JPS6019602B2

JPS6019602B2 - 照明器具の昇降装置

Info

Publication number: JPS6019602B2
Application number: JP8023280A
Authority: JP
Inventors: 光弘宮川; 啓森; 隆中塩
Original assignee: Toshiba Denzai KK
Current assignee: Toshiba Denzai KK
Priority date: 1980-06-16
Filing date: 1980-06-16
Publication date: 1985-05-17
Also published as: JPS577001A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は舞合、テレビスタジオ等に用いられる照明器具
の昇降装置に関する。

従来、この種装置としてたとえばフランス特許第２４０
１０９５号明細書に示されるものが提案されている。

このものは照明器具を設けた昇降部の両端を一対の可擬
素条によって吊持するとともに、この昇降部に設けた巻
取り装置によって上記素条を巻取りまたは巻戻すことに
よって、照明器具を昇降自在にし照明器具を上下方向の
広範囲に配置でき多種の照明効果を得られるとともに、
照明器具の点検、交換が容易なものである。しかし、こ
のような装置は、昇降部に巻取りドラム、電動機、減速
機等重量の大きい可摸索条の巻取り装置を設けるため、
昇降部に重量バランスをもたせることが困難で、不安定
になる問題があり、さらに重量バランスが取れていない
ことによって、一対の上記素条の伸びが一定せず、昇降
部が傾くので、上記一対の素条の長さを揃えるための調
整を行なわなければならない面倒があった。また、特公
昭５４−３１２班号公報に示すものが知られているが、
このものは、巻取り装置の構成部品を重量的にバランス
させて配置したものであるが、可摸索条によって昇降す
る昇降部を重量的にバランスさせて昇降部を円滑に昇降
させる点については考慮されてなく、まして、一対の可
視索条に吊持された巻取り装置を有する昇降部を備えた
ものにあって、一対の可操素条の長さ調整の面倒を緩和
あるいは無くすようにした点についてはその示唆すら見
当らないものである。本発明はこのような問題を解消す
るためになされたもので、可携黍条の巻取り装置を構成
する巻取りドラム、電動機および減速機の配置を改善す
ることによって、重量バランスを保つことができ、安定
状態で昇降可能で、しかも可操素条の調整の面倒を緩和
または無くすようにした照明器具の昇降装置を提供する
ことを目的とするものである。

以下、本発明の一実施例を第１図および第２図を参照し
て説明する。

１は基体部で、たとえば天井′（図示しない。

）に設けられた格子体２から吊下げられたものである。
本実施例における前記基体部１は直方体状の水平部材３
および円筒状垂直部材４を有し、前記円筒状垂直部材４
を前記格子体２に対してたとえば１８００回勤自在に支
持されることによって、基体部１は回動自在になってい
る。５は前記基体部１を回動する電動機であり、６は減
速機である。

前記基体部１は非常時のために手動で作動できるように
してもよい。７は前記基体部１に対して昇降移動可能な
昇降部であって、照明器具装着部８を有している。

また、本実施例において昇降部７は直方体状の枠体９お
よびこの枠体９の上方に設けられ底面が円弧状の龍体１
０を有するものである。前記照明器具装着部８はたとえ
ば伸縮可能なパイプであるが、これに限られるものでは
ない。１１，１１‘ま昇降部７の両端部を吊持する一対
の可摸索条たとえばワイヤで、基体部１に互いに離間し
て固定されている。

本実施例において、昇降部７の各端部に対応して２本づ
つ計４本設けられ、それぞれの上端部を連結金具１２，
１２．・・・および中央部を前記基体部１の水平部材３
に回動自在に支持された楕円形状の回動部材１３，１３
を介して基体部１に固定されている。１４は巻取り装置
で、前記昇降部７に設けられ、前記各可榛素条１１，１
１，・・・の下端部を巻取りあるには巻戻すものである
。

この巻取り装置１４は、巻取りドラム１５、この巻取り
ドラムを駆動する電動機１６、この電動機１６の減速機
１７等を有するものである。本実施例において前記巻取
りドラム１５は前記一対、計４本の可摸索条１１，１１
，・・・に対応して４個の紐溝を有し、可操素条１１，
１１，…を径万向に重ね巻きするものである。しかし、
巻取りドラム１５はこれに限らず、別個に設ける等地の
構成であってもよいものである。そして、前記巻取りド
ラム１５を前記枠体９の中間部に配置し、上記電動機１
６および減速機１７を分離して枠体９の両端部に配置し
てなるものである。巻取りドラム１５に関しては、各可
操素条１１，１１，・・・による引張り力が均等であり
、各巻取り溝の径を等しくすることが構造上要求される
が、本発明は上言己のように中間部に配置しているため
この要求を満足できるものである。前記、電動機１６と
減速機１７とはシャフト１８によって結合されている。
１９，１９，・・・は前記各可摸索条１１，１１，・・
・に対応して設けられた案内滑車である。

