JPS6020680Y2 - 可搬式飲料水供給装置 - Google Patents

可搬式飲料水供給装置

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JPS6020680Y2
JPS6020680Y2 JP18757480U JP18757480U JPS6020680Y2 JP S6020680 Y2 JPS6020680 Y2 JP S6020680Y2 JP 18757480 U JP18757480 U JP 18757480U JP 18757480 U JP18757480 U JP 18757480U JP S6020680 Y2 JPS6020680 Y2 JP S6020680Y2
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JP
Japan
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water
tank
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water supply
drinking water
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Application number
JP18757480U
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JPS57110172U (ja
Inventor
和三郎 川田
Original Assignee
株式会社ナシヨナルマリンプラスチツク
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、飲料水供給装置に関するものであり、一層
詳細には非常災害時等において緊急に飲料水を確保する
必要がある場合に好適に使用される可搬式の飲料水供給
装置に関するものである。
一般に、地震等の非常災害時においては給水管の切断事
故などの原因により各家庭への飲料水の供給が停止する
ことが多く、このような場合には地方自治体の救援活動
の一環として派遣される給水車に頼る他なかった。
しかしながら、このような非常災害時には上水道の水源
地における浄水能力も極度に低下することが多いため湖
地や河川等の水源地からの自然水を簡単に飲料用に供し
得るような可搬式の飲料水供給装置があれば極めて便利
である。
そこで、考案者は鋭意改良並びに試作を重ねた結果、折
畳式でしかも移動設営可能な沈澱槽と貯水槽とを並列の
関係で配置してポンプ装置を介して河川等の水源から沈
澱槽への自然水を汲み上げ、次いでこの沈澱槽内の自然
水を浄化装置で浄化した後飲料水として貯水槽に貯留し
、このようにして得られた飲料水を貯水槽の一部に設け
た蛇口を介して直接給水したり、ないしは給水車に供給
するように構成することにより、河川、湖沼等の自然水
を飲料に適した水として簡単に浄化することができるこ
とが判った。
なお、この場合、沈澱槽や貯水槽は折畳可能になってい
るので、これら水槽をポンプ装置や浄水装置と共にトラ
ック荷台に常時積込んで待機状態にあるようにしておけ
ば、非常時には直ちに救援活動に出動し得るものである
従って、本考案の一般的な目的は、河川、湖沼等の水源
地に簡単に移送して組立設営し、この水源地の自然水を
浄化貯留して飲料水として供給することのできる可搬式
飲料水供給装置を提供するにある。
前述の目的を遠戚するため、本考案に係る可搬式飲料水
供給装置は、折畳式でかつ移動設営可能な沈澱槽と貯水
槽とを並列に配置し、前記沈澱槽に隣接して水源から自
然水を沈澱槽に供給するポンプ装置を設け、前記沈澱槽
と貯水槽との間に浄水装置を設け、さらに前記貯水槽の
一部に弁付放水手段を設けることを特徴とする。
この可搬式飲料水供給装置において、沈澱槽と貯水槽と
は、夫々複数の硬質または半硬質の側板を可視性継片を
介して連結して筒体を形威し、この筒体に可撓性シート
の底部を設け、さらに少なくとも一対の対向する側板に
可撓性の折目を設けることにより構成すれば折畳みおよ
び移動を容易に行うことができる。
また、ターポリンシート等の可撓性合成樹脂シートを素
材として底部断面積を大きく設定した円錐台形状ないし
は角錐台形状の自立型水槽、あるいはターポリンシート
等の可撓性合成樹脂シートを素材として直方体形状等の
容器を形威し、この容器を枠体で懸吊保持するよ。
うにした沈澱槽および貯水槽とすることも可能である。
さらに、浄水装置は、沈澱槽に貯えられた自然水を活性
炭フィルタを通過させると共にコロイド状銀に接触させ
て濾過および殺菌による浄化を行づうように構成すれば
、自然水から飲料用に適する飲料水を容易に得ることが
でき好適である。
本考案の他の目的および利点は以下の説明から一層明ら
かとなるであろう。
次に、本考案に係る可搬式飲料水供給装置の好適な実施
例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する
第1図において、参照符号10および12は湖地、河川
等の水源Aの水辺に並列に配置した沈澱水槽および貯水
