JPS6019211Y2 - 格天井 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は格天井に関するもので、施工の容易化を図る
ことを目的とする。

この考案の一実施例を第１図ないし第７図を用いて説明
する。

すなわち、この格天井は、第１゜２図に示すように、並
設した長尺絡線１の対向側面上部に長手方向に延びるガ
イドＲ１ａを対向形威し、天井板２を保持体３により一
定間隔を保った状態で連結して、それら天井板２の両側
を前記対向ガイド溝１ａへそれぞれ嵌合し、隣り合う天
井板２，２間において短尺絡線４を長尺絡線１間に直交
状態で配置して短尺絡線４の上面に突設した係止体５を
前記保持体３へ係着したものである。

第３図は、長尺絡線１の斜視図を示す。

この長尺絡線１は、両側面上部にガイド溝１ａを形成す
るとともに、下部両側を内向きテーパカットして傾斜凹
部１ｂを形成する。

短尺絡線４は、第４図に示すように、その下部両端に長
尺絡線１の傾斜凹部１ｂに対応して傾斜凸部４ａを形成
するとともに、上面に係止体５を突設する。

天井板２は、第５図に示すように、保持体３の両端部に
天井板２の端部をそれぞれ固定することにより一定間隔
を保って連結きれる。

なお、保持体３は、第６図に示すように、その中央部に
リング状ばね体３ａを有し、係止体５は、第７図に示す
ように棒体で、その頭部に保持体３のばね体３ａを拡張
して通過可能な膨出部５ａを有する。

施工手順は、第１図に示すように、長尺絡線１を所定間
隔をあけて並列設置し、ついで、隣り合う長尺絡線１の
対向ガイドｉｌａに天井板２の両側をスライド嵌合し、
最後に、短尺絡線４を長尺絡線１に対し直交された状態
で上方へ持ち上げて、係止体５の膨出部５ａを保持体３
のリング状ばね体３ａへ下方より挿通させることにより
、短尺絡線４を保持体３へ抜止係着する。

こうして形成した格天井の斜視図を第２図に示す。

このように、天井板２相互を保持体３により連結したた
め、天井板２の取付けは、それらの両側を長尺絡線１の
ガイド溝１ａへ側方からスライド嵌合させるだけで簡単
に行なえる。

しかも、天井板２相互の間隔が保持体３により一定に保
たれるため、−の天井板２を所定位置に位置決めすると
、その天井板２に連接した他の全ての天井板２の位置決
めを同時に完了でき、他の天井板２の位置決めを改めて
行なう必要がなくなる。

その上、短尺絡線４の取付けも、その上面に突設した係
止体５を、上記保持体３へ係着させるだけで簡単に行な
える。

こうして結局、格天井の施工を極めて容易に行なえる。

なお、上記部品の組合せ方によっては、第８図および第
９図に示すような種々のデザインの天井を容易に形成す
ることもできる。

以上のように、この考案の格天井によれば、容易に施工
できるという効果かられる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例の一部分解斜視図、第２図
はこの実施例の斜視図、第３図はこの実施例に用いる長
尺絡線の一部斜視図、第４図は同じく短尺格縁の斜視図
、第５図は同じく天井板の斜視図、第６図は同じく保持
体の拡大斜視図、第７図は係止体の要部拡大斜視図、第
８図および第９図はそれぞれ他の実施例の斜視図である
。 １・・・・・・長尺絡線、１ａ・・・・・・ガイド溝、
２・・・・・・天井板、３・・・・・・保持体、４・・
・・・・短尺格縁、５・・・・・・係止体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 並設じた長尺絡線の対向側面上部に長手方向に延びるガ
   イド溝を対向形威し、天井板を保持体により一定間隔を
   保った状態で連結して、それら天井板の両側を前記対向
   ガイド溝へそれぞれ嵌合し、隣り合う天井板間において
   短尺絡線を長尺格縁間に直交状態で配置して短尺絡線の
   上面に突設した係止体を前記保持体へ係着した格天井。