JPS6019143A - 印刷原版の露光装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明は印刷原版の露光装置に関する。更に詳しくは、
支持体上に光導電性感光層を塗設してなり、帯電された
印刷原版の露光において、例えば縮小サイズで編集され
た原稿から拡大された印刷原版を製作することができる
等、任意の拡大拳縮小露光が可能である、印刷原版の露
光装置に関する。

［従来技術］ 本発明者は、先に特開昭５８−２７１５２号、同５８−
２５４７７号各公報に記載のように、ネガフィルムが不
用であって、製版時間の短縮化、製版コストの低減化等
が可能である平版印刷版の製造方法等について提案した
。かかる先提案技術は、アルミニウム板の如き導電性金
属板を支持体とし、該支持体上に、例えば光導電性有機
顔料をフェノール樹脂等の樹脂中に分散した光導電性感
光層、特に銅フタロシアニンを７ポラツク樹脂中に分散
した光導電性感光層を塗設してなる印刷原版を用い、電
子写真方式によって帯電、露光工程を終了して感光層上
に静電潜像を形成させ、これを現像工程を通過させてト
ナー顕像を得るようにした技術である。本発明はかかる
露光工程に用いて適切な露光装置に関する。

電子写真方式による印刷原版であって、支持体にアルミ
ニウム板の如き導電性金属板を用いた原版に対する露光
装置については、その実用化に伴なう問題点が山積して
いるのが現状である。その問題点の１つは次の通りであ
る。

即ち、露光工程においては、原稿台に設置された原稿か
ら光学系を通して光導電性感光層上に反射又は透過（も
しくはレーザー）により等倍像の露光が行なわれる。例
えば新聞製作の工程において、活字組版より一度大貼り
又は清刷り原稿を作成し、これを原稿として印刷原版に
等倍像の露光を行なって平版印刷版を製作している。

しかるに、近年、新聞の文字を読みやすくするために文
字を大きく印刷する傾向が生じてきたが、かかる傾向に
対応していくには、これまでのような製Ｈｂ手段では以
下のような種々の難点を含むことが判明した。

現在、新聞を始め多くの印刷物において活版方式が採用
されている。即ち、指定原稿に従って文選、植字、活版
組版を製作し、その後情理り、ネガフィルムの作成を経
て、又は紙型を経て、刷版を製作し、印刷を行なう方式
である。

かかる活版方式において、活字の大きさについては、例
えば和文活字では、号式活字、ポイント式活字、倍式活
字等の種類があり、また各々には一定の段階に従って小
さな活字から大きな活字まで規則に従って存在する。し
かるに印刷される活字の大きさは種々の要請によって変
化するものであるので、活版印刷を行なう所では要求さ
れる大きさの活字を全て揃えておく必要がある。

しかし、各種サイズの活字を揃えることは、大きな設置
面積を必要とするばかりでなく、コスト的にも問題であ
り、その改善が望まれている。

そこで本発明者は、かかる要請を満足するために鋭意研
究を重ねた結果、本発明を完成するに至ったものである
。

［発明の目的］ 本発明の目的は、例えば縮小（拡大）サイズで編集され
た原稿から拡大（縮小）された印刷原版を製作すること
ができる等、任意の拡大・縮小露光が可能である、印刷
原版の露光装置を提供することにある。

［発明の要旨］ Ｊ−記［１的を達成し得る本発明にかかる印刷原版の露
光装置は支持体上に光導電性感光層を塗設してなる印刷
原版を、帯電させた光導電性感光層をに向きにして搬送
し露光台」二に静止させ、原稿台に設置された原稿から
光学系を通して前記光導電性感光層上に露光を行ない、
該露光後次工程へ搬送する印刷原版の露光装置において
、前記露光の経路に拡大倍率の変換手段を設けたことを
特徴とする。

［発明の構成］ 以下本発明の実施例について第１図に基づき説明する。

第１図において、自動給版工程Ａにはアルミニウム板そ
の他の支持体上に光導電性感光層を塗設した印刷原版ｌ
が、その感光層を」二向きにして版集積部２に集積され
ており、該版集積部２より１枚毎に分離された印刷原版
ｌは、例えばローラー等の搬送手段３によって水平に搬
送される。そして搬送系に設置されたコロナ帯電器４に
より版感光層」二に正又は負電荷を帯電させられる。帯
電工程Ｂによって帯電された印刷原版１は露光台５の規
定位置に停止する。なお、この場合、木発明者らによる
実開昭５８−７７３４３号公報記載の技術を参照できる
。