槽を夫々示し、これらの沈澱水槽10および貯水槽12
は例えば、第2図および第3図に示すように4枚の硬質
または半硬質塩化ビニル製側板14を可撓性合成樹脂の
継片16により順次連結して筒体18を形威し、この筒
体18に塩化ビニルターポリンシートからなる底部20
を設け、さらに前記筒体18の対向する側板14aおよ
び14cの中位部に前記と同様の継片16で可撓性折目
22を設けて折畳式でかつ移動設営可能に構成されてい
る。
沈澱水槽10の近傍にはガソリンエンジンや発電機等の
動力装置24により駆動されるポンプ装置26を配置し
、このポンプ装置26の吸込側に濾過フィルタ28を先
端に備える吸水ホース30を取付けてこの吸水ホースを
水源A中に浸漬する。
またポンプ装置26の吐出口から導出したホース31の
その吐出口32を沈澱水槽10の底部に臨ませる。
なお、この場合沈澱水槽10の適所に水位検知装置34
を配置し、この検知装置34の作用下に動力装置24に
よるポンプ装置26の運転制御を行ない、沈澱水槽10
中に貯留される自然水の水位を常に所定レベルに維持す
るようにしておくのが好ましい。
また、前記沈澱水槽10と貯水槽12との間は、浄水装
置40を介してホース38および39により接続される
すなわち、図示の如く沈澱水槽10内の自然水の上澄水
を水中ポンプ装置36により吸引して吸水ホース38を
介して浄水装置40に送り、ここで活性炭フィルタによ
り不純物を酒太すると共にコロイド状銀に接触通過させ
て殺菌処理を行い、この浄水装置40で浄化し飲料水を
ホース39を介して前記貯水槽12に送って貯留する。
なお、第1図において、参照符号42は貯水槽12の水
位に応じて水中ポンプ装置36の運転制御を行なう水位
検知装置を示し、また44は貯水槽の底部近くに配設し
た蛇口を示す。
このように構成した本考案に係る飲料水供給装置の作用
効果につき、次に説明する。
常時は、これらの沈澱水槽10や貯水槽12は折畳まれ
て、ポンプ装置26や浄水装置40、その他ホース等と
共にトラック荷台に積載され、出動を待機している。
例えば非常災害により、上水道からの飲料水の確保が困
難になった場合は、トラックごと近くの河川、湖沼等水
源地に出向き、この沈澱水槽10および貯水槽12を並
列的に設営した後ポンプ装置26、浄化装置40、ホー
ス等の各構成部品を所定位置に配置して組立てる。
次いでポンプ装置26により水源Aの水を沈澱水槽10
中に吸入し、ここに静置して不純物を沈澱降下させる。
上澄水は水中ポンプ36により浄化装置40に送られて
、ここで濾過および殺菌されて飲料用に適する氷として
浄化されて貯水槽12に貯留される。
このようにして得られた飲料水は蛇口44を介して直接
バケツ等の容器に給水され、また給水車等の給水手段に
より供給される。
なお、第4図は、沈澱水槽10および貯水槽12として
、ターポリンシート等の可撓性合成樹脂シートを素材と
し、底部の断面積を大きく設定した円錐台形に構成した
自立型の水槽を使用した別の実施例であるが、この場合
は水槽10および12の運搬の容易化を図るこができる
なお、さらに代案として沈澱水槽10および貯水槽12
の形状を角錐台形状に構成したり(図示せず)、あるい
は、ターポリンシート等の可撓性合成樹脂シートを素材
として直方体形状の容器を形成し、この容器を枠体で懸
吊保持することにより構成することもできる(図示せず
)。
先に述べたように、本考案に係る可搬式飲料水供給装置
によれば、移送および組立てが簡単でしかも河川等の自
然水から飲料水を容易に得られるので、非常災害時等に
おける可搬式飲料水供給装置として好適に使用すること
ができる利点を有しその実用的効果は極めて大きい。
以上、本考案に係る可搬式飲料水供給装置の好適な実施
例につき説明したが、本考案はこの実施例に限定される
ものではなく、例えば、沈澱水槽内に底部との間に間隙
を形成した隔壁を設けて自然水の吸入および沈澱と上澄
水の吸入とを同時に行い得るように構成したり、この上
澄水をサイフオン作用により浄水作用により浄水装置に
送給するようにして構造の簡略化を図る等、本考案の精
神を逸脱しない範囲において種々の改良並びに変更をな
し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る可搬式飲料水供給装置を組立てた
状態を示す一部断面説明図、第2図は第1図に示す可搬
式飲料水供給装置の沈澱水槽(および貯水槽)の一部切
欠説明図、第3図は第2図に示す沈澱水槽(および貯水
槽)を折畳む場合の説明図、第4図は本考案に係る可搬
式飲料水供給装置の別の実施例を示す一部断面説明図で
ある。 10・・・・・・沈澱水槽、12・・・・・・貯水槽、
14・・・・・・側板、16・・・・・・継片、18・
・・・・・筒体、20・・・・・・底部、22・・・・
・・可撓性折目、24・・・・・・動力装置、26・・
・・・・ポンプ装置、28・・・・・・濾過フィルタ、
30.31・・・・・・吸水ホース、32・・・・・・
吐出口、34・・・・・・検知装置、36・・・・・・
水中ポンプ装置、38゜39・・・・・・吸水ホース、
40・・・・・・浄化装置、42・・・・・・水位検知
装置、44・・・・・・蛇口。

