JPS60190695A - 水中電動ポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は水中電動機とポンプとを備えた水中電動ポンプ
に関するものである。

〔発明の背景〕

従来の水中電動ポンプは、第１図に例示するように、水
中電動機１の上部にポンプ本体２が設置され、そのポン
プ本体２には水中電動機１の゛電動機軸３の上端に下端
が連結されたポンプ軸４と、そのポンプ軸４に固定され
た複数の羽根車５と、各羽根車５と対応する上方位置に
案内羽根７を夫々有し、かつ各羽根車５及びポンプ軸４
を取り囲むケーシング６と、前記夫々の案内羽根７の内
部に嵌合しかつ電動機軸６を挿通し得るブツシュ８とを
備えている。そして、水中電動機１を駆動したとき、電
動機軸３と共にポンプ軸４及び案内羽根７が回転される
ことにより、ケーシング６内で外部の水が吸い込まれて
上方に吐出されることができるように構成されている。

また、電動機軸５の上部にはその部分を支持する軸受メ
タル９と若干の間隙をもつように軸受１゜が配設され、
ポンプ始動の際、電動機軸５及びボンプ軸４に上方に移
動する推力が作用したとき、前記軸受１０の上端が軸受
メタル９の下端に突き当ることにより、前記両軸３．４
の移動を軸受１０と軸受メタル９との間隙間で許容させ
、これによって前記両軸３．４に対する上方への移動量
が規定されるようになっている。

このように、上記に示す従来例は、電動機軸６及びポン
プ軸４の移動が一定量以上にさせない為に電動機軸３に
軸受１０を設けている。しかし、軸受１０が摩耗した場
合、これを交換する必要があるが、水中電動機１を簡単
て分解することができず、軸受１０を交換するのに非常
に手間がかかる欠点があった。

〔発明の目的〕

本発明は、かかる問題に鑑み、特殊な部品を用いること
がなくても、始動時の電動機軸及びポンプ軸の移動量を
確実に規制することができる水中電動ポンプを提供せん
とするものである。

〔発明の概戟〕

本発明は、水中電動機では分解が困難なことに着目し、
ポンプ本体にポンプ軸及び電動機軸の移動量を規制する
手段を設け、これによって前記の目的を達成することが
できるようにしたものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の詳細を第２図乃至第４図について説明す
る。第２図乃至第４図は本発明による水中電動ポンプの
一実施例を示し、同図において同一符号のものは同じも
の若しくは相当するものを表わしている。

本発明による水中電動ポンプは、水中電動機１の上部に
ポンプ本体２が設置されている。そして、該ポンプ本体
２が水中電動機１の電動機軸３に連結されたポンプ軸４
と、該ポンプ軸４に固定された複数の羽根車５と、各羽
根車５及びポンプ軸４を取り囲み、かつ各羽根車５と対
応する上方位置に案内羽根７を有するケーシング６と、
各案内羽根７の内部に嵌合されかつポンプ軸４を挿通し
得るブツシュ８とを備えている。

具体的に述べると、前記ポンプ軸４は、電動機軸３によ
って回転するものであって、その下端がカップリング１
２を介して電動機軸３の上端に連結されている。前記羽
根車５は、夫々がポンプ軸４と共に回転するものであっ
て、その中央にボス部５１を有し、かつ夫々のボス部５
１がポンプ軸４に対し軸方向に沿った適度の凹陥をなし
て嵌合固定されている。なお羽根車５は本例では２個設
けられている。前記ケーシング６は、その内方にポンプ
軸４及び羽根車５を収納し得る大きさの筒状をなしてお
り、その内部に案内羽根７が一体に形成されている。該
案内羽根７は夫々が各羽根車５と対向する上方位置に配
置され、その内部にブツシュ８を介してポンプ軸４が挿
通されている。

なお各案内羽根７のうち、最も上部に位置したものが軸
受１１を介してポンプ軸４の上端部を支持している。前
記ブツシュ８は、秦４羽喚↓巷両巷項目岡−９り筒体を
なしていて、その内方にポンプ軸４が挿通されると共Ｋ
、その外周面が案内羽根７の内部に嵌合して取付けられ
ている。

そして、電動機軸１の駆動によってポンプ軸４及び羽根
車５が回転されることにより、ケーシング６内に外部の
水を吸い込んで所定位置に排水することができるように
構成されている。

