加して放電を発生維持させ（交流放電）、メモリ機
能を具備させる。

このように構成すると、補助放電の利用により表示放電
の低電圧、高速動作が可能になるのみならず、第２電極
をグループ別に動作させることができることから端子数
や駆動回路数が従来技術同様大幅に低減できる。さらに
、表示放電（交流放電）メモリ機能を具備したことによ
り、発光時間を延長することができ高輝度化が達成でき
る。また、表示放電は面放電を形成するため、蛍光体の
イオン衝撃によるダメージも少なく、またスパッタ物質
の付着も低減する。さらにまた、第３電極１００の形成
が容易になるとともに面板６ｏと基板１０との組立ても
簡単になる利点がある。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第２図（断面図）および第３
図（分解斜視図）により具体的に説明する。ガラスなど
から成る基板１ｏ上に多数の互いに平行で等間隙な第１
電極８０をＡｕ、Ａｇ。

Ｎ　ｉ　、　Ａ　Ｑなどの導電ペーストを印刷焼成（ま
たは蒸着やエツチング技術などを用いても可）する。

この上に、ガラスペーストなどを印刷焼成した（薄膜形
成技術を用いても可）誘電体層３ｏを設ける。次に、第
１電極８０と直交するように多数の互いに平行で等間隙
の第２電極９ｏをＮｉやＡＱペーストなどを印刷技術な
どにより形成する。

なお、第２電極９０は多層技術によりパネルの内部で多
相結線９１　（第２図および第３図は３相結線の場合を
示す）する。また、第２電極９０の表面や誘電体層３０
の表面にＭｇＯなどの２次電子放射係数の大きな物質を
コーティングしてもよい（図示せず）。次に、第１電極
８０の各々の間にガラスペーストなどを印刷焼成したバ
リアリブ５０を設ける。

一方、ガラスなどから成る透明な面板６ｏの裏面には、
酸化インジウムなどの透明な導電体から成る第３電極１
００を、第２図に示すように、１個の第３電極に対して
複数の第２電極９ｏと対向するように（第２図は３個の
場合を示す。）多数平行に設ける。次にガラスペースト
などを印刷焼成した誘電体層１１０を形成する。カラー
で情報を表示する場合には、さらにこの上に、真空紫外
線用蛍光体１２０を第２電極９ｏに対応したところに（
表示部１３０に対応）設ける。なお、表示のコン１へラ
ストを高めるために、黒色系のガラスペーストを表示部
１３０以外に、少なくとも面板中６０の裏か表などに、別刷焼成して設ける。さらに、面
板６０の表面は全反射面に加工し、外光の反射による視
認性の低下を防ぐとよい。

なお、各電極のピッチは１〜８本／ｗｎ、バリアリブの
高さは０．０５〜０．５　ｗｌｌ、誘電体層の厚さは０
．０１〜０．０５ｎｅが好適である。

このようにして電極などを形成した基板１０と面板６０
を、第２電極９０と第３電極１００が平行になるよう重
ね合せ、周囲を高真空に耐えるよう気密に封じた後高真
空に加熱排気し、バリアリブ５０で形成された放電空間
内にＮ　ｅ　−Ａ　ｒ　。

Ｎ　ｅ　−Ｘ　ｅ　＊　Ｈｅ　−Ｘ　ｅ　＋　Ｘ　ｅな
どのガスを主成分に５０〜７６０Ｔｏｒｒ封入する。

次に、このパネルの駆動方法についで第４図を用いて説
明する。第２図に示した通り、第１電極８０の端子をり
、、・、Ｄｌｌ、第２電極９０（７）多相結線端子をＴ
Ｎφ１．〜ＴＮφ３　（３相結線の場合）第３電極ｉｏ
ｏの端子をＴＰ、、ＴＰ２・・・ＴＰＩＲとすると、各
端子には第４図に示すようなパルス電圧を印加する。こ
のようなパルス電圧を各端子に印加すると、例えば、Ｔ
　ＰＩに印加したＰＴＰパルス（パルス幅ｔＴＰ色１〜
２０μｓ。

周期Ｔｇ　”５−５０　ｐ　ｓ、振幅Ｖ　Ｔ　Ｐ　＝　
５０〜２００Ｖ）とＴＮφ、に印加したｐ、Ｈパルス（
パルス幅ｉ　７　Ｎ　”’　ｊ　Ｔ　Ｐ　＋振幅Ｖ、、
＝Ｖ、、）とにより、特定の第２電極−第３電極間に補
助放電を発生させる。一方、第１電極８０の端子、例え
ばり、には第４図に示すような両極性の表示放電維持パ
ルスｐｓ（パルス幅ｔ５＝１〜２０μｓ。

