JPS6019824Y2 - 改良突合せ抵抗溶接装置 - Google Patents

改良突合せ抵抗溶接装置

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JPS6019824Y2
JPS6019824Y2 JP3963181U JP3963181U JPS6019824Y2 JP S6019824 Y2 JPS6019824 Y2 JP S6019824Y2 JP 3963181 U JP3963181 U JP 3963181U JP 3963181 U JP3963181 U JP 3963181U JP S6019824 Y2 JPS6019824 Y2 JP S6019824Y2
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JP
Japan
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resistance welding
force
butt resistance
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improved butt
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JP3963181U
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JPS57152388U (ja
Inventor
規由 宮本
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株式会社三島工作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は突合せ抵抗溶接装置に関するものである。
その目的は、被溶接物の加圧機構を簡素化し、これによ
って装置のコスト低減、取扱いの簡便化、及び作業能率
の向上を図ることができるという改良突合せ抵抗溶接装
置を提供することにある。
従来の突合せ抵抗溶接装置は被溶接物を把持することと
左右の把持された被溶接物を突合せることとをそれぞれ
別々に操作する機構となっている。
つまり、まず左右に設けた把持操作シリンダーを作動さ
せて左右に2個づつ設けた上下の電極チップで被溶接物
をそれぞれ把持させ、ついで左右のいずれか一方の上下
−組の電極チップを移動台に設置して、この移動台を突
合せ操作シリンダーで作動させて被溶接物同志を突合せ
左右の電極チップに電圧を加えて溶接するという方式が
取られているのである。
したがって移動台に設置された方の電極チップの把持操
作シリンダーはこの移動台の上に取付けねばならないも
のであり、装置自体が非常に大がかりになりコスト的に
も不都合なものである。
またその取扱いも把持操作と突合せ操作との2段階にな
り複雑で、しかもこの2段階の操作の間にタイミングを
取る必要があり非能率的で、また把持力と突出し力の力
のバランスを取るためにそれぞれのシリンダー圧力の調
節をしなければならない、など多くの問題点を有するも
のである。
本考案者はこの点に留意して、傾斜力が垂直分力と水平
分力とに作用することを利用して被溶接物の把持と突合
せのための押圧とを同時に1回の作動で遠戚できる装置
を得るべく鋭意研究した結果、本考案に達したのである
すなわち、溶接装置における上下の加圧台と被溶接物を
把持するための電極チップとの間に加圧力を傾斜力に変
換させる傾斜部材を介在せしめ、該傾斜力の垂直分力を
該被溶接物の把持力に、該傾斜力の水平分力を溶接部へ
の押圧力に、それぞれ利用することを特徴とする改良突
合せ抵抗溶接装置を考案するに至ったのである。
本考案を図面を参照して説明する。
第1図は本考案装置の原理を説明した正面略図である。
この図の様に本考案装置の上下には加圧台1゜1′があ
って、上の加圧台1が降下して加圧できる様になってい
る。
そして左右の被溶接物2を把持しつつこれに電流を通す
ための電極チップ3が左右に2個づつ合計4個設けられ
ており、この各々の電極チップ3と加圧台1,1′の間
に傾斜部材4が介在しているのである。
この傾斜部材4は図の如くそれぞれ溶接部aの方に向っ
て傾斜しているものである。
加圧台1をシリンダー等の加圧装置で降下させてやると
この加圧力は傾斜部材4によって第1図のFで示される
傾斜力に変換され、この傾斜力Fが左右の被溶接物2に
それぞれ2方向から作用するのである。
この傾斜力Fはそれぞれ垂直分ガ、と水平分力f2を有
するものであり、左右の被溶接物2はそれぞれ上下の垂
直分力f□によって把持されると同時に水平分力f2に
よって突合せ部分を相互に押し合せる押圧力が加えられ
るのである。
次に本考案装置を具体的な実施例をあげて説明する。
第2図は本考案装置の実施例の正面断面図である。
第3図は第2図の装置の側面図である。
この実施例は加圧台1,1′として汎用の定置型スポッ
ト溶接機の上下の電極取付は台を利用したものであり、
