JPS6019225Y2 - 段積屋根構造 - Google Patents
段積屋根構造Info
- Publication number
- JPS6019225Y2 JPS6019225Y2 JP17854779U JP17854779U JPS6019225Y2 JP S6019225 Y2 JPS6019225 Y2 JP S6019225Y2 JP 17854779 U JP17854779 U JP 17854779U JP 17854779 U JP17854779 U JP 17854779U JP S6019225 Y2 JPS6019225 Y2 JP S6019225Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tile
- stacked
- tiles
- tiled
- roof
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は屋根軒先における瓦の段積構造の改良に関する
。
。
屋根軒先において、例えば第1図に示される如く、矩形
瓦材を複数枚積重味その棟側上方には野地板による段部
を配し、屋根全体に厚みを持たせて重厚感を付与する構
造が採用される。
瓦材を複数枚積重味その棟側上方には野地板による段部
を配し、屋根全体に厚みを持たせて重厚感を付与する構
造が採用される。
この場合の該積層部における瓦の段積構造は、従来、第
7図イに示す如く左右隣接瓦の継ぎ目(以下目地という
)が上下層全体において同一鉛直面内にあるようにした
もの、口に示す上下役瓦1枚毎の目地を夫々該瓦幅の1
/2宛ずらせて積重したもの、或いはハに示す左右隣接
瓦の上下段1枚毎の目地の位置を無作為状態で積重した
構造が採用される。
7図イに示す如く左右隣接瓦の継ぎ目(以下目地という
)が上下層全体において同一鉛直面内にあるようにした
もの、口に示す上下役瓦1枚毎の目地を夫々該瓦幅の1
/2宛ずらせて積重したもの、或いはハに示す左右隣接
瓦の上下段1枚毎の目地の位置を無作為状態で積重した
構造が採用される。
併し、前記イの場合施工が簡単な反面縦目地が目立って
美観上劣り、前記口、八によると施工に手間がかかり施
工性が劣り、特にへの場合美観上もよくない。
美観上劣り、前記口、八によると施工に手間がかかり施
工性が劣り、特にへの場合美観上もよくない。
本考案は上記欠点を除き施工性、美観を兼ね備えた瓦段
積構造を提供する。
積構造を提供する。
以下本考案の一実施例を図面にもとすいて説明する。
第2図に示す如く、屋根の基層1の上方に張設され、か
つ、基層1の軒先端縁から一定寸法だけ後退した野地板
段部2の軒側前面および基層1の上面および前面には、
賦力または銅製の水切板3が軒の長さ方向に沿って当接
され、釘打固定される。
つ、基層1の軒先端縁から一定寸法だけ後退した野地板
段部2の軒側前面および基層1の上面および前面には、
賦力または銅製の水切板3が軒の長さ方向に沿って当接
され、釘打固定される。
そして、前記野地板段部2の前面で、かつ、基層1上に
は前記水切板3を介して矩形瓦材4が前記野地板段部2
と同高に積重されて軒先瓦積型部5を形成する。
は前記水切板3を介して矩形瓦材4が前記野地板段部2
と同高に積重されて軒先瓦積型部5を形成する。
積重部5は瓦固定具7によって固定される。
即ち第4図示の如く、瓦固定具7は前記積重部5に貫設
された互生め孔6、更に、水切板3を貫通して基礎野地
板1aに固着される。
された互生め孔6、更に、水切板3を貫通して基礎野地
板1aに固着される。
該互生め具7は、丸棒本体7aの一方下端に突設した取
付ビス部7bが一体に形成され、その他方上端には雌ね
じ7cが穿設される。
付ビス部7bが一体に形成され、その他方上端には雌ね
じ7cが穿設される。
そして該雌ねじ7cには頭付ねじ部材たる接圧部7dの
首ねじ部が螺合される。
首ねじ部が螺合される。
前記野地板段部2の軒先縁からの後退距離は前記矩形瓦
材4の幅に等しく設定される。
材4の幅に等しく設定される。
また、前記積重部5の形成に当っては、第3図示の如く
、最下部に軒先瓦5dを敷き、その上に前記矩形瓦材4
の複数枚(本実施例では3枚)が、予め工場において重
合接着された瓦積型ブロックを左右方向に隣接させた第
1層5aと、同様にして形成された第2層5b、第3層
5Cとを、それらの目地4a、4b、4cを長さ方向に
沿って1/2宛ずらせて、いわゆる練瓦積み状に積重す
る。
、最下部に軒先瓦5dを敷き、その上に前記矩形瓦材4
の複数枚(本実施例では3枚)が、予め工場において重