周期ＴＩ、、振幅ｆＶ、　＝：ｔ　５０〜２００　Ｖ）
を常時印加しておく。情報を表示（表示放電の発生）す
る場合には、例えば、第４図に示すようなり１に情報書
込みパルスｐｗ　（パルス幅ｔｗ＝１〜１０μＳ、振幅
ｖ、、　＝　１００〜２０００）を図に示したタイミン
グで重畳する。このようにすると補助放電との電離結合
により、低電圧、高速で表示放電を発生させることがで
きる。−担表示放電が発生すると、発生した放電は放電
維持パルスＰ、、により維持され、メモリ機能を具備す
る。また、表示放電を消去（情報の消去）する場合には
、第４図のり、で示したようなタイミングで消去パルス
Ｐ６　（パルス幅ｔＥ＝　（〜２０　ｐ　ｓ、振幅ＶＥ
＝１０〜１００Ｖ）を重畳して行う。なお、書き込みパ
ルスＰＷは前記補助放電と電離結合があるときのみ表示
放電が発生するように設定し、放電維持パルス単独では
表示放電が発生しない。さらに、第２電極や第３電極に
印加するパルスのパルス幅や振幅および周期は、補助放
電の発生により表示のコントラストが低下しないように
設定する。

第５図は本発明の別の一実施例を示す。第２電極９０の
表面に、第５図に示すように、ＭｇＯなどの２次電子放
射係数の大きな物質及び／又はガラスなどの誘電体から
成る薄膜を形成する。その他の部分は第２図に示したも
のと同じである。このように構成すると、駆動電圧の低
電圧化が図れるとともに第２電極のスパッタリングが低
減でき、長寿命化やカラー表示化の点で大きな効果があ
る。

〔発明の効果〕

以上述べたように１本発明の装置は、パネル構造が簡単
で高精細な画像表示用として好適であり、しかも、（ａ）補助放電の利用による端子数および駆動回路数の
低減を達成し、コストの低減、信頼性の向上を図ったこ
と、（ｂ）メモリ機能の具備により表示画素数の増加による
輝度低下の問題を解決したこと、（ｃ）表示放電を面放
電形態に、また補助放電を交流形放電形態にしたことに
より、第２電極のスパッタリングの影響を低減しカラー
表示を達成したこと、などの大きな効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のパネルの模式的断面図、第２図は本発明
のパネルの模式的な断面図、第３図は本発明パネルの分
解斜視図、第４図は本発明パネルの駆動電圧波形の一例
を示す図、第５図は本発明のパネルの別の一実施例を示
す。１０・・・基板、２０・・・トリガ電極、３０・・・′
誘電体層。４０・・・陰極、５０・・・バリアリブ、６０・・・面
板、７０・・・陽極、８０・・・第１電極、９０・・・
第２電極、１００・・・第３電極、１１０・・・誘電体
層、１２０・・・第　１　図第　２　ｌ第　５　図ダｌ第　５　図

Claims

【特許請求の範囲】１、基板上に多数の第１電極を互いに平行かつ等間隙に
設け、この上に誘電体層を介して前記第１電極と直交す
るように多数の第２電極を互いに平行かつ等間隙に設け
、次に前記第１電極間の各々に前記第１電極と平行なバ
リアリブを設け、透明な面板上には少なくとも複数の前
記第２電極と対応して前記第２電極と互いに平行かつ等
間隙に多数の第３電極を設けるとともにさらに全面に透
明な誘電体層を形成し、前記基板と前記面板とを前記第
２電極と前記第３電極が平行となるよう重ね合せて周囲
を気密に封じ、ガスを封入したことを特徴とするガス放
電形平面表示装置。２、第１項記載のガス放電形平面表示装置において、少
なくとも前記第２電極表面に誘電体層を設けたことを特
徴とするガス放電形平面表示装置。３、第１項または第２項記載のガス放電形平面表示装置
において、前記第２電極を多相結線したことを特徴とす
るガス放電形平面表示装置。４、第１項または第２項または第３項記載のガス放電形
平面表示装置において、前記面板に設けた誘電体層上に
適当なパターンで蛍光体を設けたことを特徴とするガス
放電形平面表示装置。５、第１項から第４項記載のガス放電形平面表示装置に
おいて、前記第１電極に連続した両極性パルス電圧を印
加してメモリ機能を具備させたことを特徴とするガス放
電形平面表示装置。