傾斜部材4と一体になったホールダー5をこの上下の電
極取付台に着脱自在に取付けできる様になっているもの
である。
つまり定置型スポット溶接機の電極取付台に傾斜部材4
を有するホールダー5を取付けてやればスポット溶接機
が突合せ抵抗溶接機に早変すするのである。
第3図にはこの着脱自在な取付けを遠戚するための取付
用部材6,6′等が示されている。
この実施例においては第2図に示した様に傾斜部材4と
して平行板バネを使用しているものである。
この4本の傾斜部材4のそれぞれの先端に電極チップ3
がボルト7によって取付けられており、この電極チップ
3で左右の被溶接物2を把持させるのである。
また、傾斜部材4として平行板バネを使用しているため
、被溶接物2を把持している電極チップ3が溶接部aに
向って移動してもこの移動が平行移動となり非常に好ま
しい結果が得られるのである。
この様に傾斜部材4として電極チップ3の平行保持機構
を有する部材を用いることは本考案におけるすぐれた実
施態様の一つである。
次にこの第2図、第3図の実施例では傾斜部材4を導電
体として利用しているものである。
この場合は左右の電極チップ3をそれぞれ溶接電流の異
極の出力端子に接続して左右の被溶接物2に電圧がかか
る様にするのではなく、第2図で示した様にこの実施例
では傾斜部材4が上と下とでそれぞれホールダー5によ
り一体となっていて、上下の傾斜部材4をそれぞれ異極
の出力端子(この場合は加圧台1.1’)に接続したも
のとなっており、したがってこのままでは把持により上
下に電流が流れてしまい左右に電圧がかからなくなるの
で、4個の電極チップ3のうち、溶接部aを中心にして
対称に位置する2個の電極チップ3には導電性の傾斜部
材4との間に絶縁体8を介在させてやるのである。
つまり、第2図における右上部と左下部の電極チップ3
には絶縁板や絶縁チューブ等を用いて電気的に絶縁して
この2個の電極チップ3は電極として作用しない様にし
、他の2個の電極チップ3は導電性の良好な状態で取付
けるのである。
この様にすることによって上下の電極は左右の電極とな
り被溶接物2の左右に電圧が生じ電流が通じて抵抗溶接
が遠戚されるのである。
定置型スポット溶接機の起動により上方の電極取付台で
ある加圧台1は下降し、左右の被溶接物2がそれぞれ左
右にある上下の電極チップ3に把持されると同時に第1
図で示した力学的原理により突合せ部分である溶接部a
にも押圧力が加えられるのである。
把持力すなわち垂直分力f□と押圧力すなわち水平分力
f2の大きさの比は傾斜部材4である平行板バネの傾斜
角度によって一定に保たれ、電極チップ3と被溶接物2
との間の摩擦係数よりf2/flが小さければ加圧台1
の加圧力がいかなる状態にあっても把持接触部で被溶接
物2が滑ることはなく突合せ部分の押圧力が保持される
のである。
なお、被溶接物2が鉄線で電極チップ3が銅・クロム合
金又は銅・ベリリウム合金である場合は上記の摩擦係数
は約0.15であり、したがって傾斜部材4の傾斜は垂
直方向100に対して水平方向は10〜15となる角度
が望ましいものである。
この様に被溶接物2を把持した状態で、予めセットされ
た初期加圧時間(加圧台下降開始から通電開始までの時
間)の経過後、上下電極取付台の間に印加された電圧が
、第2図の左上部と右下部の導電性平行板バネを通して
被溶接物2の突合せ面の左右に加えられ所定の通電時間
の間に突合せ面における加熱、溶解、加圧押込みなどに
よって突合せ溶接が行われるのである。
ついで所定の時間を経過させて後加圧台1が上昇し一工
程が完了する。
第4図は本考案装置の他の実施例の正面略図で、傾斜部
材として平行リンク部材を用いた場合を示している。
この図の場合は、加圧台1,1′と電極チップ3を取付
けた4個の可動部材9との間には、それぞれ平行な少く
とも2本以上の傾斜連杆4′を設けたものとなっている
この傾斜連杆4′と加圧台1,1′との取付け、及び傾
斜連杆4′と可動部材9との取付けが総てピン軸10に
よって回動し得る様に取付けられており、可動部材9に
水平分力f2が作用すると可動部材9が平行移動するの
である。
つまり、加圧台1又は1′と2本の平行な傾斜連杆4′
と可動部材9とは平行リンク部材からなる傾斜部材4を
それぞれ形成しており、これによって第2図の実施例と
同様に、電極チップ3の平行保持機構を遠戚しているの
である。
本考案装置は以上の如きものであり、以下に列挙して述
べる様な諸利点を有する非常に効果の高いものである。
まず、第1に、被溶接物の把持力と突合せの押圧力が第
1図に示す様に同時に発生し、かつその二つの力の割合
が一定状態に保たれるため、従来の装置に要した把持と
突合せ押圧との間にタイミングを取って時間差を設ける
必要が全くなく、またそれぞれの圧力の割合を保つため
の調節も不要となるのである。
したがって制御回路は簡素化され、加圧に要するシリン
ダー等のアクチェーターや圧力調整弁等の補器類もそれ
ぞれに設ける必要がなくなり、電気的、機械的構造が著
しく簡略化され一工程の動作時間も短縮化され能率向上
