JPS60192047A - ねじ鉄筋の接続装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 従来、２本のねじ鉄筋（以下これを単に鉄筋という。）
を接続する場合は、カプラーとロックナツトを使用し、
カプラーの両側部に２本の鉄筋の接続側端部をそれぞれ
ねじ込んだ後、両鉄筋にそれぞれ螺合したロックナツト
を回転してそのロックナツトに高トルクを掛けることに
より、カプラーと鉄筋とのがたをなくして継手の剛性を
確保している。従って、ロックナツトの取付は等の施工
性に問題がある上に、ロックナツトが高価なために、コ
ストが高くなる。

ところで、カプラーの両側部に２本の鉄筋の接続側端部
をそれぞれねじ込んでそれらを突当てたとき、鉄筋の切
断がその軸心と直角になされていない場合には、両鉄筋
が一般には点接触となり、時には面接触となって均一な
突当ての状態とならなく、一方、鉄筋の切断面の凹凸状
態や、錆の程度等が不同である。従って、鉄筋を回転し
てそれに高トルクを掛は両鉄筋を突当てて鉄筋とカプラ
ーとのがたをなくし、２本の鉄筋をカプラーだけで接続
した場合は、両鉄筋の突当て、ｉｌ′４分の摩擦抵抗が
不均一となって安定した継手性能が得られない。

一方、上記両鉄筋の接続側端面を機緘加工等によって均
一な状態に仕上げ加工することは、コスト的に困難な等
の欠点がある。

そこで、本発明は上記欠陥を解消するため、λ〕じ鉄筋
の接続側端部にスペーサーを取付け、−ｈプラーに両側
よりねじ鉄筋の接続側端部をそれぞれねじ込んで突当て
た彼、該鉄筋に高トルクを掛けることにより、カプラー
と鉄筋とのがたをなくして継手の剛性を確保するように
したことを特徴とするねじ鉄筋の接続法およびそのにつ
いてその構造を説明すれば、（ＩＮ２＋は互いに接続す
るねじ鉄筋、（３）はカプラー、（ａ）は鉄筋（１）（
２１と同程度の拐質のスペーサーで、台座上にほぼ半球
形の突出部を設けた凸球座金（４）と、該凸球座金（４
）の半球形部と同じ球面の凹部な設けた凹球座金（５）
とより成り、その凸球座金（４）および凹球座金（５）
の裏面両側には仮止め用挟み片（６）（７）をそれぞれ
突設する。

次にその作用を説明する。鉄筋（１１の接続側端部に凸
球座金（４）の両側挟み片（６）の間を嵌合して凸球座
金（４）を仮止めし、また、同様に操作して鉄筋（２）
の接続側端部に四球座金（５）を仮止めする。

そこで、カプラー（３）に１側より凸球座金（４）付き
鉄筋（１１を、他側より凹球座金＋５ｉ付き鉄筋（２）
をそれぞれねじ込んでその凸球座金（４）の凸球面と加
えてそれに高トルクを掛けると、鉄筋ｆｉｌ　（２＋の
切断面の切断角度、表面あらさ等の状態に応じ、自動的
に適宜にスペーサー（ａｌの凸球座金（４）と四球座金
（５）はそれらの裏面が鉄筋（１１（２＋の切断面にそ
れぞれ沿うように凸球面と凹球面の当接部で摺動して作
動し、常に鉄筋（１１、凸球座金（４）、四球座金（５
）、鉄筋（２）が互いに面接触で圧接して安定した摩擦
抵抗が得られ、継手の所要の剛性を確保して鉄筋ｆｌＮ
２＋をカプラー（３）により接続することができる。

第６図乃至第８図に示す本発明の第２実施態様について
その構造を説明すれは、［ａｌはスペーサーで、対向面
をテーパー面とした１対のテーパー座金（４Ｈ５１より
成り、それらの裏面両側には仮止め用挟み片（６１（７
１をそれぞれ突設する。その他の符号は第１図乃至第５
図におけると同一部分を示す。

