JPS6020965B2 - 温室の転流温度制御方式 - Google Patents
温室の転流温度制御方式Info
- Publication number
- JPS6020965B2 JPS6020965B2 JP55157370A JP15737080A JPS6020965B2 JP S6020965 B2 JPS6020965 B2 JP S6020965B2 JP 55157370 A JP55157370 A JP 55157370A JP 15737080 A JP15737080 A JP 15737080A JP S6020965 B2 JPS6020965 B2 JP S6020965B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- greenhouse
- solar radiation
- temperature
- commutation
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
Landscapes
- Greenhouses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、温室における転流温度の制御に適用される転
流温度制御方式に関するものである。
流温度制御方式に関するものである。
一般に植物は、日中の光合成作用により葵中に生成した
炭水化物を、主として前夜半中に茎、根および果実へ転
送する転送作用を行なっており、この転流作用を行なう
転流時間帯においては、呼吸消耗を極力抑制し、かつ、
ある程度高い範囲の転流温度を設定することが必要とさ
れている。この転流温度の値は、植物の生育上最も基本
的かつ重要なフアクタであり、一般的には、日射量が多
ければ日中の光合成作用が盛んとなるため、これに応じ
て炭水化物が多量に生成されたときは転流温度を高目に
設定し、転流作用を促進することが望ましく、反面、日
射量が少なければ日中の光合成作用が盛んではないため
、これに対応して炭水化物の生成が多量でないときには
、植物の呼吸作用による消耗を防止する目的上、転流温
度を低目に設定することが望ましいものとなっている。
このため、１日分の全日射量に応じて転流温度を設定す
れば、光合成童と対応した転流作用が円滑に行なわれ、
植物の成育および果実の増収上有利となる。
炭水化物を、主として前夜半中に茎、根および果実へ転
送する転送作用を行なっており、この転流作用を行なう
転流時間帯においては、呼吸消耗を極力抑制し、かつ、
ある程度高い範囲の転流温度を設定することが必要とさ
れている。この転流温度の値は、植物の生育上最も基本
的かつ重要なフアクタであり、一般的には、日射量が多
ければ日中の光合成作用が盛んとなるため、これに応じ
て炭水化物が多量に生成されたときは転流温度を高目に
設定し、転流作用を促進することが望ましく、反面、日
射量が少なければ日中の光合成作用が盛んではないため
、これに対応して炭水化物の生成が多量でないときには
、植物の呼吸作用による消耗を防止する目的上、転流温
度を低目に設定することが望ましいものとなっている。
このため、１日分の全日射量に応じて転流温度を設定す
れば、光合成童と対応した転流作用が円滑に行なわれ、
植物の成育および果実の増収上有利となる。
たゞし、日中の光合成作用は、同一の全日射量であって
も午前と午後とでは光合成速度が異っていると共に、植
物による１日分の光合成量は限定されていることから飽
和現象を呈するものであり、光合成速度は、日射を受け
ている午前中に盛んとなり、光合成により生成される炭
水化物がある程度蓄積されてくる午後には低下するもの
となっており、これらの事実から、単純に１日分の全日
射革を検出して炭水化物の生成量を推定し、これによっ
て転流温度を設定することは不適切なものとなる。
も午前と午後とでは光合成速度が異っていると共に、植
物による１日分の光合成量は限定されていることから飽
和現象を呈するものであり、光合成速度は、日射を受け
ている午前中に盛んとなり、光合成により生成される炭
水化物がある程度蓄積されてくる午後には低下するもの
となっており、これらの事実から、単純に１日分の全日
射革を検出して炭水化物の生成量を推定し、これによっ
て転流温度を設定することは不適切なものとなる。
０ すなわち、例えば午前中に強い日射量が集中すれば
、午後の日射量が弱くても十分な量の炭水化物が生成さ
れるものとなり、転流温度を高別こ設定することが望ま
しく、これに反して午前中の日射量が弱ければ、午後の
日射量が強くてもそれ程タ炭水イ臼物の生成量が増大し
ないものとなり、呼吸による消耗を防止するために転流
温度を低別こ設定することが望ましいものとなる。
、午後の日射量が弱くても十分な量の炭水化物が生成さ
れるものとなり、転流温度を高別こ設定することが望ま
しく、これに反して午前中の日射量が弱ければ、午後の
日射量が強くてもそれ程タ炭水イ臼物の生成量が増大し
ないものとなり、呼吸による消耗を防止するために転流