にも有効となるものである。
第2に、本考案において加圧台として汎用の定置型スポ
ット溶接機の電極取付台を利用してやれば、従来必要と
されていた突合せ溶接専用の装置を用いることなく簡単
な着脱自在なアタッチメントを用いるだけで、通常の定
置型スポット溶接機をそのまま突合せ溶接機として使用
でき、装置コストの大巾な低減と定置型スポット溶接機
の用途拡大を図れるのである。
第3に、本考案において傾斜部材として平行保持機構を
有する平行板バネや平行リンク材を用いてやれば被溶接
物の平行移動が遠戚され精度の高い溶接が遠戚できるも
のとなるのである。
なお、平行板バネを用いた方が平行リンクを利用するも
のよりもその構造は簡素であり、平行リンクにおける様
な各関節間に生ずる遊びもなく、この遊びによる障害も
生じないのでより好ましいものである。
第4に、本考案における傾斜部材を導電体として利用し
てやれば、給電ケーブルを廃止することができその構造
は一段と簡素化され、しかも平行板バネの如く傾斜部材
の中に多くの空隙を有するものを使用することによって
自然空冷による冷却効果が得られる様になり、従来必要
とされていた電極チップ付近の水冷構造が不要となり構
成部品の簡略化と配管工事の省略を達成できるものとな
るのである。
第5に、4個の電極チップと傾斜部材の取付けにおいて
、対称位置にある2個についてだけ電極チップと傾斜部
材とを電気的に絶縁させることによって、第2図に示す
如く上下のホールグー及び傾斜部材の形状の同一化と各
電極チップの共通化を図ることができ、部品の種類の減
少と装置のコストダウンが達成でき、同時にこれによっ
て第2の効果で述べた汎用の定置型スポット溶接機の利
用を実現し得るものとなるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の原理を説明した正面略図である。 第2図は本考案装置の実施例の正面断面図である。 第3図は第2図の装置の側面図である。 第4図は本考案装置の他の実施例の正面略図で、傾斜部
材として平行リンク部材を用いた場合を示している。 1.1′・・・・・・加圧台、2・・・・・・被溶接物
、3・・・・・・電極チップ、4・・・・・・傾斜部材
、5・・・・・・ホールグー、6,6′・・・・・・取
付用部材、7・・・・・・ボルト、8・・・・・・絶縁
体、9・・・・・・可動部材、10・・・・・ゼン軸、
a・・・・・・溶接部、F・・・・・・傾斜力、f□・
・・・・・垂直分力、f2・・・・・・水平分力。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ 溶接装置における上下の加圧台と被溶接物を把持す
    るための電極チップとの間に加圧力を傾斜力に変換させ
    る傾斜部材を介在せしめ、該傾斜力の垂直分力を該被溶
    接物の把持力に、該傾斜力の水平分力を溶接部への押圧
    力に、それぞれ利用することを特徴とする改良突合せ抵
    抗溶接装置。 2 加圧台として汎用の定置型スポット溶接機の電極取
    付台を利用し、傾斜部材を該加圧台に着脱自在に取付け
    る様にした実用新案登録請求の範囲第1項記載の改良突
    合せ抵抗溶接装置。 3 傾斜部材として、電動チップの平行保持機構を有す
    る部材を用いる実用新案登録請求の範囲第1項又は第2
    項記載の改良突合せ抵抗溶接装置。 4 平行保持機構を有する傾斜部材として平行板バネを
    用いた実用新案登録請求の範囲第3項記載の改良突合せ
    抵抗溶接装置。 5 平行保持機構を有する傾斜部材とりて平行リンク部
    材を用いた実用新案登録請求の範囲第3項記載の改良突
    合せ抵抗溶接装置。 6 傾斜部材を導電体として利用した実用新案登録請求
    の範囲第1項、第2項、第3項、第4項、又は第5項記
    載の改良突合せ抵抗溶接装置。 74個の電極チップを取付けたそれぞれの傾斜部材の導
    電体において、溶接部を中心にして対称の位置にある2
    個の電極チップについては該導電体との間に電気絶縁体
    を介在させ、他の2個の電極チップに通電させ被溶接物
    の突合せ部分の左右に電圧を生じる様にした実用新案登
    録請求の範囲第6項記載の改良突合せ抵抗溶接装置。
JP3963181U 1981-03-20 1981-03-20 改良突合せ抵抗溶接装置 Expired JPS6019824Y2 (ja)

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JPS57152388U JPS57152388U (ja) 1982-09-24
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JP7359815B2 (ja) * 2021-09-21 2023-10-11 フタバ産業株式会社 抵抗スポット溶接方法及び抵抗スポット溶接装置

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