JPS6020332Y2 - 電気鍋

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【考案の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本考案は中華料理等に用いられる電気鍋に関する。

（ロ）従来技術上記電気鍋で特に蓋体を具備したものでは、蓋体は鍋本
体の開口を密閉する様に形成されている為、加熱調理中
に調理の仕上げを良くする様に水を補給する場合には、
蓋を持ち上げて行なわなければならず面倒であった。

（ハ）考案の目的本考案は上記の点に鑑み蓋を持ち上げなくても給水し得
る事を目的とする。

に）考案の構成本考案の構成は、上面を開口した略椀状鍋本体の開口内
に蓋体を着脱自在に被着するものにおいて、鍋本体又は
蓋体を少許長円に形成して蓋体周縁と鍋本体内周面に間
隙を形成するもので、この間隙にて上記蓋体を持ち上げ
ることなく容易に給水することができる。

（ホ）実施例本考案の実施例を図面に基づき説明すると、１は中華料
理等に用いる鍋本体で、例えばステンレス鋼板の片面に
銅板をクラッドした銅−ステンレス合板を銅板面が裏底
になる様に略椀状にスピニング加工して威る。

２はこの鍋本体１の開口３内に着脱自在に被着した蓋体
で、鍋本体１よりひと回り小径でかつこの周縁４と鍋本
体１の内面５間の適所に給水用の間隙６を形成すべくわ
ずかに長円に形成していると共に、外面略中央部に摘み
７を固着している。

８は上記鍋本体１の裏面略中央部に固着したヒーター（
図示せず）の下面に装着した板金製で有底筒状の遮熱ケ
ースで、底面９適所に器具脚１０．１０・・・・・・を
固定していると共に、側壁１１適所に上記ヒータへの通
電を制御する図示しない温度コントローラの接続金具１
２を貫設する透孔１３を穿設している。

而して蓋体２を開口３内に載置して加熱調理中に鍋本体
１内に補給用の給水を行なう場合は蓋体２はそのままで
開口３内に給水することで、水は間隙６を通って鍋本体
１内に流入し簡単に行なえる。

（へ）考案の効果上記本考案構成により蓋体又は鍋本体のわずかな成形変
更により、加熱調理中に蓋体を持ち上げる事なく簡単に
給水を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一部破断による側面図である。１・・・・・・鍋本体、２・・・・・・蓋体、３・・・
・・・開口、４・・・・・・周縁゛、５・・・・・・内面、６・・・・・・間隙。

【実用新案登録請求の範囲】

上面を開口した略椀状鍋本体の開口内に蓋体を着脱自在
に被着するものにおいて、上記鍋本体又は蓋体を少許長
円に形成して蓋体周縁と鍋本体内周面に給水用の間隙を
形成する事を特徴とする電気鍋。