温度を低別こ設定することが望ましいものとなる。
しかし、従釆における温室の転流温度制御手段では、前
述の時間帯毎に異なる光合成速度の変化を全く考慮して
おらず、日中の全日射量が等しければ、午前と午後との
日射量の比率に関係なく転流温度を設定しており、植物
の成育を適切に制御することのできない欠点を生じてい
る。
述の時間帯毎に異なる光合成速度の変化を全く考慮して
おらず、日中の全日射量が等しければ、午前と午後との
日射量の比率に関係なく転流温度を設定しており、植物
の成育を適切に制御することのできない欠点を生じてい
る。
この対策としては、単なる１日分の全日射撃を用いず、
光合成作用により生成される炭水化物の童に対応する日
射量を時間帯毎に求め、これに応じて転流温度を設定す
ればよく、これによって正確かつ精細な、植物の実情に
即した温室の転流温度制御が実現する。
光合成作用により生成される炭水化物の童に対応する日
射量を時間帯毎に求め、これに応じて転流温度を設定す
ればよく、これによって正確かつ精細な、植物の実情に
即した温室の転流温度制御が実現する。
本発明は、かかる点に注目のうえなされたものであり、
温室における転流温度の制御を最適なものとする目的を
有し、日中を複数の時間帯へ分割した各時間帯毎の日射
積分量を求め、これらへ各時間毎に定めた所定の係数を
乗じてから１日分の全日射積分量を求めたうえ、この全
日射積分量に応じて転流温度の設定を行なう極めて合理
的な、温室の転流温度制御方式を提供するものである。
温室における転流温度の制御を最適なものとする目的を
有し、日中を複数の時間帯へ分割した各時間帯毎の日射
積分量を求め、これらへ各時間毎に定めた所定の係数を
乗じてから１日分の全日射積分量を求めたうえ、この全
日射積分量に応じて転流温度の設定を行なう極めて合理
的な、温室の転流温度制御方式を提供するものである。
以下、実施例を示す図によって本発明の詳細を説明する
が、まず、本発明の前提事項から説明する。すなわち、
日中を複数の時間帯としては例えば午前と午後とに分割
し、午前中の日射積分量をＳ＾Ｍ、午後の日射積分量を
ＳＰＭ、各々へ乗ずる係数をＱ，８とすれば、１日分の
全日射積分量Ｓは次式によって求められる。
が、まず、本発明の前提事項から説明する。すなわち、
日中を複数の時間帯としては例えば午前と午後とに分割
し、午前中の日射積分量をＳ＾Ｍ、午後の日射積分量を
ＳＰＭ、各々へ乗ずる係数をＱ，８とすれば、１日分の
全日射積分量Ｓは次式によって求められる。
Ｓ＝Ｑ・Ｓ…＋８・ＳＰＮ ……０１ただ
し、Ｑ，３は植物の特性に応じて定まるものであり、時
間帯毎の実測により決定すればよく、例えば、Ｑ＝０．
７，８＝０．￥等である。図は、前述の前提に基づく実
施例のブロック図であり、受光素子等を用いた日射量セ
ンサ１の出力は温度制御装置２の入力回路３へ与えられ
、ここにおいて増幅およびディジタル信号への変換等が
行なわれたうえ、積分部４へ与えられる。積分部４は、
タイマー５の制御により午前と午後との各時間帯毎に与
えられた入力の積分を行ない、この結果を、午前中のも
のはメモリ６へ送出し、午後中のものはメモリ７へ送出
して、各日射積分量をメモリ６，７へ各個に格納する。
メモリ６，７の内容Ｓ＾Ｍ，ＳＰＭは、乗算器および加
算器からなる演算部８へ与えられるが、ディジタルスイ
ッチ等の設定部９により設定された係数Ｑ，Ｂも演算部
８へ与えられており、ここにおいて【１｝式の演算がな
され、全日射積分量Ｓを示す出力が演算部１０へ与えら
れる。また、設定部９には、全日射積分量の基準値を・
ｎ段階として定めた段階基準値Ｓｎ、および、低日射時
の設定温度Ｔ。
し、Ｑ，３は植物の特性に応じて定まるものであり、時
間帯毎の実測により決定すればよく、例えば、Ｑ＝０．
７，８＝０．￥等である。図は、前述の前提に基づく実
施例のブロック図であり、受光素子等を用いた日射量セ
ンサ１の出力は温度制御装置２の入力回路３へ与えられ
、ここにおいて増幅およびディジタル信号への変換等が
行なわれたうえ、積分部４へ与えられる。積分部４は、
タイマー５の制御により午前と午後との各時間帯毎に与
えられた入力の積分を行ない、この結果を、午前中のも
のはメモリ６へ送出し、午後中のものはメモリ７へ送出
して、各日射積分量をメモリ６，７へ各個に格納する。
メモリ６，７の内容Ｓ＾Ｍ，ＳＰＭは、乗算器および加
算器からなる演算部８へ与えられるが、ディジタルスイ
ッチ等の設定部９により設定された係数Ｑ，Ｂも演算部
８へ与えられており、ここにおいて【１｝式の演算がな
され、全日射積分量Ｓを示す出力が演算部１０へ与えら
れる。また、設定部９には、全日射積分量の基準値を・
ｎ段階として定めた段階基準値Ｓｎ、および、低日射時
の設定温度Ｔ。
が設定されており、これらが演算部１０へ与えられてい
るため、演算部１０においては、全日射積分量Ｓと段階
基準値Ｓｎとの比較を行ない、適合する基準値を定めた
うえ、設定温度Ｔ。に基づき設定転流温度ＴｓＰを貸出
し、これを示す出力を比較器１１へ送出する。一方、温
室２１の温度センサ２２からは、室温に応じた出力が入
