JPS6020005A - 固形燃料燃焼器 - Google Patents
固形燃料燃焼器Info
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- JPS6020005A JPS6020005A JP12973983A JP12973983A JPS6020005A JP S6020005 A JPS6020005 A JP S6020005A JP 12973983 A JP12973983 A JP 12973983A JP 12973983 A JP12973983 A JP 12973983A JP S6020005 A JPS6020005 A JP S6020005A
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- combustion chamber
- heat
- air
- solid fuel
- combustion
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、木炭2石炭、豆炭、練炭、コークス。
木くず等の主として炭素質固形燃料の燃焼器に関する。
従来例の構成とその問題点
従来の固形燃料燃焼器は、燃焼室を耐熱性セラミック材
料あるいは鋳鉄などを用い、肉厚を厚くしだ側壁で構成
するため、燃焼室の熱容量が大きくなり、固形燃料を燃
焼させた場合、燃焼初期においては、固形燃料からの発
熱量を燃焼室壁が吸収し、固形燃料の温度が充分に上が
らず、不完全燃焼生成物である一酸化炭素や炭化水素が
多く発生し、また固形燃料が完全燃焼するのに充分な温
度まで上昇した後は、燃焼室が冷えにくいことから、燃
焼が加速され制御が困難となり、燃焼室の温度も急速に
上昇する。ここにおいて、前記の不完全燃焼生成物であ
る一酸化炭素や炭化水素の発生はなくなるが、一方で、
窒素酸化物や硫黄酸化物が発生し始める。これは燃焼室
内が1000″Cを超えるためであると考えられる、一
般に1000°Cを超えると空気中の窒素と酸素が反応
し窒素酸化物が発生することが知られており、また脱硫
剤もこの温度を超えると脱硫能力を失い、分解して一度
捕集した硫黄酸化物を再び放出するようになることが知
られている。さて、このような燃焼中期における窒素酸
化物や硫黄酸化物の発生を抑制するには燃焼を制御する
必要があるが、現行では、−次空気供給量も増減し、固
形燃料の燃焼を制御する方法しかなく、これでは、燃焼
室内の温度を低下させることはできるが同時に酸欠状態
をもひきおこすため不完全燃焼生成物である一酸化炭素
や炭化水素が再び発生する々どの問題点があった。
料あるいは鋳鉄などを用い、肉厚を厚くしだ側壁で構成
するため、燃焼室の熱容量が大きくなり、固形燃料を燃
焼させた場合、燃焼初期においては、固形燃料からの発
熱量を燃焼室壁が吸収し、固形燃料の温度が充分に上が
らず、不完全燃焼生成物である一酸化炭素や炭化水素が
多く発生し、また固形燃料が完全燃焼するのに充分な温
度まで上昇した後は、燃焼室が冷えにくいことから、燃
焼が加速され制御が困難となり、燃焼室の温度も急速に
上昇する。ここにおいて、前記の不完全燃焼生成物であ
る一酸化炭素や炭化水素の発生はなくなるが、一方で、
窒素酸化物や硫黄酸化物が発生し始める。これは燃焼室
内が1000″Cを超えるためであると考えられる、一
般に1000°Cを超えると空気中の窒素と酸素が反応
し窒素酸化物が発生することが知られており、また脱硫
剤もこの温度を超えると脱硫能力を失い、分解して一度
捕集した硫黄酸化物を再び放出するようになることが知
られている。さて、このような燃焼中期における窒素酸
化物や硫黄酸化物の発生を抑制するには燃焼を制御する
必要があるが、現行では、−次空気供給量も増減し、固
形燃料の燃焼を制御する方法しかなく、これでは、燃焼
室内の温度を低下させることはできるが同時に酸欠状態