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)折畳式でかつ移動設営可能な沈澱槽と貯水槽とを
    並列に配置し、前記沈澱槽に隣接して水源から自然水を
    沈澱槽に供給するポンプ装置を設け、さらに前記貯水槽
    の一部に弁付放水手段を設けることを特徴とする可搬式
    飲料水供給装置。
  2. (2)沈澱槽と貯水槽とは、夫々複数の硬質または半硬
    質側板を可撓性継片を介して連結して筒体を形威し、こ
    の筒体に可撓性シートの底部を設け、さらに前記筒体の
    少なくとも一対の対向する側板に可撓性折目を設けて構
    成されることからなる実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の可搬式飲料水供給装置。
  3. (3) 沈澱槽と貯水槽とはターポリンシート等の可
    撓性合成樹脂シートを素材として底部の断面積を大きく
    設定した円錐台形状の自立型水槽として構成されること
    からなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の可搬式飲
    料水供給装置。
  4. (4)沈澱槽と貯水槽とは、ターポリンシート等の可視
    性合成樹脂シートを素材として底部の断面積を大きく設
    定した角錐台形状の自立型水槽として構成されることか
    らなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の可搬式飲料
    水供給装置。
  5. (5)沈澱槽と貯水槽とは、ターポリンシート等の=可
    撓性合成樹脂シートを素材として直方体形状の容器を形
    威し、この容器を枠体で懸吊保持することにより構成し
    てなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の可搬式飲料
    水供給装置。
  6. (6)浄水装置は沈澱槽の自然水を活性炭フィルタおよ
    びコロイド状銀を介して濾過殺菌するように構成してな
    る実用新案登録請求の範囲第1項乃至第5項のいずれか
    に記載の可搬式飲料水供給装置。
JP18757480U 1980-12-27 1980-12-27 可搬式飲料水供給装置 Expired JPS6020680Y2 (ja)

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JPS57110172U JPS57110172U (ja) 1982-07-07
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JP6845576B2 (ja) * 2018-05-09 2021-03-17 株式会社都ローラー工業 造水装置

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