この構造のものにおいても、第１実施態様におけると同
様に操作すると、スペーサー（ａｌのテーパー座金（４
１＋５１はそれらの裏面が鉄筋（ＩＮ２＋の切断面にそ
れぞれ沿うように当接テーノく一面で摺動して作動し、
常に鉄筋（１１、テーノく一座蛍（４）、テーパー座金
（５）、鉄筋（２）が互いに面接触で圧接して安定した
摩擦抵抗が得られ、継手の所要の剛性を確保して鉄筋＋
１１　＋２１をカプラー（３）により接続することがで
きる。

第９図および第１０図に示す本発明の第３実施例のスペ
ーサ−（ａｌは、両面を凸球形になしてその両頂部に平
面部（８）を形成した座金で、その１面側の両側に仮止
め用挟み片（７）を突設する。

第１１図および第１２図に示す本発明の第４実施例のス
ペーサー（ａｌは、中空の凸円弧状に形成した座金で、
その裏面両側に仮止め用挟み片（７）を突設する。

第１３図および第１４図に示す本発明の第５災施例のス
ペーサー（ａｌは、第４実施例のスペーサ−ｔａ＋の外
周にフランジ（９）を設けた構成の座金で、そのフラン
ジ（９）の裏面両側に仮止め用挟み片（７；を突設する
。

上記第３乃至第５実施例の構造のスペーサーｆａ）　ｔ
ａ＋　゛（ａｌにおいても、スペーサー（ａｌ、（ａｌ
または（ａｌをその挟み片（７）により鉄筋（２）の接
続側端部に仮止めして第１および第２実施態様における
（ａｌは、その裏面が鉄筋（２）の切断面に沿い、一方
、それに掛る高トルクによりつぶれて変形して面たは（
ａｌ、鉄筋（２）が互いに面接触で圧接して安定した摩
擦抵抗が得られ、継手の所要の剛性を確保して鉄筋（１
１（２１をカプラー（３）により接続することができる
。

摩擦抵抗を低減する表面処理を施しておくと、鉄筋（１
１（２＋の突当て部分に生じる回転摩擦が均一となって
低減し、一方、継手の剛性の性能上は何等影響−が７．
Ｃりて一層効果的である。

本発明はねじ鉄筋を上記のように接続するから、従来の
ように高価なロックナツトを使用しなくてコストが安く
なる上に、施工が容易となって実用上有益である。

更に、カプラーにねじ込む両鉄筋の間にスペーサーを介
装して鉄筋に高トルクを掛けるため、鉄筋の切断角度、
切断面の表面あらさ、錆の程度等、切断面の状態にかか
わらず、常に両鉄筋とそれら間のスペーサーが互いに面
接触で圧接して安定した摩擦抵抗が得られ、継手の所要
の剛性を確保して両鉄筋をカプラーにより確実堅固に接
続することができ、且つ極めて簡単に構成して容易安価
に製作し得る等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施態様を示すねじ鉄筋の接続部
の縦断正面図、第２図はそのスペーサーの凸球座金の正
面図、第３図は側面図、第４図は同上スペーサーの凹球
座金の正面図、第５図は側面図、第６図は本発明の第２
実施態様を示すねじ鉄筋の接続部の正断面図、第７図は
そのスペーサーの正面図、第８図は側面図、第９図は本
発明のねじ鉄筋の接続部に使用する第３実施例のスペー
サーの正面図、第１０図は側面図、第１１図は第４実施
例のスペーサーの正断面図、第１２図は側面図、第１３
図は第５実施例のスペーサーの正断面図、第１４図は側
面図である。 ＋１１　（２＋・・・ねじ鉄筋、（３）・・・カプラー
、（ａｌ・・・スペーサー、 特許出願人　（６６５）新日本１！！鐵株式會社同　（
０４４）岡部株式会社 、第１１図　−４ｉｚｖ 第１３図　、ｆ１４−図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１１ねじ鉄筋の接続側端部にスペーサーを取付け、カ
   プラーに両側よりねじ鉄筋の接続側端部なそれぞれねじ
   込んで突当てた後、該鉄筋に高トルクを掛けて所要の剛
   性を生じさせることを特徴とするねじ鉄筋の接続法。 （２）　カプラーの両側部にねじ鉄筋の接続側端部をそ
   れぞれ螺合すると共にその両鉄筋の間にスペーサーを介
   装し、且つ上記鉄筋に掛けた高トルクによって所要の剛
   性が生じていることを特徴とするねじ鉄筋の接続装置。