をもひきおこすため不完全燃焼生成物である一酸化炭素
や炭化水素が再び発生する々どの問題点があった。
また燃焼室の熱容量が大きい為、消火時においても燃焼
室は冷えにくく、空気を遮断してもなかなか消えず、問
題である。
室は冷えにくく、空気を遮断してもなかなか消えず、問
題である。
発明の目的
本発明は上記の種々の欠点を解消するためになされたも
のであり、固形燃料を長時間生体に有害な物質を発生さ
せず燃焼させる燃焼器を提供するものである。
のであり、固形燃料を長時間生体に有害な物質を発生さ
せず燃焼させる燃焼器を提供するものである。
発明の構成
本発明は、上記の目的を達成するため、以下の様に固形
燃料燃焼器を構成することを特徴とするすなわち、本発
明は下部と側部に空気供給口を有し、耐熱性金属で形成
される燃焼室と、前記燃焼室外側部より突出した放熱部
とを設け、がっ、前記燃焼室とその外周囲に設けた断熱
層とが空間を形成する構成とした固形燃料燃焼器を提供
するものである。
燃料燃焼器を構成することを特徴とするすなわち、本発
明は下部と側部に空気供給口を有し、耐熱性金属で形成
される燃焼室と、前記燃焼室外側部より突出した放熱部
とを設け、がっ、前記燃焼室とその外周囲に設けた断熱
層とが空間を形成する構成とした固形燃料燃焼器を提供
するものである。
本発明によれば、燃焼に必要な空気を、下部空気供給D
(−次空気供給口)よシ燃焼室内に充填した固形燃料に
供給すると共に、前記放熱部と耐熱性断熱材との間で形
成される空間に導入し、前記放熱部との熱交換によシ燃
焼室を冷却すると同時に空気を加熱し、側部空気供給口
(二次空気供給口)よシ供給して固形燃料を燃焼するも
のである。
(−次空気供給口)よシ燃焼室内に充填した固形燃料に
供給すると共に、前記放熱部と耐熱性断熱材との間で形
成される空間に導入し、前記放熱部との熱交換によシ燃
焼室を冷却すると同時に空気を加熱し、側部空気供給口
(二次空気供給口)よシ供給して固形燃料を燃焼するも
のである。
固形燃料を従来の燃焼器を用いて完全な燃焼させながら
燃焼させると、次第にその燃焼温度が上昇し、前述した
生体への有害ガスである窒素酸化物、硫黄酸化物を発生
させるのであるが、放熱部を有する本発明の構成によシ
、燃焼突内を最適燃焼温度範囲700〜1000″Cに
調整することができ、有害ガスの発生が著しく低減され
るものである。
燃焼させると、次第にその燃焼温度が上昇し、前述した
生体への有害ガスである窒素酸化物、硫黄酸化物を発生
させるのであるが、放熱部を有する本発明の構成によシ
、燃焼突内を最適燃焼温度範囲700〜1000″Cに
調整することができ、有害ガスの発生が著しく低減され
るものである。
実施例の説明
本発明を、添付図面の実施例に基づいて説明する。
第1図において、IU外装であシ、多数の空気ht出口
15を備えている。空気排出口16はS固形燃料が燃焼
中は閉じられておシ、その消火時に開閉弁2によ多開口
され、放熱部4との熱交換により加熱さtた空気を排出
する。3はセラミックファイバー、ケイソウ士、ケイ酸
カルシウム等の耐熱性断熱材から成る側壁である。燃焼
室壁6は、多数の二次空気供給口14および放熱部4を
備えi1熱性金属よシなシ、放熱部4は、固形燃料燃焼
中および消火時における燃焼室5内の熱を放出し、燃焼
室内の温度コントロールに寄与する。燃焼室壁6の底部
には多数の一次空気供給口9を備えた火格子8が設置さ
れている。この火格子8および燃焼室壁6により燃焼室
5が形成される。本実施例において火格子8は鋳鉄で作
られているが本発明はこれに限定するものではなく、他
の耐熱性金属あるいは合金、あるいは耐熱性金属酸化物
でもよい、また燃焼室壁6と一体成形することも可能で
ある。
15を備えている。空気排出口16はS固形燃料が燃焼
中は閉じられておシ、その消火時に開閉弁2によ多開口
され、放熱部4との熱交換により加熱さtた空気を排出
する。3はセラミックファイバー、ケイソウ士、ケイ酸