しかして、前記ブツシュ８の下端には、ポンプ軸４及び
電動機軸３の上方への移動量を規制する為に鍔部８１が
形成されている。即ち、その１１部８１は第３図及び第
４図に示すように、ブツシュ８の下端に周囲外方に突設
され、かつ案内羽根７のボス部底部まで延長して形成さ
れている。そして、鰐部８１の下端面８１ａと、それに
対向する羽根車５のボス部５１の上端面５１ａとの間に
適度の間隙Ｂを有している。この鰐部８１は、ポンプ軸
４に上方に移動する推力が作用したとき、その下端面に
羽根車５のボス部５１の上端面が突き当ることにより、
ポンプ軸４及び電動機軸３に対する上方への移動量を規
制することができるようになっている。従って、前記間
１！ＪＢは、双方の軸３．４の移動量を許容できる範囲
に設定されている０ また、鍔部８１の下端面には放射状に向って溝８２が複
数形成されている。そして、１τ部８１の下端面８１ａ
に対し羽根車ボス部５１の上端面５１ａが回転し乍ら衝
合したとき、ケーシング６に吸い込まれた水によって溝
８２内に水膜が形成されることにより、１部８１とボス
部５１との双方に焼き付きが生じるのを防ぐよ５１ＣＬ
でいる。このため、前記溝８２はケーシング６内の水が
浸入できるように、鍔部８１の下端面８１ａにおいて外
周部と内周縁とに亘って放射状に形成されている。

本発明による水中電動ポンプは、上記の如き構成よりな
るので、ポンプ始動の際、水中型１動機１の電動機軸６
及びポンプ本体２のポンプ軸４に上方に移動する推力が
作用することによって双方の軸６．４が上方に移動する
。しかし、ブツシュ８の下端に鰐部８１が形成されてい
るので、それに対向する羽根車５のボス部５１の上端面
５１１Ｌが鍔部８１の下端面８１ａＫ突き当たることに
より、双方の軸３，４に対する上方への移動量が規制さ
れる。従って、電動機軸３及びポンプ軸４の移動量を一
定以下に押えることができる。

その結果、従来に比較すると、水中電動機１に規制する
為の軸受１６を設けることが不要になる。

また、万−ｑｆ１８１が摩耗しても、現場ではポンプ本
体２を簡単に分解することができるので、鍔部８１を有
するブツシュ８の交換を容易に行うことができる。

なお図示実施例では、羽根車５と案内羽根７が二組から
なる二段式に構成されたものを例示した一筏あ３　＋′
＋ｆ が、本発明においては、勿餌上の多段式のものにも適用
することができる。その場合、１部８１を少なくとも一
個のブツシュ８に形成すれば、電動機軸３及びポンプ軸
４の移動量を規制することができる。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明によれば、ポンプ始動時、羽
根車のボス部の上端面がケーシング案内羽根の内部に嵌
合されたブツシュの下端面に突き当ることにより、電動
機軸及びポンプ軸に対する上方への移動量を、特殊な部
品を用いることなく規ｆｒＪすることができるように構
成したので、ブツシュが摩耗した場合、ブツシュの交換
を現場で簡単に行うことができる。また特殊な部品を用
いることがないので、それだけ部品点数を削減すること
ができる等の利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の水中電動ポンプの一構成例を示す破断正
面正面図、第２図は本発明による水中電動ポンプの一実
施例を示す破断正面図、第３図は第２図のＡ部拡大図、
第４図（ａｌ及び（ｂｌはブツシュを示す縦断面図及び
底面図である。 １・・・水中電動機、２・・・ポンプ本体、３・・・電
動機軸、Ａ・・・ポンプ軸、５・・・羽根車、５１・・
・羽根車のボス部、５１ａ・・・ボス部の上端面、６・
・・ケーシング、７・・・案内羽根、８・・・ブツシュ
、８１・・、鍔部、８１ａ・・・鍔部の下端面、Ｂ・・
・間隙第　１　図 ３２　図 第３図 １．２．　第４図１．。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 水中電動機の上部にポンプ本体を設置し、かつそのポン
   プ本体は前記水中電動機の電動機軸の上端に連結したポ
   ンプ軸と、そのポンプ軸に固定した羽根車と、該羽根車
   と対応する上方位置に案内羽根を夫々有し、かつ前記羽
   根車及び前記ポンプ軸を取り囲むケーシングと、前記案
   内羽根の内部に嵌合しかつ電動機軸を挿通し得るブツシ
   ュを備えた水中電動ポンプにおいて、少なくとも一個の
   ブツシュの下端部と、これと対向する羽根車のボス部の
   上端面との間に適度の間隙を持たせ、始動の際に電動機
   軸及びポンプ軸が上方に移動したとき、前記羽根車のボ
   ス部の上端面がブツシュの下端面に突き当ることにより
   、ポンプ軸及び電動機軸に対する上方への移動量を規制
   させてなることを特徴とする水中電動ポンプ。