２０，２川まケーブルたとえば複数の導線を集合した丸
形多芯ケーブルで、一端が電源あるいは他の装置（とも
に図示しない。

）に接続された電動機５の下方両側部でいったん固定さ
れた後、円筒垂直部材４に巻きつけられて水平部材３に
萩贋された中継端子箱２１に池端が接続されている。こ
れらケーブル２０，２川ま円筒垂直部材４に巻きつけら
れていることにより、基体部１が回動してもたわんだり
、無理に引張られたりすることがない。前記水平部材３
上の中継端子箱２１にはさらに他のケーブル２２たとえ
ば平形多芯ケーブルの一端が接続され、このケーブル２
２は水平部材３を通り、昇降部における枠体９に萩層さ
れた中継端子箱２３に他端が接続されている。この昇降
部７の端子箱２３を介して前記巻取り装置１４、照明器
具に電力供給がなされる。２４は配線樋で、照明器具に
給電するためのたとえばコネクタ接続される給電部２５
，２５，・・・が複数個設けられている。

なお、前記昇降部７の龍体１川ま、昇降部７の上昇に応
じて前記ケーブル２２を順次折畳んで収納するもので、
前述のように底面が円弧状であるため、ケーブル２２の
折曲部を吸収してほぼ水平面状にできるものである。以
上のように構成された昇降装置は、たとえば遠隔した操
作室等から巻取り装置１４を制御されることにより電動
機１６が作動し、減速機１７によって減速されて巻取り
ドラム１５が回転するから、昇降部７が上昇あるいは下
降する。

また、基体部１を回動することによって、水平方向の移
動も可能なものである。そして、昇降部７においては、
巻取りドラム１５が中間部に配置され、重量の大きい電
動機１６および減速機１７が両端部に配置されているた
め、重量バランスをとりやすく、したがって安定性が高
いものである。しかも、使用中に一対の可摸索条１１，
１１が昇降部７および照明器具の重量により伸びたとし
ても、昇降部７の重量がバランスしているため、可摸索
条１１，１１は同じ程度あるいは、両者の伸びの差は小
〈なるので、伸びの差によって生じる昇降部の傾ぎを修
正するための一対の可榛素条の長さ調整を皆無またはそ
のひん度を少くできる。なお、本発明は上記実施例に限
られるものではない。たとえば、基体部は回動自在でな
くともよい。また、昇降部も上記実施例のものに限られ
ず、手動により作動される機構をも備える等種々の形状
に変更可能である。さらに、可摸索条の本数は昇降部の
重量等によって決定されるものであって、２本以上のい
ずれでもよい。以上詳述したように本発明は、一対の可
操素条に吊持され、かつ、上記索条の巻取り装置を有す
る昇降部を備えたものにあって、重量の大きい巻取り装
置における巻取りドラムを昇降部の中間部に、電動機と
減速機とを分離して昇降部の両端部にそれぞれ配置した
ため、昇降部の重量バランスをとりやすく、したがって
、安定性がよく、円滑に昇降部を昇降させることができ
るばかりでなく、一対の可榛素条の長さ調整を皆無また
はそのひん度を少〈することができる照明器具の昇降装
置を提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を正す正面図、第２図は同じ
く側面図である。１…基体部、７・・・昇降部、８・・・照明器具装着部
、１１，１１，・・・可摸索条、１４・・・巻取り装置
、５・・・巻取りドラム、１６・・・竜電機、１７・・
・減速機。オー図オｚ四

Claims

【特許請求の範囲】１天井部に支持された基体部と、照明器具装着部を有
し上記基体部に対して昇降移動可能な昇降部と、この昇
降部に設けられた巻取り装置と、各上端部が互いに離間
してそれぞれ上記基体部に固定され、各下端部がそれぞ
れ上記昇降部の両端部を吊持するとともに上記巻取り装
置に巻取りまたは巻戻されることによつて上記昇降部を
昇降する一対の可撓索条とを具備し、前記巻取り装置は
巻取りドラム、この巻取りドラムを駆動する電動機およ
びこの電動機の減速機を有するとともに、上記巻取りド
ラムは前記昇降部の中間部に配置されかつ上記電動機お
よび減速機は上記昇降部の両端部に分離して配置されて
いることを特徴とする照明器具の昇降装置。２前記基体部および前記昇降部にはそれぞれ中継端子
箱が設けられており、上記基体部の中継端子箱は天井部
から配設されたケーブルに接続されるとともに、上記昇
降部の中継端子箱との間にケーブルを接続してなるもの
であることを特徴とする特許請求の範囲１記載の照明器
具の昇降装置。３前記巻取り装置は前記昇降部の中継端子箱を介して
給電されるものであることを特徴とする特許請求の範囲
２記載の照明器具の昇降装置。４前記基体部は天井部に回動自在に支持された円筒垂
直部材と、この円筒垂直部材の下端に設けられた水平部
材と、からなることを特徴とする特許請求の範囲１また
は２記載の照明器具の昇降装置。５前記昇降部は前記巻取り装置を設けた枠体と、この
枠体の上部に設けられ前記ケーブルを収納する篭体と、
上記枠体の下部に設けられた前記中継端子箱に接続され
て照明器具に給電する配線樋とを有することを特徴とす
る特許請求の範囲２記載の照明器具の昇降装置。