カルシウム等の耐熱性断熱材から成る側壁である。燃焼
室壁6は、多数の二次空気供給口14および放熱部4を
備えi1熱性金属よシなシ、放熱部4は、固形燃料燃焼
中および消火時における燃焼室5内の熱を放出し、燃焼
室内の温度コントロールに寄与する。燃焼室壁6の底部
には多数の一次空気供給口9を備えた火格子8が設置さ
れている。この火格子8および燃焼室壁6により燃焼室
5が形成される。本実施例において火格子8は鋳鉄で作
られているが本発明はこれに限定するものではなく、他
の耐熱性金属あるいは合金、あるいは耐熱性金属酸化物
でもよい、また燃焼室壁6と一体成形することも可能で
ある。
燃焼室壁6および放熱部4は、オーステナイト系、フェ
ライト系およびマルテンサイト系ステンレδ鋼および鋳
鉄よりなる群よシ選ばれる耐熱性金属材料よシなる。7
は下部空室であり、10は空気流量調節器、11は放熱
部4と断熱材3との間に形成した空間に流入する空気の
流量調節器、12は空気流路切換装置、13は燃焼空気
導入管である。また、14aは燃焼時には開となシ消火
時には閉となる開閉弁であり、17は複数の排気通孔1
6を有する集熱カバーである。
ライト系およびマルテンサイト系ステンレδ鋼および鋳
鉄よりなる群よシ選ばれる耐熱性金属材料よシなる。7
は下部空室であり、10は空気流量調節器、11は放熱
部4と断熱材3との間に形成した空間に流入する空気の
流量調節器、12は空気流路切換装置、13は燃焼空気
導入管である。また、14aは燃焼時には開となシ消火
時には閉となる開閉弁であり、17は複数の排気通孔1
6を有する集熱カバーである。
次に本実施例の操作について簡単に記す。1ず燃焼室5
内に固形燃料を充填し、その一部、例えば上表面を着火
する。この時、空気流量調節器1011は全開とし、空
気流路切換装置12も調節器10.11双方で開とし、
また空気排出口16は、開閉弁2により閉とすると共に
開閉弁14aを開とする。燃焼空気は、下部空室7から
火格子8の一次空気供給口9を通り燃焼室5に供給され
ると共に、放熱部4と断熱材3との間の空間を通り、こ
こにおいて十分加熱され熱風となって二次空気口14よ
シ燃焼室6に供給される。
内に固形燃料を充填し、その一部、例えば上表面を着火
する。この時、空気流量調節器1011は全開とし、空
気流路切換装置12も調節器10.11双方で開とし、
また空気排出口16は、開閉弁2により閉とすると共に
開閉弁14aを開とする。燃焼空気は、下部空室7から
火格子8の一次空気供給口9を通り燃焼室5に供給され
ると共に、放熱部4と断熱材3との間の空間を通り、こ
こにおいて十分加熱され熱風となって二次空気口14よ
シ燃焼室6に供給される。
固形燃料に着火後、しばらくして火が十分に固形燃料全
体に移り、固形燃料の上表面上に立炎が開始され定常燃
焼を行なうようになると、ドラフト効果が急激に増大し
、−次空気供給口9および二次空気供給口14より流入
する燃焼空気量も急激に増大するだめ、固形燃料の燃焼
量も増大し、同時に燃焼室5内の温度も上昇する。ここ
において生体に有害なガスである窒素酸化物、硫黄酸化
物の発生を抑えるには前述したように燃焼温度を100
0°C以下にする必要があり、本発明では空気流量調節
器10により一次空気量を調節しながら空気流量調節器
11を用いて放熱部4と断熱材3との間に形成した空間
に流入する空気量を調節することによシ燃焼室5の内部
温度を常に望ましい温度範囲に保つことができる。
体に移り、固形燃料の上表面上に立炎が開始され定常燃
焼を行なうようになると、ドラフト効果が急激に増大し
、−次空気供給口9および二次空気供給口14より流入
する燃焼空気量も急激に増大するだめ、固形燃料の燃焼
量も増大し、同時に燃焼室5内の温度も上昇する。ここ
において生体に有害なガスである窒素酸化物、硫黄酸化
物の発生を抑えるには前述したように燃焼温度を100
0°C以下にする必要があり、本発明では空気流量調節
器10により一次空気量を調節しながら空気流量調節器