力回路１２へ与えられており、ここにおいて入力回路３
と同様の処理が行なわれたうえ、室温ＴＩＮを示す出力
が比較器１１へ送出される。このため、比較器１１にお
いては、室温Ｔ，Ｎと設定転流温度ＴｓＰとの差が検出
され、これに応じた出力が出力回路１３へ与えられ、同
回路１３により暖房機２３の制御に適する信号へ変換さ
れてから、暖房機２３へ送出される。
るため、演算部１０においては、全日射積分量Ｓと段階
基準値Ｓｎとの比較を行ない、適合する基準値を定めた
うえ、設定温度Ｔ。に基づき設定転流温度ＴｓＰを貸出
し、これを示す出力を比較器１１へ送出する。一方、温
室２１の温度センサ２２からは、室温に応じた出力が入
力回路１２へ与えられており、ここにおいて入力回路３
と同様の処理が行なわれたうえ、室温ＴＩＮを示す出力
が比較器１１へ送出される。このため、比較器１１にお
いては、室温Ｔ，Ｎと設定転流温度ＴｓＰとの差が検出
され、これに応じた出力が出力回路１３へ与えられ、同
回路１３により暖房機２３の制御に適する信号へ変換さ
れてから、暖房機２３へ送出される。
したがって、暖房機２３は、設定転流温度ＴｓＰに応じ
て点火、滅火を行ない、温室内植物における１日分の光
合成量に応じた転流温度として温室２１内の温度が制御
される。
て点火、滅火を行ない、温室内植物における１日分の光
合成量に応じた転流温度として温室２１内の温度が制御
される。
なお、積分部４乃至演算部８、演算部１０、比較器１１
、および、入力回路３，１２、出力回路１３における機
能の一部等は、小形計算機へ置換してもよく、条件に応
じて演算部１０の演算を他の演算によるものとしてもよ
い等、種々の変形が自在である。
、および、入力回路３，１２、出力回路１３における機
能の一部等は、小形計算機へ置換してもよく、条件に応
じて演算部１０の演算を他の演算によるものとしてもよ
い等、種々の変形が自在である。
以上の説明により明らかなとおり本発明によれば、温室
における転流温度の制御が、温室内福物における１日分
の光合成量と完全に対応して自動的かつ確実に行なわれ
るため、温室内植物の転流作用が促進されると共に、不
必要な呼吸による消耗が防止され、植物の成育および果
実の増収上顕著な効果が得られる。
における転流温度の制御が、温室内福物における１日分
の光合成量と完全に対応して自動的かつ確実に行なわれ
るため、温室内植物の転流作用が促進されると共に、不
必要な呼吸による消耗が防止され、植物の成育および果
実の増収上顕著な効果が得られる。
図は本発明の実施例を示すブロック図である。
１……日射量センサ、２…・・・温度制御装置、３，１
２・・・・・・入力回路、４・・・・・・積分部、５・
・・・・・タイマー「 ６，７……メモリ、８，１０…
…演算部、９・・…・設定部、１１・・・・・・比較器
、１４・・・・・・出力回路、２１・・・・・・温室、
２２・・・・・・温度センサ、２３・・・・・・暖房機
。
２・・・・・・入力回路、４・・・・・・積分部、５・
・・・・・タイマー「 ６，７……メモリ、８，１０…
…演算部、９・・…・設定部、１１・・・・・・比較器
、１４・・・・・・出力回路、２１・・・・・・温室、
２２・・・・・・温度センサ、２３・・・・・・暖房機
。
Claims (1)
- １ 温室における転流温度の制御を行なう温度制御装置
において、日中を複数の時間帯へ分割し、該各時間帯毎
の日射積分量に対し前記各時間帯毎に定めた所定の係数
を乗じてから１日分の全日射積分量を求め、該全日射積
分量に応じて転流温度を設定し、該設定温度に基づき温
室内植物における１和分の光合成量に応じた転流温度の
制御を行なうことを特徴とする温室の転流温度制御方式
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55157370A JPS6020965B2 (ja) | 1980-11-08 | 1980-11-08 | 温室の転流温度制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55157370A JPS6020965B2 (ja) | 1980-11-08 | 1980-11-08 | 温室の転流温度制御方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5783228A JPS5783228A (en) | 1982-05-25 |
| JPS6020965B2 true JPS6020965B2 (ja) | 1985-05-24 |
Family
ID=15648164
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55157370A Expired JPS6020965B2 (ja) | 1980-11-08 | 1980-11-08 | 温室の転流温度制御方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6020965B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023039465A (ja) * | 2021-09-09 | 2023-03-22 | 三菱重工業株式会社 | 収量予測システム、植物工場の管理支援システム、収量予測方法及び収量予測プログラム |