露光工程Ｃには、版搬送面に対して垂直な方向に原稿台
６が設置され、例えば新聞１ページサイズの大貼り又は
清刷り原稿が設置されている。印刷原版１が露光台５上
に停止すると同時にランプ等の光源７が自動的に点灯し
、レンズ８、反射ミラー９の光学系を通して原稿像を印
刷原版１のにに露光を行ない、版感光層上に正又は負電
荷による線画及び／又は網点等の潜像を形成する。

前記反射光の経路すなわち露光経路には原稿の反射光の
倍率変換手段が設けられている。該変換手段は下記のよ
うな構成を有する。即ち、一般には、レンズ系を介して
原稿を投影するときその間には次式で表わされる関係が
成立する。

原稿とレンズ中心間距離　：Ｕ レンズ中心と印刷原版間距離：Ｖ レンズの焦点距離　：ｆ 原稿に対する像の倍率　ｍ ｕｖｆ 一＝ｍ　・・・・・・（２） 」−記おいて倍率ｍ及び焦点距離ｆが既知であれば、（
１）、（２）式よりＵ、Ｖが決定される。従って、必要
な倍率ｍに応じて、Ｕ及びＶの値が決定され、その値に
装置条件を設定すればよい。本発明における倍率変換手
段とは、かかる条件設定及びその設定手段を含めた概念
である。

例えばＵの値の変換手段としては、第１図に示す如く、
原稿位置なＸ方向に公知の手段によって移動させるよう
にすればよいし、又Ｖの値の変換手段としては、レンズ
８及び反射ミラー９が一体物である場合にはＹ方向に移
動させること（この場合、原稿台６も同距離だけＹ方向
へ移動させる。）により、所定の値に設定することがで
きる。レンズ８と反射ミラー９が一体物でない場合は、
前記Ｕの値の変換手段としては、レンズ８のみもしくは
反射ミラー９のみ又は両者８．９ともをＸ方向に移動さ
せるようにしてもよい。

上記のＵの変換手段とＶの変換手段等によって、倍率ｍ
の変換手段、すなわち本発明の変換手段となる。その他
にも原稿台６とレンズ８の間上記の倍率変換手段は倍率
を拡大する場合、すなわち縮小サイズで編集された原稿
から拡大された印刷原版を製作するのに好適であるが、
必要に応じて例えば多くの情報量を印刷しようとする場
合、印刷原版上に得ようとする文字よりも多少大きめの
活字で活版組版を作り、露光時に本発明の変換手段を用
い縮小像の露光を行なって印刷原版を製作することも可
能である。

原稿とし゛てマイクロフィルム等を使用する場合でも同
様な方法で拡大投影することが可能であり、露光におい
て反射光を利用する場合だけでなく、透過光を利用する
場合でも本発明を適用できることは勿論である。

またレーザー露光を行なう場合でも本発明によって倍率
変換して露光を行なうことが可能である。即ち、この場
合、原稿から読取られた文字の信号や外部より受信した
文字の信号が２値電気信号として構成されるが、該信号
を付属する制御演算部で所定の倍率変換処理を行なった
後信号として出力し、該出力信号によって印刷原版上に
露光することにより実施され得る。

［発明の効果］ 以上の説明から明らかなように、本発明によれば反射光
又は透過光等による露光の経路に拡大倍率の変換手段を
設けたことにより、縮小サイズで編集された原稿から拡
大された印刷原版を製作することができ、また逆に拡大
サイズで編集された原稿から縮小された印刷原版を製作
することができる等、任意の拡大・縮小露光による印刷
原版を作成できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す工程図である。 図中、ｌは印刷原版、５は露光台、６は原稿台、７は光
源、８はレンズ、９は反射ミラーを各々示す。 特許出願人　小西六写真工業株式会社 代理人　弁理士坂口信昭 （ほか１名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 支持体」―に光導電性感光層を塗設してなる印刷原版を
   、帯電させた光導電性感光層を上向きにして搬送し露光
   台上に静止させ、原稿台に設置された原稿から光学系を
   通して前記光導電性感光層上に露光を行ない、該露光後
   次工程へ搬送する印刷原版の露光装置において、前記露
   光の経路に拡大倍率の変換手段を設けたことを特徴とす
   る印刷原版の露光装置。