11を用いて放熱部4と断熱材3との間に形成した空間
に流入する空気量を調節することによシ燃焼室5の内部
温度を常に望ましい温度範囲に保つことができる。
発生した燃焼排ガスは、集熱カバー17の排気通孔16
から器外に排出される。
から器外に排出される。
次に消火時の操作について述べる。固形燃料燃焼中に消
火を行なう場合、まず空気流路切替装置により一次空気
の流入を止め、排気孔16を遮蔽し、かつ開閉弁14a
を閉として空気は導入管13から流量調節器11を通っ
て放熱部4と断熱材3との間に形成した空間にのみ流入
するようにし、この空間で空気は放熱部4より吸熱し、
燃焼室6を冷却しながら開となった空気排出口16より
排出される。燃焼室内の固形燃料は燃焼空気を遮断さ九
、かつ上述したようにして冷却されることにより、短時
間で消火する。
火を行なう場合、まず空気流路切替装置により一次空気
の流入を止め、排気孔16を遮蔽し、かつ開閉弁14a
を閉として空気は導入管13から流量調節器11を通っ
て放熱部4と断熱材3との間に形成した空間にのみ流入
するようにし、この空間で空気は放熱部4より吸熱し、
燃焼室6を冷却しながら開となった空気排出口16より
排出される。燃焼室内の固形燃料は燃焼空気を遮断さ九
、かつ上述したようにして冷却されることにより、短時
間で消火する。
固形燃料の燃焼過程において、従来の燃焼器は着火から
ほぼ1時間くらいまでの間、不完全燃焼生成物である一
酸化炭素、炭化水素を多量に発生させ、その後、立炎し
て定常燃焼に入るが、この不完全燃焼生成の多量発生は
従来の燃焼器の燃焼室が、厚い耐熱性材料で構成されて
いるため、その熱容量が大きくなシ、燃焼している固形
燃料からの熱を吸収するため、固形燃料自体の温度上昇
が緩慢となることに帰因するものである。従来の燃焼器
において燃焼室壁を厚くすることは、高温における強度
を保つこと、および断熱層としての働きから必須のこと
であった。しかし本発明の構成によれば、放熱部によシ
燃焼室の強度を上げることが可能となり燃焼室壁を薄く
することができる。また燃焼室と断熱材との間に空気層
を形成させるため、非常によ納所熱効果が得られ、これ
らのことより従来の燃焼器よシも非常に速く立炎する。
ほぼ1時間くらいまでの間、不完全燃焼生成物である一
酸化炭素、炭化水素を多量に発生させ、その後、立炎し
て定常燃焼に入るが、この不完全燃焼生成の多量発生は
従来の燃焼器の燃焼室が、厚い耐熱性材料で構成されて
いるため、その熱容量が大きくなシ、燃焼している固形
燃料からの熱を吸収するため、固形燃料自体の温度上昇
が緩慢となることに帰因するものである。従来の燃焼器
において燃焼室壁を厚くすることは、高温における強度
を保つこと、および断熱層としての働きから必須のこと
であった。しかし本発明の構成によれば、放熱部によシ
燃焼室の強度を上げることが可能となり燃焼室壁を薄く
することができる。また燃焼室と断熱材との間に空気層
を形成させるため、非常によ納所熱効果が得られ、これ
らのことより従来の燃焼器よシも非常に速く立炎する。
前述したようにとの立炎状態での燃焼においては、前記
の不完全燃焼生成物はほとんど発生しなくなる。この立
炎は、前記不完全燃焼生成物が、固形燃料の十分な温度
上昇によって燃焼を開始するためである5、しかし一度
立炎燃焼が開始されると、大きなドラフト効果により、
固形燃料へ流入する空気量が急増し、固形燃料の燃焼が
加速されることによって燃焼室内の温度が急激に上昇し
、それと共に窒素酸化物および硫黄酸化物を発生させる
。これらの有害ガスの発生を抑制するには固形燃料の燃
焼量を制御する必要があるわけであるが、従来の燃焼器
では前述したようにこの燃焼量制御を一次空気量の制御
によって行ってきた。この方法では、燃焼室内の温度が
なかなか低下しないばかシか、燃焼室内が酸欠状態とな
るので前記した不完全燃焼生成物が再び多量に発生する
ようにな乙。このことは既に述べたとうりであるが、本