-
1980
- 1980-11-08 JP JP55157370A patent/JPS6020965B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5783228A (en) | 1982-05-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Reddy et al. | Mepiquat chloride and irrigation versus cotton growth and development | |
| Smart et al. | The effect of environment and irrigation interval on leaf water potential of four horticultural species | |
| McGuckin et al. | Optimal control of irrigation scheduling using a random time frame | |
| JPS6020965B2 (ja) | 温室の転流温度制御方式 | |
| McNiesh et al. | Trickle irrigation requirements for strawberries in coastal California | |
| CN112673948A (zh) | 基于基质含水量称重的灌溉系统及灌溉方法 | |
| CN114626010A (zh) | 一种基于CatBoost的灌溉量计算方法及系统 | |
| Morling et al. | Acidification and zooplankton development in some West-Swedish lakes 1966-1983. | |
| Mierau | Supplemental water use in the Everglades Agricultural Area | |
| JPS5510655A (en) | Terminal pressure controller | |
| JPS6038093B2 (ja) | 温室の温度制御方式 | |
| JPS55143613A (en) | Forecasting correction control method | |
| Jones et al. | Water movement into and out of apple fruits | |
| Seginer | Optimal control of the greenhouse environment: an overview | |
| EP0195373A3 (en) | A method and an apparatus for climatic regulation in connection with the pollination of hothouse plants | |
| Lopez | Cloud seeding trials in the rainy belt of western Colombia | |
| Alekseenko | Aspects of the Daily and Seasonal Course of Transpiration Intensity in Meadow Plants,(In Russian) | |
| JPS5435451A (en) | Time controller for ice maker | |
| JP5999595B2 (ja) | かん水制御装置及びかん水制御方法 | |
| JPS55112601A (en) | Selection system for control parameter | |
| CN206602966U (zh) | 一种规模化种植冰糖橙的浇灌装置 | |
| MacKerron | A weather-driven model of potential yield in potato and its comparison with achieved yields | |
| Barltrop et al. | Health implications of cadmium exposure in Shipham | |
| Weiss et al. | Modifying the response to defoliation during vegetative growth in CERES-Maize | |
| JPS5545343A (en) | Controlling method of food thawing using infrared ray detector |