合接着された瓦積型ブロックを左右方向に隣接させた第
1層5aと、同様にして形成された第2層5b、第3層
5Cとを、それらの目地4a、4b、4cを長さ方向に
沿って1/2宛ずらせて、いわゆる練瓦積み状に積重す
る。
これにより各瓦材に予めあけられた瓦止め孔6が上下に
貫通する如く積重される。
貫通する如く積重される。
よって、該孔6に瓦止め具本体7aを差し込み、ねじ取
付部7bを基層野地板1aにねじ込み固定する。
付部7bを基層野地板1aにねじ込み固定する。
そして、本体7aに接圧部7dを螺合すれば、積重部5
の少くとも最上層の一例を残して圧接固定される。
の少くとも最上層の一例を残して圧接固定される。
本体7aおよび接圧部7dの上部には何れもドライバ用
の−(マイナス)R71,72が付されている。
の−(マイナス)R71,72が付されている。
最上層の一列の瓦材の瓦止め孔は前記接圧部7dの頭部
外径に匹敵する外径としたので接圧部7dの頂面が該瓦
材の上面より突出することなく、該接圧部7dによる加
圧は行われないものの、最上積瓦は同ブロックとしてそ
の下積瓦に接着されているのでめくれたり前後左右方向
の移動が阻止される。
外径に匹敵する外径としたので接圧部7dの頂面が該瓦
材の上面より突出することなく、該接圧部7dによる加
圧は行われないものの、最上積瓦は同ブロックとしてそ
の下積瓦に接着されているのでめくれたり前後左右方向
の移動が阻止される。
そして最後にこれら積重部5および野地板段部2を通じ
て公知の五角形上張平板状瓦材を公知の方法によって葺
けば屋根が完成する。
て公知の五角形上張平板状瓦材を公知の方法によって葺
けば屋根が完成する。
これによって、前記最上層の瓦もおさえられるので更に
その接着力が強固になる。
その接着力が強固になる。
この場合軒先第1例の上張瓦は段部野地板2aに釘打固
定される。
定される。
このようにして葺かれた屋根は軒側に複数層の瓦材が積
層され、けらば側で軒先部分を除いて2段積みの垂木野
地板が表われ、厚みのある屋根が形成される。
層され、けらば側で軒先部分を除いて2段積みの垂木野
地板が表われ、厚みのある屋根が形成される。
瓦止め孔6は矩形瓦材4に対して幅方向中央で、かつ、
長さ方向両端から全長の1/4の位置に設けておけば、
煉瓦積み状に積重したとき上下孔が一致する。
長さ方向両端から全長の1/4の位置に設けておけば、
煉瓦積み状に積重したとき上下孔が一致する。
瓦止め具7は前記実施例の取付ビス部の代りに第5図の
如く、野地板を貫通する取付ボルト711を本体7a下
部に設け、締めナツト72を螺合したものでもよい。
如く、野地板を貫通する取付ボルト711を本体7a下
部に設け、締めナツト72を螺合したものでもよい。
また第6図に示す本体7a下端に設けた取付板73の数
個所を基層野地板1aにビス止め固定してもよい。
個所を基層野地板1aにビス止め固定してもよい。
これらによると何れも最下層の軒瓦にナツトまたは取付
板が挿入可能の大径孔を必要とし、矩形瓦材4の積重に
先立って瓦止め具7をとりつけておく必要はあるものの
基層と積重部との固定が強固となる利点がある。
板が挿入可能の大径孔を必要とし、矩形瓦材4の積重に
先立って瓦止め具7をとりつけておく必要はあるものの
基層と積重部との固定が強固となる利点がある。
瓦止め具本体7aに対し接圧部7dは必らずしも首ねじ
部全部がねじ込まれる必要がなく積重部5の厚みに適応
できる。
部全部がねじ込まれる必要がなく積重部5の厚みに適応
できる。
なお、上記実施例の他けらば側にも前記に準じて上下層
毎に目地をずらせた積重部が形成されたもの、或いは平
屋根全体に目地をずらせた積重部を形成することも可能
である。
毎に目地をずらせた積重部が形成されたもの、或いは平
屋根全体に目地をずらせた積重部を形成することも可能
である。
また、瓦積型ブロックは、前記の如く瓦を接着すること
なく、瓦葺作業時において複数枚の瓦を積重ねて構成し
てもよい。
なく、瓦葺作業時において複数枚の瓦を積重ねて構成し
てもよい。
本考案は以上の如く段積屋根において、瓦の積重部は上
下複数の層に分けられ、各層において同一寸法の平板状
瓦の複数枚がそれらの端面を揃えて積重された瓦積型ブ
ロックの多数が横−直線上に突合せ配置され、かつ該瓦
積型ブロックは相隣る上下層において目地の瓦の正面長
さの1/2宛ずらせて配置され、これら瓦積型ブロック
は各瓦材に予めあけられた瓦止め孔に瓦固定具を差しこ
み上下層一体に加圧固定されるので、施工に当り手間が
かからず、正確な段積が実施できる。