発明の燃焼器では、燃焼室壁に設置した放熱部から燃焼
室内の熱を効果的に放散し、かつその周囲に設置した断
熱材により保温することにより、′常に望ましい温度範
囲700℃〜1oOo℃に燃焼室を保つことができるた
め、前記した生体に有害なガスの発生を著しく減少する
ことができる。
の不完全燃焼生成物はほとんど発生しなくなる。この立
炎は、前記不完全燃焼生成物が、固形燃料の十分な温度
上昇によって燃焼を開始するためである5、しかし一度
立炎燃焼が開始されると、大きなドラフト効果により、
固形燃料へ流入する空気量が急増し、固形燃料の燃焼が
加速されることによって燃焼室内の温度が急激に上昇し
、それと共に窒素酸化物および硫黄酸化物を発生させる
。これらの有害ガスの発生を抑制するには固形燃料の燃
焼量を制御する必要があるわけであるが、従来の燃焼器
では前述したようにこの燃焼量制御を一次空気量の制御
によって行ってきた。この方法では、燃焼室内の温度が
なかなか低下しないばかシか、燃焼室内が酸欠状態とな
るので前記した不完全燃焼生成物が再び多量に発生する
ようにな乙。このことは既に述べたとうりであるが、本
発明の燃焼器では、燃焼室壁に設置した放熱部から燃焼
室内の熱を効果的に放散し、かつその周囲に設置した断
熱材により保温することにより、′常に望ましい温度範
囲700℃〜1oOo℃に燃焼室を保つことができるた
め、前記した生体に有害なガスの発生を著しく減少する
ことができる。
ここで、第1表に従来例と本発明による実施例との燃焼
特性の比較を示す。比較項目としては、固形燃料の上表
面に着火してから立炎開始までの時間、それまでの時間
内に発生する一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC・・
・・・・CH4換算)、および立炎後の窒素酸化物(N
0x) 、二酸化イオウ(SO)の排ガス中の濃度の最
大値、および燃焼室への空気を遮断した後、消火するま
でに要する時間である、排ガス濃度の測定は、石油スト
ーブJISの排ガス測定法に準じて行なった。
特性の比較を示す。比較項目としては、固形燃料の上表
面に着火してから立炎開始までの時間、それまでの時間
内に発生する一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC・・
・・・・CH4換算)、および立炎後の窒素酸化物(N
0x) 、二酸化イオウ(SO)の排ガス中の濃度の最
大値、および燃焼室への空気を遮断した後、消火するま
でに要する時間である、排ガス濃度の測定は、石油スト
ーブJISの排ガス測定法に準じて行なった。
尚、燃料は市販豆炭を用い、着火には市販木炭50yを
ガスコンロ上で6分間熱し赤熱状態となったものを用い
た、捷た燃焼室の大きさは、従来例、本実施例ともに円
筒形で直径、深さともに150脇のものを用いた。
ガスコンロ上で6分間熱し赤熱状態となったものを用い
た、捷た燃焼室の大きさは、従来例、本実施例ともに円
筒形で直径、深さともに150脇のものを用いた。
第1表より本発明による効果は非常に顕著であることが
わかる。本発明による実施例は、従来例に比べて、立炎
開始棟での時間が約%となり、その間のCQ発生量およ
びHC発生量もほぼ%になっている。すなわち燃焼の立
ち上が9が非常に速くなるため、点火してから様々な用
途で使用可能になる址での時間が短かくな9、使い勝手
がよくなるとともに、不完全燃焼生成物の発生量も著し
く低減できる。さらに立炎後の有害ガスであるNOx、
S02も全く発生ぜず、実使用に際し、より安全な燃焼
器を提供することができだものである。
わかる。本発明による実施例は、従来例に比べて、立炎
開始棟での時間が約%となり、その間のCQ発生量およ
びHC発生量もほぼ%になっている。すなわち燃焼の立
ち上が9が非常に速くなるため、点火してから様々な用
途で使用可能になる址での時間が短かくな9、使い勝手
がよくなるとともに、不完全燃焼生成物の発生量も著し
く低減できる。さらに立炎後の有害ガスであるNOx、
S02も全く発生ぜず、実使用に際し、より安全な燃焼
器を提供することができだものである。
さらに消火時間も著しく短かくな9、従来の約%に捷で
短縮できるため、火災に対する安全性の面からも非常に
優れたものである。
短縮できるため、火災に対する安全性の面からも非常に
優れたものである。
本発明において、上述したような構成においても十分な
効果が得られるものであるが、さらに望制 御しくけ強V給気装置(ファン)を用いることが」:い
。
効果が得られるものであるが、さらに望制 御しくけ強V給気装置(ファン)を用いることが」:い
。
ファンの装着位置としては種々の位置を取り得るもので
あるが、例えば実施例第1図においては燃焼空気導入管
13の先端に装着することが望ましい。固形燃料を燃焼
させる場合の操作としては前述したファンのない場合と
同様であるが、ファンを用いることにより立炎開始まで
の時間が短縮され、4ノ1ガスに含まれる有害成分も減
少でき、さらに消火に要する時間を短縮することができ
る。
あるが、例えば実施例第1図においては燃焼空気導入管
13の先端に装着することが望ましい。固形燃料を燃焼
させる場合の操作としては前述したファンのない場合と
同様であるが、ファンを用いることにより立炎開始まで
の時間が短縮され、4ノ1ガスに含まれる有害成分も減
少でき、さらに消火に要する時間を短縮することができ
る。
ファンを用いた燃焼器における燃焼特性を第1表に示し
た、表から明らかなように、ファンを用いることにより
、立炎時間は従来の〆に、またC01L約3Q、HCは
約%、さらに消火時間は従来の%になる。このようにフ
ァンを用いることにより、ずへての面において改善が見
られるのであるが、牛冒・こ消火時間が著しく改善され
る3、木イ1−明で用いるファンは、プロペラファン、
シロッコノアンエアーポンプ等種々考えられ、必ずしも
1つに限られるものではなく、目的とする燃焼量、燃焼
器の大きさ、燃焼器の用途に応じて選択されるべきもの
である。
た、表から明らかなように、ファンを用いることにより
、立炎時間は従来の〆に、またC01L約3Q、HCは
約%、さらに消火時間は従来の%になる。このようにフ
ァンを用いることにより、ずへての面において改善が見
られるのであるが、牛冒・こ消火時間が著しく改善され
る3、木イ1−明で用いるファンは、プロペラファン、
シロッコノアンエアーポンプ等種々考えられ、必ずしも
1つに限られるものではなく、目的とする燃焼量、燃焼
器の大きさ、燃焼器の用途に応じて選択されるべきもの
である。
次に、本発明の最も大きな特徴である放熱部4について
述べる。
述べる。
本発明の放熱部の形状は種々考えられるが、具体的実施
例を述べるならば第2図、第3図の形状が挙げられる。
例を述べるならば第2図、第3図の形状が挙げられる。
第2図において、6は燃焼室壁、18は放熱部であり、
また第3図において、19は放熱部である。放熱部の形
状は板状、波型、棒状、あるいはそれらの組み合わぜ等
種々の形で形成され得るが、ここで重要なことは、これ
らの放熱部、燃焼室壁、および断熱材壁との間に形成す
る空間に流れる空気ができるだけ層流とならずに乱流と
なる形状および構成にすることである。一般に熱拡散、
熱交換を行なう場合には、層流状態にある流体よりも乱
流状態にある流体の方が効率がよいことが知られてお9
、不発、門においても同様のことが言える。
また第3図において、19は放熱部である。放熱部の形
状は板状、波型、棒状、あるいはそれらの組み合わぜ等
種々の形で形成され得るが、ここで重要なことは、これ
らの放熱部、燃焼室壁、および断熱材壁との間に形成す
る空間に流れる空気ができるだけ層流とならずに乱流と
なる形状および構成にすることである。一般に熱拡散、
熱交換を行なう場合には、層流状態にある流体よりも乱
流状態にある流体の方が効率がよいことが知られてお9