下複数の層に分けられ、各層において同一寸法の平板状
瓦の複数枚がそれらの端面を揃えて積重された瓦積型ブ
ロックの多数が横−直線上に突合せ配置され、かつ該瓦
積型ブロックは相隣る上下層において目地の瓦の正面長
さの1/2宛ずらせて配置され、これら瓦積型ブロック
は各瓦材に予めあけられた瓦止め孔に瓦固定具を差しこ
み上下層一体に加圧固定されるので、施工に当り手間が
かからず、正確な段積が実施できる。
しかも目地が破れ状をなすことによる美観性が一段と向
上するに至った。
上するに至った。
第1図は本考案の一実施例を示す屋根の完成概略斜視図
、第2図は中間作業工程斜視図、第3図は第2図の要部
分解斜視図、第4図は積層部の固定構造を示す断面図、
第5図、第6図は夫々積層部の固定構造の他の実施例を
示す断面図、第7図は従来の段積構造の要部縦断面図で
ある。 1・・・・・・屋根基層、1a・・・・・・基層野地板
、2・・・・・・野地板段部、3・・・・・・水切り板
、4・・・・・・矩形瓦材、4a* 4bt 4c・・
・・・・目地、5・・・・・・積重部、5a、5b、5
c・・・・・・層、5d・・・・・・軒先瓦、6・・・
・・・瓦止め具、7・・・・・・瓦止め具、7a・・・
・・・本体、7b・・・・・・取付部、7d・・・・・
・接圧部。
、第2図は中間作業工程斜視図、第3図は第2図の要部
分解斜視図、第4図は積層部の固定構造を示す断面図、
第5図、第6図は夫々積層部の固定構造の他の実施例を
示す断面図、第7図は従来の段積構造の要部縦断面図で
ある。 1・・・・・・屋根基層、1a・・・・・・基層野地板
、2・・・・・・野地板段部、3・・・・・・水切り板
、4・・・・・・矩形瓦材、4a* 4bt 4c・・
・・・・目地、5・・・・・・積重部、5a、5b、5
c・・・・・・層、5d・・・・・・軒先瓦、6・・・
・・・瓦止め具、7・・・・・・瓦止め具、7a・・・
・・・本体、7b・・・・・・取付部、7d・・・・・
・接圧部。
Claims (1)
- 平板状瓦の複数枚がそれらの端面を揃えて積重されてな
る瓦積型部を持つ段積屋根構造であって、前記瓦積型部
は上下複数の層に分けられ、これら各層は、同一寸法を
有する複数枚の平板状瓦が各々の端面を揃えて積重され
た瓦積型ブロックを横−直線上に多数突き合せ配置して
なり、これら瓦積型ブロックの層は相隣る上下層におい
て、各々の目地を瓦の正面長さの1/2だけずらせて配
置され、これら瓦積重ブ冶ツクは各瓦材に予めあけられ
た互生め孔に瓦固定具を差しこみ、上下層一体に加圧固
定されたことを特徴とする段積屋根構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17854779U JPS6019225Y2 (ja) | 1979-12-22 | 1979-12-22 | 段積屋根構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17854779U JPS6019225Y2 (ja) | 1979-12-22 | 1979-12-22 | 段積屋根構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5697325U JPS5697325U (ja) | 1981-08-01 |
JPS6019225Y2 true JPS6019225Y2 (ja) | 1985-06-10 |
Family
ID=29689077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17854779U Expired JPS6019225Y2 (ja) | 1979-12-22 | 1979-12-22 | 段積屋根構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6019225Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0610017Y2 (ja) * | 1985-02-25 | 1994-03-16 | 松下電工株式会社 | 段積み瓦 |
-
1979
- 1979-12-22 JP JP17854779U patent/JPS6019225Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5697325U (ja) | 1981-08-01 |
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