、不発、門においても同様のことが言える。
さらに本発明の燃焼室の容量はその放熱部の構成により
種々の値を取ることが可能であるが、望ましくは204
以下であることが望ましい。これは本発明の冷却材が空
気であるため、その熱容量が小さく、大きなボイラーな
どでは、その燃焼室の熱を吸収し冷却するために多量の
空気を通ずる必要があり、また放熱部の放熱面積を非常
に広くしなければならないためである。201以上の容
量の燃焼室を有する燃焼器に本発明を用いる場合には水
冷式とすればよい。例えば、本発明の構成における放熱
部と断熱材との形成する空間を密閉型のドーナツ状の殻
とし、その中に水を通じると共に、二次空気供給口14
にパイプを連結して外部より燃焼空気を導入する構成に
する。尚、この水冷式燃焼器は燃焼室容積が101以上
のものに適用可能である。これらは本発明の範囲に含ま
れるものである。
種々の値を取ることが可能であるが、望ましくは204
以下であることが望ましい。これは本発明の冷却材が空
気であるため、その熱容量が小さく、大きなボイラーな
どでは、その燃焼室の熱を吸収し冷却するために多量の
空気を通ずる必要があり、また放熱部の放熱面積を非常
に広くしなければならないためである。201以上の容
量の燃焼室を有する燃焼器に本発明を用いる場合には水
冷式とすればよい。例えば、本発明の構成における放熱
部と断熱材との形成する空間を密閉型のドーナツ状の殻
とし、その中に水を通じると共に、二次空気供給口14
にパイプを連結して外部より燃焼空気を導入する構成に
する。尚、この水冷式燃焼器は燃焼室容積が101以上
のものに適用可能である。これらは本発明の範囲に含ま
れるものである。
さらに燃焼室壁は、本発明では耐熱性金属により構成さ
れるため十分実使用に耐えうるものであるが、長期間の
使用による燃焼室内壁の酸化腐食に対してさらに耐久性
を持たすためには、この燃焼室内壁に耐熱性無機材料の
薄層あるいは金属酸化物膜層を形成することが望ましい
。ここにおいて、放熱特性に影響が出ないためには、こ
れらの耐腐食層を10WIIL以下、望ましくは5鵡以
下の厚さになくてはならない。
れるため十分実使用に耐えうるものであるが、長期間の
使用による燃焼室内壁の酸化腐食に対してさらに耐久性
を持たすためには、この燃焼室内壁に耐熱性無機材料の
薄層あるいは金属酸化物膜層を形成することが望ましい
。ここにおいて、放熱特性に影響が出ないためには、こ
れらの耐腐食層を10WIIL以下、望ましくは5鵡以
下の厚さになくてはならない。
発明の効果
以上のように、本発明によれば固形燃料を燃焼する際に
発生する有害ガス成分を著しく軽減し、かつ消火が速や
かに行なうことが可能となり、固形燃料を長時間安全に
燃焼し、かつ速やかな消火が可能な固形燃料燃焼器を得
ることができる。
発生する有害ガス成分を著しく軽減し、かつ消火が速や
かに行なうことが可能となり、固形燃料を長時間安全に
燃焼し、かつ速やかな消火が可能な固形燃料燃焼器を得
ることができる。
第1図は本発明による固形燃料燃焼器の一実施例を示す
要部断面図、第2図、第3図は本発明の放熱部の実施例
を示す斜視図である。 3・・・・・・断熱材から成る側壁、4・・・・・・放
熱部、5・・・・・・燃焼室、16・・・・・・燃焼室
壁、9・・・・・・−次空気供給口、14・・・・・・
二次空気供給口。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 第2図 手続補正書(方式) 1事件の表示 昭和58年特許願第129739号 2発明の名称 固形燃料燃焼器 3袖正をする者 事(iとの関係 特 許 出 願 人 住 所 大阪府門真市大字門真1006番地名 称 (
582)松下電器産業株式会社代表者 山 下 俊 彦 4代理人 〒571 住 所 大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産
業株式会社内 7、補正の内容 明細書第1頁第13行目に記載の「3.特許請求の範囲
」を「3、発明の詳細な説明」と補正します。
要部断面図、第2図、第3図は本発明の放熱部の実施例
を示す斜視図である。 3・・・・・・断熱材から成る側壁、4・・・・・・放
熱部、5・・・・・・燃焼室、16・・・・・・燃焼室
壁、9・・・・・・−次空気供給口、14・・・・・・
二次空気供給口。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 第2図 手続補正書(方式) 1事件の表示 昭和58年特許願第129739号 2発明の名称 固形燃料燃焼器 3袖正をする者 事(iとの関係 特 許 出 願 人 住 所 大阪府門真市大字門真1006番地名 称 (
582)松下電器産業株式会社代表者 山 下 俊 彦 4代理人 〒571 住 所 大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産
業株式会社内 7、補正の内容 明細書第1頁第13行目に記載の「3.特許請求の範囲
」を「3、発明の詳細な説明」と補正します。
Claims (2)
- (1)下部と側部に空気供給口を有し、耐熱性金属で形
成される燃焼室と、前記燃焼室外側部よシ突出した放熱
部とを設け、かつ、前記燃焼室とその外周囲に設けた断
熱層とが空間を形成する構成とした固形燃料燃焼器。 - (2)空気供給口に通ずる空気流路に強制給気装置を設
けてなる特許請求の範囲第1項記載の固形燃料燃焼器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12973983A JPS6020005A (ja) | 1983-07-15 | 1983-07-15 | 固形燃料燃焼器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12973983A JPS6020005A (ja) | 1983-07-15 | 1983-07-15 | 固形燃料燃焼器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6020005A true JPS6020005A (ja) | 1985-02-01 |
Family
ID=15017007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12973983A Pending JPS6020005A (ja) | 1983-07-15 | 1983-07-15 | 固形燃料燃焼器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6020005A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009085523A (ja) * | 2007-09-29 | 2009-04-23 | Miike Iron Works Co Ltd | バーナ |
JP2010270988A (ja) * | 2009-05-22 | 2010-12-02 | Japan Livestock Trading Corp | 燃焼装置 |
-
1983
- 1983-07-15 JP JP12973983A patent/JPS6020005A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009085523A (ja) * | 2007-09-29 | 2009-04-23 | Miike Iron Works Co Ltd | バーナ |
JP2010270988A (ja) * | 2009-05-22 | 2010-12-02 | Japan Livestock Trading Corp | 燃焼装置 |
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